定例記者会見概要版(令和元年12月24日開催)

令和元年12月24日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和元年12月24日(火曜日)午後2時~2時35分

会場

市役所 11階北会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)「成人祝・ヘアドネーションプロジェクト」を実施します

市長

20歳の若者たちがヘアドネーションを行います。この企画は、市民が前橋市へアイデアや意見を寄せる制度「前橋市への提案・意見」に寄せられたものです。今年度に成人を迎える女性から、成人式のために伸ばした髪でウィッグを作り、ぜひ社会のために使ってほしいという提案でした。提案者は、はたちのヘアドネ代表として、このプロジェクトに取組んでいます。また、ヘアドネーションにご協力いただく市内の美容室、ウィッグを制作していただく企業などにも感謝します。

20(はたち)のヘアドネ代表

私たちは、来年1月に前橋市成人祝に出席します。成人祝終了後には、伸ばした髪を切ってヘアドネーションに協力したいと考えていました。私のように、成人式のために髪を伸ばし、終わったら切ってしまうという女性は多いと思います。せっかく伸ばした髪なのにもったいないという思いのもと、他の新成人にもヘアドネーションに協力してもらいたい、そして社会貢献の輪を広げたいと考え、今回のプロジェクト実施に至りました。

ヘアドネーションとは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故等の様々な理由で頭髪を失った子どもたちに、寄付された髪で作成した医療用ウィッグを無償提供する活動です。寄付された髪を一か所に集め、メーカーなどによるトリートメント処理を経て、ウィッグは制作されます。そして、制作されたウィッグは、それを必要としている子どもたちに届きます。この一連の過程において、私たちができることは、髪を伸ばして切ることだと思いました。

はたちのヘアドネ副代表

プロジェクトの対象者は、令和元年度に前橋市成人祝を迎える新成人です。成人祝の時点では髪が十分に長くない人でも協力できる機会を増やすため、期間は令和2年1月12日(日曜日)から令和3年1月11日(月曜日)としました。この期間中に、チラシに記載されている賛同美容院のリストから店舗を選んでもらい、ヘアドネーションを行うと、成人を迎えたお祝いに、店舗独自のサービスを受けることができます。サービスを受けるには、身分証の提示が必要です。成人祝当日は、会場のヤマダグリーンドーム前橋内にブースを設置します。ブースでは、医療用ウィッグを3体展示するほか、賛同美容院の紹介や新成人へのチラシ配布を行います。また、このプロジェクトを周知するため、ホームページの作成やSNSも活用しています。

(2)群馬クレインサンダーズ冠試合 ふるさと納税プレゼンツ「MAEBASHI PRIDEマッチ」を初開催します

市長

お正月に、ホームタウンの前橋市で公式戦が行われることになりました。ふるさと納税プレゼンツ「MAEBASHI PRIDEマッチ」として開催します。市内の全小中学生に、無料で試合を観戦できる「プレイヤーズパス」を発行していますが、今回は、先着50名を1階のアリーナで観戦できる特別シートに招待します。また、サイン入りグッズを観客席に投げ入れる企画などもあります。1月4日(土曜日)と5日(日曜日)に開催です。たくさんの方の来場をお待ちしています。

(3)本市のがん検診の受診率が指定都市・中核市の中で第1位になりました

市長

本市におけるがん検診の受診率が、指定都市及び中核市の中で第1位になりました。平成24年からがん検診の無料化を実施していますが、その成果の現れだと思っています。この検診によって、早期発見・早期治療といった市民の健康維持ができているということです。また、「健康を維持しよう」という市民の健康意識の向上に繋がっていると考えています。

2 質疑応答

「成人祝・ヘアドネーションプロジェクト」を実施します

記者

ヘアドネーションを知った経緯を教えてください。

はたちのヘアドネ代表

今年の8月頃に、母からヘアドネーションについて教えてもらいました。それからインターネットなどで調べていくうちに、一人ではなく何十人という人の髪が集まってやっと一つのウィッグを作れるということを知りました。

記者

市長に手紙を出すというのは勇気のいることだったと思いますが、何がそうさせたのでしょうか。

はたちのヘアドネ代表

私が自ら手紙を出そうと考えたのではなく、小学校の恩師の後押しを受けました。恩師とは今でも連絡を取り合っているのですが、8月頃に会うことがあり、ヘアドネーションの話をしたところ、「とてもいい企画だから、前橋市に提案してみては」と言っていただきました。

記者

団体の構成メンバーを教えてください。

はたちのヘアドネ代表

メンバーは4人です。全員が前橋市在住の大学2年生です。成人祝当日に設置するブースには、ボランティアメンバーも参加します。現時点では大学生が3人、高校生が2人です。

記者

切った髪の寄付方法として、美容院が寄付する方法と個人で寄付する方法の2種類があるということですが、個人で寄付する場合の方法を教えてください。

はたちのヘアドネ代表

今回は、髪を切って寄付するまでをプロジェクトとしています。個人で寄付する場合は、切った髪を束にまとめ、それを郵送などでNPO法人などに送付します。寄付先は自分で選んでいただきます。

記者

前橋市がヘアドネーションに関わるのは初めてでしょうか。

未来の芽創造課担当者

初めてです。前橋市は「めぶく。」というヴィジョンのもと、地域経営を進めています。行政だけではなく、市民や企業、団体といった色々な方と一緒に地域づくりをしていこうという理念です。そのため、彼女たちの提案を形にするお手伝いをさせていただきました。

本市のがん検診の受診率が指定都市・中核市の中で第1位になりました

記者

がん検診の受診率について、公表されている最新の実施状況である平成29年度と前年度の28年度の2年連続で第1位だったということでしょうか。それ以前はどうだったのでしょうか。

健康増進課長

そのとおりです。それ以前についてですが、平成28年度から統計の項目が変更になったため、単純に比較することができません。

記者

検診の受診期間はどうなっているのでしょうか。

健康増進課長

毎年受けることができます。対象者には、年度初めに封筒で検診の受診シールを送付します。

(以上で終了。)

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更新日:2020年01月07日