定例記者会見概要版(平成30年9月10日開催)

平成30年9月10日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

平成30年9月10日(月曜日)午前11時00分~11時30分

会場

市役所 11階北会議室

1 案件説明

冒頭

市長

 今日は、私は高揚感で一杯です。昨日までの2日間、グリーンドーム前橋で行われたアイドルマスター(アイマス)のイベントに、アイマスのプロデューサーがそれぞれ9,000人以上訪れました。前橋という地方都市を感じていただけたと思います。実はこの2日間で、アイマスの参加者からのふるさと納税が8件ありました。また、市の担当課のところへ「市をあげての歓迎をありがとうございます」との感謝の言葉を直接いただきました。また、ヤフーの検索ワードでは、本市が全国3位になったと聞いています。
 外形的なことはともあれ、このような若者たちの集いの場所に前橋が選ばれたこと、前橋市民が歓迎してくれたことを多様性、ダイバーシティの街として、とても誇らしく思っています。前橋観光コンベンション協会をはじめ、たくさんの方の協力をいただきました。アイマスのプロデューサーの皆さんは大変礼儀正しく、この街を感じるためにさまざまなアクションを行ってくれました。心から歓迎し、うれしく思っています。
 来年また、アイマスのイベントがここ前橋で行われることを願っています。 

(1)図柄入り前橋ナンバープレートの交付を開始します

市長

 これも1つのシティプロモーションです。国土交通省が策定した地方版図柄入りナンバープレート制度に基づき、前橋市・吉岡町の地域振興や観光振興などを目的に導入を進めています図柄入り前橋ナンバープレートについて、交付料金と交付開始日が決定しました。交付開始日は10月1日です。新車・中古車の購入時だけでなく、現在乗っているクルマも車検時はもちろんのこと、いつでも図柄入りナンバープレートの取り付けが可能です。
 本日(9月10日)から事前申し込みが開始となります。申し込み方法については、自分でウェブサイト(図柄ナンバー申込サービス)から申し込むか、お近くの自動車ディーラー・整備工場にご相談ください。ナンバープレートの交付料金は7,500円です。料金の他に1,000円以上の寄付をすると、フルカラーの図柄入りナンバープレートを選択できます。寄付のない場合は、モノトーンのナンバープレートとなります。
 なお、対象車両は、前橋市、吉岡町に使用の本拠を置く自家用・事業用の登録自動車と自家用の軽自動車となっています。事業用には緑色、軽自動車には黄色の縁取りが施されます。料金はかかりますが、前橋の看板を背負って、赤城裾野の前橋ナンバーを多くの市民の方に広めていただければありがたいです。

(2)高齢ドライバー向け安全運転啓発チラシを作成しました

市長

 市内で運転免許証を所有する高齢者、65歳以上ですが、約6万1,000人となっています。こうした中、高齢ドライバーが加害者となる交通事故を少しでも防止するため、本市と警察が連携し、高齢ドライバー向け安全運転啓発チラシを作成しました。ねらいは、高齢者の運転について家族で考え、話し合ってもらうためのきっかけ作りと、高齢ドライバーに自身の運転適性を確認してもらうことです。
 チラシの内容ですが、警視庁のホームページに掲載しているものを利用させていただき、「車のキーや免許証などを探し回ることがある。」から始まり、全部で30問あります。5問以上にチェックが入った人は要注意となっています。チラシには、運転免許証の自主返納支援制度、安全な運転に支障がある認知症に悩む家族向けの相談窓口案内を併せて載せてあります。周知は、広報まえばしや本市のホームページへの掲載、自治会回覧などを通じて行います。チラシを配布する場所は、市役所をはじめ、お近くの支所、市民サービスセンター、老人福祉センターや警察署、交番などです。
 運転免許証を返納しても、買い物に行ける、温泉に行ける、そのようなまちを作っていきたいと思っています。

(3) 新たな赤城の恵ブランド認証品が決まりました

市長

 赤城の恵ブランドは現在64品目が認証されています。今年度第1回目の募集分について、3品目の申請があり、3品目すべてについて認証を決定しました。
 新たな認証品目は、合同会社あかぎおろし総研のさくらんぼ、桃と、株式会社プレマの「プレマの有機小松菜」です。さくらんぼは、人気の佐藤錦をはじめ6品種を栽培しています。他産地よりも1週間ほど早く収穫でき、糖度は最高24度になるとのことです。桃は、早生から晩生の品種まで栽培することで、7月から9月まで収穫できます。赤城南麓の寒暖の差により、糖度が高い、肉質のしっかりしたものができるとのことです。プレマの有機小松菜は無農薬、無化学肥料を創設以来23年継続し、「えぐみの少ない小松菜を作る」を合言葉に生産しているとのことです。
 有機JAS認証、前橋市内では2例目となるGLOBALG.A.Pを取得しています。今回新たに加わった3品をはじめ、赤城の恵ブランド認証品を多くの方に味わっていただければ幸いです。
 上武国道にできる新しい道の駅にも、このようなおいしいものがそろえばと思います。

合同会社あかぎおろし総研 代表社員

 普段は、「観光農園赤城おろし」という名称で販売をしています。5年前には、ぶどうを認定していただき、今年は、さくらんぼ、桃を新しく認証していただきました。桃なのに、サクラという品種で、硬めの歯ごたえが特徴です。ぜひ皮ごと食べてみてください。さくらんぼは2,000平米、桃は8,000平米、ぶどう畑などを合わせてで6ヘクタールを運営をしています。観光農園ですので、もぎ取りまで体験していただいて販売をしています。

株式会社プレマ 代表取締役

 この度は前橋の名誉あるブランドの認証をいただき、本当に光栄に思っています。私たちは赤城山の南面、一級河川・粕川が流れる地域で、小松菜を一年中有機栽培しています。会社は今年で23年目ですが、設立当初から化学合成された農薬や肥料を一切使わず、自然の力で健康な作物を育てています。地球環境に貢献したいという思いで有機栽培を始めていて、農林水産省の有機JAS認証をいち早くとりました。今年5月には、GLOBALG.A.Pも取得し、さらに生産の管理力を高める努力をしています。
 私たちのものづくりにおいては、安心安全であるということはもちろんですが、生で食べてもおいしいと、味でも評価をいただいています。葉物の旬は冬で、冬になると糖度ものって甘みも増します。夏の今の時期は苦味が出やすく作りづらい時期ではあります。しかし、私たちは、前橋の、赤城の恵みを受けて、一年中小松菜を作っています。
 良いものを作る秘訣は、生産技術もありますが、自然の恵みなくしては作れません。健康な作物を永続的に作り続けられるよう、この自然の恵みを子どもたちに引き継ぐという責任を自覚しています。農業のバトンは命のバトンです。ブランド認証を励みに、未来の子どもたちのためにも、有機農業をさらにレベルアップしながら、県内はもちろん日本全国においしい農作物を届けていきます。

2 質疑応答

図柄入り前橋ナンバープレートの交付を開始します

記者

 これは県内他の地域の状況はどうなっていますか。

政策推進課職員

 全国で41地域が、同日で申し込みを開始します。県内では前橋ナンバーのみとなっています。関東では他に8地域で導入されることになります。関東は、土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山の9つです。

新たな赤城の恵ブランド認証品が決まりました

記者

 株式会社プレマでは、どのくらいの農地がありますか。小松菜の他にも何か栽培していますか。

株式会社プレマ 代表取締役

 1年中通年で作っている作物は小松菜のみです。他には、ほうれん草、パクチー、ビーツ、とうもろこしを作っています。長らく小松菜のみを作ってきましたが、アブラナ科の連作では土に負担がかかるので、2年前から他のものを取り入れています。あくまで、土作りというところから出発していますので、出荷量で言いますと、ほとんどが小松菜です。

 農地の面積は、約10ヘクタールで、中心地は粕川です。従業員は正社員が8人、技能実習生が2人です。パートを含めますと、スタッフ全体40人で稼動しています。

(以上で終了)

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更新日:2019年02月01日