平成29年度第4回前橋市社会教育委員会議

審議会名

前橋市社会教育委員会議

会議名

平成29年度第4回前橋市社会教育委員会議

日時

平成30年3月20日(火曜日)午前9時30分~11時30分

場所

前橋市中央公民館 507学習室

出席者

安保議長、清水副議長、大森委員、森谷委員、高橋委員、川原委員、酒井委員、荻野委員、黛委員

(事務局)
塩崎教育長、橋本教育次長、林指導担当次長、小島総務課長、小崎生涯学習課長、佐藤生涯学習課社会教育係長、事務局員(生涯学習課)

欠席者

石川委員、太田委員、荒井委員

配布資料

会議の内容

(1) 開会

(2) 教育長あいさつ
   本日は今年度4回目の会議となるがよろしくお願いしたい。昨年の3月29日に提言をいただいたが、この提言では、前橋市の社会教育をどのように進めていけばよいかということについて、具体的な方向性を示していただいた。この提言を受けて、コミュニティセンターや公民館をどのように充実させていくのかということについて、事務局で検討し一つずつ実践を行ってきた。実際に総社公民館や桃井小と第一コミュニティセンターを見ていただき、各公民館やコミュニティセンターにおける取組についてご説明し、今後さらに充実をさせていくためのご意見をたくさんいただいて改善を進めてきた。この1年の取組を報告させていただきご意見をいただくのが、本日の大きな内容となる。併せて次年度、社会教育委員会議としてどのようなことを進めていくのかということもご議論いただければありがたい。
   前橋市教育振興基本計画が29年度で一区切りとなり、来年度からは、第2期前橋市教育振興基本計画がスタートする。5年間の計画となるが、教育委員会全体としての大きな考え方・方向性を示してあるので、ここでご説明させていただきたい。
   教育委員会としての取組、学校教育、社会教育、給食や施設等、様々なことがあるが、前橋の教育が目指す人間像を「多様な人と協働しながら、主体的・創造的に社会を創る人」とし、前橋の人づくりを教育全体で求めていきたいと考え、教育振興基本計画の中に定めた。人が成長していく時には、個の育ちと集団の中の育ちの両方があり、一人一人が育ち、集団の中でも育ち、集団の中で育つことによって、また個も育ち、個の育ちによりさらによい集団となっていくというように、この2つが繰り返されることにより、よりよい社会が作っていけるのではないかと言う考えが大枠にある。
   人づくりについては4つのステージをイメージした。「個を伸ばす」「認め合う」そして集団の中に入って皆で新たなものを「創りだす」そして「未来へ」とし、これは、自分の未来でもあり社会の未来でもある。個を伸ばし認め合い、創り出しそして未来へつなげていこうとする4つのステージを描いた。これは学校教育だけでなく、公民館・コミュニティセンターについても正にこの方向へと考えている。例えば公民館のいろいろな講座で学び個を伸ばすと共に、仲間と認め合い新たなものを創り出し社会の役に立とうとする、子ども達のためにやる、このようなことを育てる等といった新たなものを創り上げて前橋の未来を創っていくというイメージを持ち、公民館やコミュニティセンターの事業も進めていきたいという夢がある。公民館やコミュニティセンターの事業や改善点等についてもこのような方向性があってのものであると捉えている。その点を踏まえて、これまで取り組んで来たことを報告させていただき、ご意見をいただければありがたいと思う。
   来年度から開館する第一コミュニティセンターは、この会議でもいろいろとご意見をいただき直営とすることができた。小学校と隣接していることをどのように生かし地域とつないでいくのかという点が、かなり大きな課題であると考えているので、具体的なご意見をたくさんいただけければと思う。
   今日で終結ということには至らないので、いただいたご意見をもとに来年度につなげていければありがたいと思う。本日は遠慮なく様々なご意見をいただければと考えているので、よろしくお願いしたい。

(3)議事(発言要旨)

1 コミュニティセンターにおける今年度の取組に対する評価について

(安保議長)
   では、はじめに事務局より資料の説明をお願いしたい。

(佐藤係長)
   資料に基づき、社会教育委員会議での意見、中間報告、提言を受けながら進めている社会教育事業の充実に向けたコミュニティセンターの取組について説明を行う。

(安保議長)
   大変充実した取組が行われていることがよく分かった。では、みなさんよりご意見をお願いしたい。
(川原委員)
   学校教育の中で私達が取り組んでいかなければならないことはたくさんあるが、学校だけで子ども達が育つ訳ではない。子ども達は、家庭・地域の中で生活しているので、実践的なものは家庭や地域の中で育っていくものだと思っている。学校としては公民館やコミュニティセンターにおいて、学校教育と関連のあるものを実施していただければと思うものがたくさんある。例えば、食育・交通安全・環境・天文・防犯等、学校の中で全てを行い育てていくことは出来ないので、これらのことに取り組んでいただくとありがたいかと思う。
   学校になかなか来る事ができない保護者がいるが、どのように支援していけばよいか、民生委員の方と話をすることがあり、そのような方々にも目を向けていただければありがたいと思う。子どものことで相談する場合、学校だと話しづらいという方もいるので、そのような方々の相談に乗っていただくようなことがあればと思う。
   学校に併設されたり、距離が近かったりするほど、事業にも参加し易くなるので、実践的なものを育てる継続的な場を公民館やコミュニティセンターに設けていただければありがたいと思う。
(清水副議長)
   コミュニティセンター等において提言に基づいて鋭意取り組んでいただいていることに感謝申し上げたい。貸館的な役割のあったコミュニティセンターにどのように価値を付与していくかを考え研修や事業が行われ、改善・整理が進んだように思う。
   学校と公民館や地域がどのように接点を持っていくのかということを考えると、コミュニティ・スクール化が努力義務となり、前橋市として具体的にどのように進めていくのかということを見せていかなければならない。
   コミュニティ・スクールは、学校を経営していくツールだと思う。コミュニティ・スクールの設置は方法であり、教育課程について地域の方の理解を深め支援・援助をどのようにしていくのかということが重要である。教員の動きと子ども達の動きと生涯学習に励む人達のつながりをどのようして作り出していくのか、まだ、見えて来ないが、土台作りは、それぞれの中に出来て来ているとは感じている。
   コミュニティ・スクールは作ることが目的ではなく、学校教育を高め推進していくための手段である。その手段に地域の方が参加することに期待感がある。
   第一コミュニティセンターは市の直営になるとのことであるが、学校とコミュニティセンターがきちんと方向性を持って接点を作ることが重要だと感じる。
(安保議長)
   今話のあった接点に地域課題があれば、さらに期待が持てるところである。社会教育施設としてソフト面・ハード面で細かな対応が求められるので、お知恵を拝借できればと思う。
(塩崎教育長)
   提言の3項目目のコミュニティ・スクールについて、最近の前橋の状況を指導担当次長よりご報告させていただく。
(林指導担当次長)
   コミュニティ・スクールが負担になりはしないのか懸念されるということが実際問題としてはある。そのような状況で、形式を整え取り組むことは可能だが、コミュニティ・スクールの持つよさや今後の必要性を考えた時に、取り組むように働きかけるより、進めて見るとこれだけ大切なことであるということを学校側に理解してもらえるようにしていくべきであると考えている。そのように考えると、特に30年度においては、桃井小を前橋版コミュニティ・スクールとし、新たな取組が始まり、学校とコミュニティセンターが話をし、学校としてこうあってほしい、学校とするとこうであるということを正直に言ってもらいながら、進めていければと考えている。
   来年度は、わかば小をコミュニティ・スクールの研究指定校とし取り組んでもらうことになっている。研究を始めていただいているので、どのようにしていくのか教育委員会も一緒に考えながら、このようによいことであるということを浸透していければと思う。
   既にこのような状況になっている小学校もあり、地域の方にたくさん来ていただき子ども達のためになっている。学校に対する支援の体制がとてもよく出来ていて、ホタルの育成をきっかけとして、様々な支援をしていただき教育活動として浸透している。
   コミュニティ・スクールはこうあるべきだとしてしまうと、もう少し待ってほしいということにもなってしまうので、上手く浸透していければと思う。
(安保議長)
   あるところでは、お膳立てや連絡業務が大変で、どうすればよいのかという話を聞いたこともある。
(林指導担当次長)
   地域の方が自分達の学校だという意識が強いとそれが大きな力になるということを学校も自覚している。桃井小やわかば小の様子も伝えながら浸透していければと思う。
(安保議長)
   桃井小が前橋モデルとして一般の方に見える形で連携し、地域の拠点としてのコミュニティセンターと学校のよい事例となることを期待している。社会教育委員会議でも情報を共有し育んでいく方策を考えられればと思う。
(清水副議長)
   学校は忙しいという状況が現実問題としてはあるが、自分達の学校の教育をどのようにし、どのように子ども達を育てていくのかという新しい学習指導要領の在り方を示すチャンスだと思う。その1つの方法・手法としてコミュニティ・スクールのシステムを取り入れていくということであるから、面倒であると思っていては上手くいかない。時間がかかると言ったらそれで終わってしまう。新しいものに果敢に取り組んでいかなければ、教育は停滞してしまう。学校は既に実施しているので今のままでよいと言うが、やっているつもりでも地域には見えていない。資源や人材を組織化し学校と協働していけば、先に進んでいくということを見える化し、地域の人々が入って来るようにしていかなければならない。授業の補助程度では、コミュニティ・スクールを学校経営の基本にはしていない。コミュニティ・スクールを設置することが目的になってしまっているので、面倒である、時間がかかるという論議になってしまう。これを越えていかなければ、学校経営の前進はない。トップダウンではなく、学校長が自覚し取り組んでいかなければならない時代となっている。
(安保議長)
   新しい器で新しい教育を育むよう越境し合っていくことが大切であると感じる。
(大森委員)
   29年度のコミュニティセンター研修は充実しているが、これまでのコミュニティセンターから変わろうとしている時に、多くのミッションが与えられるとパンクをしてしまうので、まずは、社会教育施設の拠点になるということで研修が行われたのだと思う。ただ、それだけに甘んじられない時期であり、研修の中でコミュニティ・スクールとして地域で子ども達をどのように育てていくのかということも役割の1つであることを取り上げることも必要となる。5年程度のスパンを見ておく必要があるかと思う。
   社会教育が得意としてきた対象は、就学前の子ども達や高齢者であった。就学後から若者世代の経験値が少ないので学校に任せればよいと言うことではなくなってきた。公民館やコミュニティセンターが主体となるということについて、研修していかなければならないと思う。
   子どもの立場からすると学びを提供してくれるのは、地域であり社会である。教頭や地域連携担当教員と公民館の職員との連携会議といったものを開催し、お互いに何を行っているのか知り合うだけでもかなり違う。年間の教育課程の中で絡めるところもあると思うので、そのような組織はやはり必要であると思う。
   学校には地域と連携するのは面倒であるという意識があると思われるが、学校の負担が軽くなる方法でもある。教員数は限られており、朝から晩まで教室にいるという状況の中で社会に開かれたカリキュラムを作っていくのは、なかなか難しいと思うが、地域に開いていくと地域の人がやってくれるようになる。
   地元の小学校で、先日地域に4コマ開いて欲しいとお願いし、コーディネートは全て地域とPTAで行った。預けてくれる覚悟があるのが素晴らしいと感じた。準備から運営まで行い地域の企業約10社に集まってもらい、子ども達が新聞記者となり取材をして記事にまとめていくということを行った。学校の先生方が近くの地域に住んでいるということは少ないので、地域で出来ることがある。ただ、地域にコーディネートできる人材がいたり、地域とつながりのある人材がいたりということがあってできたという面もある。このような人達を学校が探すのは大きな負担であるので、そこにも公民館やコミュニティセンターの出番がある。
   子ども達に質の高い教育を学校の負担が少なく実施できるということがメリットであり、人材探しは社会教育が得意とするところである。
(荻野委員)
   先程、自分達の学校という話があったが、公民館やコミュニティセンターでも同じだと思う。自分の地域のという意識が強ければ強いほど、積極的な関わりを持つことになると思う。よそのものという意識があると、入りにくく参加したくないということになってしまう。
   29年度のコミュニティセンターの取組についてだが、条例改正をして様々な基盤づくりを主眼に行って来たことと思う。
   来年度に向けては、地域住民といかに協力をしていくのかということと、講座をどのようにしていくのかということ、地域に親しまれ活用されるようにするということが極めて重要であると思う。
   第一から第五コミュニティセンターの事業内容を見ると場所によって違いがあると思うが、利用の実状はどのようであったのか。その点を確認することにより、さらに充実するための方策が見えてくると思う。
   コミュニティセンターが地域の拠点となるために様々な活動に着手し始め、これから大いに期待されるところである。
(安保議長)
   これからどのように育んでいくのか、その時期に入ったということであるかと思う。
   では、次の議題に入ることとする。

2 公民館における今年度の取組に対する評価について

(安保議長)
   これまでに社会教育の理念やコンセプトについて提言し続けてきたが、具体的に目に見える形で実践をするために、公民館はどのように取り組んでいけばよいのかということがある。まずは、今年度の取組について事務局より説明をお願いしたい。

(佐藤係長)
   資料に基づき、社会教育委員会議での意見、中間報告、提言を受けながら進めている社会教育事業の充実に向けた公民館の取組について説明を行う。

(安保議長)
   色分けし図解されたよい資料をご提示いただいたが、見方についてご説明をお願いしたい。
(小崎課長)
   一番上の段の左側に子育て、親子支援というオレンジのラインがあるが、公民館職員が起案で使う区分となる。白地の中に黒字で書かれているものは、現在行われている講座となる。中央公民館の子育てのところを見ていただくと「ベビープログラム」という虐待防止プログラム、パッケージプログラム、ライセンスプログラムがあるが、これは子育て支援課の職員が研修を受けライセンスを取得し実施しているものである。親子の触れ合いといったことはなく座学としての講座がメインとなっているので、学びの欄の講座として書かれている。
   お母さんのほっと子育て教室は、全5回で満1才~就学前のお子さんがいる保護者や保護者とお子さんが一緒に申し込む講座である。1~5の順番で講座の組み立てが行われており、一番最初は親子の触れ合いや読み聞かせが行われる。2回目と5回目は座学であるので、託児付きである。お母さん方のリフレッシュとして3回目と4回目の講座が行われている。
   ある公民館では、近くの大学の方々がとても支援をしてくださるので、負担が少なかった。そのような状況で事業の全体像をよく見ることがあまりなかったということがあった。家庭教育というと理論は知っているが、子どもを抱きしめるといった親子の触れ合いや子どもの目線に合わせて膝を折るといったことができないということがある。お店に2人で行ってスマートフォンをいじって親子の触れ合いと考えている親子もいる。触れ合いとはどういうことであるのかといったことが大事である。このようなことがあり、触れ合い、学び、育楽ライフがバランスよく入っているのかという話をしたところ、28年度までは学びだけの講座で構成されていることに気付いた。そこで、学びとは子育てとはということを公民館長会議で話し合った。ホメトレの講座では、地場産業であるウクレレをお母さん方が体験し、後半は自分で演奏し聴かせるという講座にした。連続講座ではなかったが、親子で遊ぼうという講座も実施した。
   託児については、保健推進員さんや民生委員さんが公民館事業の実績発表会の外部助言者として参加された時に、1時間半の託児は実際のところ大変であるという話があった。そこで、大学の方々と相談をしながら、座学で学んだことを講座の終わりに10分でもいいので、実際に行ってみるということを入れることによって、連続講座となる。
   青字については、両方の要素を持っていると見ていただければと思う。区分を見直しこのようなことが始まっているところである。
(安保議長)
   各公民館の担当者は、このような資料により、自分達の事業を再評価するきっかけとなる。見える化されたよい資料であるが、皆さんからご意見をお願いしたい。
(森谷委員)
   各公民館のコミュニティデザインがあったが、それをもとに各公民館で自己評価し見ていくことが必要であるかと思う。コミュニティデザインと各講座の関係が見てすぐに分かるようなものがあると、よりよいかと思う。
(小崎課長)
   正にそのとおりであり、コミュニティデザインは、地域の資源や特性にはどのようなものがあるのかという出会い・発見編、地域がどのような姿になるのかという願い・思い編、そのためにどういう仕掛けがあるのかという仕掛ける・つなぐ編の3点からなる。しかし、現在のコミュニティデザインは、願い・思いとそれをつないでいく手段・方法が、平面的に描かれている。どれを重点に行うかということがとても大切である。自分の地区や公民館の強みの中に、課題が隠れて埋没してしまっていることもある。そこで新たに資料を作成した。これを活用することにより、願い・思いの実現につなげるためにどこを重点にしていくのか、その部分を太字にしたり2重枠にしたりすることにより組み込んでいくことができるようになる。評価という視点よりも自ら気付き取組が始まるということが大事である。この部分については、今後、公民館長会議や職員研修の中で深めていきたいと思う。
   自己の公民館の取組内容の見える化により、これから力を入れるべき弱点にも気付くことができる。他の公民館のよさを取り入れていくことも出来るようになる。これらは、とても大切であると思っている。
   人事異動に伴い館長が交替となる公民館の館長には、これらの点についてコミュニティデザインに入れ、次の館長によく引き継ぎを行うよう伝えてある。
(川原委員)
   いろいろな会議で公民館を利用させていただくことがあるが、公民館ごとに雰囲気が違うと感じることがある。利用状況が異なり、利用者が非常に多いところもあれば少ないところもある。利用者が少ないからといって、一生懸命やっていないということではないと思う。住民の生活の仕方にも違いがあり、農村地域では高齢者になっても生産を行いそこに生きがいを見出していたり、市街地ではたくさんの人が学びの時間を確保しようとしたりしている。公民館を利用する中で、人が多い少ないということは、公民館の取組の違いとは別の物であると感じるようになった。
   コミュニティデザインの中に、ぜひ、地域の方の願いや求めているものは何であるのかという要素も入れて作成いただくとよいかと思う。
(塩崎教育長)
   貴重なご意見で、評価をする際に単にこの公民館は利用人数が多い少ないということだけが評価ではないということを教えていただいたように思う。
(安保議長)
   人数や達成度といったもので公民館の価値を捉えてしまいがちであるが、それだけではない面が公民館にはたくさんある。
(森谷委員)
   各公民館の特色や色合い独自性についてだが、中央公民館・地区公民館・コミュニティセンターごとの色合いが出て来なければならないかと思う。コミュニティセンターは、地域の社会教育の拠点ではあるが、指定管理者制度の下での運営であるので、地区公民館にはない色合いが出て来なければならないかと思う。条件整理・条例改正・研修の実施等といったことの次には、機能強化ということになるかと思う。
(清水副議長)
   現在自治会長をしているが、社会教育委員会議で示されたコミュニティデザインについて、他の自治会長にも見てもらう必要があると考え配布をしてもらった。
   今回、研修や起案の作成の仕方まで検討し、各公民館の講座の資料も作成されとても意義のあることだと思う。見える化されれば、他の公民館のよいところはどんどん取り入れていくということでよいと思う。資料により自分の地域の強み、さらに力を入れて取り組んでいくことも見えて来る。地域の資源にはどのようなものがあるかということを市民に知らせ、これに参加していこうとする人々の掘り起こしをする際のよい材料となる。これから、それぞれの活動と活動をつなげていくと、学びの部分と楽しみの部分と活動を活用する部分が、明らかになって来ると思う。そして全て見える化したものを地域住民に分かり易く伝え、呼び込んでいければよいかと思う。パソコンが得意な人もいれば、英会話が得意な人もいて具体的な社会教育活動が、子どもや地域も含めて取り組んでいけるようになると思う。
(塩崎教育長)
   今、清水副議長さんからお話があったことが、先程、教育振興基本計画でご説明した個の学びを認め合い新たなものを創り出し、誰かのために役に立つということとなり、資料にある学びの循環につながっていくので、いろいろなことが進み始めているということがお分かりいただけるかと思う。
(安保議長)
   貴重なご意見をたくさんお出しいただきありがたく思う。次年度さらに取組を進めていただくということをお願いし、最後の議題に入ることとする。

3 次年度の社会教育委員会議の取組の方向性について

(安保議長)
   では、次年度の社会教育委員会議の取組について考えていきたいと思う。
   次の1年で取り組みたいところ、焦点を当てていきたいところなどについてご意見をお願いしたい。
(高橋委員)
   受動から能動へと様々なことに配慮し人材を育てていると感じたところである。
   トップがいるとそれについていく人はたくさんいるが、先頭に立つ人材は非常に少ないと言われている。日本ではついていく方が重視され、そのような人の方が圧倒的に多い。社会教育で取り組まれていることであるが、人材を育てていくことが非常に重要な視点になって来ると思う。
   人材育成は、小学生から高校生ぐらいまでが一番重要であると思うが、それに関わるのが社会教育の活動になるかと思う。部活動の見直しにより、子ども達の目がそちらにも向いていくとよいと思う。
(酒井委員)
   学校との関わりについて言えば、自分の住んでいる地域では何も壁を感じない。行事の協力も互いによく行われているが、先人からの伝統になっている。学校と上手く意思疎通が図れなかった時期があるが、それを乗り越え、今は交流がよく行われている。
(黛委員)
   社会教育と学校教育は切り離せないものであると改めて感じているところである。自然体験活動の指導者も学習指導要領にどのように書かれているのかということを把握した上で対応することが、重要であると再確認した。先程話にもあったがコミュニティセンターは、地域の拠点でありハブとなる場所であるので、研修の中に学校教育の内容も含めていく必要があると感じた。
   様々な事業が見える化されたので、社会教育事業の区分の見直し前後の評価をどこかの公民館を例として行っていくのもよいかと思う。
   よいものは取り入れるということもとてもよいことであり、各公民館で検討し相乗効果で高めていければと思う。
(安保議長)
   これまで、学びを地域に還元するということを大目標とし、社会性を育む社会教育の可能性ということについて考えてきた。その際には、市民の社会性の育成にまで踏み込んで議論をしたこともあったが、子どもと子どもの関わりをとおした社会教育の可能性については、あまり論じられていなかった。
   昨年、公民館の研究大会が前橋であったが、その際、茨城県の高校生会の事例が紹介されていた。高校生が地域と関わりを持ち、地域の活動や小・中学生の学習補助、ボランティア等を行っているとのことであった。小中学生については、社会教育は比較的リンクできていると思う。大学生が地域を活性化していくということも、これまでも触れてきたが、高校生については、なかなか踏み込めないところがあった。いずれは取り上げて見たいと思っていたが、最近前橋には、高校を卒業した若者がNPOを立ち上げ、小中学生対象の無料学習会や学生発案による取組を推進しているとのことである。すごい取組で、これまでになかったことである。熱心に学習する姿勢も大切であるが、地域と関わることで人格や識見、地域性を身に付けていくということに、新しい社会教育の可能性として着目できないかと思う。高校生を地域の新しい人的資源として育んでいけないかと考えている。
   理念やコンセプトは出尽くした感があるので、前橋のモデル化を具体化していく必要性があると思う。桃井小と第一コミュニティセンターの前橋モデル化は今後も取り組んで行きたいと思う。
(大森委員)
   地方創生時代の社会教育についてだが、若者の未来は若者のためにあるので、前橋のためにということは言い難い面がある。
   前橋にも地域のためにという若者はいるが、それは誰に言われた訳でもなく結果としてそうなった。高校生は地域を選択していくということをあまり知らず、意外と地域のことを知らないということもあるので、地域のことを共有していく機会はあってもよいかと思う。
(安保議長)
   昨年、関東甲信越静社会教育研究大会に行ったが、市立高校の事例発表があり、それが正に、高校生を街づくりに活用した事例であった。押し付けではなく、可能性を話し合ってみるのも面白いと思う。
   生涯学習というと比較的高齢者に偏りがちであるが、小・中・高・大が連携し合う視点で見直していく際に、高校生の可能性を探っていくのも価値あるテーマではないかと考えている。
(清水副議長)
   地方の県立高校は比較的結びつきが強い。東毛の高校では、なしやシクラメンを育て、県のアンテナショップに持ち込んで売っている。地元の企業とタイアップをして売り込みを図ったり、菓子を製造したりもしている。
   前橋の高校でもブランド化に成功している事例もある。季節の産物の販売等を地域と一体となって取り組み成功している。
   学校の持っている特色や強みをうまく引き出して、地域でそれぞれ事業を実施しても、全体で実施してもよいかと思う。
   そのような経験をして育った子ども達は、どこかでめぶくと思う。それを人づくりの一環として市全体で取り組んで見たり可能性を探って見たり、整理したりして見ると魅力あることになるかと思う。コミュニティセンターで取り組んで見ても面白いかと思う。難しさもあるが、働きかけ次第であると思う。
(大森委員)
   これからの高校教育は、大学進学を考えるとポートフォリオに書き込めた方がということがあり、大学もそれを求めていくことになる。それを目当てにということは本末転倒であるが、市がオーソライズしたプログラムにおける活動の様子を記録していけるようにすることは、大きな動機付けにはなるかと思う。今チャンスが来ているという気もする。
(安保議長)
   国の調査で、小さい頃に触れ合いや自然体験活動に濃密に取り組んだ方が、学力や社会性の面でプラスになるという結果が出ていたが、高校生の地域との関わりが、長い目で見ればプラスになるのではないか。高校生は新しい可能性として討議できる余地があると考えているので、お願いできればと思う。
(塩崎教育長)
   委員の皆さんには、前橋としてどのような取組がどのような効果を上げるのかという視点で、いろいろと研究したり調査をしたりしていただければと思う。あまり焦らず、じっくり取り組んでいただければと思うが、桃井小と第一コミュニティセンターの関わりについては、スタートからご支援いただければありがたいと思う。行政として力を入れて取り組んでいく事項であるので、引き続き助言をいただければと思う。
   社会教育委員会議では、これまで様々なソフト面の話をいただいてきたが、生涯学習課は以前の体制では指導部に入る。条例改正やハード面は管理部の管轄であったが、今は教育次長と指導担当次長が一緒になって取り組み、それが前橋のよさであると思う。橋本次長からハード面の公民館の今の動きについて話をさせていただく。
(橋本教育次長)
   永明公民館には、これまで図書分館が併設されていなかったが、地元から広い駐車場を備えた新しい敷地に移転をという要望が出された。地域に様々な意見がある中で総意として要望をもらった。庁内で様々なことを含めて検討し、社会教育事業を充実させるためにハード面の環境整備を行うことが大事であると考え、地元で説明を行った。建設準備委員会を立ち上げることとなり、大きく前に進めることが出来た。
   30年度は、南橘公民館の部分的な改修が2か年の計画で実施される。
   もう1つは、芳賀公民館の駐車場が不足しているという話を受け、公民館の北側に約50台ぐらいの駐車場の整備を進めていくこととなる。
   南橘・永明・芳賀公民館の件については、4年間の見通しの中で整理がついていくことと思う。
   東公民館は、利用率が高く約50台の駐車場があるが不足をしている。北側に公園が出来、新年度からオープンすることになっている。臨時的な駐車場として北側に隣接している多目的スペースを使えるよう協議をしているところである。
   前橋の場合は、駐車場は当初から100台程度見込んで計画していければと感じた。広い敷地であれば、別の場所に移転をせずに敷地内での対応も可能になるかと思う。公有地の拡大だけでなく有効活用も考えて、少しでもよい環境を整えていくのが役割であると考えている。
(塩崎教育長)
   ハード面にただ取り組むということではなく、委員のみなさんのご意見を伺いながら進めていくのが前橋の特色であると思う。永明公民館については、場所は地域で決めていただくこととした。地域が活用するものであるので、地域で決めていただくのが一番よいと考え進めてきた。ソフト面をハード面にどのように込めていくのかということについて、今後も見ていただければありがたいと思う。
(安保議長)
   それでは、次年度の取組としては、前橋のモデルとなる桃井小・第一コミュニティセンターの関わりの在り方、公民館・コミュニティセンター機能のさらなる充実、高校生等の学生の人的資源としての活用・支援のあり方の3点を中心に進めていきたいと思う。
では、以上で本日の協議を終了することとする。

(4)連絡

 ・平成30年度第1回社会教育委員会議の予定について

(5)閉会

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更新日:2019年04月25日