定例記者会見概要版(令和元年10月7日開催)
令和元年10月7日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和元年10月7日(月曜日)午前11時~11時55分
会場
市役所 11階南会議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
1 案件説明
(1)前橋学ブックレット刊行20号記念 歴史まちづくりシンポジウムVol.2 「歴史都市まえばし-歴史まちづくり法から学ぶ」を開催します
市長
前橋学ブックレットの第20号が発行になりました。これを記念して「歴史まちづくりシンポジウム」を開催します。「歴史まちづくり法」を活用して、どのようにまちづくりを行っていくのか、国土交通省から専門の方をお呼びして話を伺います。
前橋学センター長
前橋学ブックレットは、前橋の文化行政において、市民が主体となってこの歴史情緒ある前橋をつくっていこうというしかけの一つです。最初は専門家が書いていましたが、途中からは、地域の方が自分で見つけて研究したことについてブックレットにしています。 本市は、平成25年度から4年間設置していた歴史文化遺産活用委員会から、歴史や文化遺産を使ったまちづくりに関する提言を2回受けました。その後、国土交通省が中心になって「歴史まちづくり法」を作りました。このことで、国の考え方と市の考え方が合致したため、市民とともに歴史情緒あふれる前橋を作るというシンポジウムを開催できるようになりました。
(2)アーツ前橋展覧会「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」
アーツ前橋館長
「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」が10月12日から始まります。この展覧会は、2016年に開催した「表現の森」という展覧会の続きとなるものです。「表現の森」開催後は、館外に出ていく地域アートプロジェクトとして取り組みを続けてきました。展覧会でも講演会でもなく、様々な施設に出かけていき協働するプロジェクトですが、アートと福祉との関係、地域共同体とのあり方を考えていこうというのが今回の展覧会の趣旨です。会期中はトークや上映など複数の関連イベントを予定しています。
(3)桂萱地区公共交通体験会を開催します
市長
桂萱地区の皆さん、そこに拠点を置く社会福祉法人あそか会の皆さん、桂萱地区南に位置するローズタウンに立地するお店などでビジネスをされている皆さんを、公共交通機関の新しいかたちで結んでみようという試みです。
桂萱地区地域づくり協議会長
地域づくり協議会では日ごろから、福祉や環境、健康など「住みよい桂萱」を合言葉に、各種事業を展開しています。桂萱地区に限らず、前橋市では自動車を前提にした生活が定着しています。しかし、自動車に頼りすぎるのではなく、徒歩と公共交通でも移動できる社会こそ継続可能な社会だと考えています。そうした中、社会福祉事業を営む前橋あそか会の皆さんと協力し、地域を走る上毛電鉄と電動バスを活用して地区内を移動する公共交通体験会を開催することになりました。電車やバスの体験乗車をしてもらい、公共交通の良さを実感してもらうことが目的です。ゆくゆくは高齢者の免許返納や交通事故防止に繋がるものと考えています。
前橋あそか会常務理事
前橋あそか会では、昨年度を初年度とする「きらめきの郷まちづくり事業」という施設整備を10年計画で推進しています。この中には、地域住民も利用できるコミュニティバスの運行計画も盛り込まれています。本格運行に向けた利用実態、課題を把握するために10月25日から27日の3日間で実証実験を予定しています。この話を桂萱地区地域づくり協議会に説明したところ、同日に地区の文化祭や菊花展があるので、連携し何かをしてみようということになりました。そこで、低速電動バスeCOM8を借りてきて運行することになりました。運行区間は上毛電鉄江木駅からローズタウン東地区までです。
(4)その他
市長
住吉町にある「あたご歴史資料館」の在り方についてです。本市がその収蔵資料を預かることになりました。来年は戦後75年になります。それぞれの地域、あるいはそれぞれのご家庭の中で眠っている戦争資料・平和資料を失わないようにしなければいけないと考えています。ついては、前橋空襲及び平和資料の展示収集を考える審議会を作ることになりました。この議論の中で、展示収集や教育の形を作っていきたいと考えています。
2 質疑応答
前橋学ブックレット刊行20号記念 歴史まちづくりシンポジウムVol.2 「歴史都市まえばし-歴史まちづくり法から学ぶ」を開催します
記者
前橋学ブックレットは恒常的に発行するものなのですか。
前橋学センター長
原則年間4冊発行で、100号を目指しています。市民の力で前橋のすべてを語り伝えようとしています。テーマは特にありませんが、中世を扱ったものが少なく、地域によっては発行されていないので、今後発行したいと考えています。
桂萱地区公共交通体験会を開催します
記者
誰でも利用できるのでしょうか。
前橋あそか会常務理事
地域の方だけでなく、市内・市外の方も利用できます。
記者
予算について教えてください。
桂萱市民サービスセンター長
低速電動バスeCOM8の借用料については前橋あそか会の負担ですが、上毛電鉄の乗車券については桂萱地区地域づくり協議会が負担します。
案件以外
記者
豚コレラ対策としてネズミ忌避剤を配布するそうですが、詳しく教えてください。
市長
現在、人や野生イノシシ、車両といった様々な感染経路のリスクを減らす対策を取っていますが、ネズミが感染経路となる可能性も否定できません。そこで、ネズミ対策も行うべきではないかということで、実施する予定です。
農政課長
忌避剤は、ゼリー状のものや、電池によるファンで回して養豚場全体に散布するものがあります。現時点では、2500円から3000円程度の、ファンによるものを検討しています。
記者
農家が自主的に散布するのでしょうか。
市長
その通りです。現在も石灰等の消毒薬は提供していますので、それと同様に各農家に市が提供し、自主的に散布してほしいと考えています。任意ではありますが、一頭の発生が市全体に関わりますから、協力をお願いしたいと考えています。
記者
現在設置している消毒ポイントの利用状況を教えてください。
農政課長
多いところでは一日4、5台、少ないところで1、2台です。土日については、富士見地区に登山関係者も訪れたと聞いていますので、周知をしっかり行っていく予定です。
記者
JAと共同で行っている防鳥ネットの実施率を教えてください。
農政課長
市とJAが単独で行った防鳥ネットの設置につきましては、9月末時点で14事業者が動いているところです。
(以上で終了)
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更新日:2019年10月29日