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第5回文化政策懇話会

最終更新日:2014年9月26日(金)ページID:013719印刷する

審議会会議録

審議会名

 文化政策懇話会

会議名

 第5回文化政策懇話会

日時

 平成26年6月23日(月)午後3時から4時55分まで

場所

 市役所11階 北会議室

出席者

【文化政策懇話会】飯塚委員、井上委員、梅澤委員、大野委員、大森委員、樽井委員(座長代理)、戸所委員(座長)、中島委員、松本委員、真中委員、吉川委員
【事  務  局】湯浅文化国際課長、中澤スポーツ課長、小島文化財保護課長、鵜野アーツ前橋副館長、倉林文化国際課文化政策係長、文化国際課員(柴崎、大嶋) 

議題

(1) 報告事項:第4回文化政策懇話会議事録及び論点整理について
(2) 条例の素案について
(3) その他

配布資料

次第(PDF形式:59KB)
資料1(第2回懇話会議事録)
資料2(論点整理)(PDF形式:196KB)
資料3(条例案)(PDF形式:214KB)
参考資料(体系イメージ)(PDF形式:168KB) 

問い合わせ先 

住所 〒371-8601 前橋市大手町2-12-1
担当課 文化国際課
電話番号 027-898-5825(直通)
Eメール bunka@city.maebashi.gunma.jp

会議の内容 

1 開  会(会議の進行は文化国際課長)

2 あいさつ

(座長)
 お暑い中、お集まりいただき、ありがとうございます。
 一昨日、富岡製糸場が世界文化遺産登録に決まりました。富岡製糸場は、世界遺産の1つのシンボルではありますが、前橋も「県都まえばし糸のまち」として養蚕・製糸がずっとあり、どのように生かし、前橋の地域づくりに役立てていくかが大きな課題だと思っております。世界遺産に関しては、資源だけではなく、まちづくりに係ってきます。いかに過去の遺産を現代に役立て、また将来に結び付け、新しい文化を生み出していく1つの機動力が必要です。そのような点で考えると、前橋のいろいろな遺産についても同様であり、そうした視点から文化振興条例も考えていく必要があると思います。
 私どもが携わっている文化振興条例も山に差し掛かっておりますが、忌憚のないご意見をいただきまして、良いものしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

3 議  事(以下の議事の進行は戸所座長)

(1)報告事項:第4回文化政策懇話会議事録及び論点整理について・・・資料1、資料2

(座長)
 資料1は前回の会議録であり、既に皆さんに目を通していただいておりますが、何か問題点があればご発言ください。
 次に、資料2も同様ですが、事務局から説明がありましたとおり、条例の案に落とし込んでありますので、そこで議論した方がわかりやすいと思います。特段ご発言がないようでしたら先に進めさせていただきたいと思います。

(参考資料)文化政策の体系イメージ

(2)条例の前文、市の責務・市民等の役割について・・・資料3

(座長)
 ただ今説明がありましたように、この条例に基づいた前橋市の文化政策の体系イメージが参考資料にあります。理念条例として施行規則に委任するのではなく、振興ビジョンや基本計画で押さえていく方向性を念頭に置きながら条例素案がつくられていることをご理解いただければと思いますが、このこと自体に対してもご意見をいただければと思います。
 また、今後の方向性として、本日皆さんにご議論いただいた上でパブリックコメントにかけ、来年の3月には議会に提案していく流れを踏まえていただければと思います。なお、これまでは体系的に個々に議論してきましたが、国・県・先進都市の例を見てもわかるとおり、基本的に必要な流れがありますから、そこを外れないように、かつご議論いただいてきた前橋の独自性を整理して1つの案としてまとめたのが資料3になります。この点も踏まえまして皆さんのご意見をいただければと思います。

(委員)
 前文3行目の「また文化は、地域のアイデンティティを高め」とありますが、文化がそのままアイデンティティを高めることにつながるわけではありませんから、ここは工夫して「より文化を高め、地域のアイデンティティを創出する」とした方がインパクトがあり、前向きな言葉になると思います。

(座長)
 
ご意見としてのお気持ちはわかりますが、第一段落は短い文書で文化を定義しようとするものです。

(委員)
 
前文は全体的に理想論になっており、そうではなく活性化させるような前文でないといけないと思います。

(座長)
 
ですから2段目で前橋の特徴を言い、3段目に時代が変化していることを言い、4段目に創造していくことをうたっているわけです。

(委員)
 
「創造」という言葉が6か所あり、「文化の創造」という言葉は嫌いな言葉です。過去を継承せず健全な未来はあり得ないわけで、前橋の第四の危機として前橋の文化を捉えておりますが、過去の歴史を継承することからはじめれば非常にインパクトがあります。「文化の創造」といっても人工的に文化は創造するものではありません。人と人との営みの中から自然に発生したものであり、1つの歴史です。やはりそういうことを載せずに、文化を創造して産業を興すとか、経済を活性化するというのではまずいと思います。「工業化社会から高度な知性・創造性・・・」と確かに立派な言葉ですが、言い訳に過ぎないような気がします。前橋城などの遺産を今まで破壊してきたため、前橋は歴史が見えない都市になっているのですから。

(座長)
 
これまでもこの話はお聞きしてきましたが、具体的にはどこをどのように変えたいとお考えなのでしょうか。

(委員)
 
「創造」は違和感がありますから、1か所か2か所におさめる調整をお願いします。

(座長)
 
他の委員さんはいかがでしょうか。

(委員)
 
これは前回も示された文章で、前回の懇話会で意見を吸い上げて今日に至っているわけですから、さらに変更ということはいかがでしょうか。

(委員)
 
「創造」はそうですが、例えば「知識情報化社会」については前回も言いました。違和感を感じる理由は、今が端境期だからいいですが、10年20年過ぎるとこの言葉は死語になり、使われなくなるからです。銀行に勤めていたころ、オフラインシステムからオンラインシステムに変わると言われ、今現在は「オンラインシステム」という言葉は使いません。昭和40年代はよく使いました。他にも「テレックス」や「データ通信」などがそうです。

(座長)
 
「知識情報化社会」は、世界史的な流れとして学術的に認められています。大きな面で言えば、農業化社会があり、産業革命によって工業化社会が出ていて、今、情報革命により知識情報化社会になっていますので、次の大きな世界を動かすことが起これば変わるでしょう。この言葉は、1980年代、アルビン・トフラーの「第三の波」のところから出てきており、「オンライン」といった技術的な用語とは異なりますので、問題ないと思います。「創造」については皆さんのご意見によりますが。

(委員)
 
前文は条例の精神を要約しているものですから、前段の5行を読み上げていただき、違和感がなく普遍的なものであればそれでいいと思います。

(座長)
 
いかがでしょうか。

(委員)
 
私は、今読んでいただき聞きましたが、それ程違和感を感じない、極めて素直な文章だと感じております。市民の誰もがわかるような形で市の取り組みや、あるいは市民がそれに協力していく姿勢をうたっていれば良いだろうと考えますので、最初の文章は非常に練れていると思います。

(委員)
 
賛成です。

(座長代理)
 私も、この第一段落は文化をどのように捉えているかを表している文章であり、文化はこのとおりだと思っておりますので、これでいいと思っております。

(委員)
 私も同意見です。
 それと、次の二段目の「文化的薫」は送り仮名の「り」が入った方が良いと思います。

(座長)
 この点は、現在の用語使いで検討してください。

(委員)
 文書のどこでも良いですが、「開発優先の社会から前橋は脱皮し」という言葉を入れた方がいいと思います。理想論だけを書いたのではだめです。だから、「知識情報化社会」にすり替え、時代が変わったと言うのではなく、やはり反省の色を入れた方がいい、反省しなければいけないと思います。前橋の遺跡破壊については、このような委員会に何度も申し上げてきたのですが、まったく見向きもされなかった。今回は懇話会に出させていただいたので発言しますが、こびるのではなく、自分の理念・理性に基づいて判断してもらいたいと思います。今の文化人は理性が足らない。前橋の一番の遺産は前橋城ですから、失われて私は怒りを感じております。

(委員)
 しかし、このことは論じる場が違います。

(座長)
 これは、文化条例をつくる、一種の法律です。従ってこれを一旦つくれば将来にわたって続くものですから、「開発優先・・・」は馴染まないと思います。むしろ、あえて言うのであれば、振興ビジョンのところでこれまでのことを述べる中に入れることはあり得るかもしれませんが、条例は、これから生まれてくる人も含めていろいろな方が前橋をつくっていこうという基本的なものなので、ご発言の内容は入れられないということでご理解いただけないでしょうか。そういった意見を言っていただく場は別にあると思います。例えば、シンポジウムのところなどでは出てくることだと思います。

(座長代理)
 第二段落のところで、「前橋は・・・恵まれ」ですが、「歴史的資産が」はどこに続くのでしょうか。つながりが良いように工夫していただきたいと思います。

(座長)
 「歴史的遺産が・・・今に伝えている」ということですね。

(委員)
 確かに文章が練れていないです。例えば「数多くの古墳や歴史的遺産」ではなく、「数多くの古墳などの歴史的遺産」になれば文章がつながっていきます。

(委員)
 今の言い回しの提案ですが、「数多くの古墳をはじめとする数多くの歴史的遺産は・・・伝えている」と「は」の方で検討してみてください。

(座長)
 後で申し上げようと思っておりましたが、パブリックコメントにかける前に事務局としては会議を開く時間がありませんので、次の視察の時に見ていただき、ご意見をいただこうと考えておりますので、事務局で再度検討し、ご提案をお願いします。

(委員)
 ここは主語が2つありますから、「前橋は」と「歴史的遺産は」の2つのセンテンスに分ければすっきりするので、その点も踏まえて検討してください。

(委員)
 三段落目の最初の接続詞「しかし」ですが、ここは必ずしも逆説ではく、上で醸成された文化をベースにしていますので、「しかし」は馴染まないように感じました。

(座長)
 私も、今回文章を変えたことによって逆説ではなくなりますので、「しかし」はとった方がいいだろうと思います。

(委員)
 「雄大な赤城山」とありますが、ただ単に「雄大」ではなく、何か良い表現がないか、あくまでも個人的な意見です。
 次に、三段落目の中に「先達」とありますが、「先人」の方が良いのではないでしょうか。「先達」は行者のイメージになってしまうように感じますので、「先に生まれて、教養・知性を持っている人」の感覚であれば「先人」でいいと思います。

(座長)
 微妙な面もありますが、確かに「先達」と言うとある分野に限定し、「先人」の方が幅広く捉えられると思います。

(委員)
 各所に「前橋文化」が出てきており、前文で「前橋文化」を定義されていますが、この定義では「前橋文化」が非常に弱いような印象を受けましたので、皆さんのご意見を伺いたいと思います。

(委員)
 前橋文化はこれで妥当だと思います。今は前橋の第四の危機と言われているわけですから、文化を押し上げるような言葉をどんどん入れた方がいいと思います。

(座長代理)
 「前橋文化は何であるか」を考え出すと、とても多くの行が必要となるので、「市民力と英知を結集して地域の内外に誇れるもの」というのが適当なまとめ方ではないかと思います。

(委員)
 イメージとしてはこれで言い表されていると思いますが、弱いのではないかとのご意見にも同感する部分があります。多分これから行おうとすることは、前文にあるように「既にいろいろな文化、古墳があり近代以降の文化があるものの、我々は総体として文化をまとめてこなかった。そのため、前橋の文化を見えるように形、1つにまとめて発信しましょう。」というのが条例であり、今後つくられるビジョンであると思います。それが結果として「前橋文化」と呼ばれるようになると思うのですが、市民力と英知だけでなく、既にある財産も結集してできあがるものが「前橋文化」であると少しでも入るといいのではないかと思います。例えば「これまで先人が築いてきた文化を総合し」のようなことです。

(委員)
 私が申し述べたいのは、今ご発言があったような内容ですが、基本的に文化振興条例を作り出そうとする審議会であり、「前橋文化」を議論する審議会だと思いますので、この四文字をここで定義するのは簡単すぎないかという印象があります。前文以降「前橋文化」として条例の中に頻繁に出てきますが、一番大きな目的である前橋文化について、その定義をスルーし、簡単に扱っている印象があり、違和感として意見を申し上げました。

(委員)
 「地域の内外に誇れる」は、漠然としていると思います。そうではなく「地域に根ざした前橋の風土と歴史を踏まえて、そこで市民が創造した文化」が前橋の文化であるとまとめられれば、皆さんの考え方のイメージになっていくのではないでしょうか。

委員)
 アイデンティティは工夫した方がいいと思います。

(委員)
 まさに我々が条例化しようとしていることが「前橋文化」だと思います。この前文の部分で「前橋文化」を定義してしまって、条例の中に「前橋文化」が頻繁に出てくること、そのプロセスがはたしていいのかと違和感を持っています。振興条例を作り、前橋の文化を醸成していこうと前文にあったわけですから、「前橋文化」を3行で定義しなくてもいいのではないでしょうか。

(座長)
 事務局の方で、例えば先進事例の条文の中にこのような表現を入れているか、参考として教えてください。

(事務局)
 中核市のレベルで言いますと、「前橋文化」といった法令用語でない言葉を用いている例はありません。「文化力」や「文化による」といった表現は確かにあります。また、視察予定の春日井市では、「春日井文化」という言葉を使っておりますが、振興プランで使っているのが現状です。
 法令部門と協議する中で、「前橋文化」という言葉を使いたいということであれば、今回提案させていただいたような定義付けをしないと、条例を見た一般の方が理解できないため、今回は素案ですが、このような定義を提案させていただきました。

(座長)
 多くのところは、国の法律を市に置き換えた形が見受けられ、そうした面では、「前橋文化」を条例に入れることによって、前橋の独自性が見られるわけです。地域の人が内外に誇れることと簡単な形にしておいて、振興ビジョンのところで「前橋文化」を具体的にどのように作っていくのか議論する方法もあろうかと思います。確かにこの場できっちりと定義付けすることも考えられなくはないのですが、文化自体が幅広いため、ここでは差しさわりがないような表現で、しかし、市民力で独自の文化をつくっていく気持ちが出ていればいいのではないかと思います。

(座長代理)
 私も今の意見に賛成ですが、「以下『前橋文化』という。」をとった方がいいのではないかと思っております。その後に「前橋文化」が出てきたところで、「市民力と英知を結集して地域の内外に誇れる前橋文化」と読み取るのだと思います。しかも一番最初のところで定義付けをすることは、文章として煩わしい感じがします。

(委員)
 前橋の文化の創造を目指してこの条例を制定するわけですが、その内容が見えません。「前橋文化」の言葉を使わなくても、地域に根ざした、前橋の風土を踏まえた前橋独自の文化を育てていくような姿勢をうたえばいいのではないでしょうか。

(委員)
 私が申し上げたいのは、「前橋文化」と初めて出てくる四文字が条例の中に以後何回か使われるわけですが、非常に重い四文字だと位置付けています。重すぎてならない気がします。ですので、もう少し定義を明確にしておかないと市民理解が得られにくいのではと危惧します。

(委員)
 前橋の文化の総称ですから、問題ないと思います。

(座長代理)
 「前橋文化」は、前文の全部を受け止めて「このような文化を考えている」と捉えればいいのではないかと思います。

(座長)
 地理学で言えば、地域の文化は、自然環境や風土と人文環境が総合され、コラボレーションされて地域に生まれ育ち、地域に継承されていくものですから、「前橋文化」と言ったときに前橋独自の風土やいろいろなものを受け継ぎながら作っていく、そのために条例を作り、皆でがんばっていこうという理念とお考えいただければと思いますがいかがでしょうか。

(委員)
 強いて言えば「地域の内外に誇れる前橋独自の文化」と「独自」を入れるかどうかという点と、その前の「市民力と英知を結集して」の文言が句読点なしにつながっているため、市民力と英知を結集して条例を制定するのか、結集して創造することを目指すのか、いずれにしても「結集して創造を目指す」のは表現としておかしいので、検討してください。

(座長)
 そこは要検討としてください。

(委員)
 次に、前文の「以下『前橋文化』という」を削った場合、第1条以下も「前橋の文化」と書き換えていかなければならないと思います。

(事務局)
 以下の部分を言っておかないと、通常の法令用語ではありませんので、「前橋文化」そのものを条文の中で使えないのが実情です。

(委員)
 
あえて「前橋文化」という言葉は使わずに、すべて「前橋の文化」で全部流していけば何の問題もないわけですが、ただ第1回のときにこれが独自性だと発言した経緯もあり、弱腰と言えば弱腰ですが。

(座長)
 今までの議論とすると、何とか「前橋文化」という言葉を入れ込み、「前橋の文化」ではなく独自性としての「前橋文化」を何か作っていこうではないかという1つの気持ちがここに表れているとすれば、このような形をとらせていただくことでいかがでしょうか。

(委員)
 皆さんのご議論を聞いて、言葉として「前橋文化」が残せるものなら残す方向がいいのではないかと思います。先ほど「前橋文化」が何であるかわからないということですが、私は、二段目、三段目のところを受け、今までのことを踏まえて新たに見つめ直して新たに創っていき、将来の世代に引き継いでいくものだと理解しています。ですから積み上げはありますが、これから再創造していく意気込みで前文を段落毎に理解していくとそのように読めるのではないか、私はすんなりと入って来ます。その時に「前橋文化」は創っていくため、まだわからない部分もあることが前提だと思います。それを弱いと感じるかもしれませんが、期待を持って、はっきりと意思決定して進むものと理解するのはいかがでしょうか。
 次に、「先達が育んできた文化を見つめ直す」や「創造を目指していく」ところで反省することも含んでいると思われます。文化の中でいいところだけ採るのでなくて、当然反省も、工業化社会の中で失われたものと新たに創られたものもありますので、それも認められると思います。

(座長)
 先ほどご指摘があった「市民力と英知を結集して」に係る部分の文章は検討するものの、「前橋文化」の規定については素案を生かしていくことでよろしいでしょうか。

(委員)
 「市民力と英知を結集して地域の内外に誇れる前橋の文化」の言い方ですが、誇れることと同時に市民が愛着を感じられること、最近、県の文化行政では「誇り」と「愛着」を入れていこうと考えております。この後、基本理念の中で市民が主体的に活動していくとうたっているわけですから、そういったものの中にアイデンティティ・自分の郷土に誇りと愛着を感じられることを入れたらどうでしょうか。ご提案ですが、「市民力と英知を結集して郷土に誇りと愛着を感じられるような前橋の文化」はいかがでしょうか。

(委員)
 まったくそのとおりで、「郷土」「魅了」「県都」といった言葉を入れた方がいいと思います。

(委員)
 細かなことですが、第4条のところで、「文化活動を行う団体及び事業者」を言った時に「事業者」にも「文化活動を行う」がかかってしまうような表現で、「文化活動を行う事業者」ではなく「全ての事業者」だと思われますので、検討してください。
 また、第2項でも「事業者」だけを抜き出しておりますが、第1項の「事業者」を抜き、第2項で「事業者は、前項に加え」と続けることも条文の美しさの点で検討いただければと思います。

(座長代理)
 私も4条の事業者が気になりましたが、「文化活動を行う事業者」ということであれば別の表現「・」となりますが、「全ての事業者」であればこの「及び」でいいのだろうと思います。

(座長)
 法令の作り方については、最終的に確認いただければと思います。

(座長代理)
 「市は」と「市長は」の両方がありますが、これについてはどのような考えで使い分けているのでしょうか。

(委員)
 県も「県」と「知事」に使い分けております。そして「文化振興指針を知事が定める」としております。

(座長)
 よくこうした文言を目にしますが、私も疑問を感じております。もし裁判になった時に「市は」「県は」では、市とは何なのかと思います。市長や県知事が組織を代表する者として、その責任において各事務局が動くこととして、「市長は」と言えるのでしょうか。

(事務局)
 市長の権限で手続きが完結できるものは「市長は」でいいのですが、例えば、財政措置は議会の議決が必要ですから、そうした部分が含まれると思います。この後そういったこときちんと整理したいと思います。

(座長代理)
 次に、「努めるものとする」とありますが、もっと強い意思が表せると条例の強さ出て来ると思います。「努めるものとする」は努力義務ですから、都合が悪いと実施しないなどその辺が心配です。

(委員)
 執行者と議会の承認なども含めて考えますと、この表現が一番相応しいのではないでしょうか。

(座長代理)
 条例だから意気込みが必要だと思いますが。

(座長)
 「努めるものとする」は他の条例との関係もありますので、懇話会の意思としては、「する」という強い表現がありますが、他との整合性を図る上で検討いただきたいと思います。

(事務局)
 逃げの表現としては捉えておりませんので、他の条例や担当部門とも調整をさせていただければと思います。

(座長)
 表現の仕方で、かつて私の大学でも裁判になったときにどうするかといった問題が常にありました。ちょっとしたことで異なる判断が出ることも考えられますので、懇話会の意思としてはできるだけ強くとしながらも、行政としての立場でもご検討をお願いします。

(委員)
 10条の顕彰ですが、前の議事録を見ますと、事務局からいろいろな表彰制度と重なると説明がありましたが、条例の中に入れておく必要性をお聞かせください。

(事務局)
 前回ご議論いただいたことですが、既存の表彰制度がいろいろな部局をまたがって行われており、一方でこれまで前橋独自の文化振興条例をつくっていく流れがあります。事務局としましては、文化振興ビジョンで具体的な施策を検討することになると思われますので、その際、周りとのバランスを見ながら、どのような顕彰や表彰制度を考えていったらいいのか来年以降の体制の中でご議論いただければと考えております。

(委員)
 例えば、こういったものができると、新たに顕彰委員会ができ、選ぶ人と選ばれる人が出てきます。税金を使うわけですから、そこで公平を保つためにはどうしたらいいのかといった問題も出て来ると思います。ここに盛り込んだことは、これから煮詰めていくということでしょうか。

(事務局)
 教育文化など市全体でいろいろな視点で表彰制度があります。それを並べ、条例に基づいてその中から優秀なものを選ぶ方法や、それとも違う視点で新たな顕彰・表彰制度を考えていくなど、当然ご議論いただくことになりますので、簡単にここで条例の中に入れるのはどうかとは思っております。

(委員)
 万が一こういう制度ができれば広く一般に応募し、そこから委員が選ぶようにしないと親類縁者から選ぶようではまずいですから、きちんとした形を作っていただきたいと思います。

(事務局)
 条例を作り、基本方針を作ったからにはきちんと整理していきたいと考えております。

(座長)
 今の件は、前回も議論になりましたが、説明があったように様々な他との関連もあります。また、学会でもいろいろな賞を出しますが、とにかく選定が大変です。ですから、そのためにも振興ビジョンの中などで具体的に検討することとし、条例ではできる形にしておくことでご理解いただきたいと思います。

(座長代理)
 条例案を見て全体で感じられたことは、文化はスポーツも含まれることが前提にありますが、例えば、スポーツに係る健康の問題や競技力の向上などへの配慮を文化政策の体系の中で位置付けされる予測はあるのでしょうか。一般的な文化は語られていますが、スポーツに関するものは入っていないと思います。

(事務局:スポーツ課長)
 スポーツ課としては、スポーツ基本法に基づいた基本計画を国が作っており、それを参考にしたスポーツ振興基本計画が前橋にありますので、それを若干変更していく考えは持っています。

(座長代理)
 了解いたしました。

(座長)
 最初に「芸術や芸能、スポーツ、教育、産業といった生活全般の多岐にわたる文化は」と定義しておりますので、以降の文化にはスポーツは入っていると読んでいただき、具体的には振興ビジョンへという考え方になります。

(委員)
 第7条の環境整備に関する文言ですが、ここで(1)から(5)まで書かれていることと、第2条の基本理念がかぶるところもあればそうでないところもあり、少しフェーズが強いものと弱いものが混ざっており、理念に入ってもおかしくないものもあると思います。基本的にこの環境整備は基本理念を実現するためになされるもので、基本理念と違う文言が入ってくることに違和感があります。
 2つの提案がありますが、1つは基本理念の中のこの部分のより重要なところは入れて、環境整備は基本理念を念頭になされるようにまとめる方法です。もう一方は、このままにしておき、「文化の振興にあたっては、基本理念を実現するために市は環境の整備を行わなければならない。その際に次の視点を持って環境の整備を行うものとする」と「視点」として切り分ける方法です。どちらかにまとめられるといいのではないかと思います。

(座長)
 今の件は検討してください。

(事務局)
 これまでは「前橋市文化振興条例」を仮称として、条例の名称についてのご議論はいただいておりませんが、この点についてはいかがでしょうか。

(座長)
 仮称のままで良いか、別の名称が何かありますでしょうか。

(座長代理)
 仮称のままでもいいと思います。

(事務局)
 他の条例の状況について事務局から読み上げさせていただきます。

(事務局)
 対象の定義として「文化」と「文化芸術」の違いは別の問題として、都道府県では「京都府文化力による京都活性化推進条例」、「広島県文化芸術振興のまちづくり推進条例」、香川県の「文化芸術の振興による心豊かで活力あふれる香川づくり条例」、中核市では既に資料でご案内のとおり「長野市文化芸術及びスポーツの振興による文化力あふれるまちづくり条例」があり、京都市も「創生条例」となっておりますが、大体が「振興条例」「基本条例」となっております。

(座長)
 今説明のあったことの中で、長い名称も省略された呼び方があります。しかし、ある程度の意思が伝わるものです。それとオーソドックスなものと2パターンです。

(座長代理)
 前橋の場合は、最初に文化について説明されているので十分だとは思います。

(委員)
 あえて戦略的に言うならば「前橋文化振興条例」はいかがでしょうか。

(座長)
 私も同じ考えを持ちましたが、定義の前に「前橋文化」を入れることはどうなのかとは思いますが、可能であれば1つの案だと思います。

(委員)
 私は「前橋市文化振興条例」で姿勢・スタンスも出ていると思います。

(座長代理)
 「前橋市」と「前橋」では意味が違ってきます。

(座長)
 かなり違いますね。イメージも。

(委員)
 イメージも違いますが、実際の運用でも「前橋市」と間違えることはあると思います。

(委員)
 「 」で括られていないと間違っていると思われるかもしれません。条例として「 」が付くのはどうかとも思います。

(委員)
 個人的には差別化を図った方がいいと思います。覚悟をするという意味合いでは、「前橋市文化振興条例」ではなく一ひねりあってもいいのではないでしょうか。

(座長)
 これは皆さんにお考えいただくとして、具体的な期日はあるのでしょうか。

(事務局)
 まだ、10・11月に整理をしていかなければいけませんので、そこまでに今回の条例素案と併せてご検討いただければと思います。例えば、今後検討する振興ビジョンなどは、その性質や内容の踏まえて独自な名称を付けていくことも十分考えられますので、そうした視点も含めて条例名称をご検討いただければと思います。

(座長)
 パブリックコメントのときは仮称でいいのでしょうか。

(事務局)
 議決になるまでは仮称です。

(座長)
 最後に県の立場として全体を見たときに問題がないか、その辺についてお願いします。

(委員)
 いくつかの提案をさせていただきましたが、基本的にはオーソドックスな条例になっております。先程来、事務局からお話がありましたとおり、県もそうですが、条例はオーソドックスなもので考え方・理念と仕組みをうたって、それに基づいて文化振興ビジョンを作っております。県は、この文化振興ビジョンで施策を進めて現在2年目に入っております。2年目の課題は、推し進めた施策の点検評価をすることです。体系図の中にも評価が入っておりますので、県と市は1、2年の若干のずれはありますが、基本的には同じような考え方で進んでいると思います。
 特に問題はないと思います。

(座長)
 それでは本日ご議論いただいた内容を事務局で整理し、今度の視察の中でもう一度皆さんにご確認いただき、パブリックコメントにかけていくことにさせていただきます。
 それでは他にご意見もないようですので、進行を事務局にお返しします。ありがとうございました。

4  その他

(事務局)
 
パブリックコメントの実施
 ・実施期間は、概ね平成26年8月から9月とすることとした。

(事務局)
 次回懇話会の開催
 ・概ね11月に開催することとし、後日、開催場所を含めて書面でご案内することとした。
 ・実施内容(予定)パブリックコメントを踏まえた条例最終案の確認
          (仮称)文化振興基本方針策定に向けた調査研究

(事務局)
 先進地視察の実施
 ・6月30日(月)、7月1日(火)の2日間
 ・視察地 松本市~春日井市~犬山市

5 閉  会

関連書類

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お問い合わせ先

文化国際課 

  • 電話:027-898-6522
  • ファクス:027-224-1188

〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号(地図・開庁時間等)

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