定例記者会見概要版(令和2年5月29日開催)
令和2年5月29日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和2年5月29日(金曜日)午後2時~2時40分
会場
市役所 11階南会議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
1 案件説明
(1)特別定額給付金の状況
市長
本市における特別定額給付金の給付対象世帯は15万1004世帯です。5月28日現在、8万7546世帯から申請を受け付けている状況です。そのうちの1万888世帯には、すでに振り込みを完了しています。極めて順調に給付できていると考えています。
市民の皆さまにお願いしたいのは、正確に記入をすること、身分証明書と銀行口座のコピーを必ず添付することです。もしも書類に不備があった場合等は、電話での問い合わせはしません。必ず郵送でお送りしますので、ご注意ください。給付金担当の職員が皆さまに電話をすることは、絶対にありません。
(2)休館していた市有施設の一部を再開します
市長
市のほとんどの施設を休止しているところですが、再開に向けて準備を始めています。清掃や消毒、施設の資機材が整い次第、施設を再開します。
(3)前橋市内店舗応援電子チケット事業を実施します
市長
新型コロナウイルスによって営業に影響を受けている市内事業者を支援するため、前橋市内店舗応援電子チケット事業を実施します。この事業の実施についてはたくさんの議論がありました。支援額が500万円では少ないのではないか。福祉支援としても行った方がいいのではないか。支援する店舗が400店舗では少ないのではないか。様々な意見がありましたが、今回の内容で事業をスタートした後も、より多くの事業者が参加できる仕組みを考えていきたいと考えています。前橋市内のどこでも、誰でも使える電子決裁の仕組みを提供するスタートだと考えています。
株式会社ギフティ担当者
今回の事業では、一人につき1000円(500円券を2枚)の電子チケットを取得できます。SMS認証という、スマートフォンの電話番号による認証を行うことで、1つの電話番号につき1000円分を受け取れるという仕組みです。申し込むと、登録した電話番号に電子チケットが届きます。取得した方は、電子チケットが利用できる400店舗で買い物や食事をした際の支払い時に、この電子チケットを表示させます。店舗側が電子スタンプを使って、利用者のスマホにスタンプを押印すると、電子チケットは使用済みになります。
店舗側では、まず加盟店登録が必要です。登録された加盟店には、電子スタンプ等の機器一式を無償で貸与します。貸し出した電子スタンプを使用して、電子チケットに押印してもらいます。
紙の紙幣や商品券との違いは、ウェブで受け取りができる点です。新型コロナウイルス感染防止が大切な時期ですので、人と会わなくてもチケットの授受ができます。また、お客様側はご自身のスマホ、店舗側は電子スタンプを使用するだけですので、紙の授受に相当するような行為は発生しません。加えて、紙券の場合は、発行元に売り上げデータ等を送付して請求をするといった店舗側の事務作業がありますが、電子スタンプだとデータが直接サーバーに送信されるため、その手間がありません。
(4)その他
コロナ医療戦士クラウドファンディング第1弾の支援を実施します
市長
コロナ医療戦士クラウドファンディングに関して、たくさんのご寄附をいただきました。目標額は1000万円ですので、今回集まった250万円は、まだ目標額の4分の1です。ご寄附をいただいた多くの方々に、改めてお礼を申し上げます。まだまだ募集を継続しておりますので、コロナ医療戦士クラウドファンディングにご興味を持っていただけたらと思います。
2 質疑応答
特別定額給付金の状況
記者
特別定額給付金の給付に関して、前橋市では何人が事務に携わっていますか。
にぎわい商業課緊急経済対策室長
にぎわい商業課緊急経済対策室として、正規職員が6名です。人材派遣として計55名を雇用していますが、シフトの都合もありますので、最大で45名程度が勤務しています。
前橋市内店舗応援電子チケット事業を実施します
記者
おつりは出ますか。
株式会社ギフティ担当者
いわゆるプリペイドカードでの支払いに関しては、マネーロンダリングの懸念もあり、法律等で原則禁止になっているため、今回の電子チケットにおいても、おつりは出ません。
記者
店舗側のメリットとしての、紙券で支払いをする場合と電子チケットで支払いをする場合の、請求してから入金されるまでの時間の比較等を教えてください。
未来の芽創造課長
紙券ですと、紙券を使用しての支払いから、店舗側が発行元に請求して決済が行われるまで、およそ1か月から2か月かかると聞いています。電子スタンプの場合は、データが直接発行元のサーバーに届きますので、10日ほどで決済されます。
記者
事業費について教えてください。
未来の芽創造課長
支援金が500万円、手数料やサーバーの設置費等は前橋市が負担するため、その整備費等が684万2千円です。合計して1184万2千円が今回の総事業費です。
記者
電子チケット事業をすでに実施している自治体はありますか。また、群馬県内ではありますか。
株式会社ギフティ担当者
今回と全く同じ仕組みではありませんが、長崎県の離島地域で使われている「しまとく通貨」というものがあります。長崎県の壱岐市、五島市などの5市町で共通で使える電子チケットを5年前から提供しています。東京都の八丈島や大島などの離島で使える「しまぽ通貨」も4年前から提供しています。
群馬県内では前橋市が初めてです。
記者
市外在住の人も電子チケットを使用できるとのことですが、市外在住の人は店舗に詳しくない場合があります。店側に登録店舗の表示などはありますか。
未来の芽創造課長
チラシとステッカーを用意し、店舗に設置してもらう予定です。また、登録店舗は市ホームページ上で公開します。
記者
電子チケットの金額以上の買い物をする際は、不足分を現金等で支払うということですか。
未来の芽創造課長
そのとおりです。電子チケットは、紙の商品券が電子になったものと同じですので、おつりが出ないのが前提です。電子チケットは500円分が2枚で計1000円ですので、900円の商品を電子チケット1枚と現金で購入し、別の店舗でもう1枚の電子チケットを使うといったことができます。
(以上で終了。)
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更新日:2020年06月04日