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第6回前橋市産業振興ビジョン協議会

最終更新日:2016年12月28日(水)ページID:017489印刷する

審議会 会議録

審議会名

 前橋市産業振興ビジョン協議会

会議名

 第6回前橋市産業振興ビジョン協議会

日時

 平成28年11月25日(金)午前10時00分~11時30分

場所

 前橋プラザ元気21 505学習室

出席者

 (委員側)
  吉田委員長、五十嵐委員、石川委員、石田委員、植木委員、狩野委員、下田委員、奈良委員、根岸委員、
橋本委員、増田委員、茂木委員
(市 側)
産業政策課 岩佐部長、川端課長、木村室長、若島課長補佐、柴﨑係長、田中主任、佐渡谷主任
にぎわい商業課 細井室長
(有識者)
株式会社富士通総研 松田氏

欠席者

 阿部委員、岩﨑委員、太田委員、鈴木委員、中島委員、政田委員

議題

1 開会
2 委員長挨拶
3 議題
・産業振興ビジョンの進捗状況について
・次期(平成29年度版)産業振興ビジョンについて
 (1)前橋市の現況分析
 (2)アンケート調査の結果報告
 (3)次期産業振興ビジョンに向けた意見交換
4 その他
5 閉会

配布資料
協議会次第(PDF形式:147KB)
現行施策の進捗状況(H28上期)(PDF形式:327KB)
資料1(現況の整理)(PDF形式:343KB)
資料2(アンケート結果のまとめ)(PDF形式:379KB)
資料3(施策体系)(PDF形式:183KB)
産業振興ビジョン検討資料(PDF形式:1,736KB)
 


問い合わせ先

住 所
〒371-8601 前橋市大手町二丁目12-1
担当課
産業政策課 産業政策係
電話番号
027-898-6983(直通)
Eメール
kougyou@city.maebashi.gunma.jp

会議の内容

川端課長
ただいまから、第6回前橋市産業振興ビジョン協議会を始めさせていただきます。このたび皆さまには、ご多忙の中ご出席頂きまして、誠にありがとうございます。私、前橋市産業政策課長の川端でございます。本日も進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。それでは、協議会開会にあたり、吉田委員長よりご挨拶の方をよろしくお願い致します。

吉田委員長
昨日は雪が降りましたが、ホンダの修理会社でもタイヤの交換が20人待ち、といったところでした。あまり積もらず事故も起きずによかったのかと思います。また今年も残すところあと一ヶ月となりました。今年の漢字を決めるアンケートをしているようで、今年は選挙というワードが選ばれているそうです。選挙といえば、アメリカ大統領選や参議院選などが行われた年でした。そしてまた、この協議会でも市内の事業者へ向けてアンケートをとっているようで、その結果を踏まえ審議をし、改定ビジョンの方向づけをする会議にしていきたいと思いますので、皆さまご審議の程よろしくお願いします。

川端課長
ありがとうございました。それでは早速、議事に入りたいと思います。また議事に関しては進行を吉田委員長にお願いしたいと思います。

吉田委員長
それでは早速議題に入りたいと思います。次第にあります「産業振興ビジョンについて」でございます。事務局の方で説明をよろしくお願いします。

柴﨑係長
それでは皆さま、改めまして、おはようございます。事務局を務めております、前橋市産業政策課の柴﨑と申します。どうぞよろしくお願い致します。
さて、まず初めに産業振興ビジョンの進捗状況について、ご説明いたします。当協議会にて年2回、進捗状況を報告させていただいておりますが、今回は平成28年度の上半期の状況をご報告させていただきます。要点のみ簡単に説明させていただきます。
まず1の各種の低利融資制度についてです。小口資金、経営振興資金、経営安定資金、季節資金等ありますが、特に小口資金については、上半期かなり伸びが見られます。保証料の補助と融資利率を下げたことが大きな原因になっているかと考えております。経営資金については、少し件数が減っておりますが、セーフティネット補助がとりにくくなったことが理由になっているかと思われます。季節資金・設備資金については、マイナス金利の影響からプロパー資金による融資の影響が強くなっているため、減少していると考えています。次いで3新たな販路の拡大に対する支援については、機械要素技術展への出展は6社の出展がありました。4経営の効率化に対する支援では、生産性向上等への設備投資補助で、今年度4,500万円の補助をしており、多くの利用実績があり非常に使いやすい補助といった評判をいただいております。また、新規事業の2の市内小規模事業者への企業訪問では、訪問数が132件、補助に絡めたものは119件という実績となっております。この点については記載が漏れていますが、ご了承ください。次いで産業人材の獲得・育成についてですが、こちらは少し計画から遅れています。企業訪問による起業ニーズ把握は行っていますが、具体の検討に未だ至っていないという状況となっています。2新産業の創出・成長産業の育成について、新製品の開発に対する経費の支援等、既存事業については、概ね計画通りに進んでおります。新規事業の方では、5の産学官金が身近に交流できる「出会いの場」の創出が少し遅れておりまして、今年度については大企業の特許を使った事業を行い、産業関係者、大学生、市の担当者の交流を行ったところですが、こちらは次期ビジョン策定の際には再検討していきたいと考えております。3企業誘致の促進の既存事業については概ね計画通りとなっておりますが、うち新規事業につきましては、産業界との連携した企業誘致活動が少し遅れています。企業進出に関する情報のネットワークは秘匿性もありますのでなかなか進まないというのが現状です。ただし工業団地の分譲等については相対的に順調に進んでいます。4起業家の創出と人材育成については、既存事業の方はおおむね順調で、新規事業の5創業可能用地の活用というところについて、計画の見直しが必要と判断しています。不動産情報の提供は中々情報提供の際に法的なハードルが高くなっているため、次期ビジョンでは検討の対象にしていきたいと考えています。

根岸委員
まず企業誘致の件についてお伺いしたいが、前橋市は市外の企業からどういったイメージで映っているのでしょうか。前橋市で操業することのメリットとデメリットがあれば教えていただきたいと思います。

岩佐部長
現在、既に五代南部工業団地の造成もほぼ終わっておりますが、前橋の魅力は大きく3つあろうかと考えています。まず1.地下水が使えること、2.土地が安く、圏央道周辺でも8万円/平方メートルといった価格で宅地とほぼ変わりませんが、安いところでは2万円/平方メートルといった地価もあります。またやはり、3.交通網にも恵まれているというところだと思われます。これらが市内に立地しようとする企業にとって大きなインセンティブとなっているかと思います。

根岸委員
それでは逆に前橋市に立地することのデメリットをお伺いしたいのですが。

岩佐部長
強いて言うなら、前橋市に転入してこようとする事業者のなかには、家族連れでおいでになるという場合も多くありますが、前橋市には大学等が少ないといった点において、教育面で課題があと考えられます。また、住まれると前橋市は住みやすい、と皆さんおっしゃりますが、特に公共交通網が弱いので、車での市内移動が必須ということになり、例えば車を持っていない都内に住む人が市内に転居される場合も困るということになるかと思います。今後はLRT等の交通強化や、自動走行運転等の実現によって変わっていくかとは思いますが。

根岸委員
ありがとうございました。加えて現在、市内中小企業の人材確保というのは喫緊の課題としてあるかと思いますが、産業人材の獲得・育成の項目は今後も重点的に取組みが必要だと思いますし、これからも一層進めて欲しいと思います。ただし、資料に記載がありますが、バスツアーを開催する回数自体が少ないと思います。また参加者も15人となっていますが、こちらも少なくないでしょうか。この点についてはいかがでしょうか。

若島補佐
この数値は、今年度今までに開催した回数になっております。9月に1回しており、来年に入ってから2回の計3回をさらに開催する予定にしています。また参加人数については、企業側の受け入れ態勢もありますので、せいぜい1回に15名程度が限界かと考えています。企業の従業員の方に見学ルートの設定や説明をしていただくときも、15名が限界ということです。

根岸委員
わかりました。取組みとしてはすごく重要だと思っていますので、(バスツアーの)回数をさらに増やすことも視野に入れてはいかがでしょうか。また、対象とする学生の学年次もあろうかと思いますが、開催する時期が遅いような気もしますので、このあたりも検討していただければと思います。

橋本委員
新製品の開発について申し上げたいのですが、こうした製品開発や設計は、少なくとも1年以上の期間が必要になります。いま資料の表中にある補助について、どこまで枠があって、どの時期に申請が必要なのか教えていただけますか。

柴﨑係長
今現状で2,000万円くらいの枠になっておりまして、概ね申請は4月に入ってすぐ、ということになっています。

吉田委員長
ぜひ様々な企業が使っていければよいと思います。それでは、他に質問がなければ、次項について、事務局の方からよろしくお願い致します。

柴﨑係長
それでは「次期(平成29年度版)産業振興ビジョンについて」ご説明をさせていただきます。今回検討資料として、あくまでも参考程度にビジョン改定版の素案をお持ちしています。こうしたかたちでビジョンを進めていきたいという意味で、少し作らせていただきました。今回は大きく8つの項目構成になっております。先ずは目次をご覧ください。順に「ビジョン改定の経緯と趣旨」「現行ビジョンの進捗状況」「社会環境の変化と市内産業への影響」「前橋市の現況と課題」「市産業の課題整理」「ビジョン改定のコンセプトと方向性」「戦略の体系と方針」「個別事業」になっております。これらはまだ検討資料ということで、内容については今後も変更していく予定にしています。
それでは最初に4ページをご覧ください。これから改定の作業に進んでいきますが、新たなビジョンの大きな趣旨としましては、記載にある通り、「新たな産業ビジョンでは本市が取組むべき産業振興の方向性や方針を再確認するとともに、現行ビジョンが目指す「従来の産業の枠を越える取組み」をより具体的かつ実効的に進めていき、本市での社会と生活を支えることのできる活力ある産業の確立を目指すもの」ということを想定しています。あくまで現行のビジョンを抜本的に変更するということではなく、ベースとした見直しをしていきたいということです。またビジョンの計画期間では、現ビジョンは3年を期間としていましたが、今回の改定されるビジョンでも29年~31年度の3年間を1期として考えて行きたいと思っております。また当協議会では、時間の都合上、A3資料を3枚お配りしている方を見ていただき、ご議論頂こうと思います。
それでは資料1.についてですが、こちらは大きな市を取り巻くマクロ環境を取りまとめたものとなっております。先ず人口とライフスタイルについては、日本総人口は減少過程を迎え、高齢化率も26%を超え、超高齢化社会となっております。国内経済的側面では、失われた20年といわれるように、デフレ経済期を迎えており、GDP成長率の低迷を続けておりましたが、平成27年水準では平均水準まで持ち直しているということがトレンドとして把握されています。次いで国内雇用では、有効求人倍率は1.2程度にまで上昇し、完全失業率も3.2%と比較的低い水準を保っていますが、非正規雇用率は37.7%と高い水準になっています。現在政府でも働き方改革等の取組みが行われている所以です。次いで産業のグローバル化ということで、海外現地法人を持つ企業の設備投資は増加傾向にあり、海外現地生産は一定程度増加が見込まれるというところです。またIoTやビッグデータ等、新たな技術革新が活発になっており、経済産業省の方でも第四次産業革命に向けた取組みが展開されているところで、エネルギー革命等も開発されていく見込みであります。最後にTPPの発効も直近の政治情勢を考えますと難しい状況となっていますが、東アジアを含めましたFTA体制も構築されていくのではないかと考えられています。
続いて前橋市の現況の方を説明して参ります。先ず人口と世帯についてですが、こちらは既に総合戦略等で採りあげられているため、今回は省略させていただきます。次いで産業のところでは、全産業では事業所数7.4ポイント減、従業者数3.4ポイント減となっておりますが、産業分類というところでは特化した産業がないものの、バランスの取れた産業構造となっており、高崎市、桐生市、伊勢崎市、太田市と総付加価値額では高崎に次いで2番目となっております。具体的には先ほどご説明した検討資料のP17をご覧ください。また本資料の右側に「前橋市産業における主要な稼ぐ力と雇用力を持つ分類」ということで、平成26年経済センサスを基に作成しています。この点に関しては、今回の委託先である富士通総研にご説明願います。

松田氏
富士通総研の松田と申します。第1回の協議会でも同様のご説明をしましたが、改めて稼ぐ力・雇用力を中心に、詳しく内容を見ていければと思っています。まず基本的なところで、図のX軸は市内産業の稼ぐ力、Y軸は雇用力を表しております。先ほどバランスが取れた産業構造であるといった説明がありましたが、そうした特徴を反映して、今のところ稼ぐ力があり雇用力もある産業が見られていないという現状になっています。例えば太田市や伊勢崎市であれば輸送機械器具製造業の稼ぐ力が強く、雇用力もあるという特徴が見られ、こうした産業が主要産業となって図の右上に位置するといった特化が見られます。また今回、前橋市内産業の特徴としては、一括りにできないものの「1.主に生活に寄り添う産業」として生活に直接かかわる医療や保険、食料品小売業等で雇用力が高くなっています。次いで「2.ものづくりを中心とした主要産業」として、主に業務用機械器具製造業や家具・装備品製造業等が稼ぐ力を持っています。また前回お話に出ていました、無店舗小売業もこちらに含まれており、恐らくベイシア等の大きな企業が含まれていることが原因かと考えていますが、今後のヒアリング等を含め、分析を続けていく予定です。また最後に、図中央の「イノベーション創出分野」についてです。今後目指したい姿を実現していくために、既に現行ビジョンでも医工連携等について記載がありますが、新しく「食の分野」等で農業や食料品製造業、無店舗小売業等の既存産業が上手く連携するといった方向性が考えられるのではないかと思われます。

柴﨑係長
引き続き、工業についてご説明致します。事業所数で7.8ポイント、従業者数で8.1ポイント減となっておりますが、工業団地は全事業所の29.9%、従業者数52.5%、出荷額では58.7%となっており、本市における工業団地の役割は大きいものとなっております。また農業では、従事者数が9,108人から8,357に減少していますが、強みとしましては畜産業に強みがあり、養豚数では県の約40%を占めています。最後に商業・サービス業では、卸売業では事業所8.0%減、従業者15.2%減、小売業では事業所13.9%減、従業者数9.4%減となっています。またサービス業では事業所4.0%減、従業者数1.2%減となっており、医療福祉では従業者数が25.9%増という傾向も見られます。最後に課題の整理ということで、これまでご説明した部分を取りまとめております。産業力の強化、産業力の充実、新たな産業の育成という3つとしております。
続きまして資料2.についてですが、市内企業1,000社にアンケート調査を実施し、約3割程度の回収率となっています。こちらについても、富士通総研からご説明願います。

松田氏
まず、調査の趣旨は社会環境の変化が見込まれる中、前橋市としてどのような産業施策を推進していくかを考えるため、市内事業者に対して事業課題等を中心に調査を実施しています。調査対象としましては、活動内容が大きく違うということを考慮し、製造業を中心とした商業・サービス業以外の事業者、商業・サービス業事業者の2種類としています。調査項目に関してあまり大きな違いはありませんが、商業・サービス業につきましては、顧客の属性等について聞いている部分があります。以下要点1.~6.のご説明を致します。まず商業・サービス業以外の「現状と立地環境等」についてですが、従業員規模に応じて利益は増加傾向にある、というわかりやすい結果が見られる一方で、3年後の景況を悪くなると捉える事業者が半数程度となっており、こうした結果から小規模事業者にとって厳しい状況が想定されます。また多くのものづくり系の事業者が今後も市内立地を続けると回答し、食料品製造業に関しては市内に長く立地しているといった特性を持っており、これが前橋市の一つの特徴だと考えられます。加えて、従業員が職場を決める際に自宅から距離が近いことを重視しているという傾向も見られ、これも特徴のある回答でした。こうした現状にある事業者の持つ課題として、人材確保数と確保する人材のスキル面の課題が挙げられています。また一方の雇用環境では、全体の16.2%女性の管理職となっており、特に食料品製造業では25.9%と高くなっています。そしてどちらが先かという問題はありますが、営業利益が増加した企業ほど、女性の管理職の割合が高くなっているという結果になっています。問題と取組み状況について、一番の課題は従業員の高齢化となっており、次いで受注量・取引量・売上高の減少が課題になっています。また食料品製造業については特に人材に関する問題が顕著になっています。そうした課題を持っている事業者の今後の取組み意向としては、若手人材の育成や中堅人材の育成等となっております。ただし食料品製造業だけで見ると、地域資源を活用したビジネス、販路開拓・拡大に対する取組み意向が高い、という結果も見られます。全体で見ても同業種企業との連携が意欲的に行われているといった傾向も見られました。次いで商業サービス業については、主要顧客としてフリー客が25%、固定客が75%といった平均値でした。また小売業等では40~50第の成人男性や高齢者層、医療・福祉でも高齢者層が高く、いずれも市民を中心とした地元顧客によって支えられている側面が大きい結果となっています。立地環境については、ものづくり系と比較すると若干新しい事業者が多いという結果になりましたが、これは医療・福祉の事業者が含まれていることが原因となっています。また、採用状況や雇用環境に関しても、ものづくり系と同様に総じて人材不足となっています。また女性の管理職の比率も35.8%と高く、特に医療・福祉は50.6%と半数を超す結果となっています。そして主な業績不振の理由は商圏人口の減少となっており、困りごとで見ると人材育成、売上の伸び悩みという順で、人材育成の方が売上の状況よりも大きな課題として認識されている点が特徴的な結果となっています。最後に、取組み意向状況としては地域内の同業企業による連携が最も高くなっておりサンプル数が61とあまり多くはありませんが、うち約30%以上がこうした取組みの意向があるという結果となっています。
こうした結果を踏まえ、全体の課題を取りまとめると、大きくは人材のニーズが高く、医療・福祉であれ製造業であれ、それぞれの産業に併せた人材の採用や育成に向けた取組みが必要になってくるかと思われます。また、市内に長く立地する企業が多いことや、同業種間連携の傾向も見られますので、新たなビジネスや販路開拓等の取組みをさらに進めていくことが必要となっていると考えられます。

柴﨑係長
続きまして資料3.の説明をさせていただきます。資料1.2.の内容を踏まえ、次期の産業振興ビジョンをどのように策定していくのかという点について、まず基本目標と目指すべき3つの産業像については、現行ビジョンと同じものとなっています。これは会社における社是社訓のようなものであるため、この3つの産業像は変更しない予定にしております。次に4つの戦略について、今回赤字となっているものが、より具体的に進めていくために新たに追記しているものです。例えば、1既存産業の総合的・実効的支援として、「実効的」という文言を追記しております。基幹産業のビジネス展開支援と連携強化という内容を追加している点等が該当します。次に2新産業の創出・成長産業の育成につきましても、「医工連携による」新たな製品開発、等より具体性を持たせたものを追記しております。また3前橋市にマッチした企業誘致の促進としては新たに「前橋にマッチした」という文言を追記しております。先ほどのアンケート調査にもありました通り、前橋市内企業の特徴もありますので、それに合わせた企業誘致を進めていくという点を踏まえております。4起業家の創出と人材育成についても、より具体性を持たせたものを追記しております。

根岸委員
資料3.の1の市民が市内で働けているという施策の意図はよくわかりますが、Uターンや市外の人達を呼び込むということは、この中に示されているのでしょうか。

松田氏
この施策の基になっている考え方ですが、アンケート調査でも人材を確保できていないという課題や長期的に働いてくれる人材を求めていることから、こうした市内産業が豊かになるためには、まず市内の人が市内で働けるという魅力のある環境を作っていくことが重要だと考えています。市内で野雇用環境を充実させていくことで、最終的に市外の人が働きに来てくれるという状況も生まれてくるとも考えていますので、市内・市外の両方を視野に入れたものとなっています。

根岸委員
政策的には並行的で、市外の人達を取り込もうといった個別事業もそれぞれ出てくると考えてよいでしょうか。

柴﨑係長
並行的に検討していくということで問題ありません。既に現在の事業でも企業誘致に関しても、市外の人が市内に移転した場合に補助を出すようなものも行っています。

根岸委員
また3前橋にマッチした企業誘致というところですが、例えば前橋市に合わないと思われる重厚長大の産業等は誘致のアプローチはどちらかというと控えめということになるのでしょうか。

柴﨑係長
今回提案している内容では、おっしゃっていただいている通りです。前回のビジョン策定時では、特に企業を選定していたわけではありませんが、現在では工業団地の分譲もうまくいっているということもありますので、市内経済への波及効果や雇用創出の面を鑑みながら選定をしていくことも必要だと考えています。

根岸委員
おっしゃっていることはわかりますが、来ていただけるところには来ていただいていいのかなとも思います。また最後に起業家の創出と人材育成について、ここで言う人材育成とは起業家に関することだと思いますが、また既存産業の総合的・実効的支援の方で、人材育成とありますが、確保はどうでしょうか。

柴﨑係長
事業所が必要な人材を確保でき、という5項目が該当するかと思います。

根岸委員
確保と育成を分離させて記載しているということですね。また資料1.の課題で産業力の強化と産業力の充実という記載がありますが、強化と充実の中身の差がいまいち理解できないので質問させてください。もう少し違った表現の方が良いのではないかと思いますが。

岩佐部長
それでは、この表現については今後改めて検討するということにしておきます。

松田氏
少し補足させていただきます。産業の強化という点では、冒頭に記載のある通り、市内産業全体を強化していくといった意味合いを持たせてあります。逆に充実という点については、市民生活の基盤となる産業の充実を意図しており、重複する部分もありますが、振興する対象が違うということを想定しています。ただし表現等については今後の検討範囲に含ませていただきます。

吉田委員
他にご意見がある方はいらっしゃいますか。皆さんを含め、企業に直結する方向性を定める計画なので、ご意見いただきたいと思います。

石田委員
資料3.について、全体に関することですが、施策の優先順位はつけていらっしゃいますか?あるいは重点ポイント等はありますか?

柴﨑係長
今の段階では、優先順位等はつけておりません。

増田委員
私の所属する群馬中小企業家同友会には40~50程度の会員がおりますが、例えば「新たな産業の育成」に関して取組みたいという企業がいらっしゃった。そういう時にどういったプランがあってどういう制度があるのか等のプログラムについて、どうやってさまざまな案を使いこなせるのかという点を知りたいです。

柴﨑係長
まだ具体的な個別事業という点についてはこちらでも作れておりません。ただ、人材の開発や育成等については、規模によってもある程度社内でカバーできるものとそうでないものがあるかと思います。社外講師を要請して社内教育を実施することもできない小規模事業者では、各企業の若手が集まって、市が実施するかどうかという点はありますが、セミナーを開催することで集団的に教育することもできるかと思います。

増田委員
例えば市の支援を受けたいと考えたときに、総合的な案内窓口があって、コーディネートしてくれるようなフォローがあると望ましいと思います。

奈良委員
今お話のあったコーディネートについてですが、例えば最近よく言われるビッグデータ等のデータ収集に併せたサービスという意味で、コンシェルジュといった考え方もあれば面白いと思います。全国に発信することのできる内容にもなると思いますが、いかがでしょうか。

柴﨑係長
補助金メニューや施策内容については、年度初めに情報発信してはおりますが、あまり届いていないというのが現状だと思います。小規模事業者に対するアドバイス等はできますが、市内企業は16,000以上ある中で、先ほど奈良委員のおっしゃった通り、政策金融公庫や商工会議所等に情報を提供していく等して、連携していきたいと考えています。

茂木委員
今回のビジョン改定はアンケートを取られておいますが、市内では創業支援制度を活用されている企業もたくさんあります。こうした点から、創業者に対してもアンケートを取ってほしいと思います。困りごとや課題等を把握し、創業者に絞って対応していってもいいのかなと思いました。

狩野委員
私からは商工会という立場から話をさせていただきます。国の方で小規模事業者を対象とした法律ができ、県でも同様の条例が策定されています。市ではビジョンに並行して動いている、中小企業振興基本条例の方に盛り込まれているということです。しかし、中小企業者及び小規模事業者という一括りにされていまして、冊子のページが進んでいく毎に小規模事業者という単語がなくなってしまいます。例えば中小企業者の資金繰り、人材確保等ですが、実は小規模事業者の支援については、中小企業者とは支援の内容が異なってきます。小規模企業振興基本法といった方向性が国から打ち出されているにもかかわらず、同じ施策で推進するのは困難だと思いますので、違う形で小規模事業者に対する支援が必要かと思います。われわれ商工会は基本的には中小企業者ではなく、小規模事業者向きの支援を行っていく役割があります。

石川委員
狩野委員が先ほどおっしゃったように、私もこの会議でも当初から小規模事業者という文言を入れてほしいと言っていましたが、現行ビジョンから小規模事業者という言葉が抜けてしまっているという点は非常に残念だと思います。これまで色々と申し上げてきたつもりですが、前橋市は商工会議所の役割が大きくあると思っています。商工会議所の基本的な役割があまりご理解いただけてないのかな、とも思います。

吉田委員
貴重なご意見でした。1項目でも2項目でも盛り込んでいただけたらと思います。

五十嵐委員
私はこの場に出ているので、補助いただけるメニューについては何となく理解できる部分はありますが、全く知らない事業者に対して補助できるよう、コンシェルジュ等が案内できるようにするのが良いと思います。県の街なかよろず相談でコーディネーターの方とお話していて、本当に小さなことから相談に乗っていただけるようになっており、こうした身近なことを相談できるといった取組みも必要かと思います。

柴﨑係長
情報発信等の在り方についても今後検討していきたいと考えています。

増田委員
私の会社では新入社員が2名いましたが、今年の10月でやめてしまいました。あまり社会的な仕事に適応できなかったというところが課題でした。社員の意識として、大企業が少し劣化したものが中小企業という意識づけではなく、産業人材の育成という意味で、中小企業は専門的な集団であるという意識づけを教育の段階で学生に対してしていく必要性があるかと思いました。

柴﨑係長
すぐに義務教育カリキュラムに組み込むことは難しいと思いますが、次世代育成事業等を実施し、子どもに対する取組みも行っています。

奈良委員
先ほど富士通総研からの説明もありましたが、営業利益が高くなっている事業所では女性の管理職割合が高くなっているという傾向もあり、少しずつ前橋市でも女性の活躍ができてきているのではと考えています。加えて前橋市創業センターが主催の女性起業セミナーの講師をさせていただきましたが、20名程度の起業した人・したい人が集まり、起業のテーマについて発表していただきました。このビジョンの中でも女性の活躍について一言でも入っていればいいなと思うのですがいかがでしょうか。

柴﨑係長
確かにこの施策の体系に盛り込まれていませんが、女性の活躍という意味ではすべての施策に関連したもので、改定作業と並行的に女性活躍推進に向けた行動計画を作成しております。こちらについても次回のビジョンについてお示していきたいと思います。

吉田委員
県としては産業人材育成を実施しており、弊社社員も参加しているところですが、前橋市でも同様の政策を行っていく必要があるのかなと思いました。産業人の育成は重要なテーマだと思います。下田先生何かご意見ありますでしょうか。

下田委員
県の方は、ものづくりでも現場の人たちを中心とした品質改善、生産管理等の改善を中心に支援しているかと思います。前橋市も一時、技術開発に関することをやっていましたが、こうした開発部隊のプロジェクトをしっかりと一つモデル化することが重要だと思います。また先ほど奈良委員がおっしゃった情報発信は重要だと思いますが、全国公立大学の地域連携協議会というものに参加してきましたが、54の大学が参加していました。そのなかでも前橋市の取組みを発表しましたが、前橋市はすごい取組みを行っていると驚かれることもありました。産学連携学会でも2回同様の取組みについて説明をしてきました。まず中小企業振興基本条例を作って、法的根拠を作ったうえで、中小企業の振興のために大企業や経済団体も金融機関、金融機関、市民それぞれが支援するといった内容を説明してきました。このときのイメージがあり、1.元気な企業をさらに元気に、2.成長分野を支援する、3.企業誘致を支援する、4.人材育成・確保を支援する、という4つの柱それぞれで数値目標を掲げることが重要になってくると思っています。例えば成長分野というのは、昨年度日本立地センターの報告書にあるように、前橋にはあらゆる産業が揃っていることから、よいフラッグさえ与えてあげれば、あとは様々な各企業が連携していくのではと思います。次いで、市や商工会議所や大学が企業を待っていましたが、逆に企業に出向いていくという点で、新しい産業の芽を見つけるという意味でもよいことだと思っています。4月に公募・申請して、9月にお金が来るとすると、残り半年間で報告書を出すことになりますが、前橋市は長期対応型ということで3年間を支援期間として認める特徴的な取組みもあります。全国の市レベルでは初めてのことだと私は思っております。またそこで説得力があるのは、具体的な成果であると思います。単なる報告書ではなく、実際の成果を具体的に挙げられれば、人材育成であれ何であれ、マスコミにも採りあげもらいやすいとも思います。また、市内の人が市内で働けるというのは非常によいキャッチフレーズだと思いました。高校生や大学生が市内の企業を知らないという状況を変えることが出来れば、最もよいと思います。大学のHPに企業の情報を記載する等することもよいと思います。学生はこうした情報は必ず見ますので、今後取組んでみてよいと思います。また次回の協議会では、御用聞きに関して具体的な成果をご報告させていただければと思います。

吉田委員
ありがとうございました。ロボットやドローン等によって産業の技術が開発されており、こうしたロボットやドローンは動作する部分が全てモーターで、特にこれまでの産業ではガソリンエンジン、鉄や半導体だったものが、これからはモーターになるということが日本電産の会長が言っています。これからは、より心を豊かにする産業が興隆すると考えていますが、こうした内容を協議会でも共有させていただきたかったので、紹介させていただきました。

【次回以降について】
事務局 佐渡谷主任
その他といたしまして、次回の産業振興ビジョン協議会については1月中旬ごろを予定しております。その際には皆さまから頂きましたご意見について、具体的な産業振興ビジョンのたたき台としてお示致します。次いで、ビジョン協議会が終わりましたらパブリックコメントを実施しまして、具体的なビジョンの策定に移っていきたいと思っています。

吉田委員
それでは以上を持ちまして閉会させていただきます。ありがとうございました。

お問い合わせ先

産業政策課 

  • 電話:027-898-6983
  • ファクス:027-224-1188

〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号(地図・開庁時間等)

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