定例記者会見概要版(平成30年5月11日開催)

平成30年5月11日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

平成30年5月11日(金曜日)午後2時00分~2時40分

会場

市役所 4階庁議室

(市長)
 昨日、NTTドコモとの包括連携協定を締結し、5GやICTの推進がスタートしました。市役所にも多くの反響があり、特にAIによるバス運行には、大きな期待をいただいています。個々の事業者が5GやICTを用いて、社会問題解決のために何をなしていくべきか、それぞれ考えていけるように進めていきます。

1 案件説明

(1)「まえきフェス」「けやき並木フェス」を連携して開催します

(市長)
 5月27日(日曜日)午前10時から午後5時まで、JR前橋駅北口周辺を使った「まえきフェス」と「けやき並木フェス」を開催します。昨年9月の両イベント連携の成功を受けて、今回初めて5月にも同時開催するものです。今回は、両イベントとも子ども向け、親子向けをメーンに、企画会議から連携を図っており、チラシなどにもお互いの情報を盛り込んでいます。
 「まえきフェス」はJR前橋駅北口を中心に、産学官連携による地域活性化を目的としたイベントを行います。「けやき並木フェス」は、駅の北口広場と上毛倉庫を使い、にぎわい作りと中心市街地への人の流れの創出を目的にしています。
 また、同じ日には中心市街地においても食のイベント(まえばし活きな食とビールの屋台村2018)を予定しています。5月の新緑の美しい時期に、駅前からさらなるにぎわいを演出していきますので、多くの方々の来場をお待ちしております。

(JR前橋駅駅長)
 「まえきフェス」は、5月、7月、9月と年3回予定しています。マルシェと音楽ライブをメーンですが、テレビアニメ「新幹線変形ロボシンカリオン」との写真撮影など、子どもに喜んでもらえる企画も目玉です。

(前橋駅前通り商交会 会長)
 けやき並木を、親子でくつろいで眺めてもらうのが大事だと思い企画を立てました。紙芝居や写真展で、前橋駅やけやき並木の歴史も発信していきます。

(2)まえばし活きな食とビールの屋台村2018を開催します

(市長)
 5月26(土曜日)・27日(日曜日)午前11時から午後9時まで、中心市街地の中央イベント広場を会場に、まえばし活きな食とビールの屋台村2018を開催します。市の主催ではなく、民間の主催です。恒例行事となりつつある、9月のオクトーバーフェストを、さらに盛り上げていくことと、中心市街地のにぎわい作りを目的としています。
 9月までのストーリー作りとして、5月を皮切りに、6月、7月、8月にも同様のイベントを企画しています。先ほどお話ししたとおり、5月27日(日)には、JR前橋駅北口周辺の「まえきフェス」「けやき並木フェス」も開催しますので、相乗効果が期待できると考えています。今回は、まず民間の力を発揮いただき、行政は側面支援に徹するとともに、お客様参加型のイベントとします。そうすることで、新しい前橋の価値が創出されると考えています。

(前橋オクトーバーフェスト実行委員会)
 屋台村は、9月末に開催するオクトーバーフェストに向けて、ビールを飲めるイベントを5月から毎月開催するものです。民間の力で、どこまでやれるのかを見せたいです。自分たちが積極的に動くことで街を活性化するのが、前橋のまちづくりではないかと思っています。
 屋外での飲食のイベントは食中毒発生などのリスクが伴います。保健所とも連携をとり、飲食のプロとして、安全に最大限の配慮をします。

(3)トランポリンワールドカップ前橋大会で市民ボランティアを募集します

(市長)
 「2018FIGトランポリンワールドカップ日本国・前橋大会」で、選手受付・会場案内・エリア警備・誘導案内など行う一般ボランティアと、通訳ボランティアを募集します。報酬や交通費は、支給されませんが、「昼食券、飲料水、スタッフTシャツなど」を支給します。また、ボランティア保険へも加入します。
 本大会では「トランポリンのまち前橋」を世界に知ってもらう絶好の機会と捉え、最高のおもてなしの準備を進めています。また、2020東京五輪大会でもメダル獲得が期待される世界トップクラスの選手「世界25ヶ国・300名程度」の参加を見込み、2020年東京五輪大会に伴う事前キャンプ地誘致活動、2020年東京五輪大会に向けた機運醸成にも結びつけていきたいと考えています。

(4)住宅地における熊出没への対応について

(市長)
 住宅地に熊が出没し、危機管理対応を行うことは、前橋市にとって初めての経験でした。それでも各方面の市民力を最大限発揮していただき、何事もなく被害を抑えることができました。感謝申し上げます。
 対策としては、まちの安全ひろメール、オレンジメール(市立小中学校保護者への連絡網)、防災行政無線、まちの安全ツイッター、フェイスブックによる市民への注意喚起。児童、生徒の登下校にあわせ、自治会・消防団・消防署員の協力による警戒パトロールを行いました。また、前橋警察署、富士見猟友会、赤城森林事務所が連携して警戒パトロールを実施しましたが熊発見には至らず、目撃地付近に熊捕獲檻を設置しましたが熊捕獲には至りませんでした。
 今後も目撃情報があった場合は、市民の安全確保のための情報提供をするとともに、警察、猟友会と連携して、熊の捕獲に向けた警戒パトロールを実施する予定です。今回の経験を元に、訓練の実施や資機材の購入なども検討していきます。

(その他)

(市長)
 赤城山検定を実施します。「目指せ、赤城山の達人」ということで、赤城山を美しくして動植物の生態系を守っていくために、スローシティ前橋として何ができるのか考える契機としたいと思います。この検定を実施するのは、NPO法人の赤城自然塾です。
皆さんにとって、赤城山がもっと身近なものになればと思います。

 また、前橋シネマハウスはオープンして、1カ月以上経ちましたが、上映しているのはどれも選りすぐりの作品です。ぜひ、本物の映画を観ていただきたいです。

(赤城自然塾職員)
 赤城山検定は、赤城山の魅力の語り部となる人を養成するものです。検定3級に合格すると、JR前橋駅からの赤城山直通バスでの、バスガイドも体験してもらえます。ガイドごとに違う話が聞けると、乗客からもとても人気があります。
 赤城山の魅力は伝えなければ意味がないですし、その伝える人自身も観光資源になりうるのです。

2 質疑応答

住宅地における熊出没への対応について

 (記者)
 熊が出没しているのは、富士見町を中心とする地域であるようですが、出没している場所の傾向や理由など、分析しているものがあれば教えてください。

(環境政策課 課長)
 今までは熊の生息地である国道353号線以北で出没していましたが、住宅地で熊が出没するのは、前橋市では初めてのことです。出没する場所に傾向というのはありませんが、前橋警察署や富士見猟友会と連携して警戒パトロールに力を入れています。

(記者)
 今後の対策として警戒パトロールなどがあげられていますが、県や他自治体と連携して、例えば罠を仕掛けて捕獲するなどの計画がありましたら教えてください。

(環境政策課 課長)
 他団体との連携については、特に警察や猟友会との連携が重要になってきますので、今回さらに連携強化したところです。罠を仕掛けるという話もありましたが、罠を仕掛けることにより、今回とは別の熊の出没を誘発する恐れもあります。そのため、捕獲への対応は必要最低限にする必要があります。

(記者)
 住宅地での熊出没は構造的な問題で、今後も起こりうると考えているようであれば、その理由をお聞かせください。

(環境政策課 課長)
 今回の熊出没は、冬眠から覚めた熊が、餌をもとめて川伝いに山を下ってきたものと推測しています。熊の餌である木の実がなっている森林が少なくなっており、住宅地へ来るまで、餌がなかったのだろうと思います。そのため、今後も起こる可能性があるという前提で警戒や対策を行っていきます。

トランポリンワールドカップ前橋大会で市民ボランティアを募集します

(記者)
 トランポリン大会のボランティアは、通訳以外に、具体的にどんなことを行うのでしょうか。

(群馬県体操協会 トランポリン部理事長)
 受付での総合案内や、駐車場や会場内での誘導など、大会の運営をサポートしていただきます。高校生も参加できるので、外国語でのちょっとしたコミュニケーションなども体験してもらえるといいかなと考えています。

(記者)
 通訳は、英語とありますが、他の言語を話せる人も募集していますか。

(群馬県体操協会 トランポリン部理事長)
 体操の世界大会での共通言語は、英語となります。しかし、英語が苦手な国もありますので、ロシア語、フランス語、ポルトガル語、中国語などの言語が専門的にできる人に参加いただければ、私たちとしても大変ありがたいです。

案件以外の質問

 (記者)
 先日、新潟県で女児の連れ去り殺害という事件がありましたが、登下校中の児童生徒を守るための前橋市の方針をお聞かせください。

(市長)
 今まで私たちが想定していなかったような深刻な悪意があると考えないといけなくなってきており、今までの登下校時の対応だけでは守れなくなってしまうかもしれません。AIやICT技術をいかして、子どもたちにセンサータグを持たせて見守るなど、次の段階の対応を考える時期に来ています。

自治会のパトロールに頼るばかりではなく、新しい技術で対応していくことを前提に、あまり費用をかけない方法を考えていかなくてはなりません。

(以上で終了)

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更新日:2019年02月01日