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第10回前橋市景観審議会

最終更新日:2017年8月3日(木)ページID:018357印刷する

審議会 会議録

審議会名

前橋市景観審議会

会議名

第10回前橋市景観審議会

日時

平成29年6月26日(月) 午前10時00分~午前11時20分

場所

前橋市役所 3階 33会議室

出席者

審議委員:小林会長、岡委員、金井委員、金子委員、能登委員、鷲頭委員、林委員、山口委員(代理:林様)、堤委員(代理:洲永様)

事務局(都市計画課):金井課長、関口係長、塩澤副主幹、高橋副主幹、鈴木主任

欠席者

宮下職務代理者、秋山委員、諏訪委員、田村委員、三田委員

議題

協議事項
(1)広瀬川河畔景観形成重点地区景観計画(案)について
報告事項
(2)前橋市景観重要建造物について
(3)違反広告物是正指導の結果について

配布資料

【資料1】広瀬川河畔景観形成重点地区景観計画の策定について(PDF形式:76KB)
【資料2-1】広瀬川河畔景観形成重点地区景観計画(案)(PDF形式:871KB)
【資料2-2】広瀬川河畔屋外広告物特別規制地区基本方針(案)(PDF形式:161KB)
【資料3】スケジュール(PDF形式:120KB)
【資料4】景観重要建造物について(PDF形式:115KB)
【資料5】屋外広告物是正指導結果(PDF形式:902KB)

問い合わせ先

住所
〒371-8601
前橋市大手町二丁目12番1号
担当課
都市計画課
電話番号
027-898-6974(直通)
Eメール
toshikeikaku@city.maebashi.gunma.jp

会議の内容

1 開会

 14名中9名の出席であり、審議会規則第3条第2項の規定による過半数の出席を得ているため、審議会が成立していることを報告した。
 議事録が市ホームページに掲載される等、審議会が公開であること、傍聴者が1名いることが報告された。

2 あいさつ

 小林会長

3 議事録署名人の選出

 審議会議事運営要領第6条第2項の規定に基づき、名簿順に従い小林会長より鷲頭委員と林委員が議事録署名人に指名された。

4 議題

協議事項
(1)広瀬川河畔景観形成重点地区景観計画(案)について
報告事項
(2)前橋市景観重要建造物について
(3)違反広告物是正指導の結果について

各議題について事務局より説明

(1)は、広瀬川河畔及び河畔緑地の景観資源を生かした、より質の高いまちなみ景観の創出を目的として、この地区を景観形成重点地区に指定するとともに、この地区の景観計画(案)の策定等を行うことについて説明を行い、計画案どおりに進めることについて承認された。
(2)は、景観重要建造物に関する候補物件の調査結果及び進捗状況について報告を行った。
(3)は、平成24年度から27年度にかけて実施した違反広告物の是正指導結果について報告を行った。

・協議事項(1)についての質疑

(金子委員)
 景観形成の方針だが、水質浄化という項目が抜けているのではないか。コイがいるあたりは藻が生えていて、寂しく暗く感じる。その原因の一つとして水質がきれいではないということと、藻が生えているということがあると思う。藻を取り除き、水がきれいになるだけでも、だいぶ景観が変わるのではないか。

(金井都市計画課長)
 本市建設部が今年度から5カ年の予定で、広瀬川河畔整備を実施予定である。ご指摘の場所も整備対象になっていると思う。
 広瀬川そのものが用水路であるので、河川は用水が切れるときなどに定期的な清掃をしているが、その上の河畔については整備を予定している。
 資料には(水質浄化の)記載はないが、公共施設の部分で考えている。

(小林会長)
 広瀬川自体は農業用水だが、管理はどこか。

(金井都市計画課長)
 道路管理課である。

(小林会長)
 広瀬川を訪れる人は、河川と河畔を分けて観賞していないので、景観形成の方針の中に他計画と調整しながら環境整備を行うなどの一文を盛り込んではどうか。

(能登委員)
 色彩のルールについて伺う。以前、那須野が原へ行った際に、コンビニエンスストアなどは他の場所の一般的な店舗の色と異なり、薄茶色などだった。
 具体的に伺うと、自動販売機などは赤いものが多いと思うが、それらはどうするのか。色調を合わせるということだと、色を変更してもらうのか。

(事務局)
 既存の自動販売機をすぐ変えてもらうということは考えていないが、本計画が施行されたあとは、広瀬川や河畔緑地に向けて設置しないことや修景を行っていただくことになる。

(金井都市計画課長)
 自動販売機は、広瀬川や河畔緑地に向けて設置しないということが原則である。赤が全てだめということではないが、最終的には届出の中でしっかり審査していく。
 色彩のルールは全てのルールに関わってくるため、広瀬川デザイン協議会の中でも一番議論があった部分である。広瀬川は四季折々の色があるので、マンセル値のように数値で規制するのはだめだろうという議論もあった。一番重要なことは、広瀬川や河畔緑地が主役で建物は脇役であり、広瀬川をベースに建物の色合いを考えるということが協議会の結論である。
 最終的には、先ほど申し上げたような届出の審査の中で地元協議会も含めて協議し、真っ赤なものなど色が合わないものは止めさせていただいたり、目隠しをしていただいたりなど、いろいろな手法があると思うので検討してまいりたい。

(能登委員)
 以前、県内のある店舗がショッキングピンクの建物を作った。しかし、地域住民からクレームが出て自主的に色を変えたことがあった。
また、以前の審議会で東京にあるいわゆる「まことちゃんハウス」について、建物の色がどぎついと地域住民から反発があったという報告があった。しかし、その後、訴訟では地域住民が敗訴している。色の問題はナイーブで難しいのでよく検討した方がいいと思う。

(金井委員)
 私は市民学芸員をしており、ゴールデンウィークなどに市外、県外から前橋を訪れた方などの案内をした。広瀬川河畔には歴史遺産や絹遺産などがたくさんあるので、文化財保護課や文化国際課などと連携していると思う。
 例えば、山口県萩市などは真っ赤な建物や高層の建物はない。小京都とも呼ばれ歴史的な遺産もたくさんあるので、あまり派手にしないようにしているようである。
 「朔太郎の散歩道」と名付けるのであれば、萩原朔太郎の色を出していただけるような方法を考えていただきたい。また、今回の区域内でマンション計画があるが、その地権者などは広瀬川デザイン協議会のメンバーに入っているのだろうか。

(事務局)
 はい。

(金井委員)
 私たちの立場からすれば、歴史的なものを残してほしいと思う。

(金井都市計画課長)
 今回の届出制度は、広瀬川河畔に面した公共や民間を含む宅地に対する規制のため、緩やかな規制になっている。ここは商業地域のため高度利用が図れる場所であり、建物の用途としてはいろいろなものが建てられるところだが、そこは規制できない。ご指摘のマンションについては、景観アドバイザーのアドバイスを受けて進めている。

(小林会長)
 自動販売機なども企業からも協力をいただける世の中になっている。計画段階で、文化財調査もしているだろうから。見えないということで質問になったのかと思うが。

(能登委員)
 色は恣意的なものなので、良い悪いという判断は難しい。

(小林会長)
 一般的に色彩計画は、色度図を用いて色相や彩度などを定めて誘導している自治体が多い。色度図を作る段階で、地区レベルの景観の場合はその範囲が妥当かどうかの確認を行い、それに基づき届出の際に市の窓口でチェックするということがスタンダードなスタイルである。
 マンションについては、総合設計制度を使う時に公開空地の話をして広瀬川に面している部分の利用形態と考えてもらうなど、やり方はいくつかある。景観計画だけではなく、都市計画の地区計画や総合設計制度など、先ほどの水の管理もそうだが、情報交換してボールの投げかけをすれば調整できる。

(能登委員)
 全国的にも街は川の両側にあるのが多いと思う。そのうちでも広瀬川は浅くて細いことから地域に馴染んでいることが特徴だと思う。計画のコンセプトは、地域住民のための環境を残すことなのか、きれいに整備して外から人を呼び寄せるような観光目的なのか、どちらに主眼をおいているのか確認したい。

(金井都市計画課長)
 広瀬川そのものは、市内で一番ポテンシャルの高い場所である。広瀬川は用水だが、他の都市にある運河などと違って、水量が豊富でダイナミックである。そうした都市的な景観を生かす中で、公共施設を整備するだけでなく周辺も調和を取っていく必要がある。
 時間がかかると思うが、建築物や工作物なども小さいものから届出の対象となるので、長期的な視点で都市景観を作りたいと考えている。そうした中で、「朔太郎の散歩道」とあるように、歴史や文学も生かし、観光にも発展させていきたい。観光がベースではないが。
 今回の規制は、市が強制的にできるものではない。この素案は地元の人たちが作ったものなので、いただいているご意見は参考にはするが、今回の事前の協議では、地元の人たちが住民主体で作ったものについて、パブリックコメントをさせていただきたい。そうした中で、パブリックコメントでいただいたいろいろな意見と合わせて、広瀬川デザイン協議会にもう一度報告し、最終的な案を景観審議会に諮問させていただきたい。今回、いろいろな意見をお聞きいたしますが、この案そのものは地元の人たちが一言一句まで議論をして作り上げたものなので、パブリックコメントはこの案でさせていただきたいと思う。しかし、いただいた意見は十分に意識の中で取り入れていく。

(能登委員)
 景観に力を入れている他県のある都市の例だが、地域住民は、そこにお店を出して利益が上がることを期待しているが、その都市の場合はそれほどの人が来ていない。このため、そこでお店をしている人は不満を抱えている。一方、別の例では、観光地化に成功して、もう十分というくらい満足しているという都市もある。前橋はどちらになるのかという思いがある。
 もう一つ例を挙げると、有名な例では岡山県の倉敷市がある。あそこも水が近く、日本人の琴線に触れるようないい光景である。倉敷市は行くたびに雰囲気が違う。水路のところは変わらないが、その周りのお店が変わっている。一つ裏の通りには新しいお店がどんどんできていて、観光客が溢れんばかりにいる。
 今回の区域図を見ると、もし、広瀬川だけを守るのであれば区域を示す赤線は広瀬川の両側までなのだろうが、外側まで含んでいるので、その裏側に何かお店ができるような計画を市全体で検討してもいいのではないか。
 また、観光地的な整備をすると商売をしたい若い人たちが寄ってくる。広瀬川にも、そうしたお店がいくつかある。そういう人たちがだんだんしぼんでくる一番大きな原因は、家賃が高いことである。私は店舗付の市営住宅を作ればいいのではないかと思っているが、そうしたことも解決していかないと、この計画自体がどんどんしぼんでいくのではないか。長期的な計画でいくのであれば、そうしたことも頭に入れておかなくてはいけない。

(小林会長)
 基本は、居心地を良くして住み心地を良くして、佇まいを良くしていくこと。その結果、例えば観光客が来てくれる。私は、観光客のためにまちづくりをするのは悲しいことだと思うし、長続きしないと思う。居心地を良くして住み心地を良くした結果、人が来てくれることが理想的である。
 この計画の良いところは、居心地や住み心地を良くして、その結果、人が来てくれて評判が上がっていくということだと思う。そのために、まず何ができるかということである。
 ある景観の大家が前橋について、「街の骨格となる中心部に水や緑があり、こういう都市は珍しい。ぜひ、広瀬川に顔を向けたまちづくり、住んで居心地がいいまちづくりをした方がいい。」と言った。その通りの方針になっているので、そのために何ができるかということである。
 まちづくりも今は変わってきていて、街の中に何を求めるかという意識も変わってきている。おもしろい刺激があるから、休日に街へ行こうというのは昔の話で、そういう時代ではない。目標が定めにくい。そういう中で何ができるかというところで、こういう計画が成り立っているので、それを前提に考えていくことが私たちの立ち位置だと思う。

(金井都市計画課長)
 官民連携で進めていく考えなので、糸のまちや朔太郎も含めて庁内の連携や市民との連携をしながら進めていく方針である。

(小林会長)
 テーマパークのようになってしまうとすごく悲しいことだと思う。倉敷市の景観地区は映画のセットのように成り果てている。しかし、裏に入ると昔の建物が残っていて生活の匂いが残っている。映画のセットではなく生活の雰囲気が伝わってくる。むしろ、私は街並みとしては倉敷の川沿いではなく、その裏の人が住んでいるところの佇まいが、居心地が良く歩いて楽しい。
 結果的にそうなってしまうのは仕方ないが、基本は居心地、住み心地で、そのために何ができるかということである。行政の立場、住民の立場から何ができるかということが、これからのまちづくりの基本であると思う。

(山口委員代理 林室長)
 やはり、地元人たちが自らきれいにしようとしていかないとだめだと思う。先ほど、計画案の文章そのものは努力義務のように書いてあるが、実際は住民の人たちが、広瀬川デザイン協議会を通じて自分たちで作り上げたものだという説明があった。努力義務のように書いてあるが、実際には承知していて、みんなで良くしていこうという気持ちが起こるので、強制的にしていかなくても、広瀬川を良くして前橋を盛り上げていこうという気持ちがあるという理解でよいか。

(金井都市計画課長)
 長い年月をかけて勉強会やワークショップ、住民説明会などを開催し、練り上げてきたものなので、そういう精神が重要だということがあると思う。

(金子委員)
 それに関わる地元の人たちの意識をどの程度維持できるのか。現在中心となっている人が高齢になっていき、その後を引き継ぐ人たちがどのように考えているのかということまで考慮しないと、先行きが難しくなる部分があると思う。
 粕川の棚田地区も、最初はみんなで取り組んでいたが、最近は一部の高齢者が中心で行っていて、若い人たちは参加してこないという現状がある。人を育てるという意識が必要である。外から入ってくる人でもよいし、広瀬川の利益を守ろうという意識を、市としてどの程度応援できるかである。
 今はいいが、先を見越したときにどう進んでいくかということだが、やはり人だと思う。

(能登委員)
 今回やろうとしていることを否定するわけではなく、とても良いことだと思っているが、経済的なものが加わらないと計画は持続しないと思う。
 観光地化した方がいいということではないが、ここを維持するための経済的な基盤が必要だと思う。それは、補助金を出すということではないと思う。

(小林会長)
 そのとおりである。生活に汲々としていると、自分の家でさえきれいにできない。個人の生活の話になってしまうが、ここに住んで生活していこうというゆとりがないと、なかなか前に進まない。それがどういうかたちでできるか、経済的に住めるようにするかということは景観審議会で議論すべきことではないが、課題としてある。
 他に何かご意見はあるか。

(特になし)

(小林会長)
 いろいろご意見をいただいたが、参考にしていただき、本景観計画案について当審議会としては進めていくということでご了解いただきたいと思う。

・報告事項(1)についての質疑

(能登委員)
 候補の中に県所有の建物が入っているが、この制度による指定を受けると、修繕の際などに補助金が出ることになると思う。
 例えば、群馬県庁で雨漏りがあった場合、市が補助金を出すのか。

(事務局)
 まだ補助金の制度は検討中だが、公共の建物はそれぞれの管理者がいるため、補助等は行わない方向で考えている。

(能登委員)
 公共以外はどうか。

(事務局)
 他市では補助している事例もある。

(能登委員)
 前橋の金額は決まっていないのか。

(事務局)
 はい。

(事務局)
 景観重要建造物の指定を受けることにより、何らかの縛りを受けることになるので、それほど大きい金額にはならないと思うが、民間の建物については補助を検討している。

(能登委員)
 例えば、文化財にも補助制度があるが、文化財と景観重要建造物の両方の指定を受けた場合、両方から補助金がもらえるのか。

(事務局)
 有形登録文化財のことかと思うが、重複する部分は補助できない。リストの中では旧安田銀行担保倉庫と敷島浄水場があたると思うが、国・県・市の指定文化財とは異なり、活用しながら保存していくというような趣旨が有形登録文化財である。

(事務局)
 今後の審議会などで、他市の事例や重複している部分などを調査し、報告することとしたい。
 景観重要建造物については、公共施設のみであればすぐ指定できるが、補助金もないということだと、指定を受けたからどうなのかというところもある。結局は、民間の建物を指定しないと、あまり意味を成さないということもある。相手の了解がないと指定できないので、少し時間がかかることをご了解いただきたい。

(小林会長)
 他市の例でも、指定までに時間がかかるようである。

・報告事項(2)についての質疑

特になし

5 その他

事務局より、次回審議会日程及び委員の任期について説明を行った。

6 閉会
 

 

お問い合わせ先

都市計画課 

  • 電話:027-898-6943
  • ファクス:027-221-2361

〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号(地図・開庁時間等)

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