違反食品の回収命令について (令和4年10月29日(土曜日)公表)
令和4年10月24日(月曜日)に対象施設が製造した牛乳1検体及び乳飲料1検体を当所で検査したところ、令和4年10月29日(土曜日)に大腸菌群が陽性であることが判明しました。
食品衛生法に基づいて定められた規格により、牛乳及び乳飲料は大腸菌群陰性でなければならないことから、当該品が成分規格に違反していると判断し、営業者に対して当該品の回収を命令しました。
概要
対象施設
市内製造業者
許可業種:乳処理業、乳製品製造業
対象食品
牛乳及び乳飲料
対象施設への措置
食品衛生法第59条第1項に基づく回収命令
(同法13条第2項違反(大腸菌群陽性)によるもの)
牛乳及び乳飲料の成分規格(一部抜粋)
分類 |
無脂乳固形分 |
乳脂肪分 |
細菌数(1gあたり) |
大腸菌群 |
牛乳 |
8.0%以上 |
3.0%以上 |
50,000以下 |
陰性 |
乳飲料 |
― |
― |
30,000以下 |
陰性 |
検査項目説明
〇無脂乳固形分
牛乳から水分と乳脂肪分を除いた成分で、たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなど、牛乳中の栄養分をいいます。
〇乳脂肪分
牛乳に含まれる脂肪分を指します。牛乳の脂肪分は、水分中に乳化された状態で混ざっているので、消化・吸収が良いのが特徴です。
〇細菌数
食品の微生物汚染の程度を示す代表的な指標です。食品の腐敗や変敗の有無、食中毒発症の危険性などもある程度推察できます。
〇大腸菌群
腸管系病原菌あるいは糞便の最も一般的な汚染指標ですが、人や動物の糞便とは直接関係ない自然界にも広く存在します。加工食品(加熱調理品)から大腸菌群が検出された場合は、加熱処理が不十分であったり、加熱後の二次汚染など、製品の取扱いや保存の不適切さを意味します。
この記事に関する
お問い合わせ先
健康部 衛生検査課 食品衛生係
電話:027-220-5778 ファクス:027-223-8835
群馬県前橋市朝日町三丁目36番17号
お問い合わせはこちらから
更新日:2022年10月31日