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第8回アーツ前橋運営評議会 報告

最終更新日:2015年7月21日(火)ページID:015150印刷する

審議会 会議録

審議会名

アーツ前橋運営評議会

会議名

第8回アーツ前橋運営評議会

日時

平成27年6月8日(月) 午後2時~午後3時40分

場所

前橋市中央公民館507学習室

出席者

【委員】
巣山委員長、小島副委員長、井出委員、片倉委員、瀬谷委員、南嶌委員、結城委員
【事務局】
靜文化スポーツ観光部長、倉林文化国際課長、住友館長、田中副館長、
新保担当係長、佐藤副主幹、山田主任、今井学芸員、家入学芸員

議題

 報告事項
(1) 事業の実施結果
 ・「音色を奏でる絵画たち」           
 ・「地域アートプロジェクト」
  1.滞在制作 片山真理            
  2.ダイニングプロジェクト <風の食堂in粕川> 
(2) 事業の進捗状況
 ・「小泉明郎 捕われた声は静寂の夢を見る」
 ・「Art Meets02 大西伸明/相川勝」
 ・「新収蔵作品展」
 ・アーツ前橋関連報道記事/視察・団体等受入状況
(3) 前回までの指摘事項について
(4) その他
 アーツ前橋公式グッズの販売

協議事項

・評議会の構成委員等について
・運営評議会議事の進め方について

決定事項

(評議会委員)
・巣山委員長、小島副委員長が互選により決定
・現在の7名全員が平成29年3月31日まで委員を継続予定
・次回会議から評議員2名を加え、更にもう1名の追加委員を検討
・次回の評議会開催日は9月最終週を予定

主な発言等

 (1)運営上の課題について
 ・運営評議会は独立した組織であり、外部の有識者等による評価を行っている。
 ・展覧会の目的や意図について、アーツ前橋としての考え方をもっとはっきりと示す必要がある。また、それに対する運営評議会のなかでの意見や評価を外部に発信することにより、一般の方の認識や見方も変わっていくのではないか。
 ・1階部分のギャラリー1については、一般的にはまだ無料としての認識がないお客さんも多いと思う。当面はまだ無料を継続してよいと考える。
(2)展覧会について
 ・小泉明郎展については、前橋市としても大事な作家を、この時期に個展としてやったことは非常に評価できる。
 ・作品から得られるリアリティは、様々な分野で大学の授業とのコラボレーションが可能だと思う。積極的に活用するべきである。
 ・20代未満の若い男性が特に強い興味を示していたが、来館者アンケートの結果を見るとその年代が非常に少ない。感受性の強いこのような世代にもっと来館してもらえるような方策も考えなければいけない。

会議の内容

1 開会

2 評議会委員の継続及び委員長・副委員長の選任
 7名全員が平成29年3月31日まで委員を継続することとなり、委嘱状が渡された。
 巣山委員長、小島副委員長が互選により決定した。

3 報告事項
(1) 事業の実施結果[資料P1~P9]
 資料に基づき、事務局から説明を行った。主な質疑等は次のとおり。
【委員】
 地域アートプロジェクトの粕川の南風食堂については、8,000部のチラシの配布に対し、352名の参加者がいたのか。
【事務局】
 そのとおりである。チラシの8,000部のうち半分の4,000部については、粕川地区の各世帯に広報まえばしと一緒に毎戸配布した。残りの半分はその他市内をはじめ、関係各所へ配布した。
この事業は、そもそも粕川支所の持つ地域振興の予算を使ってなにかやれることはないかと打診を受けたため、企画されたものである。アーツ前橋においても、まちなかにこだわることなく、より多くの市民にアーツ前橋を知ってもらい、足を運んでもらおうという意図から実施した。
【委員】
 地域アートプロジェクトは、今後、新しい団体などに主体を移譲していく予定か。
【事務局】
 模索中である。できればよいとは考えている。
【委員】
 地域アートプロジェクトを4年間やってきて報告書をまとめたわけだが、充実感という点ではどのように受け止めているか。
【事務局】
 例えば、まちなか文化祭に関わった人たちのように、自分たちで活動を始める人材が出てきているという実感はある。
【委員】
 ひとつ一つは小さな活動かもしれないが、そのような活動が市民の心にどのくらいまで沁み込んでいるのか、あるいは、こうすればよかったという思いはあるか。
【事務局】
 前橋食堂などの「食」のプロジェクトは、特に幅広い人たちに反応があった事業だと思う。
【委員】
 国際的であることを常に意識し、海外からのアーティストなども常時20人いるような特徴を持っているとよい。そうすることでさらに色々なプロジェクトが生まれていく。母体となる活動はこの4年間でできているので、思い切った活動を考えていくのもあってよいと思う。

(2) 事業の進捗状況[資料P10~P22]
 資料に基づき、事務局から説明を行った。主な質疑等は次のとおり。
【委員】
 視察や見学に来られる方からは入館料を徴収しているのか。
【事務局】
 ケースにより異なるが有料で入ってもらうことの方が多いと思う。
【委員】
 視察の受入状況一覧にある「公募による見学会」とはどういうものか。
【事務局】
 市民を対象として、市有施設の見学会を一般公募したものであるが、これは有料である。
【委員】
 小泉明郎展については、大変感銘を受け、色々なことを考えさせられた。このような展覧会は画集などで見られるものではなく、実際に現場で作品を直接感じることが必要だと改めて感じた。したがって、来館して初めて得られるものなのだということの重要性をもっとアピールすることが来館者数の増大につながるのでないか。そういった意味では、来館者数としては物足りなさもある。
個人的にはもう一度やってもらいたいと思うほどの展覧会であった。これらの作品から得られるリアリティは、社会学、メディア学、心理学としても貴重な資料になり得るため、様々な分野で大学の授業とのコラボレーションが可能だと思うし、積極的に活用するべきである。
【事務局】
 作家の知名度や若さからいっても、多くの人を呼ぶのが難しい個展であることは承知していたが、専門家をはじめとして、来館された方からは非常に高い評価を得たものであった。アンケート結果などの本格的な分析はこれからであるが、来館者数は日数を追うごとに急激に増えていく傾向があったことは数字にも現れている。しかし、それでも最終的な来館者数が他の展覧会と比較しても多くなかった理由のひとつについては、団体の取りこぼしがあると分析している。他の展覧会と比較しても半分以下であった。そのため、今後の展覧会でも大学などの教育機関の授業で活用していただくことは、来館者の増加にもつながるものだと思う。
【委員】
 今回の展覧会は凄くいい。今年も都内などで色々な展覧会を各地で見てきたが、これは秀逸である。非常に先鋭的でテーマがはっきりしていてよい。美術館は来館者の人数に一喜一憂していてはダメである。アーツとしても後々の財産になる展覧会である。前橋市としても大事な作家を、この時期に個展としてやったことは非常に評価できる。美術館にとっては、個展をやること自体が勇気のいることであるが、これから大事な意味を持ってくることである。また、憲法改正や自衛隊の海外派遣などの問題がある今だからこそ、この展覧会をきっかけに論議が盛り上がってもよかった。空襲を受けた方の話についても、歴史を語り続ける際どさにもっと小泉さんなりの視点でフォーカスするとより強いメッセージを発することもできたのではないかと思う。小泉さん自身のこれからにも大きな期待ができる大変よい展覧会であった。
【事務局】
 全国的にはまだ無名であっても、地元にゆかりのある若い作家を中心とした個展をこれからも継続的に行っていくことは、作家個人の後押しという意味だけではなく、美術界における公立美術館の意義のひとつだと思う。来春に予定している「田中青坪展」も物故作家であり、来館者数のことを考えるとあまり地元にこだわるのも難しいところであるが、公立美術館にしかできないことを今後もやっていきたい。
【委員】
 今回の図録にはDVDが付いていてもよかった。日常性の解剖学という観点からも刺激を受けるテーマであった。
【事務局】
 DVDはないが、小泉氏は、自身の作品の解説や分析についても語ることができる。トークや上映会などを大学で実践してもらうのもよいと思う。
【委員】
 ギャラリー2の防空壕は実物を想定したものなのか。
【事務局】
内部の広さや入口が下がっているところなどは、体験者の記憶を元に忠実に再現した。体験者の原田さんはその経験から今でも狭いところに入ることができないと聞いている。その防空壕が実際にあった場所は、ここからもすぐ近くで、いまは記念碑が立っている。
【委員】
 建築としての防空壕にも興味があるが、市内にそのような負の遺産がある場所がわかる地図のようなものはあるのか。
【事務局】
 原田さんの知人にそのような戦時中の遺産を調査している方がいて、その方が出版されている本にはそのような地図がある。
【委員】
 今回の展覧会には知り合いを何人か連れてきたが、20代未満の若い男性が特に強い興味を示していた。しかし、来館者アンケートの結果を見るとその年代が非常に少ないのはもったいない気がする。感受性の強いこのような世代にもっと来館してもらえるような方策も考えなければいけない。

(3) 前回までの指摘事項について[資料P23]
 資料に基づき、事務局から説明を行った。

(4) その他[資料P24]
 資料に基づき、事務局から説明を行った。

4 協議事項[資料P25~P30]
 資料に基づき、事務局から説明を行った。主な質疑等は次のとおり。

●評議会の構成委員について
【委員】
 意見の固定化などの懸念があるため、教育関係者や地域の代表者を委員に加えることはよいと思う。男女の構成比のバランスの問題なども考慮していったらよいのではないか。
【事務局】
 前橋市の審議会の指針でも平成29年度末までに40%程度を目標にしていることから、あと一人を女性にすると理想的であるが、具体的にどのような分野が望ましいとかの意見はあるか。
【委員】
 20代などの若い女性の視点もあるとよいし、情報の発信力なども期待できるのではないか。
【事務局】
 過去にそのような年代の女性も候補にあがったことがあったが、平日の会議への出席などが難しく断念した経緯もある。
【委員】
 どの分野からというよりは、若い女性の視点というのを大事にした方がよい。流行やトレンドを学ぶという点でも貴重である。例えば、海外からの留学生なども含めて検討してもみてもよい。

●議事の進め方について
【委員】
 展覧会の目的や意図について、アーツ前橋としての考え方をもっとはっきりと示す必要があると思う。また、それに対する運営評議会のなかでの意見や評価をもっと外部に発信することにより、一般の方の認識や見方も変わっていくのではないか。
【事務局】
 展覧会の内容に関する説明はもっと丁寧にしていく必要はある。また、評議会の議事録を前橋市のホームページで公開しているほか、市長、副市長との意見交換会も先日開催したが、一般の方に知ってもらう手法としては、十分とは言い難い。
【委員】
 運営評議会は独立した組織であり、外部の有識者等による評価を行っている。内輪で褒め合っているわけではないということをもっと広く知らしめる必要があると思う。
【事務局】
 今年度からは市議会における決算委員会や予算委員会などにも館長が出席することにより、議員の方をはじめ、市民の方にもより深い理解をしていただけるものと考える。
【委員】
 事務職員と学芸員の意見の交換というのも大事である。地元出身者が多い事務職員と他県出身者の学芸員と話し合うことで新たな発見もある。
【委員】
 ホームページに掲載する評議会の議事録についても、展覧会のその趣旨や目的、反省点などをわかりやすくし、委員の評価などを付けてみてもよいと思う。
【事務局】
 展覧会の評価については、一般の市民の方や専門的な知識を持つ方とで評価が必ずしも同じとは限らない場合がある。しかし、展覧会を担当する学芸員としては、やはり、同業者やプロフェッショナルな方からの評価が一番であることが多いが、公立美術館としては、同時に市民の方のよい反応や評価得なければならず、それが最も難しいことであると言われている。したがって、まずは一度アーツ前橋に来館してもらう方策を考えることが喫緊の課題であると思う。
【委員】
 アーツ前橋のお客さんはまだコアな人が多いが、夏の「花燃ゆ」展では、一般の方の来場が多く見込まれるチャンスである。

5 その他
1階部分の料金設定について
【事務局】
 開館して1年半が経過したが、1階部分のギャラリー1については、常設展示がないことと、スペースが狭い(約224平方メートル)ことから開館以来無料としているが、施設運営という視点からも、今後はどのようにするべきか意見を伺いたい。
【委員】
 一般的にはまだ無料としての認識がないお客さんも多いのではないか。当面はまだ無料を継続してよいと考える。
【委員】
 警備の方が遠くから大きな声で注意している姿を見かけたこともある。管理運営上やむを得ないこともあるかもしれないが、改善できるポイントのひとつだと思う。
【事務局】
 受付・監視やミュージアムショップ、カフェなどとは定期的に意見交換の場を設けているが、今後は警備の方にも入ってもらうことも検討したい。

※次回の評議会開催日は9月28日(月)から10月2日(金)の間で調整

以上  

配布資料

次第(PDF形式:36KB)
資料p1~p30(PDF形式:2,465KB)
新収蔵展プレスリリース(PDF形式:379KB)
第8回アーツ前橋運営評議会 会議報告(PDF形式:336KB)

問い合わせ先

住所
〒371-0022 前橋市千代田町五丁目1番16号
担当課
文化国際課アーツ前橋

関連書類

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お問い合わせ先

文化国際課 アーツ前橋

  • 電話:027-230-1144
  • ファクス:027-232-2016

〒371-0022 群馬県前橋市千代田町五丁目1番16号(アーツ前橋・2階)(地図・開庁時間等)

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