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第4回文化政策懇話会

最終更新日:2014年6月25日(水)ページID:013252印刷する

審議会会議録

審議会名

 文化政策懇話会

会議名

 第4回文化政策懇話会

日時

 平成26年4月22日(火)午後3時から5時15分まで

場所

 市役所3階 31会議室

出席者

【文化政策懇話会】飯塚委員、井上委員、梅澤委員、大野委員、樽井委員(座長代理)、戸所委員(座長)、中島委員、松本委員、吉川委員
【事  務  局】靜文化スポーツ観光部長、湯浅文化国際課長、中澤スポーツ課長、 小島文化財保護課長、手島文化国際課副参事、鵜野アーツ前橋副館長、武井文化国際課文化政策係長、文化国際課員(柴崎、大嶋)
欠 席 者   大森委員、真中委員

議題

(1) 報告事項:第3回文化政策懇話会議事録及び論点整理について
(2) 条例の前文、市の責務・市民等の役割について
(3) 条例の具体的施策(基本計画、審議会等)について
(4) その他

配布資料

次第(PDF形式:63KB)
資料1(第2回懇話会議事録)
資料2(論点整理)(PDF形式:184KB)
資料3(条例構成)(PDF形式:337KB)
資料4(条例構成)(PDF形式:225KB) 

問い合わせ先 

住所 〒371-8601 前橋市大手町2-12-1
担当課 文化国際課
電話番号 027-898-5825(直通)
Eメール bunka@city.maebashi.gunma.jp

会議の内容 

1 開  会(会議の進行は文化国際課長)

2 あいさつ

(座長)
 新年度のお忙しいところお集まりいただき、ありがとうございます。
 昨年度から始まり3回開催し、本日が4回目となります。かなりまとまってきたと思いますが、これからも皆さんのお知恵を結集していきたいと考えております。
 私は、昨年度で定年になり名誉教授となりましたが、他の仕事で忙しく、昨日も文科省で審議会がありました。たまたま文科省の方と雑談していた中で、「やっぱり前橋に来てみると文化的にいいですよね。」と言います。「外から見て前橋の雰囲気は良いですよね。ただ、何か足りない物がある。」その言わんとすることは申し上げるまでもありませんが、その辺りをバックアップしていくものが、この懇話会の課せられた役割だと思っております。そういう意味で、文化をベースにしながらまちづくりなどいろいろなところに係り、その基本となる条例をうまくまとめていければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

3 自己紹介(飯塚委員)

4 議  事(以下の議事の進行は戸所座長)

(1)報告事項:第3回文化政策懇話会議事録及び論点整理について・・・資料1、資料2

(委員)
 資料2、前文の4のスポーツ関連のところですが、全体ではこれでいいのですが、「競技性が高いものではなく」と全部否定してしまうのではなく、幅を持たせる意味で「競技性が高いものだけではなく」とし、「文化として心を」の部分を「心身を」としていただくと良いと思いました。

(座長)
 この部分は、この後議論する上で重要になってきますので、後ほど確認させていただきます。また、その他に前文について、この後の議論に係る部分がありましたらご意見をお願いします。

(事務局)
 先ほどの委員さんからご発言いただいた内容ですが、今回の資料には直接反映しておりません。次回の会議の時には条例の前文を出していくことを予定しておりますので、そこで「スポーツ」を表現する際には、ご発言の視点を入れて整理していきたいと考えております。

(2) 条例の前文、市の責務・市民等の役割について・・・資料3

(座長)
 これまで3回に渡って条例の目的・基本理念について議論し、固め、前回はじめて前文の内容をご議論いただきました。本日は、前文及び前文に基づいた市の責務と市民の役割を固めていくことが目標となります。
 そして次の段階では、条例としての条文を整理し、さらに具体的な基本計画等をどのように考えていくのか、といった流れになります。
 前文については、前回議論していただいた内容を反映して事務局案が示されましたので、これに関してご議論いただきたいと思います。
 私の方からは、前文の3つ目のまとまりの中で「製糸業を中心とした養蚕業」の「養蚕業」は、「蚕糸業」の誤りだと思いますので、訂正してください。
 次に、先ほどご指摘を聞き、4つ目のまとまりの中の「心の豊かさ」を「心身の豊かさ」に変える必要はないのか確認したいと思います。また、これ以外にも何かございましたらご発言をお願いします。

(委員)
 3つ目の中に「前橋が魅力と活力ある」とありますが、「魅力」を「魅了」とすれば「活力」を入れる必要がなくなります。「魅了するまちづくり」であれば「活力」は生まれてくるものであり、ただ文字を並べるだけではなく「魅了」で簡潔に表現したほうが良いのではないでしょうか。

(座長)
 単語として「魅力」と「魅了」を比べるとご指摘のとおりかもしれませんが、「魅了」は動詞として使わなければならず、文章として扱う場合、ここでは「魅力と活力」の「力」を続ける表現が良いのではないでしょうか。

(座長代理)
 2つ目の下の段について、「隆盛が基盤となり、・・・薫りを併せ持つ。」は何かおかしい感じがします。

(座長)
 私も、最後の「『水と緑と詩のまち』と言われる前橋独自の薫りを併せ持つ」とありますが、例えば「前橋独自の文化的薫りを創造してきた」や「醸成してきた」などの言葉にしないとまずいのではと感じました。

(委員)
 私も2つ目は整理した方がわかりやすいと思いました。赤城山などの自然という財産を文章化しておりますが、「物語っている」と切っているために、「美しい自然」が「製糸業が盛んになっていくこの土地独特なもの」へと反映しないように感じます。
 最初に、美しい自然の中にある生活環境を独立させて、その後に、軌跡をたどるような歴史的遺産があることや、製糸業を中心とした「繁栄」という言葉が1つあり、そしてその基盤の下に詩人たちが高度な文化を生み出していったこと、その1つ1つが大切なことだと思います。文章を2つに分けると、それぞれが分かれている印象がありますので、強調の仕方を文章の中で整理できれば良いと思います。
 また、「併せ持つ」の終わり方は、前の「物語っている」と整合しないと私も感じました。

(座長)
 つまり、歴史的・自然環境に育まれた文化がベースにあり、そこに歴史遺産が係り、明治以降に花咲き、さらにそれをどのように我々が受け継いでいくのか、という物語性を一文で表現するべきだということですね。

(委員)
 はい。

(委員)
 言葉の使い方は非常に難しいですが、例えば「前橋が自然を有する。」のではなく、「自然の中に前橋がある。」わけです。そういう考え方でいくと委員さんが言われたように自然と人間が係って人間が作ってきた文化であるので、まずは自然があり、その中で文化が育ってきたような流れにした方が文章としては素直だと思います。

(座長)
 自然環境がベースになり、人間が生抜くために自然を活かし、その過程で蓄積されたものが文化であり、その地域を成り立たせているわけです。ですから、その過程が短い文章であっても、前橋がどのような所・雰囲気で、我々は次に何をやっていかなければならないのかが、自然とかもし出されるような文章を作っていただきたいと思います。

(委員)
 例えば、雄大な赤城山や利根川広瀬川云々とありますが、「有している」ではなく「他の地域にはない恵まれた環境にある前橋市は」とするとうまくつながって行くので、このような変更はいかがでしょうか。

(座長)
 その辺で何かあればいろいろご意見を言っていただき、事務局で再度整理し、次回お示しいたします。

(委員)
 冒頭に座長がご指摘いただいた「蚕糸業」は、産業全体を指すことでよろしいでしょうか。

(座長)
 蚕種、養蚕、製糸、機織、この全ての流れが「蚕糸業」といいます。明治時代は農業の時代であり、蚕糸業、例えば片倉製糸なども国の管轄は農林省でした。蚕糸業は、農業と工業と商業が一体化した、今で言う六次産業の最大の走りであり、前橋はその中でも製糸業が中心となって活性化し、日本の近代化を支えたわけです。

(委員)
 同義語がかぶっているわけではないですね。

(事務局)
 「蚕糸業」イコール「絹業」ですから、「絹業」を使えば言葉が違いますので、そうした感じはありませんし、群馬県史でも東大の石井先生は「絹業」を使っています。語彙の豊かさからすれば「絹業」がシルクと関係したイメージでいいのではないでしょうか。

(座長)
 専門家はわかりますが一般の方はわかるでしょうか。

(事務局)
 混乱を避ける意味でも「絹業」は学術用語であるため、これを使っても悪くないと思います。

(座長)
 前橋は「蚕糸業」の中の「製糸業」が中心という言い方で良いですね。

(事務局)
 前橋のまちの中はそれで良いですが、前橋は広く養蚕もありました。

(座長)
 昔の農家は、さらに製糸も絹織物も一緒にやっておりました。

(事務局)
 昔は分業化されていない家内制で一体型でした。それを分業するのが工業化社会です。

(座長代理)
 前橋は製糸業が中心とはっきり言えればいいと思います。

(座長)
 次に、前回の文化の捉え方がまちづくりにシフトしすぎではないかとご指摘がありました。今回の内容でいいのか、もう少し入れるべきものがあるのかご意見をうかがいます。

(座長代理)
 基本計画や最後の部分でも入っていますので、これで良いと思います。
 「文化」は、明治に生まれた新しい言葉です。最初は、鹿鳴館で象徴されるような新しい意味の文化がありましたし、 文化の定義は、「人間が自らの精神の働きによって作り出された有形又は無形の成果の全て」と言われております。また、明治時代に「カルチャー」という言葉が外国から入ってきて、その訳語として「文化」が使われました。

(委員)
 文化は、英語で言うと「カルチャー」であり、「インダストリー」も文化の概念があります。例えば、考古学では物を作るときの技術は「インダストリー」と言いますが、やはり文化という考え方で把握しようとします。

(座長代理)
 最初は「文明開化」を縮めて「文化」と言いました。その系統が例えば「文化住宅」と言うときの使われ方です。「カルチャー」の訳語としては最初に「教養」があり、二番目に「文化」があり、今は「心を耕す」という意味が中心で使われています。だから「心を豊かにする」が前文に入っているので、私は良いと思います。

(委員)
 技術などの文化を指すのではなく、心を豊かにする文化の方向で検討していただければ良いと思います。

(座長)
 基本的なところは、「心を豊かにする」とし、全体的な流れの中で、農業文化や工業文化があり、今新たに情報文化が出てくるといった基本と時代の変化をうまく組み合わせ、取り入れながら条例をつくっていければと思います。

(委員)
 3つ目の中で、「これまでの画一的なまちづくり」とありますが、条文の中に今までのことを批判的に書くのではなく、もう少しぼかして表現した方がいいと思いますがいかがでしょうか。例えば「市民が築いてきた文化を基盤としたまちづくり」や「市民のための文化」などのように「市民」という言葉を使った表現はいかがでしょうか。

(座長)
 その点についても次回の宿題として、その前の「将来にわたり市民が心豊かに暮らし」と「文化を基盤としたまちづくり」は残していきたいと思いますので、どのようにつなげていくか検討したいと思います。

(委員)
 「成長し続けるためには、文化を基盤としたまちづくり」でもいいと思います。

(座長)
 そういう意味からすると、その前に「社会構造が進展する中に」とありますが、「進展」ではなく、がらっと変わる意味で一般的には「転換」の方がいいと思いますが、いかがでしょうか。

(委員)
 「知識情報化社会」を表す文言がありますが、知識情報化社会へと社会構造が転換する中にあって、文化の意味が強調されるといいと思います。「知識情報化社会」を表現するとき、あるいは前文としてどのような意味で共有し、「文化を基盤としたまちづくり」につながっていくのかがもう少し見えてくれば良いと思います。
 高度な知性・創造性と多様性がある社会構造に転換している状況にあって、社会的・文化的なツールを総合的に、または領域を超えて活用し合い、多様な人間関係を広げていくことで今までと違う関係性が生まれていくなど、あるいは自ら行動する力を教育指導要領では言っていますが、そうしたことが活性化するチャンスが文化なのではないかと思うものですから、「高度な知性・創造性と多様性」の中に「人間の関係性」を加えるなど、そうした意味を平たく表現するのはいかがでしょうか。

(座長)
 創造都市と言われるような多様な都市文化は、それぞれの地域性をうまく生かし、そこには地域の知性なり情報化社会や人間のコラボレーションが含まれるということをスムーズに表現できるように考えて欲しいとのことです。一文にすることは難しいところですが、宿題にさせていただきます。

(委員)
 文化の振興を考えた場合、「知識情報化社会」に準じて「既存の歴史遺産を云々」など、ある程度学識のある人達がわかるような形ではなく、もっと噛み砕いて、一般の市民が見て理解できる前文でないと意味がないと思いますがいかがでしょうか。
 基本理念にしてももう少し具体策を入れないと、理念は「理性によって得られる最高の概念」であり、抽象的ではないと思います。理性は、市民の方に目を向けることであり、抽象的ではなく具体的であるべきだと思います。基本理念を補うのが前文ですから、やはり平たくわかりやすいような文言を入れた方がいいと思います。
 次に「水と緑と詩のまち」とあります。他県と文化を比較した場合、例えば城下町である岐阜県の古川町は、水路にきれいな水が流れ、鯉が泳いでいます。古川は観光都市ではありませんが、地元の人が癒されます。そういったものを作り上げていかないといけない。市民も「水と緑と詩のまち」は知っていますが、実際にはどう感じているのでしょうか。言葉を並べるだけではなく、前橋の状況と今後将来像をうたった振興条例にした方がいいと思いますが、いかがでしょうか。

(座長)
 お話の趣旨はわかりますが、具体的にどのような文言にしたら市民の立場としてわかりやすいものになるのか、「水と緑と詩のまち」や「知識情報化社会」などに代わる言葉をお聞かせいただけますか。

(委員)
 例えば、天空の城といわれる竹田城がありますが、10年くらい前はあまり人が行きませんでしたが、インターネット等を通じて知れ渡り、大変な渋滞になっております。そういう現象から「知識情報化社会」という言葉はいいのですが、一般市民のことを考えると、もう少し噛み砕いて平たく書いた方がいいと思います。

(委員)
 「知識情報化社会」も平たい表現だとは思います。

(座長)
 今、「知識情報化社会」は、その前に「高度な知性・創造性と多様性」と表現しているところですが、事務局の方でまた検討させていただきます。

(委員)
 今のやり取りに関連して、表現がわかりにくいということに関しては同意見です。ただ、前橋市が持つ条例としての位置付けからすると、ある程度の権威とクオリティーを維持していかないといけないという背景は共通理解として持っておくべきだと思います。

(座長)
 条例は、その時代の人だけがわかるものではなく、一定の生命を維持できないといけないわけであり、一旦決まったことを簡単に変えるものではありませんから、時を越えていくくらいの気持ちとともに県庁所在地・前橋のステータスが当然あると思います。例えば「知識情報化社会」をさらに噛み砕いて表現するものには、今後の基本計画などいろいろなツールがあると思います。
 できるだけわかりやすい視点は必要ですが、一方でわかりやすくしたことによっていろいろな解釈ができてしまうことも注意しなければいけません。やはり、地方分権の時代になりますと、条例は法律と同格になってきますから、そこのところは我々として十分気をつけなければいけないと思っております。

(委員)
 今問題となっている「しかし現下」以下のところは、私は非常に良い文章だと思っておりますので、是非残してもらいたいと思います。ただし、「現下」という言葉は、条例がずっと生きていくので少し整理した方がいいと思います。

(座長)
 同じように「画一的」も含めて条例の前文としての品格といった面からも検討させていただきます。

(委員)
 市民条例などもまちの状況によって全然違います。絵に描いた餅になってはいけないと他の委員さんも言っておりましたので、もう少し市民が身近に感じるような条例にした方がいいと思います。ただし、骨格として書くべきことはきちんと文章にした上で、わかりやすいものにするべきだと思います。

(座長代理)
 言葉をたくさん使えばわかりやすくはなると思いますが、長さには限度もあります。

(座長)
 いろいろとご意見を承りましたので、検討させていただきます。
 次に、「心身」についてはこれでよろしいでしょうか。

(委員)
 もし考えられるのであれば「心身ともに豊かさが」はいかがでしょうか。

(座長代理)
 「心が豊かに」はありますが、「体が豊かに」はあまり馴染まないと思います。

(委員)
 体は、感覚や人との関係性などを把握する力を持っており、心も体も健康な状態が人として幸せにつながっていく考え方だと思います。

(委員)
 「知育」と「体育」という言葉がありますが、両方がバランス良く機能してはじめて人間形成につながることから、その意味で「心身」はいい言葉だと思います。

(座長)
 さらに「徳育」という言葉もありますし、「スポーツ」を入れることになったときに前橋の独自性として、ここに体を入れておくことがいいのか、後の条文に入れるのか、事務局としても判断しておくべきものだと思いますが、いかがでしょうか。

(委員)
 感覚的に「前橋が魅力と活力のある都市として」と表現しているので、「心身」としておくことで「活力」につながっていくのではないかと思います。

(委員)
 私は「心の豊かさ」のままの表現として、条文の方で「心身」などの細かな表現を加えればいいと思います。

(委員)
 難しい問題ですが、「心の豊かさ」の方が自然な表現だと思いますので、委員と同感です。

(座長)
 ここは、条文の方向性と全体の流れで検討させていただくことでよろしいでしょうか。

(座長代理)
 「心身の豊かさ」という言葉自体があまり馴染まないと思います。もう一つは、県ではスポーツに関しては別の形でつくっておりますので、市も同じ考え方はあるのでしょうか。「文化」といった時に、スポーツが前面に出ることは感じられません。そういう意味では、ここでは「心の豊かさ」が言葉として馴染んでいると思います。

(事務局)
 参考に長野市は、文化芸術とスポーツの振興が一緒の条例ですが、この中では「文化芸術及びスポーツには、人生をより豊かにする力」と書いてあります。

(委員)
 科学の考え方が心と身体と道徳を分けてきたために、心と体は人間にとって一つのものであるとの認識が遅れて考えられております。昨今では、心のありようが体に出たり、体のありようが心に影響したり、感情が体を介して表れることが認識されていますので、「心身」を条文として適切な所で検討していただければと思います。

(座長)
 この問題は、今後もいろいろなところで難しい検討材料になってくると思われます。最近は、スポーツと芸術・文化がかなり一体化してきており、舞台芸術もかなりスポーツ的なものが出てきております。あるいは市町村がハード整備する上でも、区分けすることが難しいケースが出てきていおり、これまでのような「知育・体育・徳育」のように分けられないものを具体的に示していかなければいけない側面もありますので、ゆっくり議論する必要性もあると思います。

(委員)
 今のお考えからすると2つめのところの「多くの詩人たち」という限定的な表現があり、実際にはもっと多様な文化人を輩出してきるわけですが、この点、問題はないのでしぃうか。

(座長)
 ここでは前橋の歴史を述べてきています。「蚕糸業」も同じことで、他にもいろいろな産業があり、その中で前橋の特徴として製糸業を出しております。その面から詩人も朔太郎を中心とした一つの前橋の特徴を指しているので、もっといろいろな文化があることを表現するかの差だと思います。ここは意思決定になると思います。

(座長代理)
 これから後のつくり方が変わってくると思います。「心身の豊かさ」と「心の豊かさ」でも、この後の「心身」を具体的に市の責務として何をやっていくのかという問題になってくると思います。県の方は、そっと入れておいて、新たにスポーツの条例を作りました。

(委員)
 これまでのお話をうかがって、2番目は、前橋の自然と歴史が今の「水と緑と詩のまち」を作り上げていることが柱です。だから時代が大きく変化していても、文化を中心としたまちづくりが求められていることが3番目です。そのために市と市民がビジョンを共有し、そのことによってどのような豊かさを実感できるまちづくりを考えていくのかが4番目です。いろいろな言い回しがあると思いますが、柱はこのようなことであり、文化を基盤としたまちづくりとはどのようなまちづくりであるのかイメージができればいいと思います。
 座長代理のお話のように、取り立てて心と体をうたうと、この後に体・スポーツのことも触れて広がってしまうのではないかという懸念があると思います。実際、県の場合にもスポーツをうたっておりますが、文化振興指針の中では特に取り上げていませんし、スポーツ振興条例としてスポーツに関する進め方について、別に作る準備を進めております。受ける側にとってはその方がわかりやすいと思います。

(座長)
 前橋市としてはその点いかがでしょうか。

(事務局)
 県では確か県議会の方でスポーツ振興条例を立ち上げているかと思いますが、本市の場合、基本計画はありますが、条例はそこまで考えておりませんので、この条例の中で対応していただければと考えております。

(座長)
 以前にもこのことについては議論がありました。がちっとしたスポーツ振興条例ではありませんが、これまで議論してきた内容、文化の面でスポーツを触れれば良いわけですね。

(事務局)
 はい。

(座長)
 一体的に考えていくことでこの条例の特色を見出し、作り上げていくことを確認したわけですが、ただ、役所の中でも所管が異なりますので、組織としては一定の整合性を持たせるように考えていかなければならないと思います。
 前文については、いろいろとご意見をいただきましたが、今日この場で文書にまとめるのは難しいため、この後の整理は座長と事務局の方にご一任いただくこととし、再度、皆さんにお示ししたいと思います。
 次に、市の責務と市民等の役割についてご意見を出していただきたいと思います。

(座長代理)
 「文化の推進にあたっての場、機会、情報を提供すること」を最初に持ってくるのではなくて、基本計画の策定などの方が先だと思います。

(座長)
 確かにそのとおりだと思います。

(委員)
 関連して、「文化の推進にあたっての場」とはどのように読めばよろしいのでしょうか。

(事務局)
 次のところでご議論いただくことと関係しますが、審議会や推進委員会などの設置や条例制定後の文化政策に対して市民等に議論していただくことを「場」と表現しております。具体的にどのような組織立てをして、本市の文化政策をチェックしていくのかはまだ決まっておりませんが、文化施策を推進していく上での情報交換していただく機会などを「場」と表現させていただきました。

(委員)
 市民が活動する場という意味ではないのでしょうか。これまで「振興」とうたってきて、ここだけ「推進」にしたことに何か意図があるのか、「推進」は市民の自主的な活動に対して場や機会、情報を提供する意味かと思い確認しました。

(事務局)
 ここでの「推進」は市としての推進であり、促すときには「促進」を使うなど表現として区別をしている部分はあります。

(座長)
 例えば文化ホールなどのハード面で、市民が文化を振興するための環境をつくっていく面はどうなのだろうかと思いますが、これは4つ目の「行政組織間の連携」の中に意味合いとして含まれているのでしょうか。

(事務局)
 それについても資料4に係ってきますが、環境の整備という視点も含んでいます。

(事務局)
 わかりにくい部分の表現については整理させていただきたいと思います。

(座長)
 ただ今の意見を踏まえて再考していただきたいと思います。

 文化を基盤としたまちづくりを実現するための施策について(大野委員、座長代理、吉川委員からの資料説明)

(2)条例の具体的施策(基本計画、審議会等)・・・資料4

(座長)
 今まで前文や理念等について議論してきたわけですが、これに基づいてこれから条文を作っていくことになります。また、基本的な形としては、事務局から説明があった先進地の事例などがあり、それらも踏まえながら前橋市としてはどの様な内容としていくのか、大枠説明があったとおりで良いのかご議論いただきたいと思います。
 また、審議会についてもはっきりと定義するのか、「施策を推進するための措置」といった内容にするのか、顕彰も含めて具体的には次回以降の検討になりますが、まず、大枠についてのご意見をお聞かせください。

(委員)
 最後の「施策を推進するための措置」に関連し、資料3の中でも「アーツカウンシルの調査研究」とあり、前々回に私の方から意見を出させていただきました。
 実は、アーツカウンシルには行政と一定の距離感を保つ考え方がありますので、行政側が設置することとニュアンスが異なり、文化振興条例の中に文言として「アーツカウンシル」を入れるか入れないかの判断は私にはわかりません。そぐわないかも知れません。ただ、以前にも大阪市の記者会見の中で「アーツカウンシルに評価を委ねる。」とありました。大阪市はアーツカウンシルを持っています。良いか悪いかの判断は別として、外部組織としてアーツカウンシルが存在し、ある程度の権限を持つ市民組織があることはとても先進的であり、今後の大きな流れとして当たり前ようにできてくると言われているようです。
 以前も申し上げましたとおり、10年先20年先に通用する文化振興条例を作っていく上で、どこも実現できていないアーツカウンシルをいち早く前橋が導入できれば、10年先20年先に通用する条例につながっていくのではないと思います。行政側の判断はそぐわないかもしれませんが、市民に委ねる概念が前橋に生まれると個性的で開かれた条例になると思いますので検討をお願いいたします。

(座長)
 今の市の案では、審議会や外部に置くような組織も幅広くできると考えてよろしいでしょうか。

(事務局)
 文化振興に限らず前橋市全体の政策形態においても、市民会議のあり方がこれから求められていると総合計画の中で議論されています。市民会議で提案された内容が全て市の施策に位置付けられるかというと、行政と議会の関係や条例の関係があり、権限を市民会議にすべて移すことはハードルが高いわけですが、シンクタンク的役割としての権限を与えることは文化政策に限らず、市全体として施策を決定する上ではこれからの時代の大きな課題になっていると思います。その中で、文化振興に関して先行的にこのような団体から意見を求める仕組みを作っていくことになれば興味深いことだと思います。

(座長)
 具体的な組織運営についは、次回以降に検討することになりますが、柔軟性を持って考えていく方向性がご意見としてありました。

(委員)
 行政組織の面から検討しなければいけないと思いますが、条例を作れば当然にそれに基づいて条例の主旨をどのように具体化していくか、そのための施行規則が必要になると思います。その施行規則の中で捉えることと、条例の中で捉えることをどのように位置付けいくのか、はじめに整理しておく必要があると思います。施行規則の考えはありますか。

(事務局)
 条例は理念条例として整理し、そこから具体的施策までをつなげるのものとして冊子形式で基本計画なりビジョンを策定していく形になると思います。その中で今ご指摘いただいた規則的な具体を整備できればと考えております。

(委員)
 施行規則の中で整理していけば、どのような条例で市がどのような姿勢なのかが理解できると思います。

(座長)
 条例と施行規則の関係は、市の法的な体系があると思います。市の法制部門でこの条例がうまく機能するためのシステム、例えば、今議論している組織を基本計画で位置付ければいいのかなどを検討し、整理していただきたいと思います。組織を作っても何らかの市の法的な位置付けがないと予算が付かないのでは困りますので、その辺も事務的に検討し、整理していただければと思います。

(事務局)
 次回のときには条例と基本計画や審議会などの体系がわかるような資料を整理したいと思います。
 役所の中でも、通常の審議会と呼ばれるものは、根拠法令に基づく審議会が正式な位置付けとなっており、それは報酬などの予算につながっていきます。それ以外のところはご意見をいただく機関になっておりますので、それは「審議会」の言葉を使わずに「検討委員会」や「推進委員会」とし、予算上では謝礼として整理しております。

(座長)
 事務局として他に確認しておくことはありますか。

(事務局)
 顕彰や表彰についてですが、例えば条例の中で表彰を規定した場合には、今後、毎年選定し、決定するための機関を設ける必要がありますが、この点についてご意見をいただければと思います。

(委員)
 市には表彰に係る条例があるのでしょうか。

(事務局)
 いろいろと文化関係の表彰制度がございまして、「前橋市教育文化功労者表彰規則」や「社会教育活動功労者感謝状贈呈基準」などの諸々の表彰規定はあります。

(委員)
 それを単独で文化条例でやるかということですが、それをやれば前橋らしい文化条例になるという考え方もあります。

(座長代理)
 文化振興条例ができれば、表彰をここに一本化することはできないのですか。

(事務局)
 今までの表彰制度を統一したり、新たに条例に位置付けられた表彰制度を定めるのは、ハードルが高いと思います。

(事務局)
 既に教育委員会などで実施している表彰制度があります。それをこの条例に基づき、教育委員会などから全部入れた中で表彰することはかなり難しいと思います。

(座長)
 まったく新たに条例の理念に基づいて表彰するかどうかになります。場合によっては重複してしまうようなことも考えなければいけません。

(委員)
 例えば、そうしたことを施行規則の中に位置付けることも可能ではないでしょうか。

(事務局)
 基本計画や規則の中で議論し、位置付けていくことは考えられます。

(座長)
 条例ではなく他のところでした方が良いということですが、技術的なことや他の賞との関係が出てきます。

(委員)
 美術館でいろいろな芸術作品に対して、あるいは顕著な芸術活動した人に美術館賞を差し上げる制度は現在あるのでしょうか。

(事務局)
 具体的にはありません。

(委員)
 そういうことも含めて考える必要があります。

(事務局)
 対象やどのような選考方法を採るのかといった点も含めてこの条例ではなく、次のステージである基本計画のところでの議論に委ねるため、資料では「顕彰に努める」とし、今回の提案させていただきました。

(座長)
 直ぐとは言いませんが、基本的には新しい条例を生かすために何らかの顕彰制度があった方が良いということで、 これも言わば柔軟性の問題だと思います。具体的には、基本計画や指針又は規則で議論するとしても、条例上は置けるようにはしておくというニュアンスになるかと思います。

(委員)
 顕彰とは、具体的に何を指しているのでしょうか。

(座長)
 具体的には今後議論することですが、現段階では、功績のあった方を称えられるようにしておきましょうということです。

(事務局)
 条例を作るからには、基本計画や実施計画は当然表に出していく必要がありますし、それに基づき個人又は団体に対する顕彰制度は一つの目玉になりますので、そのような整理はしていきたいと考えています。今の段階では、いろいろな表彰制度との関係を慎重に整理する必要があり、また形骸化した制度ではなく価値ある制度にしていく必要もあると思いますので、そのためにも時間をかけてご議論いただいた方がいいのではないかと思います。

(座長)
 具体的には次回ご議論いただきますが、当面のこととしては、顕彰制度を入れる方向で考えていきたいと思います。

(事務局)
 次回は、素案にした形で出させていただくとともに、条例や基本計画及び審査機関などの位置付けを表す資料を出させていただき、全体のバランスを見ながらご議論いただければと考えております。

(座長)
 第1回のときの国や県などの条例が参考資料として配布されましたが、大体はパターンがあります。そのパターンの中に前橋らしさ、前橋文化を加味した形で整理していただき、今の顕彰といった部分も具体的に出していただき、ご検討いただくことでよろしいでしょうか。

(事務局)
 はい。

(座長)
 では時間が来ましたので、本日の審議はここで終了させていただきます。ありがとうございました。

4  その他

(事務局)
 次回懇話会の日程案を提案
 平成26年6月23日(月)午後3時から開催することとし、後日、開催場所を含めて書面でご案内することとした。

(事務局)
 先進地視察の実施を提案
 6月下旬から7月上旬で調整し、実施することとした。

5 閉  会

関連書類

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文化国際課 

  • 電話:027-898-6522
  • ファクス:027-224-1188

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