定例記者会見概要版(令和2年2月18日開催)

令和2年2月18日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和2年2月18日(火曜日)午後2時~2時35分

会場

市役所 11階南会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)令和2年度当初予算(案)について催

市長

令和2年度の予算額は、1443億2000万円です。令和元年度と比較すると、2.2億円の増加になっています。様々な社会の課題に対する予算や前橋をこれからどのように伸ばしていくかという「めぶき」を応援する予算など、市民の夢をかなえるため配慮した結果であると考えています。

歳入については、市税収入は昨年度並み、国庫支出金や地方交付税交付金は増加しています。それに反比例するように市債発行額と基金繰入金を減らすことができました。

一方、歳出については、扶助費の増加を見込んでいます。私たちが市民を支援する必要性が高まっています。前橋市は社会のどの階層も見守り、支え、引き揚げようとしているということが、今回の予算のメッセージです。

主な予算の内容についてです。まずはスクールロイヤーの設置です。学校現場が様々な課題を持つ中で、法律的なアドバイスを行うことを目的としています。前橋を4ブロックに分け、法律顧問を委嘱します。

次は、保育支援員の設置です。全ての民間保育所・認定こども園を対象に、保育支援員の設置費用を補助します。保育士の免許を持たなくとも、保育教育に資する人材であれば、採用することができます。

新たに産婦健康診査を実施します。出産直後の家庭を応援するという意味で必要と考えています。

夜間急病診療所等の日赤跡地への移転新築に伴う業務に着手します。我々が日赤病院跡地に作ろうとしているCCRCは、2つの属性に分かれています。1つは、市が社会保障としてやるべきこと、もう1つは、地域における高齢者や多世代交流施設、あるいは都市からの移住者向け施設を整備する役割を民間法人が営利として行うことです。

新産業団地を西善中内、駒寄スマートIC周辺に造成します。

上部道路「道の駅」の本格的な整備に着手します。前橋ブランドや赤城山ブランドをそこから全国に向けて発信していきます。

議会棟を耐震、防災機能を持つ新議会庁舎として建設を始めます。

群馬総社駅西口新設に向けた調査設計に着手します。前橋の西北の玄関である群馬総社駅をどのように機能強化していくのかを検討し、進めていきます。

前橋版MaaS環境を充実します。すべての市民の交通利便性を上げていくにはどうしたらいいのかを検討した結果がMaaSでした。

嶺公園に永代供養墓としての樹林墓地を整備します。

(2)令和2年4月1日付け組織機構改革案について

市長

機構改革にも大きな意味があります。今年はインターハイの開催年です。そのため、インターハイ準備室がインターハイ推進室になります。また、亀泉清掃工場と大胡クリーンステーションの閉鎖に伴う六供清掃工場への機能集約など、必然的な機構改革もあります。

いよいよ赤城山のスローシティ推進を含めた赤城山観光振興に関する業務を、赤城山DMOに委託することになりました。民間の力により前橋・赤城山スローシティの進展を目指したいと考えています。

都市計画課の中に、「景観・歴史まちづくり係」を設置することになりました。これは、歴史まちづくり法に沿ったまちづくりを行っていくために設置したものです。

(3)その他

市長

新型コロナウイルスに関してですが、本市でも、保管していたマスクを各医療機関からの要請に伴って提供を行いました。

2 質疑応答

令和2年度当初予算(案)について

記者

高校生までの医療費無料化を公約に掲げていましたが、この取り組みをいつから始めるか教えてください。

市長

できるだけ早く、前橋市医師会と協議を行い、財源の確保についても進めていきます。

記者

財政調整基金について、取り崩しは例年減っていますが、残高は以前厳しい状況です。前橋市の財政状況についての考えを教えてください。

市長

本市の財政状況はかなり改善していると考えています。国からの借金も300億以上返済しています。財政の健全化へ向けて動いています。基金の取り崩しについてですが、基金は必要なときに取り崩すために貯めているものです。今後も、財政状況を見極めながら運用していきます。

記者

昨年夏の豪雨や自然災害などを受け、防災費に力を入れている自治体も多いと思います。前橋市は防災費についてどう考えていますか。

市長

本市の防災対応においては、大雨とため池のハザードマップの確立など、しっかりできていると思っています。そんな中、充実させるべきであるのは、訓練や被災者の避難所のグレードを高めること、病院との連携などと考えます。今後、取り組むべきことを精査していきます。

(以上で終了。)

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更新日:2020年02月25日