前橋まちなか新聞VOL.7、ソースカツ店 西洋亭 市

西洋亭 市

ゆったりした時間が流れるソースカツ屋さん

店主 小菅 絵里(こすげ えり)

西洋亭市店主の写真

まちなか新聞VOL7、2017年12月時点での情報です。後味さわやかなカツが中心のメニュー。好きな本を読みながらゆっくり過ごしてみては。

ソースカツ丼の写真

ソースカツ丼

地図画像

前橋市千代田町2-12-12

住所:前橋市千代田町2-12-12
電話番号:027-235-6846
営業時間:11時30分~L.O.14時
定休日:月曜日、日曜日

写真はイメージです。

馬場川通りと中央アーケードの交差するあたりに店を構える老舗ソースカツ屋、西洋亭 市。
茶色の壁に茂る緑が映える外観。軒先には多肉植物がずらりと並ぶ。晴れた日は通りを流れる馬場川のせせらぎも気持ちよい。
「縁あって前橋にあった店を引き継いだ」という店主の小菅絵里さん。
この場所に店を開いてからもう11年目になる。ソースカツとはいうものの、創業から守る秘伝のタレは、醤油ベースのうえに酢もたっぷりでさわやかな後味がたまらない。
それに加え、本やコーヒーとともにゆっくり落ち着いた気分で過ごせるのも西洋亭の魅力的な一面。
店内には小説から漫画本まで幅広いジャンルの本が数多く置いてある。
様々な組み合わせで配置されるテーブル・椅子・ソファや、広い店内にいくつも立つ柱、存在感の控えめな窓などが手伝って、客それぞれが自分の空間を創りやすくなっているようにも感じた。
これが小菅さんの言う“穴蔵感”となり、ここで過ごす人たちをゆったりした時間に誘ってくれるのだろう。
取材の終わる頃、「子どもや家族のために料理を作って食べてもらっている感覚なの」と小菅さんが話してくれた。
料理がテーブルに届いても漫画を読み続けている客には「温かいうちに早く食べなさい」と内心思うこともあるらしい。
このような居心地のよい空間を創り出す秘訣は、どうやら店主の親心にあったようだ。

まちなかの魅力的なお店やイベントを紹介する「まちなか新聞」が発行されました。ぜひ、ご覧ください。

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更新日:2021年10月01日