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第2回文化政策懇話会

最終更新日:2014年2月10日(月)ページID:012453印刷する

審議会 会議録

審議会名

 文化政策懇話会

会議名

 第2回文化政策懇話会

日時

 平成25年12月16日(月)午後3時から午後5時まで

場所

 市役所11階 南会議室

出席者

  【文化政策懇話会】井上委員、梅澤委員、大野委員、大森委員、樽井委員(座長代理)、戸所委員(座長)、中島委員、松本委員、吉川委員
 【事  務  局】関谷政策部長、湯浅文化国際課長、松村文化財保護課長、手島文化国際課副参事、アーツ前橋副館長(代理:山本係長)、武井文化国際課文化政策係長、文化国際課員(柴崎、大嶋)

欠席者

 高橋委員、真中委員、スポーツ課長

議題

(1)報告事項:第1回文化政策懇話会議事録について
(2)条例制定等に関する工程について
(3)条例の目的・基本理念について座長・座長代理の選出
(4)その他

配布資料

次第(PDF形式:60KB)
資料1(第1回懇話会議事録)
資料2(工程表案)(PDF形式:166KB)
資料3(構成素案)(PDF形式:302KB)
資料4(中核市構成)(PDF形式:263KB)
資料5(中核市前文構成)(PDF形式:279KB) 

問い合わせ先
 

住所 〒371-8601 前橋市大手町2-12-1
担当課 文化国際課
電話番号 027-898-5825(直通)
Eメール bunka@city.maebashi.gunma.jp

会議の内容 

1 開  会(会議の進行は文化国際課長)

2 自己紹介(井上委員、松本委員)

3 あいさつ
(座長)
 本日は、年末のお忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。
 前回から本日が2回目の文化政策懇話会として、これより本格的な審議に入っていくことになります。
 文化について考えてみますと、これまで工業化社会ではどちらかと言うと経済・政治が中心で、文化はやや後ろの方にされてきましたが、知識情報化社会になり、文化と経済と政治・行政が同格で相互に連携することによって国・地域のパワーアップにつながってきていると思います。他方で制度的に見ますと文化的な制度はまだ遅れております。そういった中で今回条例を制定していくことは、非常に大きな意義があり、皆さんから有意義なご審議をいただければと思っておりますので、よろしくお願いします。

4 議  事(以下の議事の進行は戸所座長)

(1)報告事項:第1回文化政策懇話会議事録について・・・資料1
(2)条例制定等に関する工程について・・・資料2

(座長)
 懇話会で議論を進める工程案について、資料の中に県条例や各都市の条例があるとおり、全体として1つのパターンがあります。重要なことは前橋市としてどういう目的・理念でやっていくかであり、そのための前文・役割をどうするのか、また具体的にどういう施策をやっていくかを順次会議の度に議論していくことです。その上で国と県との整合性を持たせながら素案をまとめ、パブリックコメントを経て最終案を作成していく流れが事務局から示されました。

(座長代理)
 素案がどの位の分量になるのか。条例が大きいものだと時間がかかると思いますが、その見通しはいかがでしょうか。

(事務局)
 会議の時間に多少の幅を持たせていただき、その中で対応いただければと考えております。

(座長代理)
 
了解します。

(座長)
 
国・県・中核市の条例を見てみますと1つのパターンはあると思います。そこにどれだけ前橋としての理念を入れ、地域の文化的振興を図っていくかといった部分をご議論いただき、この場で集約していくかだと思います。

(座長代理)
 
議論し、具体的な内容が分かってきた段階でいろいろな意見は出てくる可能性はあります。

(座長)
 
例えば問題が出てきた場合に、1回程度会議を増やすことも可能でしょうか。

(事務局)
 
そのような対応もあり得ることと思います。

(座長)
 条例の公布・施行の時期は動かさないようにしながら、それまでの間に十分議論できるよう事務局側の配慮もお願いしたいと思います。

(3)条例の目的・基本理念について・・・資料3、4、5

(座長)
 
国では文化芸術振興基本法があり、各都道府県はそれぞれの文化的・歴史的な特徴をちりばめながらほとんどがパターン化されており、各中核市の場合もそのように見受けられます。必ずしもそれに捉われる必要はありませんが、今後施策を進める上で国・県との関係上、将来的に不都合が生じる部分があれば整合性を保ちながら、いかに前橋らしい特徴を入れ、また前橋の産業・政治・文化などの各方面にも波及していくものに作り上げていくことがこの会の役割かと思います。
 なお、このパターン化を分解し、その構造を見てみますと、前文、条例の目的・理念があり、市の責務や市民・事業者の役割があり、それを実施する上での基本計画があり、また高所から見ていく審議会のあり方があります。
 既に委員皆様のところに事務局から事前に資料が配布されており、また、工程案でも事務局から概略が示されましたとおり、まず初めに前橋市としてこの条例の目的をどうするか、あるいは基本的理念がどうあるべきなのかがないと前文を考えるのが難しくなりますので、今日、皆様に条例の目的・理念についてご議論をお願いしようとするものです。
 なお、その場で文章化することは難しいため、皆様から十分ご意見をいただきましたらそれを事務局で整理し、次回は整理したものを踏まえて前文を議論する流れになりますので、そういった点を念頭に置きながら、前橋としての目的・理念についてご意見をお願いします。

(委員)
 
構成案の「条例の目的」の中に「「前橋文化」として内外に誇れるまちづくり(文化芸術都市)の実現に寄与することを目的とする」とあり、全国の条例と見比べると特徴があります。文化振興の推進にあたって県都がしっかりすれば全県的な文化県につながるとの思いと、県の文化宣言を見ても30年前から全国に先駆けてありますが、今まで機能していなかったため、例えば条例の目的の中に責任を文言として入れるため「県都として文化歴史に魅了されたまちづくりの創造によって市民の郷土愛を深め、内外に誇れることを目的とする」と私なり私案を考えました。
 この中に「郷土愛」と「魅了」を入れましたが、魅了がないと郷土愛が生まれないことと、魅力があると商店街など活性化してきます。文化でも歴史でも観光誘致ができれば、黙ってでも県外から人が押し寄せてきます。また、歴史文化を強化・活性化させるためには、郷土・地元にいる人が郷土愛をもつことが大事なことです。
 私は、全国のいろいろな都市を「文化歴史の見えるまち」として格付けをしておりますが、評価基準の中には「食べ物」や「まち並み」「お祭り」などがあり、総合的に判断しております。前橋の場合はまち並みが戦災で焼けてしまい、史跡はありますが浸透させるのはなかなか難しいため、芸術文化が手っ取り早いと思います。
 例えば、能登の中島町では芸術館があり、仲代達矢の無名塾の拠点になっているため、富山・石川・福井などその地域の人たちが東京公演より割安で見られ、なおかつ風景や演出など東京よりはるかに素晴らしい舞台になっております。前橋は首都圏で東京から近いため、例えば商店街の真ん中に芸術館など注目される新しくいものを造り、いつも楽しめ遊べる求心力が必要ではないかと思います。

(委員)
 
条例の中で用いられる主要な言語の概念について意見を申し上げます。前文に「歴史・文化」「文化芸術」という言葉があります。「文化芸術」といったときの包括的な「文化」の概念をどのように理解したらよいのかと考えながら資料を拝見しました。身体運動の文化が生活の中に取り込まれたのは非常に後発であり、かつては通常の生活の中にある「文化」に入らなかったことがあります。そこで「文化芸術」といったときに多くの方々がどういったイメージを持たれるのか、また運動・スポーツの文化がこの包括的な概念の中に入っていることをこの機会に確認することが、国や県のレベルでも組織的には分割して行われている傾向にありますので、重要だと思います。
 近年、前橋でもヒルクライム等で全国的に注目されており、例えば前橋の赤城山をメインにしながらウォーキングやハイキングにも広がっていくいい文化だと思っています。そういう意味で文言として頭のところは「文化」としてトータルでいいのですが、特に2.のところに入ってきた時や、あるいは「文化芸術団体」といったときの「スポーツ団体」であったり、下位概念のところでスポーツ・運動の文化をどのように扱っていくのがよいのか伺います。

(座長)
 
ただ今のご指摘については、議論しておく必要があると思っております。
 長野市はスポーツが入っておりますが、スポーツとうたっている所とそうでない所があり、「文化」としてその中には、「芸術文化」「産業文化」「スポーツ文化」などがあります。「文化」の中に前橋の条例としてどこまで考えるのか。「文化芸術」というと限られた感じがあり、スポーツについて前橋の場合は、ヒルクライムや元旦駅伝、ザスパ草津などがある中でそれらをどのように扱い、どういう組み合わせでいくのか、是非皆様のご意見をお聞きしたいと思います。

(委員)
 
条例をつくる上で前橋市として「文化」の考え方をはっきりしていかなければならないし、そこがしっかりしていないと前橋らしい条例になりませんので、当然議論しなければならないと思います。
 もう一つは、前文がかなり詳しく書いてありますが、「水と緑と詩のまち」という言葉自体はかつての大胡・宮城・粕川地域と合併する以前のまちの状況です。しかし、これから条例をつくるのは町村合併で大きくなった前橋の地域を考えていかなければなりません。そうなると「利根川」や「広瀬川」と同じように「赤城山」も欠かせない象徴的なものだと思います。また、「都市化」の今までの考え方は、中心部の活性化が考えられてきましたが、新しく広くなった前橋市を前提にして考えれば、前橋全域をレベルアップしていく考え方で条例をつくっていかなければならないと思います。

(座長)
 
新たに、合併により広域になった前橋市を念頭に置きながら条例をつくる必要性についてご提案がありました。
 まず、議論する上で事務局の考えを聞きたいと思います。例えばスポーツについて今回の条例を作成するにあたって別の部局で違う条例をつくるため、ここではスポーツは含めないことになっているのか、それともスポーツを含めてこの場で議論していいものなのか、現在の状況について教えてください。

(座長代理)
 文化とスポーツの関係ですが、国の基本法では「スポーツ」という言葉は出てきておりません。一方県の場合は、条例9条のところに「スポーツ文化及び科学の推進」とスポーツも位置付けております。ただし、内容的にはスポーツはほとんど入っておりません。県の場合は、スポーツに関する条例をその後につくられておりますので、前橋の場合もそのような形ではどうなのかと思います。

(委員)
 
国の場合は、文化庁がありますのでそこで文化的なことを網羅しており、長い経過の中で獲得されている方法です。スポーツは後発であるため文部科学省の中のスポーツ振興として動いていく形です。スポーツ文化政策は変わっていかなければいけない時期にあますが、別途に飛び出した組織をつくって補っているのが国の現状だと思います。

(座長代理)
 
県の場合もそのようになっているかと思います。

(事務局)
 
スポーツの位置付けについてですが、国は文化芸術振興基本法とは別にスポーツ基本法としてスポーツを法律として分けております。県の条例を見ますと、文化の定義付けのところにスポーツと科学を加えております。国や県では文化とスポーツを使い分けているところはありますが、基礎自治体である市町村になりますと文化を細かく定義しているところはほとんどなく、事例的に「都市の魅力増進に資するもの」「その他これに類するもの」あるいは「生涯学習等創造的な諸活動」といったように総括的に定義しているところがいくつかございます。
 本市の場合で見ますと、スポーツ振興の条例はありませんが、スポーツ課を中心として具体的なスポーツ振興の計画は持っております。長野市の場合も条例で芸術とスポーツを一本化し、計画はいっしょではなくそれぞれの計画の位置付けになっており、その辺はいろいろとご議論をいただきたいと思っております。

(座長)
 
前橋市として、条例は一本化しながら実際に施行していくにあたってはその担当課が基本計画を持っていく考え方なのか、国は全部縦割りにきておりますから条例も分けて考えていくのか、基礎自治体の条例は、合わせても分離しても選び方だと思います。その辺の方向性が市としてあるのかどうかによってここでの議論も変わってくると思います。

(事務局)
 
条例の組み立て・ジャンル分けについてですが、本日第2回の懇話会に先立ちまして庁内の各文化関係の部署と協議いたしました。結論として私どもが構想している条例は、大きな括りの中ではスポーツも含めた文化振興条例と考えております。そのため、本日は欠席ですがこの場にスポーツ課長の席も設けております。

(座長)
 
ということですので幅広く考えていただき、言葉として「文化芸術」がいいのか「文化」がいいのかは、本日結論を出すのは難しいかもしれませんが、大きな課題でもあり、近々に決めていかなければと思います。

(委員)
 
国は文化芸術振興基本法、県は文化振興基本条例、スポーツも含め幅広く定義していくのであれば、本市は「文化」がいいのであろうと思います。国は「文化芸術」の中身は書いてありますが、生活やスポーツ文化のことまで言っていないこと、逆に県はそういうことも含めていますので、タイトルの話しになりますが「文化芸術」の「芸術」は、文化の中の「芸術文化」と位置付けた方がすっきりすると思います。
 「文化芸術」という言葉自体が検索してもヒットせず、国だけが使っている感じがいたします。

(座長)
 
文化政策懇話会ですから、「文化」に統一し、そこに芸術もスポーツも産業もいろいろなものが含まれると考えていくということでよろしいでしょうか。

(事務局)
 
法律では、芸術とは何かといった細かな例示がありますが、国の文化審議会の答申の中に「例示されていない分野も対象とし、あまり差異を設けない方がいい。」という答申も出ておりますので、文化とは芸術も含めた定義と捉えております。もしご意見があれば承りたいと思います。

(座長)
 
今までのご意見をまとめますと、文化庁が中心になると「文化芸術振興基本法」となりますが、県なり基礎自治体である前橋市の場合は広く考え、条例を「文化」に統一し、そこにいろいろなものが入ってくるという考え方のご意見が多いと思います。

(委員)
 
私も先ほどお話があったとおり「文化芸術」ではなく、「文化」だろうと思います。その中で芸術も文化も歴史も論じるし、そういうトータルの横並びのものを全体としてレベルアップさせる考え方で「文化条例」を構成したらいいと思います。

(座長代理)
 
本日配られた基本計画のところで内容的にはスポーツは含まれていませんが。

(座長)
 
基本計画は、工程表では「施策等」にあたり、次回の次の会で今日の内容を受けてご議論いただければと思います。

(委員)
 今現在、前橋市はスポーツについての包括的な条例等はありますか。

(事務局)
 
条例としては位置付けておりませんが、法律に基づいて各自治体は基本計画を作成する必要がありますので、計画は持っております。

(委員)
 
それを文化国際課が所管されているわけではないのですか。

(事務局)
 
スポーツ課になります。

(座長)
 
今回、スポーツ課長も入っていただき、政策部長から説明があったとおりの考え方でいいのかと思います。

(事務局)
 
はい。まさにご発言があったとおり資料4の中核市の状況を見ていただくと、「文化芸術」を使っている都市と「文化振興」を使っている都市の二つに分かれます。当然、懇話会のご意見を伺って最終的には市長が判断し、議会の議決で条例が制定されるわけですが、先ほど申し上げましたようにこの庁内会議での際は、「文化芸術」ではなく「文化」を大きな範囲で捉えて話が進んできた経緯がございます。どちらかと言いますと今までの流れでは仮称ですが「文化振興条例」となります。

(座長)
 目的・理念の枠組みの基本としては、文化に芸術・スポーツ・産業などのいろいろな文化が含まれるとお考えいただきたいと思います。

(委員)
 資料を見て「文化」というと一言で表すとことが難しく、次回までに「文化」についての説明があると今後議論を進める上でぶれることなく考えられるのではないでしょうか。また、一般の人が見たときにどういったものが含まれるのか解かりやすいと思います。

(座長)
 
目的や基本理念といったときに、前橋市として文化振興を図るにあたり、一つの大きな考え方があるかと思いますが、どのような表現をしていったら市民が心を一つにしながらその方向に向かっていけるか、そういったものがあれば出していただきたいと思います。
 例えば、産業革命で明治以降を考えると製糸業で育まれた文化的な基盤で前橋市はつくられてきたかと思います。一方で知識情報化社会における基盤づくりとして新しい前橋文化を創生していかなければいけない。市民が共通して文化をあるいはスポーツをどういう方向に持っていくのかご意見はございますか。

(委員)
 難しいところで、ますます時代は多様化しておりますので一つにすることはとうていできないし、一つにするべきではないだろうと思います。個性を持たせてその中で何となく前橋は楽しい、愉快なあるいはインテリジェンスが感じられるようなことが文化の根底だろうと思います。だからそれを育てていくような条例になればいいのではと思っております。

(委員)
 
そのとおりだと思います。事前にいただいた各市の資料を読ませていただくと、それぞれ全国的に著名な産業や代々受け継がれている文化がある市の条例です。最近、群馬県民として好感できない新聞報道ですが、とにかく知名度という点では最下位です。その群馬県の県都である前橋市で全国的に何が著名で売れているのか、あるいは個性的に胸を張れるようなものがまったく見当たらない。これは事実です。その上で各市横並びの前文や理念を文字の羅列で「歴史と文化を」といった文言を並べていけば、冒頭座長からの話のとおり「前橋らしい」という個性的な条例はできないだろうと思います。ではどうするのかと言われると具体的なアイデアはありませんが、前橋が全国区で誇れるものは何か、ここで仰られる方がいれば逆にお聞きしたくらいです。

(座長)
 条例はまさにそれを創っていく基盤となる枠組みです。

(委員)
 これから先どういう方向に向かっていくのか、今までの歴史を踏まえてではなく、これから先を前橋はどう踏み出していくのか、そこがポイントではないかと思います。他市の前文や基本理念を見ると横並びの文章、文字の羅列があるので、これを踏襲しては前橋もつまらない普通の条例になってしまう気がしてなりません。

(座長)
 私自身も30年京都で生活し、故郷に戻ってくると暮らしやすく、皆が住んだらいいまちだと言われるが、外からは見えない。例えばこの地域の若い人達にこの地域の宣伝をお願いすると「何もない。」となる。そこで出てくるようなものが市民を一つにし、何かに進んでいく形にもなるし、結果として何かが生まれそれぞれの個性にもつながっていく。そういった大きな枠組みの中で前橋というものが彷彿される、または皆さんがつくっていけるソフト面の基盤として知恵を出していただければと思います。

委員)
 人を育てていくところに立脚したものができあがっていくと前橋らしいことにつながっていくのではなかろうかと思います。実はアーツ前橋に関連して学校の生徒をアートに触れさす活動を始めております。非常に時間がかかる長い話であるため私としては不本意ですが、この子達が10年経つとアートに対する概念、前橋に今までなかった概念が芽生えてくるだろうと10年スパンの話をしております。文化全体でそのような教育・人を育てる体制ができると前橋らしい文化が出来上がっていくのではないかと思います。時間はかかりますが。

(委員)
 資料3の基本計画の中に「文化芸術」が12中に7つ入っております。これはもう少しまとめられないのでしょうか。例えば、9番「文化による交流の促進」10番「文化に係る情報の収集及び提供」は一つにまとめられると思います。

(座長)
 
先ほどの議論の中で「文化」にすることになりましたので、今の段階では「文化芸術」を「文化」に読み替えていただくとともに、基本計画については、次の次の会に具体的に議論していきますので、ご了解いただければと思います。

(委員)
 これまでの議論と事務局の原案のところで、「前橋らしさ」「何が前橋は誇れるのか」ということと条例の独自性を合わせて考えると、他の文化条例は「そのまちで暮らしていて、豊かな暮らしを提供できるようにしましょう。」というのがほとんどであり、とても大事なことです。一方、前橋は「前橋文化」と一歩踏み込んだ用語を使うとすると座長が仰った「これから前橋文化をつくり上げていく。」という意気込みが含まれ、かつもう一つここで「内外に誇れるまちづくり」と言っており、他のところにありません。つまり他のところは「今ある文化を享受できるまちにしましょう。」と言っておりますが、「前橋文化」を生み出し、かつ「それを外に向けて発信していきましょう。」と「それによってまちづくりをしていきましょう。」と言っていることから、よくよく読むと他のところと違う意味合いになっております。だから超前向きなことをやる覚悟をされていると読み取りました。 
 今「前橋文化とは何か」を議論してもなかなかというのが現状であり、それぞれが感じている文化やそれぞれが活動している領域があります。それを総合して日本文化、西洋文化と言うように「前橋文化」を組み立てていくベースになる条例であり、それが創造されたときに中だけで享受するのはなく、外に向けて「これが前橋です。」と前橋をアピールしていくものを含む条例という点は他とは違うと私は感じています。
 ただもう少し明確に打ち出さないと、さっと読むと他と同じに見えてしまうところがあり、その辺を目的のところに明確にしてもいいと思います。

(座長)
 そこをもう少し踏み込んでご発言いただければ思いますが、具体的にどんな言葉を入れたらいいのか、またはどういう様にするとよいのでしょうか。

(委員)
 文化と一つ一つの事象を総合していくと「前橋文化」ができるはずですが、その作業を今までしてこなかったと思いますので、今もう一度生み出すことを前面に押し出し、それが出来れば明確に発信していくことで外との係りを持つ条例となり、他にはない条例になると思います。それは遅れてつくるところの特権かもしれません。

(座長代理)
 今の意見に私も賛成ですが、条例の目的にある「市民等が文化芸術を享受、創造でき「前橋文化」として内外に誇れるまちづくり」という意気込みを前文の下2行目のところに入れた方がいいと思います。

(委員)
 今日は目的を議論するところですが、目的と前文はかなり連関しており、前文の最後の2行がそのまま目的と合致しないと整合性がとれないと思っています。同じような言葉を使っておりますが、少しずれている気がしますので、そこは整合性が必要と思います。

(座長)
 目的と基本理念がはっきりしてくると前文も書きやすくなり、整合性を持たせることができると思いますので、そういう意味からも前文を見ながら、目的と基本理念についてご発言いただければと思います。

(委員)
 前文を読ませていただいて、こういうものを作る時はキャッチフレーズになるような、前橋はこういうところだというものが絶対に必要だと思います。その中で欠かせないのは、いろいろな歴史遺産もあり文化的な面からも利根川と広瀬川以上に赤城山を入れていただければと思います。
 次に、私は文化財保護課の委員もしており、よく感じることは、例えば前橋のいろいろ文化を論じる上で古墳や歴史的遺産が非常に恵まれていること必ずうたいます。ところが実際に反映されているかというと空念仏のようになってしまっているわけで、そういう例が非常に多いわけですからしっかりと前橋の歴史性を踏まえて条例の基礎をつくっていただきたいと思います。

(座長代理)
 基本理念のところですが、言葉として意味はわかりますが、「心理価値」と「効用」は堅いのでもう少しわかりやすい言葉に置き換えてもらいたい。文化芸術がどういう価値があるのかといったことだと思いますが、他の都市ではもっとわかりやすい表現を使っております。次に一番下の「長期的かつ継続的な視点で取り組む」のところですが、これはこれでいいですが、やはり現在の問題、今どういうことがあって何をしなければならないのかを踏まえた上で「長期的に」といく必要があるのではないかと思いました。

(委員)
 理念ですが、前橋市とゆかりのある地域で姉妹都市になっているところがありますが、それとは別に自治体同士が歴史観を共有することが大事だと思います。それによって友好関係が深まりますし、お互いに郷土愛がありますので、我が歴史人物が他県に行って活躍しているとか、お互いに共有した友好関係が生まれると思いますので、そういった点を理念で強調するといいと思います。ネートワークづくりで友好関係を深めますと観光誘致のパンフレットを配るよりはるかに効果があると思います。

(座長)
 
文化はネットワークの中から生まれてくることがありますので、そういう面でいろいろなところと交流をしながらより関係を広げていくことも、これから国際化していく中で出てくることと思います。
 座長代理が言われたことの中では、「市民の教養力を高める、創造性を育む」といったことや、先ほどから出ている「前橋の誇れるもの」「人間性豊かなまちづくり」など他所に行って誇れることも基本理念に「子どもたちを育てていくこと」と関連させながら入れていただくといいのではないかと思います。これからのまちづくりは、教養があるところあるいは景観が良いところが企業立地も良く、やはり教育力や文化力がある地域は知識情報化社会においてはいろいろなものが集積する地域でもあるわけですから、そこのところを狙いながら新しい「前橋文化」をどう作り上げていくか、またそれが基本計画とリンクしてくると上手くいくのではないかと思います。

(委員)
 私たち委員がわくわくするような形がないと多くの市民の心も動かないし、新たな魅力も創出できないのではないかと思いました。前橋のまち中について、アーツ前橋など非常に努力されておりますが、生活面で活性化させる形もあったかと思います。なかなか変化が難しい部分が同時にあると思いますし、口で言うのは簡単ですが、まち中のことやいろいろな文化活動の中でうまく市民が一体化するような活動が大切であり、そういう意味でアーツ前橋が子どもや地域を巻き込んだ活動は注目しております。
 環境的には私は横浜の人間で、前橋に来てこの空と山と水は替えがたいと思いました。運動的なことを言えば、例えばここに朝行くと皆が運動している拠点みたいなものを生活習慣の中に少しずつ浸透していくようなプランにつながっていけばいいと思います。「前橋文化」のいい知恵が出せないものかと思っておりますが、前文・目的と基本理念の流れの中で、すっと流れていかない部分があると思いますので、条例の大きな流れをつかんで目的のところに「前橋文化」をうまく匂わせていく文章にできればいいと思います。

(座長)
 例えば、今日言うべきではない範囲ですが、前文の「時間と手間を惜しまず」はなじまないので「市民の英知を結集して」などいろいろあると思います。皆さんのご意見を聞きながらより良いものにしていきたいと考えておりますので、流れが良くなる方法などのご意見をあらかじめメール等で出していただければ次はもっと楽に行けると思います。

(座長代理)
 最初のところで、スポーツも含めた「文化」という意味だとすれば、基本理念はどうなるのでしょうか。資料は全部「文化芸術」で語られており、スポーツのことは触れていません。大幅に変わってくるのではないかと懸念します。

(座長)
 重要なことです。例えば地理学とスポーツの話をしますと、全国的なネームバリューを得るためには要素があり、その中にプロスポーツがあります。例えば、札幌や仙台はプロ野球を持つことになってレベルアップしました。サッカーもそうでし、芸術の場合でも宝塚のような拠点がそれにあたります。こうした要素が3つあると皆さんの意識が出てくると言います。そのように考えたとき、基本理念に「プロスポーツ」と具体的に書き込むかは別問題としても、育てるものがあるかどうかは、一つの理念だろうと思います。条例は何十年と生きていくものですから、例えば「ザスパ草津」と具体的な名前は書けませんが、「○○は前橋がメッカになるぞ。」という意思が条例にあるかないかで、実際の施策である基本計画をつくるときや予算化するときの一つの条件になるのではないでしょうか。そういう点で皆さんは理念をどう思いますか。

(委員)
 ザスパ草津のホームがあっても前橋を冠していないのが現状です。アーツ関連で言えば、やはりこのような委員会で進めてきており、委員さんはそれぞれの分野で権威をお持ちの方ですが、ちょっと一般市民の感情からすると隔絶の感があるのかなと常に感じております。一般市民は、どう考えているのかをもっと広く吸い上げる方法はないのか、結果としてその人達が振り向かなければとどんなに素晴らしい条例をつくっても絵に描いた餅になってしまう気がしてなりません。
 例えば、2月2日に市長を交えたシンポジウムも開かれるようですが、またパブリックコメントを5回と6回の間に出すと冒頭お話がありましたが、もっと前倒しして一般の市民が参加する公聴会を開催する必要があると思います。

(座長)
 ザスパの前橋を冠していないことも、これからの市民の盛り上がり・応援や財政的支援で変わってくる可能性もあるのではないでしょうか。現に新たに「群馬」が入ってきております。これらのことも含めてどういう理念で進むのかということがここでは重要です。今あるものを育てるのか新たに作るのかといった個別具体的なところは別問題として、条例として全国的になるものを育てる気持ちを出すのがいいのか、そうではなく普通に横並びにやっていればいいのか意思・理念としてあると思います。

(委員)
 ダイヤモンドペガサスも学友協会も「群馬」が付いておりますが、「前橋」にこだわると具体的にこれというのが非常に難しいと思います。群馬大学の重粒子線も前橋以外にも出来てきており、以前は「医療のまち」を言われましたがそれも下火になった状況ではないでしょうか。

(委員)
 意外に前橋はレンガが有名です。刑務所やレンガで有名な会社もあります。また、上泉伊勢守もマニアの間では「剣聖」といって全国的に注目を集め、萩原朔太郎が広めたマンドリンも全国レベルであり、意外と我々が気づかないだけでマニアの間では有名です。そうしたものを若い世代に伝えていき、前橋にはこれからいいものを育て上げる土壌があることをアピールできればいいのではないでしょうか。まちづくりの話し合いに参加する中で、まち中の人達は高齢化するところを何とかして若い人達を入れて活性化しようと考えております。アーツ前橋をはじめ様々な人が集まる拠点ができてくればいいのかなと思います。

(座長)
 今、「医療前橋」として重粒子線の話がありましたが、確かに先端で走り出したならば、それをいかに持続して走り続けるか、またそれをバックアップするようなソフト面の制度があればいつの間にか本当の「医療前橋」になります。ところがどこかで諦めてしまったらだめです。元々、前橋は旧制大学の医学部を持っていた地域で県民が育ててきたものであり、他の地域から比べるとお医者さんの数が多いわけです。そうしたことを医療文化として持続的に発展できるようなソフト面のシステムとして条例に結集させるにはどうしたらよいのか。やはりこれも一つの理念だと思います。
 スポーツも芸術もそうです。芸術にもいろいろありますが、それらをバックアップするシステムをつくらなければなりません。大学などに人が集まり生活できる空間をつくり、あるいは食べられなければいけません。市がお金を出し、他所からお金が集まるというような基となる条例、ソフト面の枠組みをどう作り上げていくかが問われていると思います。

(委員)
 前回もお話しましたが、「アーツカウンシル」という概念が日本にも入ってきまして、実際、京都と大阪市が導入していますが、なかなか上手くいっていない状況にあります。これまで短期的に予算が付いたから資金を出し、予算が終わると活動がぴたっと止まってしまう、この繰り返しだったと思います。市民が考えて、市民が資金提供するような仕組みができれば、全国に先駆けて非常に面白い条例ができると思いますので、是非、キーワードとして「アーツカウンシル」を研究課題に入れていただきたいと思います。

(委員)
 スポーツや運動の中には「行うスポーツ」「見るスポーツ」「支えるスポーツ」という形でコンセプトを持って動いております。まだまだ「支えるスポーツ」の育ちが少ないですが、障害者スポーツを着眼点にずいぶん変わってきております。あらゆる世代や違いを持った人達が活動の中に入っていくことが大事だと思っています。一方、学生が学ぶときに地域に出て行くことが教育の側面では非常に重要ですあり、そういう意味から前橋は全国的なスポーツ施設を持っており、群馬大学もありますので、大学とのタイアップが可能な立地条件にあります。そういうアプローチや利根川河川敷の素晴らしい地域性を活かした市民の楽しみとしての軽運動を企画したり、それを支える形の活動を広げたり、さらにはそうした中にプロスポーツが来たときに歓談できる仕組みを作るなどの工夫を通じて一般市民が一体となって、自分達のものと思えるようなものが必要ではないかと感じています。

(委員)
 中之条のビエンナーレを調べますと、33万人位かなり賑やかに1か月間行われました。周辺には四万温泉や沢渡温泉があり、そこにお金が落ちますのでかなりいい企画です。お祭りもそうですが、起爆剤となるようなイベントをやることは必要ではないでしょうか。見るのも楽しいですし、一番いいのは商店街に活気が出て、核となるところに求心力がでますと、周りのまち全体が元気になっていくと思います。県外からも観光として来る人も増え、観光収入が増えればお店もきれいになってくるので、まち並みにも影響してきます。小布施などがいい例でしょう。
 文化は幅が広いため、個人的には歴史を大事にしていただきたいのですが、全国の文化都市を回って見ると、お祭りが盛んなところは街並みが形成され、背景が良くなります。浅草では毎月のようにお祭りがあり、岩手県の遠野市でも山間部ですが毎月のようにお祭りをやっております。お祭りは行政がやるものではなく地域が一つにまとまってやるものですから、地域が盛り上がることを考え、作り上げていければといいと思います。

(委員)
 前橋を一つの織物に例え、縦糸の一本一本がそれぞれの文化だとすれば、それを横糸で結んではじめて織物になります。その横糸の役割をこの文化条例がするという考え方でつくっていったらいいと思います。

(座長)
 
いろいろな考え方が横糸で結びついていくということだと思いますが、文化は単独では生きられないし、発展しません。やはり経済の支えや政治の安定があって連動し、はじめて文化が伸びていく。そういう面でようやく文化が平等な市民権を持てる時代が来たわけですが、これをいかにうまく伸ばしていくかが本日も含めてこの条例に問われていると思います。本日皆さんに目的・理念についてご議論いただきましたので、事務局でまとめていただき、それを前文と関連させながら次回出していただき、その中で基本計画に向かっていければと思います。
 本日はありがとうございました。

(4)その他
(事務局)
 次回懇話会の日程案を提案
 平成26年2月18日(火)午後3時から開催することとし、後日、開催場所を含めて書面でご案内することとした。
(事務局)
 議事録をホームページに掲載する前に事前に各委員へ送付することとした。
(事務局)
 「前橋の文化のグランドデザインを考える・・・地域学の視点から」(別添資料)の説明
(事務局)
 「アーツ前橋開館記念シンポジウム アートと出会う」(別添資料)の説明

7 閉  会

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文化国際課 

  • 電話:027-898-6522
  • ファクス:027-224-1188

〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号(地図・開庁時間等)

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