定例記者会見概要版(令和2年6月26日開催)

令和2年6月26日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和2年6月26日(金曜日)午後2時~2時40分

会場

市役所 11階南会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)商工関係小規模事業者集中支援金の実施状況

市長

まず、案件の前に、本市におけるPCR検査についてお話しいたします。6月17日に発熱によって体調を崩していた青年が、24日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けました。住所地は高崎市のため防疫上の所管は高崎市となっていますが、青年の通学先が本市に所在する高校であるため、本市が追跡業務を行うこととなりました。25日には前橋育英高等学校とともに、接触の可能性のある生徒や教諭を確認、クラスメイト40人と、青年と一緒に昼食を食べた生徒1人及び教諭1人の計42人を濃厚接触者とし、検査を行うこととなりました。

市長

国や県の経済支援や経営支援が出そろい、それぞれが動き出しています。本市においても、3月23日に3千万円の無保証料・無利息の融資を実行しました。そうした支援に一定のめどが立ったため、現在は、国や県、市の支援を得られなかった従業員数5人以下の小規模事業者に対して5万円を給付する支援を行っています。6千件程度の申し込みを見込んでいましたが、すでに6250件の申し込みがありました。6月25日までに約1600件分を支給済みです。6月30日まで申し込みを受け付けています。

(2)避難所における感染症予防に備えます

市長

地震や火山活動など、災害のリスクが想定されていますが、現在では、避難所における新型コロナウイルスの感染リスクも危惧されています。ほとんどの自治体の避難所で様々な問題を抱えていると思います。

本市でも避難所における感染リスクを下げるための対応をしているところですが、この度、防災備蓄品の充実を行うとともに、避難所を5か所新たに設置することとしました。また、災害時の危険度が高くなるのにあわせて、必要な広報を行います。しかし、市役所の準備だけでは今般の災害に対応することは難しいのです。市民の皆様も、自主的な避難体制の確保をお願いいたします。

市民の皆さんに具体的にお願いしたいことの1つ目は、緊急持ち出し袋の用意です。マスクも入れておくと、なおよいです。2つ目は、災害時に必要な避難行動をあらかじめ決めておいてください。在宅における避難も、我々は避難として認めています。浸水・洪水リスクの少ない友人・親戚宅に避難することも、手段の一つとして考えてください。

(3)あかぎ大沼バーチャルトライアル2020を開催します

市長

今年で39回目になる予定だった「あかぎ大沼・白樺マラソン」が残念ながら中止となりました。しかし、涼しい赤城山をたくさんの方に走ってほしいと思っています。そんな中、本市のスポーツイベントを担当してくれている前橋市まちづくり公社が、新たなイベントを企画してくれました。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

開催期間は8月1日(土曜日)から8月31日(月曜日)までの一か月間です。

ランニングやサイクリングをGPSで追跡して記録を登録し、様々なイベントに利用できるアスリート向けソーシャルネットワーク「Strava(ストラバ)」というものがあります。これはスマートフォンのアプリケーションの1つです。このストラバには「セグメント」という機能があります。ある特定の距離を区間として設定し、その区間を走った人たちのタイムが自動的に集計されるという仕組みです。今回は、この「セグメント」を利用して行うバーチャルマラソン大会を実施します。

新型コロナウイルスのまん延により、世界的にスポーツイベントが中止になる中で、たくさんのバーチャルスポーツイベントが登場してきました。有名なものでは、名古屋ウィメンズスマラソンがあります。実際の大会は中止になりましたが、バーチャルで大会を開催しました。その他には、ランニング専門誌「ランナーズ」が、5月30日と31日の二日間でハーフマラソンとフルマラソンをバーチャルで開催し、4900人がエントリーしたとのことです。

バーチャルの大会では、自分の好きなところを走るものがほとんどですが、今回の大会では、赤城大沼に実際に行き、その中に作ったセグメントを走ってもらいます。スポーツイベントは、実際に走る人へスポーツ体験を届けるものですが、今回は赤城大沼に来てもらうことにより、経済効果を生み出すことも期待しています。

参加費は無料です。登録していただいた方には、後日、完走賞のPDFファイルをメールでお送りします。種目は4周の20キロメートル、2週の10キロメートル、1週の5キロメートルの3種目です。ストラバには中学生以上しか登録できないため、小学生以下は出場できません。今回は制限時間がないので、より多くの方に参加してほしいです。

2 質疑応答

商工関係小規模事業者集中支援金の実施状況

記者

予算額の3億円を超過した場合はどのようになりますか。

市長

この支援金については、市議会の理解を得ています。市議会からも、3億円を超えることがあるならば、予算額を増額して対応すべきだと意見をいただいています。6月末までに申請があったものには支給することが決まっています。

避難所における感染症予防に備えます

記者

「避難所における感染症等感染拡大予防方針」はいつ策定したものですか。

防災危機管理課長

6月17日です。

記者

避難所が増設されるとのことですが、現状の個所数を教えてください。また、増えた5か所と、増やした理由を教えてください。

防災危機管理課長

避難所は小・中学校で、21か所だった避難所に5か所追加し、26か所となります。

第三中学校、第七中学校、桂萱中学校、木瀬学校、鎌倉中学校の5か所です。昨年の台風19号の際、避難をしたいが避難場所が遠いという高齢者からの意見が多かったため、増設することとなりました。

記者

新たに配備される資機材の数を教えてください。

防災危機管理課長

簡易間仕切りを各避難所に9個ずつ配備します。全体で320個程度です。段ボールベッドは各避難所に5個ずつ配備します。全体で250個程度です。

あかぎ大沼バーチャルトライアル2020を開催します

記者

夏の大沼というと、自動車の交通量が多いと思うのですが、交通事故防止の配慮はどのようにする予定ですか。警察への届出は行っていますか。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

まだ予定の段階ですが、参加者には事前に走る日時を届け出てもらい、その中で、混雑しそうな場合は日にちをずらしてもらうよう、参加者にお願いをします。

警察への届出は行っています。ただ、こういったイベントを開催するのは初めてということで、試験的な数字の計測も含めて、実施できることになりました。

記者

スタート地点とフィニッシュ地点は示されるのでしょうか。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

1キロごとの表示、スタート、ゴールの計6か所に立て看板を設置します。

記者

開催規約9「本イベントの映像・写真・記事・記録等のテレビ・新聞・雑誌・インターネット等への掲載権は主権者に属します」とはどういうことでしょうか。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

参加者が個人でSNSなどにアップする場合は、していただいて構いません。意図としては、この大会に出場した方の写真等を、我々がSNSなどを通じて情報発信をする際に使わせてもらうということです。

記者

ストラバについて詳しく教えてください。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

ストラバはイギリスで開発されたアプリです。約9年前から配信が始まり、現在は全世界に5千万人ほどのユーザーがいます。日本語バージョンもあります。

記者

ストラバを使ったバーチャルスポーツイベントは他にも開催されていますか。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

ストラバの中にクラブを作ることができ、そのクラブの中で開催することはありますが、大規模に開催するのは今回が初めてではないかと思います。

記者

実際に赤城大沼に行ったかどうかはアプリ上でわかるのですか。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

GPS機能がついているので、わかります。

記者

どの種目を何回走ってもよいのですか。

公益財団法人前橋市まちづくり公社担当者

どの種目を何回走っても構いません。

(以上で終了。)

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更新日:2020年07月13日