平成29年度青少年支援センター運営協議会

審議会名

青少年支援センター運営協議会

会議名

平成29年度 青少年支援センター運営協議会

日時

2017年8月25日(金曜日)午後3時00分から午後4時45分

場所

前橋市総合教育プラザ 21会議室

出席者

委員17名(50音順・敬称略)

相澤克也 今井利郎 植木妃文 内田輝代 岡すみ子 河野尚行 北爪一郎 権蛇 明 篠田孝志 須田雅已 筒井好文 笛木鮎子 藤井福雄 松井礼子 矢島一美 山崎雄高 渡邉隆志

事務局9名

塩崎教育長 林指導担当次長 川上学校教育課長 時澤青少年課長 小田青少年課育成係長 阿久澤所長 安藤指導主事 上ノ内指導主事 内山指導主事

欠席者

欠席者3名(敬称略)
飽田哲也 岸川一郎 角田雄二

会議の内容

1 開会

2 あいさつ

塩崎教育長

青少年支援センターは問題行動や不登校、いじめ問題等に特化して学校を支援する、前橋の特色であります。本日は、青少年支援センター事業の企画・運営・実施に対して、それぞれの立場から指導いただくとともに、連携のあり方についても助言をいただき、今まで以上に学校に必要とされる青少年支援センターを目指してもらいたいと思います。時代の変化とともに、子どもたちの様子は変わってきています。前橋の全ての子どもが生き生きと明るく生活できるために、皆さんで一緒に考える時間にしていきましょう。よろしくお願いいたします。

3 自己紹介

4 報告

(1)平成28年度における取組と平成29年度の活動状況事務局からの報告

  1. 補導活動
  2. 被害防止活動
  3. 問題行動の防止と早期発見・早期対応
  4. 不登校対策
  5. いじめ対策

5 協議(議長:相澤会長 進行:林指導担当次長)

テーマ:様々な問題に苦しむ「子どもの救いの声」を捉えるために、大人ができること

児童相談所から 矢島委員

虐待が増加している他に、一時保護が必要な子どもたちの年齢が上がっていると捉えています。虐待やいじめ、非行、自傷行為等はつながっており、その背景に親の不適切な養育が関連しているケースもあります。年齢が上がると虐待を受けた経験が別の行動で現れるため、早期に発見し対応することが重要です。たとえ表面上は心配がなくても、子どもたちの内面を理解しようとするかかわり方をしていくことを心がけています。

警察から 筒井委員

虐待は社会的な問題であり、加害者には暴行や傷害と同じ処分が下されます。警察への相談件数や検挙数は微減しましたが、児童相談所への通告件数や被害児童数は増えています。該当の保護者は躾と称して、虐待を行っている傾向にあります。

警察から 篠田委員

虐待は早期発見と早期保護が大切です。そのためには、関係機関の連携が求められます。虐待を受けた子どもは、大人になって虐待を行うこともあるため、どこかでその連鎖を断ち切らなくてはなりません。子どもは虐待を受けても、真実を語らないこともあります。学校で注意深く観察してもらい、疑いがある場合は警察や関係機関、医師等へ報告してチームとして早期に対応していく必要があります。

少年鑑別所から 権蛇委員

少年院に入所する子どもたちの要因には、虐待が大きく関与しています。虐待を受けている子どもの早期発見や保護も重要ですが、妊娠中の家庭や幼児がいる家庭にアプローチして、虐待が発生しにくい環境を作ることも重要ではないでしょうか。虐待を行う保護者の中には、虐待を受けて育ってきた人もいます。就労や精神障害、家族関係等、福祉の視点から保護者が抱えている様々な問題に関わり、保護者自身がよりよく生きようとし、よりよく子どもと関わろうとするために、福祉部局と連携した保護者支援も必要であると考えます。

塩崎教育長

子育ては思うようにならないものです。保護者自身が、思うようにいかない経験を積んでいないのではないでしょうか。子どもの頃に、直接体験や失敗する体験を重ねていくことが重要だと思います。

PTAの立場から 植木委員

子どもが友達と部屋で遊んでいる様子を見ると、別々にゲームをしていることがあります。昔の遊びはみんなが集まってしていたのですが、各自がそれぞれの画面を見て夢中になっている現在の姿は健全であるとは思えません。また、最近の子どもは電話をしない傾向にあります。そう考えると、悩みを電話で相談することはハードルが高いのではないでしょうか。LINEを利用した相談窓口があると、子どもたちは気軽に相談できるのかもしれません。

学校から 渡邉委員

学校ではいじめの早期発見のために、毎月いじめアンケートを実施しています。しかしアンケートに頼るのではなく、担任が感じる違和感が大切であると思います。全職員で様々なチャンネルから子どもを見取ることが、早期発見・早期解消につながります。学校では、何より人間力が求められています。

スクールカウンセラーの立場から 笛木委員

保護者はいじめに非常に敏感です。子どもたちは人間関係のかかわりが薄くなっているため、子どもたちで解決できず、保護者が出てくることが増えています。いじめにしても不登校にしても、子どもたちはサインを出していますが、気づかない保護者も多いです。一家団欒が減少し、普段の子どもたちを見ていないのではないでしょうか。また、大人には些細なと思える理由でも自傷行為に及ぶ子どもや、死にたいという言葉を日常的に使う子どももいます。やはり、周囲の大人が気にかけ見てあげることが重要だと思います。

地域の大人の立場から 須田委員

今は、親より先生たちの方が、子どもと会話をする時間や触れ合う時間が長くなっています。先生たちには子ども一人一人と向き合ってもらい、性格や日々の変化を見逃さず子どもたちの力となってもらいたいと思います。

保護者の立場から 内田委員

親は見逃していないつもりでも、多忙な日々を過ごしている中で見逃してしまうこともあります。悩んでいる親に手を差し伸べてあげたくても声をかけることは難しく、また、相談機関に頼ることは勇気がいることでもあります。子どもを地域で見守る意義はよくわかりますが、つながりが少ない現代社会では難しいように思えます。

地域の大人の立場から 今井委員

先日、孫や友達の髪の毛を切ってあげたところ、我が家に泊まって遊んでいきました。地域の子どもは減少しています。大人が積極的に子どもたちと触れ合う機会を作ることも大切だと考えます。

更生保護女性会から 岡委員

地域には様々な行事があり、子どもたちが活躍できる場所もあります。公民館も有効に活用するとよいのではないでしょうか。また、いじめの加害者には、虐待を受けた経験がある子どもが多いと聞きました。虐待の連鎖を、断ち切らなくてはいけないと感じています。

こころの健康センターから 山崎委員

こころの健康センターでは、メンタルヘルスの向上のために4月に自殺対策推進センターを設置し、県民の自殺対策を推進しています。虐待、いじめ、不登校、自殺等の問題の本質として、少子化にもかかわらず課題となっていることが挙げられます。
また、本日の議題となった虐待やいじめ、不登校も自殺と同様に複数の要因が絡み合って発生していると思います。自殺対策としてWHO(世界保健機構)は「社会的アプローチ」「地域からのアプローチ」「個人に対するアプローチ」を唱えています。
この会議のように、様々な立場の人が集まり関心を持つということは、複数の要因で起きていることに複数の知恵を持ち合わせて解決させる大切な場であると考えます。この機会を通して、子どもたちの悲しみが少しでも減っていくことを願っています。

スクールカウンセラーの立場から 笛木委員

前橋市では不登校への対策を行っていますが、一人一人に合った学習の場を提供していくことも大切だと思います。適応指導教室は学校復帰を目指した場所であることから、通うにはハードルが高いと感じている不登校の子どももいます。公民館等で、不登校の子どもが気軽に参加できるサークル活動が開催されると、引きこもり対策につながると思います。

林指導担当次長

本会議でいただいた意見を事務局で協議し、今後の施策に活かしていくことを期待しています。

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更新日:2019年02月01日