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乳がん検診

最終更新日:2017年5月15日(月)ページID:011124印刷する

乳がんとは

乳がんの多くは乳管から発生し、「乳管がん」と呼ばれます。小葉から発生する乳がんは、「小葉がん」と呼ばれます。乳管がん、小葉がんは、乳がん組織を顕微鏡で検査(病理検査)すると区別できます。この他に特殊な型の乳がんがありますが、あまり多くはありません。

乳がんは、しこりとして見つかる前に、乳房の周りのリンパ節や、遠くの臓器(骨、肺、胸膜、肝臓、脳など)に転移して見つかることがあります。乳がんの種類や性質によって、広がりやすさ、転移しやすさは、大きく異なります。

原因

乳がんの発生には女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られています。すなわち、体内のエストロゲン濃度が高いこと、また、経口避妊薬の使用や、閉経後の女性ホルモン補充療法など、体外からの女性ホルモン追加により、リスクが高くなる可能性があるとされています。

また、体内のエストロゲン濃度が維持されている期間が長いほど、ホルモン受容体陽性の乳がんの発症リスクがあがるといわれています。初潮が早いことや閉経が遅いことは体がエストロゲンに暴露される期間が長いことを意味します。妊娠や出産経験のある女性に比べて、ない女性は乳がんの発症リスクが高く、さらに初産年齢が遅いほどリスクが高いことがわかっています。これは、妊娠・出産を契機に、乳腺の細胞が悪性化しにくい細胞に分化するためと考えられています。また授乳歴がない女性に比べて、ある女性やその期間が長い女性の乳がんの発症リスクは低く、これはエストロゲンへの暴露期間に関係していると考えられています。さらに、脂肪細胞でもエストロゲンがつくられるため、成人してからの肥満もリスク要因とされています。特に、閉経後の肥満はリスク要因であることがわかっています。その他には出生時の体重も乳がんの発生に影響すると考えられています。

生活習慣では、飲酒習慣や喫煙により、リスクが高くなることはほぼ確実とされています。一方、閉経後の女性では、運動によって、乳がんのリスクが減少することが、ほぼ確実であるとされています。

その他、良性乳腺疾患の既往、糖尿病は、乳がんのリスクが高くなることがわかっています。家族歴の多い場合には遺伝性乳がんが疑われます。
 

症状

乳がんが見つかるきっかけとしては、マンモグラフィなどによる乳がん検診を受けて疑いを指摘される場合や、あるいは自分で症状に気付く場合などが多いようです。

自分で気付く症状としては、以下のようなものがあります。

1)乳房のしこり

乳がんが進行すると腫瘍が大きくなり、注意深く触るとしこりがわかるようになります。ただし、しこりがあるからといって、すべてが乳がんというわけではありません。例えば、乳腺症、線維腺腫、葉状腫瘍などでもしこりの症状があらわれます。葉状腫瘍はまれな腫瘍ですが、線維腺腫に似た良性のものから、再発や転移を起こしやすい悪性のものまでさまざまです。これらは乳がんとは異なりますが、しこりが気になる場合は専門医に診てもらいましょう。

2)乳房のエクボなど皮膚の変化

乳がんが乳房の皮膚の近くに達すると、エクボのようなひきつれができたり、乳頭や乳輪部分に湿疹(しっしん)やただれができたり、時にはオレンジの皮のように皮膚がむくんだように赤くなったりします。乳頭の先から血の混じった分泌液が出ることもあります。

乳房のしこりがはっきりせず、乳房の皮膚が赤く、痛みや熱をもつ乳がんを「炎症性乳がん」と呼びます。炎症性乳がんのこのような特徴は、がん細胞が皮膚に近いリンパ管の中で増殖してリンパ管に炎症を引き起こしているためです。

痛み、むくみや腫れといった症状は乳がん以外の病気、例えば良性腫瘍の1つである線維腺腫(せんいせんしゅ)、乳腺症、細菌感染が原因の乳腺炎や蜂窩織炎(ほうかしきえん)などでも起こることがあるので、詳しい検査をして乳がんであるかどうか調べる必要があります。

3)乳房周辺のリンパ節の腫れ

乳がんは乳房の近くにあるリンパ節である、わきの下のリンパ節(腋窩[えきか]リンパ節)や胸の前方中央を縦に構成する胸骨のそばのリンパ節(内胸リンパ節)や鎖骨上のリンパ節に転移しやすく、これらのリンパ節を乳がんの「領域リンパ節」と呼びます。腋窩リンパ節が大きくなると、わきの下などにしこりができたり、リンパ液の流れがせき止められてしまうため、腕がむくんできたり、腕に向かう神経を圧迫して腕がしびれたりすることがあります。腋窩リンパ節はレベルI、II、IIIのグループに分けられます。
レベルI:小胸筋外縁より外側のリンパ節
レベルII:小胸筋の後ろまたは大胸筋と小胸筋の間のリンパ節
レベルIII:鎖骨下の小胸筋内縁より内側のリンパ節
リンパ節転移は一般にレベルIからレベルII、さらにレベルIIIへ進むとされています。手術前の触診や画像診断、またセンチネルリンパ節生検で臨床的に明らかな腋窩リンパ節転移を認めた場合は、レベルIIまでの郭清が標準とされています。

4)遠隔転移の症状

転移した臓器によって症状はさまざまであり、症状がまったくないこともあります。領域リンパ節以外のリンパ節が腫れている場合は、遠隔リンパ節転移といい、他臓器への転移と同様に扱われます。腰、背中、肩の痛みなどが持続する場合は骨転移が疑われ、負荷がかかる部位に骨転移がある場合には骨折を起こす危険があります(病的骨折)。肺転移の場合は咳(せき)が出たり、息が苦しくなったりすることがあります。肝臓の転移は症状が出にくいですが、肝臓が大きくなると腹部が張ったり、食欲がなくなったりすることもあります。また、痛みや黄疸(おうだん)が出ることもあります。

前橋市で実施している『乳がん検診』

対象者 40歳以上の女性(市民)
本人負担額 無料
受診方法 以下のどちらか一方を選択し、受診しましょう。

1.個別検診:前橋市内の医療機関で受診する  医療機関一覧はこちらをクリックしてください。

 (各医療機関へ予約が必要です)
2.集団検診:保健センター等で受診する  集団検診の日程はこちらをクリックしてください。
 (予約が必要な検診と不要な検診があります)

検診内容 問診、視触診、マンモグラフィ検査(乳房X線撮影)、甲状腺検診
※視触診のみ、マンモグラフィのみの受診はできません。
 検査内容は個別検診、集団検診ともに同様です。
受診回数 お一人様、年1回
受診期限 受診シール到着から平成30年2月末日まで
持ち物 1.「平成29年度 前橋市健康診査受診シール」、2.健康保険被保険者証
(平成29年度の受診シールは「薄黄色」です。5月中旬に薄黄色の封筒に入れて郵送。)

乳房のセルフチェック法

 普段から自分の乳房の状態を知っておくことは大切です。セルフチェックで乳がんを発見した人もいます。
セルフチェックと乳がん検診で、自分の健康を守っていきましょう。

【ステップ1:鏡で見る】

乳がんセルフチェック

両腕を上げて、正面、側面、斜めから乳房をみる

 
〈ポイント〉
・左右の乳房の形
・皮膚の凹み、ひきつれの有無
・乳首の陥没、ただれの有無

【ステップ2:触ってチェック】

乳がんセルフチェック触診

片方の腕を上げ、もう片方の手の指をそろえて触る
(入浴時などボディソープがついている時に行うとやりやすい)


〈ポイント〉
・まんべんなく、ゆっくりと触る
・指をそろえて、10円玉大の「の」の字を書くように触る
・乳首を軽くつまみ、異常な分泌物がないか調べる

【ステップ3:寝てチェック】

乳がんセルフチェック寝て調べる

調べる側の肩の下に枕などを入れ、やや高くして行う


〈ポイント〉
・腕を上げた状態、下げた状態で行う
・肋骨に沿うように外~内側に触っていく
・わきの下のしこりの有無

◎セルフチェックをするのに、おすすめの時期
・閉経前の方:乳房がやわらかくなる月経終了後4~5日目ごろ
・閉経後の方:一定の日にちを決めて、毎月1回行う

◎乳がんのできやすいのは「外側の上部」です。特に注意しましょう。

関連書類

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お問い合わせ先

健康増進課 健康づくり係

  • 電話:027-220-5784
  • ファクス:027-223-8849

〒371-0014 群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号(地図・開庁時間等)

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