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前橋めぐり「萩原朔太郎賞」

最終更新日:2017年5月2日(火)ページID:001709印刷する

前橋めぐり「萩原朔太郎賞」について掲載しています。

賞の概要

賞の名称

萩原朔太郎賞

趣旨

市制施行100周年を記念して、日本近代詩史に多大な貢献を残した、前橋市出身の詩人萩原朔太郎の業績を永く顕彰するため、現代詩の分野において最も優れた作品に贈り、あわせて日本文化発展に寄与するとともに、市民文化の向上に資することを目的とする。

組織等

  • 主催 前橋市、萩原朔太郎賞の会
  • 協賛 東和銀行
  • 協力 新潮社

対象

現代詩
公募は行わない
毎年8月1日から翌年7月31日までに発表された作品

選考委員(50音順)

佐々木幹郎(詩人)
建畠晢(詩人、美術評論家)
松浦寿輝(詩人、小説家、東京大学名誉教授)
三浦雅士(文芸評論家)
吉増剛造(詩人)

選考

候補作品の中から選考委員会が受賞作品を選ぶ

表彰

正賞 萩原朔太郎像(ブロンズ像)、制作者は本県出身の彫刻家分部順治
副賞 100万円

受賞者

毎年1名

賞の発表

9月頃、文芸誌「新潮」11月号に選評を掲載

贈呈式

11月1日直前の土・日のうち1日、前橋文学館で開催

過去の受賞者

第1回 谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう)

受賞作品『世間知ラズ』

1931年東京生まれ。1952年に詩集「二十億光年の孤独」刊行。 その後、現在まで数多くの詩集、エッセイ集、絵本、童話、翻訳書がある。 またほかに脚本、作詞、写真集、CD、カセットブック、ビデオなども手がける。
主な詩集に「六十二のソネット」(1953年)「旅」(1968年)「ことばあそびうた」(1973年)「定義」(1975年)「夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった」(1975年)「日々の地図」(1982年)(読売文学賞)「コカコーラ・レッスン」(1980年)「よしなしうた」(1985年)「女に」(1991年)等、著書に「世界へ!」(1959年)「散文」(1972年)「ことばを中心に」(1985年)、翻訳に「マザーグースのうた」(日本翻訳文化賞)「スヌーピー・ブックス」等がある。父は哲学者の谷川徹三氏。

第2回 清水 哲男(しみず てつお)

受賞作品『夕陽に赤い帆』

1938年東京生まれ。京大文学部哲学科卒。詩人。当初俳句を書いていたが、後に詩に転じ、在学中に詩集「喝采」(1963年)を発表。1970年には「水の上衣」を出す。日常生活の機微を軽妙、洒脱な語り口で表現する詩風を確立し、若い読者層の心をつかんだ。職歴は芸術生活社、河出書房などの編集者のあとフリーライター、FM東京のディスクジョッキーなど。「水甕座の水」(1974年)で第25回H氏賞を受賞し、読者層を広げた。その後「スピーチ・バルーン」(1975年)「掌のなかの映画」(1980年)があり、「東京」(1985年)では詩歌文学館賞を受賞。また、幅の広いエッセイストとしても知られ、評論集「唄が火につつまれる」(1977年)「詩的漂流」(1981年)「現代詩つれづれ草」(1993年)など著書多数。詩誌「ノッポとチビ」(京都)「唄」(東京)同人。

第3回 吉原 幸子(よしはら さちこ)

受賞作品『発光』

1932年東京生まれ。東大仏文科卒業。詩人。詩集「幼年連祷」(1964年)で第4回室生犀星賞を受賞し、「オンディーヌ」(1972年)「昼顔」(1973年)により第4回高見順賞受賞。詩集は他に「夏の墓」(1964年)「吉原幸子詩集」(1973年)「魚たち・犬たち・少女たち」(1975年)「夢あるひは」(1976年)「夜間飛行」(1978年)「花のもとにて 春」(1983年)など多数。
また、エッセイ集に「人形嫌い」(1976年)「花を食べる」(1977年)「ちどりあ詩」(1982年)童話集に「クモンの空」(1977年)など。
また、劇団四季で主役を演じたり、「昼顔」の舞踊台本や「血桜姫刺青」「高野聖」などの舞踊台本・演出を手がける。更に、ギタリスト・歌手とのジョイントコンサート「うた狂ひ」の公演など多彩な活動を行っている。 2002年没。

第4回 辻 征夫(つじ ゆきお)

 受賞作品『俳諧辻詩集』

1939年東京生まれ。明治大学文学部卒業。在学中に第一詩集「学校の思い出」(1962年)を出す。その後。「天使・蝶・白い雲などいくつかの瞑想」「かぜのひきかた」(1987年)で第25回藤村記念歴程賞を受賞し、「ヴェルレーヌの余白に」(1990年)では第21回高見順賞を、「河口眺望」(1993年)では第44回芸術選奨文部大臣賞・第9回詩歌文学館賞を受賞する。詩集はほかに「いまは吟遊詩人」(1970年)「隅田川まで」(1977年)「落日」(1979年)、「ボートを漕ぐおばさんの肖像」(1992年)、「絵本摩天楼物語」(1995年)、「辻征夫詩集成」(1996年)等、多数。
またエッセイ集に「ロビンソン、この詩はなに?」(1988年)、「かんたんな混沌」(1991年)があるほか、詩画集「かぜのひきかた」(1988年)などもある。 2000年没。

第5回 渋沢 孝輔(しぶさわ たかすけ)

受賞作品『行き方知れず抄』

1930年長野県生まれ。東京外語大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。詩人・仏文学者・明治大学文学部(仏文専攻年)教授。同級生宮本徳蔵氏に誘われて同人誌「未成年」参加。1959年に第一詩集「場面」を刊行。その後「われアルカディアにもあり」(1974年)では歴程賞を受賞し、「廻廊」(1979年)で高見順賞、「啼鳥四季」(1991年)で読売文学賞などの受賞歴を持つ。詩集はほかに、「不意の微風」(1966年)、「漆あるいは水晶狂い」(1969年)、「星曼荼羅」(1997年)など、多数。
「蒲原有明論」(1980年)で亀井勝一郎賞を受賞するほか、「極の誘い」(1973年)、「詩のヴィジョン」(1984年)など、評論・詩論集も多い。 1998年没。

第6回 財部 鳥子(たからべ とりこ)

受賞作品『烏有の人』

1933年新潟県生まれ。中国(旧満州)で育った。敗戦時に父と妹を失い、1946年日本に引き揚げる。立原道造の影響をうけて詩を書きはじめた。「歴程」同人。現代詩人会理事。日本文芸家協会会員。1965年第一詩集「わたしが子供だったころ」を刊行。1966年「いつも見る死」で円卓賞を受賞。以後詩集に「腐蝕と凍結」(1968年)「愛語」(1970年)「花鳥 45」(1975年)「西游記」(1984・地球賞)「枯草菌の男」(1986年)「中庭幻灯片」(1992年・現代詩花椿賞)「アーメッドの雨期」(1994年)「財部鳥子詩集」(1997年)。NHKラジオ「四季のうた」レギュラーもつとめ、エッセイ集「詩の贈りもの12カ月」春夏編・秋冬編(1993年)を刊行。中国現代詩の翻訳にも力を注ぐ。訳書に「陳東東短詩集」(1996年、共訳書に「億万のかがやく太陽」(1988)「現代中国詩集・チャイナミスト」(1996年)など。

第7回 安藤 元雄(あんどう もとお)

 受賞作品『めぐりの歌』

1934年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。詩人・仏文学者。1958年時事通信社入社。1965年明治大学政経学部助教授、1975年教授。 1958年ごろから詩作を始め、同人雑誌「PURETE」(のちに「位置」と改題)を刊行。第一詩集「秋の鎮魂」(1957年)を出版。その後、「水の中の歳月」(1980年)で高見順賞、「夜の音」(1988年)で現代詩花椿賞を受賞。詩集は他に、「船とその歌」(1972年)、「この街のほろびるとき」(1986年)、「カドミウム・グリーン」(1992年)がある。 エッセイ集に「フランス詩の散歩道」(1974年)、「椅子をめぐって」(1975年)、「イタリアの珊瑚」(1979年)ほか。翻訳に、ボードレール「悪の華」(1983年)、シュペルヴィエルの詩集(1970年)ほか多数。

第8回 江代 充(えしろ みつる)

受賞作品『梢にて』

1952年静岡県生まれ。広島大学教育学部ろう課程卒。杉並区立の小学校に赴任後、都立大塚ろう学校を経て、都立品川ろう学校講師。「ユルトラ・バンズ」同人。 学生時代に、萩原朔太郎の詩集や聖書にしたしみ、1978年、第一詩集「公孫樹」を上梓後、「白V字 セルの小径」(1995年)で歴程新鋭賞を受賞。詩集は他に、「昇天 貝殻敷」(1983年)、「みおのお舟」(1989年)、「黒球」(1997年)がある。

第9回 町田 康(まちだ こう)

受賞作品『土間の四十八滝』(どまのしじゅうはったき)

1962年大阪府生まれ。詩人、作家、パンク歌手。 高校時代よりバンド活動を開始。1979年に「INU」を結成。1981年「メシ喰うな」でレコードデビュー。 「くっすん大黒」(1997年)で第7回Bunkamuraドゥマゴ文学賞と野間文芸新人賞受賞。また、「きれぎれ」(2000年)で第123回芥川賞を受賞。 詩集に「供花(くうげ)」(1992年)、「壊色(えじき)」(1993年)、「町田康全歌詩集1977から1997」(2001年)がある。また、主な小説に「夫婦茶碗」(1998年)、「屈辱ポンチ」(1999年)、エッセイ集に「つるつるの壺」(1999年)「耳そぎ饅頭」(2000年)等がある。

第10回 入沢 康夫(いりさわ やすお)

受賞作品『遐い宴楽』(とほいうたげ)

1931年島根県生まれ。東京大学仏文科卒業、修士課程修了。筑摩書房、明治学院大、東京工大を経て明治大学教授となり、2002年3月同大学を定年退職。仏文学専門で「ネルヴァル全集」の翻訳など、多くの翻訳・論文がある。大学時代から詩作をはじめ、1955年「倖せそれとも不倖せ」を刊行。以後、詩集としては、「古い土地」(1961年刊年)、「季節についての試論」(1965年刊 H氏賞受賞年)、「わが出雲・わが鎮魂」(1968年刊 読売文学賞受賞年)、「死者たちの群がる風景」(1982年刊 高見順文学賞年)、「水辺逆旅歌」(1988年刊 藤村記念歴程賞受賞年)、「漂ふ舟」(1994年刊 現代詩花椿賞受賞年)などがあり、1998年には「入澤康夫<詩>集成」(1996年刊)及び「唄 遠い冬の」(1997年刊年)で毎日芸術賞を受賞する。そして、今回の受賞詩集は、20冊目の詩集にあたる。他に著書としては評論「詩の構造についての覚え書」(1968年刊年)、「ネルヴァル覚書」(1984年刊年)、「宮澤賢治 プリオシン海岸からの報告」(1991年刊年)などがある。
1971年以降、「校本宮澤賢治全集」、「新校本宮澤賢治全集」等の編集に携わり、宮澤賢治の詩作の研究でも知られ、1999年には賢治研究への貢献により宮澤賢治賞を受賞。

第11回 四元 康祐(よつもと やすひろ)

受賞作品『噤みの午後』

1959年大阪府生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。1986年より製薬会社の駐在員として米国に在住。1988年から1990年ペンシルベニア大学大学院に留学、経営学修士号(MBA年)。1991年、詩集「笑うバグ」(花神社)を出版。ビジネスの世界をテーマとした詩で話題を集める。1994年、米国よりドイツへ転居。2002年、詩集「世界中年会議」(思潮社)。過去10年に書き溜めたもので、アメリカ、子育て、中年シリーズの三部からなる構成。第5回駿河梅花文学大賞および第3回山本健吉文学賞を受賞。2003年、詩集「噤みの午後」出版(思潮社)。2004年、詩集「ゴールデンアワー」出版(新潮社)。現在、ミュンヘン郊外に在住。

第12回 平田 俊子(ひらた としこ)

受賞作品『詩七日』(しなのか)

1955年島根県生まれ。立命館大卒業。詩集に「ラッキョウの恩返し」「夜ごとふとる女」「(お)もろい夫婦」「ターミナル」「手紙、のち雨」「現代詩文庫・平田俊子詩集」(いずれも思潮社刊)「アトランティスは水くさい!」(書肆山田)がある。数年前から小説や戯曲も手掛け、小説集には「ピアノ・サンド」(講談社)、戯曲集には「開運ラジオ」(毎日新聞社)がある。他にエッセー集「きのうの雫」(平凡社)など。第1回現代詩新人賞、第39回晩翠賞受賞。2004年8月、高村光太郎の「智恵子抄」をもとにした戯曲「れもん」を脱稿し、東京と京都で上演。出演は石田えりさん、柄本明さん、演出は佐藤信さん。

第13回 荒川 洋治(あらかわ ようじ)

受賞作品『心理』

1949年、福井県生まれ。早稲田大卒業。高校時代に詩誌「とらむぺっと」創刊。大学在学中に第一詩集「娼婦論」を出す。詩書出版の紫陽社を主宰し、新人を発掘。昭和五十五年、文筆活動に入る。読売新聞、産経新聞に文芸時評を執筆、朝日新聞書評委員も務める。また、ラジオのコメンテーターを務めるなど幅広く活躍中。平成十七年、「新潮」創刊百周年記念「名短篇」を編集した。主な著作は詩集「現代詩文庫・荒川洋治詩集」(思潮社)「あたらしいぞわたしは」(気争社)「坑夫トッチルは電気をつけた」(彼方社)「荒川洋治全詩集」(思潮社)、評論集「夜のある町で」(みすず書房)「世に出ないことば」(同)など。「水駅」で第二十六回H氏賞、「渡世」で第二十八回高見順賞、「空中の茱萸」で第五十一回読売文学賞、「忘れられる過去」で第二十回講談社エッセイ賞を受けている。

第14回 松本 圭二(まつもと けいじ)

受賞作品『アストロノート』

1965年三重県四日市市生まれ。福岡市在住。 三重海星高校卒業、早稲田大第一文学部中退。詩人。フィルム・アーキヴィスト(フィルム保存の専門家)。福岡市在住。2002年「重力01」(「重力」編集会議)、2003年「重力02」(「重力」編集会議)に編集委員として参加。2003年「ポエムの虎」(海鳥社)を共同編集。また1993年「男子高生のための文章図鑑」(筑摩書房)に「ロング・リリイフ」一篇を収録。
主な著作は詩集1992年「ロング・リリイフ」(七月堂)、2000年「詩集工都」(七月堂)、2000年「詩篇アマータイム」(思潮社)、2006年「アストロノート」(「重力」編集会議)

第15回 伊藤 比呂美(いとう ひろみ)

受賞作品『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

東京都板橋区生まれ。のち縁があって熊本に移住。さらにカリフォルニア州に移住。青山学院大学文学部卒。
1970年代に詩を発表しはじめ、1980年代の「女性 詩」ブームをリードする。1985年には「良いおっぱい悪いおっぱい」がベストセラーに。日本の母親たちの教祖的存在となる。1997年にアメリカ移住。
1998年、 小説「ラニーニャ」で第21回野間文芸新人賞。2006年、現 代詩に復帰して「河原荒草」で第36回高見順賞受賞。

第16回 鈴木 志郎康(すずき しろうやす)

受賞作品『声の生地』

1935年(昭和10年)5月19日、東京・亀戸(江東区)に生まれる。本名、鈴木康之。1944年8月、小学校3年で、集団疎開。1945年3月10日、東京で戦災を体験。福島県の疎開先で終戦。翌年2月焼け跡の亀戸に戻る。
1952年頃から詩を書き始める。1961年早稲田大学文学部フランス文学専修卒。1961年から1977年までNHKに16ミリ映画カメラマンとして勤務。その内、 62年から 67年まで広島転勤。1968年詩集「罐製同棲又は陥穽への逃走」によりH氏賞受賞。1966年頃から個人映画を作り始める。1971年から1976年まで東京造形大学非常勤講師。1976年からイメージフォーラム付属映像研究所講師。1982年から1994年まで早稲田大学文学部文芸科非常勤講師。1990年から多摩美術大学美術学部二部芸術学科、1998年から2006年まで造形表現学部映像演劇学科教授。2002年詩集「胡桃ポインタ」により第32回高見順賞受賞。2006年造形表現学部映像演劇学科客員教授。2007年退職。

第17回 松浦 寿輝(まつうら ひさき)

受賞作品『吃水都市』

1954年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。同大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。パリ第III大学で第三課程文学博士号取得。東京大学で博士号(学術)取得。東京大学名誉教授。詩人。小説家。
著書は以下の通り。
詩集として、「ウサギのダンス」(1982年)、「冬の本」(1987年、高見順賞)、「女中」(1991年)、「鳥の計画」(1993年)、「吃水都市」(2008年)など。
小説として、「もののたはむれ」(1996年)、「幽(かすか)」(1999年)、「花腐し」(2000年、芥川賞)、「巴」(2001年)、「あやめ 鰈 ひかがみ」(2004年、木山捷平賞)、「半島」(2004年、読売文学賞)、「そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所」(2004年)など。
評論・研究として、「口唇論 記号と官能のトポス」(1985年)、「平面論 一八八〇年代西欧」(1994年、渋沢クローデル賞受賞)、「折口信夫論」(1995年、三島由紀夫賞受賞)、「エッフェル塔試論」(1995年、吉田秀和賞受賞)、「ゴダール」(1997年)、「知の庭園―一九世紀パリの空間装置」(1998年、芸術選奨文部大臣賞)、「表象と倒錯 エティエンヌ=ジュール・マレー」(2001年)、「官能の哲学」(2001年)など。

第18回 小池 昌代(こいけ まさよ)

受賞作品『コルカタ』

1959年東京生まれ。詩人・小説家。
第一詩集「水の町から歩きだして」以後、現在まで選詩集を含む、11冊の詩集を刊行。主な詩集に、「ババ、バサラ、サラバ」(小野十三郎賞)、「地上を渡る声」、「夜明け前十分」、「対詩 詩と生活」(共著)、「もっとも官能的な部屋」(高見順賞)、「永遠に来ないバス」(現代詩花椿賞)など。最新詩集「コルカタ」が、第18回萩原朔太郎賞を受賞した。
5,6年前より、詩のほかに小説を旺盛に執筆。短編小説集に、「怪訝山」、「ことば汁」、「タタド」(表題作で川端康成文学賞)、「裁縫師」、「感光生活」、「ルーガ」などがある。
近年は長編小説に取り組み、2009年、初の長編「転生回遊女」を刊行後、2010年6月には、萩原朔太郎を愛する中学生女子を中心に、詩と人間の生きる場所を模索した長編「わたしたちはまだ、その場所を知らない」を刊行した。
詩や小説のほか、エッセイや書評、絵本翻訳や、詩のアンソロジーの編纂などにも取り組む。
主なエッセイ集に「屋上への誘惑」(講談社エッセイ賞)、「黒雲の下で卵をあたためる」、本をめぐる散文集に、「井戸の底に落ちた星」。このほか、「絵本 かがやけ・詩」(全5巻)を編纂し解説を執筆。昨年(2009年)刊行した、「通勤電車でよむ詩集」(2010年度新書大賞第9位)は、詩にごく短いコメントを付した新書版の詩のアンソロジー。好評を得て、版を重ねている。

第19回 福間 健二(ふくま けんじ)

受賞作品『青い家』 

1949年、新潟県生まれ。東京都立大学(現、首都大学東京)卒。詩人、映画監督、文化研究者。首都大学東京名誉教授。 高校時代から文学と映画に熱中。大学在学中にイギリスと日本の現代詩に出会う。詩のほかに翻訳、映画批評など、幅広く活躍。作風は、日常の中に繊細に分け入る知的語法が、生の激しさと人々との対話への希求を表現している。詩集に現代詩文庫版『福間健二詩集』99、『侵入し、通過してゆく』05など。詩論集『詩は生きている』05、映画監督作品『わたしたちの夏』11など。 

第20回 佐々木 幹郎 (ささき みきろう)

受賞作品『明日』

 1947年、奈良県生まれ。同志社大学中退。詩人。高校時代から詩を書き始め、1970年に第一詩集『死者の鞭』で詩壇にデビュー、詩集『蜂蜜採り』で高見順賞を受賞している。詩集に『砂から』、『悲歌が生まれるまで』があるほか、評論や随筆でも高い評価を得ている。評論『近代日本詩人選16 中原中也』でサントリー学芸賞、随筆『アジア海道紀行』で読売文学賞を受賞。

 第21回 建畠 晢(たてはた あきら)

受賞作品『死語のレッスン』

1947年、京都府生まれ。詩人。美術評論家。早大文学部卒。多摩美術大学長。埼玉県立近代美術館館長。
1991年『余白のランナー』で第2回歴程新鋭賞、2005年『零度の犬』で第35回高見順賞受賞。

第22回 三角 みづ紀(みすみ みづき)

受賞作品『隣人のいない部屋』

1981年、鹿児島県生まれ。東京造形大学卒。詩人。
2005年『オウバアキル』で第10回中原中也賞受賞。2007年『カナシヤル』で第18回歴程新鋭賞、2006年度南日本文学賞受賞。
2013年、新藤凉子・河津聖恵との連詩集『連詩 悪母島の魔術師』で第51回藤村記念歴程賞受賞。

第23回 川田 絢音(かわた あやね)

受賞作品『雁の世』

1940年、中国・斉斉哈爾(チチハル)生まれ。武蔵野音大中退。詩人。
詩集に、『空の時間』、『朝のカフェ』、『雲南』、『それは 消える字』等。

第24回 日和 聡子(ひわ さとこ)

受賞作品『砂文』

1974年、島根県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒。詩人・作家。
2002年『びるま』で第7回中原中也賞、2012年『螺法四千年記』で第34回野間文芸新人賞。
他の詩集に『唐子木』『風土記』『虚仮の一念』。小説に『おのごろじま』『校舎の静脈』等。

お問い合わせ先

文化国際課 水と緑と詩のまち前橋文学館

  • 電話:027-235-8011
  • ファクス:027-235-8512

前橋市千代田町3-12-10(地図・開庁時間等)

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