前橋空襲を語り継ぎ、平和資料を収集展示の形の検討会・第1回会議 報告

日時

令和元年11月26日(火曜日) 午後3時30分~午後4時10分

場所

前橋市役所 11階南会議室

出席者

・市 長   山本龍

・座 長   手島仁

・委 員   鈴木正知、真下靖、大井常利、笠原弘、浅尾剛、黒須俊夫(岩根委員代理)、

               原田恒弘、柿沼孝、町田錦一郎、工藤征次郎、深澤泰明、大久保武、東野善典、

               栗木信昌、平岡康弘、中島克人、稲田貴宣、平石秀樹、堀越規子、川端利保

・傍聴者 なし

・事務局 草野修一、梨木章広、若島敦子、原田陽一

欠席者

〇委 員 大森昭生

会議の内容

1 開 会

2 あいさつ 前橋市長 山本 龍

3 協議事項

(1)趣旨説明

資料1のとおり承認された。

(2)自己紹介

手島仁座長(前橋学センター長)

戦後74年が経過する中で、戦争体験者が減少している。いずれは戦争を知らない世代が語り部にならなければならない状況になる。委員の皆さんと議論をしてその責任を果たしていくことが自分の仕事の総仕上げだと考えている。

鈴木正知委員(前橋市地域づくり連絡会会長)

市内23地区で構成する地域づくり連絡会に所属している。それぞれの地域ごとの戦争体験事例を集めて、子ども達に何か残せるように尽力したい。

真下靖委員(前橋市地域づくり連絡会副会長)

前橋に住んで65年になる。戦争体験はないが協力していきたい。

大井常利委員(前橋市生涯学習奨励員連絡協議会会長)

前橋空襲時は小学生であり、赤々と燃える前橋の空をよく覚えている。前橋空襲を風化させないための議論を行っていきたい。

笠原弘委員(前橋市生涯学習奨励員連絡協議会副会長)

前橋空襲時は、今の三河町一丁目の家が戦災を受けた。色々な苦い体験もあるため、会議の中の議論に生かしていきたい。

黒須俊夫委員(前橋市に平和資料館設立をめざす会:事務局員)

岩根会長の代理として出席した。

浅尾剛委員(前橋市に平和資料館設立をめざす会事務局長)

前橋空襲の生き証人である麻屋デパートを残す運動が発展して、そこに平和資料館をつくろうという運動が始まった。今回、資料館を設置する方向での議論が始まったことを大変うれしく思う。

原田恒弘委員(あたご歴史資料館学芸員)

あたご歴史資料館設立に当たり、市当局の大変なご尽力を賜ったことにお礼申し上げる。前橋空襲の体験者としても気力体力ともに衰えを感じている。これをどう次の世代に伝えていくかが大きな問題であると考える。皆様方のお知恵をお借りし、新しい形で意見集約できればと思う。

田名網雅久委員(あたご歴史資料館調査員)

あたご歴史資料館で調査員をしている。

町田錦一郎委員(ぐんまマチダ戦争と平和資料館代表者)

県庁上空を約60機のB29が通過し、前工跡地辺りから第1弾を落としていったため、群大病院近くの自宅と織物工場が被害を受けた。母親と川に飛び込みながら逃げて一命を取りとめた経験から約30年前にぐんまマチダ戦争と平和資料館を設立した。前橋空襲を契機に戦争と平和を考える活動を行っている。

工藤征次郎委員(ぐんまマチダ戦争と平和資料館館長)

来館者に対しての案内や説明などを行っている。前橋生まれではないが、本資料館で勉強してきたことを役立てていければと考えている。

深澤泰明委員(前橋学市民学芸員)

生涯で一度も戦争を経験しないで過ごせればいいと考えている。前橋空襲一斉慰霊に伴うガイドに3年間携わってきた。自分の集大成として、皆さんと議論してよい提言をまとめ上げられればと考えている。

大久保武委員(前橋学市民学芸員)

前橋空襲一斉慰霊に伴うガイドに3年間携わっている。これからもガイドを続け、いろいろな情報を取り入れながら発展させていきたい。

東野善典委員(神明宮宮司)

前橋空襲一斉慰霊で慰霊祭を行い、愛宕神社の隣にはあたご歴史資料館があり原田委員たちが頑張っている。前橋熊野神社では、戦後から絶やすことなく慰霊祭を実施している。まちなか3社の宮司として、人の心に問いかける取り組みを信仰していきたい。

栗木信昌委員(長昌寺住職)

前橋空襲一斉慰霊に携わって3年目を迎えた。そのたびに長昌寺にある昭和22年4月7日に写された航空写真を見ていただいている。これは空襲から1年半が経った後の姿が映っている。焼野原だったところに、屋根がたくさん架かっている。長昌寺の過去帳を見ると、昭和20年は昭和19年の倍以上の方々が記載されている。この辛さや悲しみから立ち直ってきた我々も重要だということも一つの視点に置きながら、委員の皆さんと語り合えればと考えている。

平岡康弘委員(前橋聖マッテア教会司祭)

前橋聖マッテア教会は、今年宣教130年を迎えている。アメリカ人の宣教師によって130年前に宣教が開始され、前橋空襲の時に礼拝堂が焼失している。前橋空襲一斉慰霊で前橋学市民学芸員が礼拝堂の中で当時の様子を語り、過去のことを思い起こしつつ今生きている人が祈り、そして平和を願うことが大事だと思う。こういう祈りや願いが未来の平和をつくり出すと思っている。そういう思いで参加している。

中島克人委員(前橋商工会議所専務理事)

前橋商工会議所は、前橋市内の商工業者の振興が主な業務である。検討会では、皆さんのご指導をいただきながら進めていければと思う。

稲田貴宣委員(前橋市政策部長)

庁内外において、政策を推進する際の調整役を担っている。

平石秀樹委員(前橋市市民部長)

市民部が所管する生活課において、平和パネル展示や平和ポスター展などを開催している。検討会の中で、皆様方から貴重な意見をお伺いしながらより良いものになればと思う。

堀越範子委員(前橋市教育委員会教育次長)

公民館を中心とした社会教育、図書館、学校教育と幅広い世代に向けた平和教育を所管している。

川端利保委員(前橋市文化スポーツ観光部長)

事務局の所管部長である。以前、戦傷病者援護、戦没者援護事務を5年担当してきた。当時は戦後60年ということで、その時のことも思い出しながらこの検討会に参加したい。

(3)今後のスケジュール

資料2のとおり承認された。

また、あたご歴史資料館からの平和資料受入れ後、前橋空襲のあった8月5日(同空襲から75年)に特別企画(平和資料の展示や前橋空襲の語り部等)の実施を検討するため、本会において協議(第4回会議)を行うこととなった。

(4)その他

・視察先の選定について

浅尾委員

視察先の3案には賛成であるが、この時世なので世界に目を向けて子供たちに語り伝えるためには、世界はどうやっているかということを調べる必要がある。例えばヨーロッパを視察するとか、費用の関係で出来ないのであれば、展示している資料を取り寄せて、我々が勉強できるようなことも入れてもらいたいという意見である。

手島座長

受け賜わっておくが、本会の基本的なコンセプトは以下のとおりである。

世界中の墓地が勝敗にかかわらず、命を落とした兵士達の墓で埋め尽くされている。

20世紀は、人類史上もっとも血にまみれた世紀。平和こそ全人類の目標であり、世界の進歩の礎としなければならない。これは、群馬県最初の総理大臣、福田赳夫さんの言葉である。一国家一民族のこともさることながら、地球人類的な諸観点で物事を考え行動しなければ正しい政治家の道を歩んでいるとは言えないという信念のもとに総理を終えた後、地球上の全人類が直面する平和環境などの危機的問題を回避するために、世界中の首相大統領経験者が中心となって国益にとらわれることなく議論し行動するためのОBサミットを創設した。こういう理念を引き継いで私共は市民の目線で前橋空襲という地方の観点から平和を考えてこそ意義があると思っている。特に、戦争体験者がいないという場合には、身近な郷土を教材にして考えることが最も肝要なことだというふうに私は思っている。そのため、この検討会は、そういう視点を踏まえてやることに意義があると思っている。浅尾委員の意見はもっともであるが、このような点から出発し皆さんのこれまでの英知と経験を集めてより建設的な議論を行い、後世に恥じない責任を果たしていきたいと思っている。

4 事務連絡

(1)第2回会議の開催について

時 期 令和2年2月下旬~3月上旬

会 場 前橋市役所

内 容 各団体のこれまでの活動内容の紹介と共有

          1.前橋市に平和資料館設立をめざす会

          2.あたご歴史資料館

          3.ぐんまマチダ戦争と平和資料館

5 閉 会

配布資料

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更新日:2019年12月11日