定例記者会見概要版(令和2年8月5日開催)

令和2年8月5日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和2年8月5日(水曜日)午後2時~2時50分

会場

市役所 11階南会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)前橋市プレミアム付商品券を発行します

市長

約20億円分のプレミアム付商品券を発行し、市民向けに販売します。新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいるまちの商業経済の活性化を図ります。

緊急経済対策室長

今回の商品券の発行にあたり、一般店の振興がとても重要だと考えていますので、発行額の半分は一般店でしか使えません。残りの半分は、一般店と大型店のどちらでも使えるようになっています。一般店は店舗面積が1000平方メートル以下、大型店は店舗面積が1000平方メートル超の店舗のことをいいます。

プレミアム率は30%で、1万円で商品券を購入すると、1万3千円分を使うことができます。購入するためには、広報まえばし8月15日号に折り込まれる申し込みハガキが必要です。内容を記載し、8月25日(火曜日)までに投函してください。応募者多数の場合は、抽選となります。9月1日(火曜日)から、購入権(抽選結果ハガキ)を送付します。9月10日(木曜日)から、第一次販売を開始します。

(2)都市魅力アップ共創(民間協働)推進事業「ドコモデジタル基盤推進プロジェクト」を実施します

市長

本市はNTTドコモと包括連携協定を結び、これまで様々な取り組みを行ってきました。今回は、「ドコモデジタル基盤推進プロジェクト」を行います。

株式会社ドコモCS群馬支店長

今回の提案内容は3つあります。まず1つ目は、市役所の特設窓口におけるマイナポイント及びキャッシュレス決済の設定サポートです。こうした設定作業は、不慣れな方にとっては非常に大変な作業だと思っていますので、作業のサポートをいたします。2つ目は、市内の4つの支所(大胡・宮城・粕川・富士見)における、マイナポイント及びキャッシュレス決済の設定サポートです。支所での実施時期については検討中です。3つ目は、現在フィーチャーフォンを使用している方がスマートフォンに機種変更する場合の特別割引です。他社のスマートフォンを利用している方も、ドコモのスマートフォンに変更することで、同様の特典を受けられます。今回は、我々株式会社ドコモだけでなく、ドコモのスマートフォン等を販売している代理店等のご協力を得ることができ、前橋市民の方のみに特別な価格で提供できることになりました。

(3)前橋市で最初のコンクリート橋「石川橋」を70年ぶりに架け替えました

市長

前橋市は現在、国土交通省とともに、歴史景観を活かしたまちづくりを進めています。歴史保全や歴史活用といったソフトも大切、また、景観というハードも大切です。

市街地整備課長

現在、前橋市では都市計画道路県庁群大線を整備しています。臨江閣南の前橋安中富岡線交差点から、平和郵便局前交差点までの区間ですが、区間中にある広瀬川に架かる石川橋が7月末に完成しました。事業期間は平成8年度から令和5年度までの予定です。

石川橋は、大正4年に本市で最初のコンクリート橋として架設されました。その後、昭和25年に拡幅工事が行われ、今回の架け替え工事が70年ぶりに行われました。

今回の架け替え工事について、特筆事項が3つあります。1つ目は、石川橋は歴史的に貴重な橋であることから、原形のまま旧橋の親柱と高欄を移設しました。解体前には、三次元レーザー測量により、デジタルデータ化を行いました。2つ目は、旧橋の雰囲気を踏襲し、新橋の親柱と高欄に天然石を使用しました。3つ目は、4本の親柱に刻まれた橋名と河川名を、前橋市文化協会に依頼し、書道部会長である大井美津江先生に揮毫していただきました。

(4)その他

市長

本市は、今年度も国土交通省からMaaSの指定をいただきました。

交通政策課担当者

今年度、前橋市は国土交通省の採択を受け、令和元年度に引き続き、前橋版MaaSの環境構築に取り組みます。前橋市では、平成30年に「前橋市地域公共交通網形成計画」という、市内の交通ネットワークを有効化していく計画を策定しており、MaaS環境を取り入れることによって、利便性の高い環境構築を目指しています。

2 質疑応答

前橋市プレミアム付商品券を発行します

記者

以前にもプレミアム付商品券の発行をしたことがあったと思いますが、これまでとの違いを教えてください。

緊急経済対策室長

これまでに、平成27年度と令和元年度にプレミアム付商品券を発行しました。プレミアム率は、平成27年度は30%、令和元年度は25%でした。今回は30%ですので、平成27年度と並んで過去最高となります。発行総額は、平成27年度は15億円、令和元年度は7億3千万円程度でしたので、今回、19億5千万円発行されると、過去最高額となります。

記者

申し込み後、購入できるとなった場合、商品券の販売場所に直接行って購入するということですか。

緊急経済対策室長

その通りです。ただ、販売日と販売場所は抽選結果ハガキに記載しますので、当選した人はハガキを確認してください。販売日に購入できないという場合も、予備日を設けていますので、その期間内に購入してください。

記者

プレミアム付商品券に使用されている臨江閣の絵は、誰の作品ですか。

緊急経済対策室長

前橋市の岩田静英さんが書いた絵です。

市長

岩田さんは前橋市出身で、都内に在住です。前橋に帰省された際に描かれたものですが、とても素晴らしい作品でしたので、今回、活用させていただきました。

記者

500円未満の買い物をした場合、おつりは出ますか。

緊急経済対策室長

商品券を使用した場合、おつりは出ません。

記者

7月31日の臨時議会で議決した予算ですか。

緊急経済対策室長

その通りです。

記者

申し込みハガキが手に入らなかった場合、申し込みハガキをホームページから自分でダウンロードして応募することはできますか。

緊急経済対策室長

申し込みハガキを広報まえばしの折り込み以外で入手する方法は2つあります。1つ目は、市役所や各市民サービスセンターに据え置くので、それを取りに行ってもらう方法です。2つ目は、プレミアム付商品券専用ダイヤル027-898-6971にご連絡いただければ、郵送いたします。

ハガキを郵送していただく必要がありますが、プリントアウト用の薄い紙では郵送ができません。そのため、申し込みハガキのデータをホームページ上に掲載する予定はありません。

記者

過去のプレミアム付商品券における大型店の取り扱いについて教えてください。

緊急経済対策室長

平成27年度のプレミアム付商品券に関しては、大型店と一般店の区分がありました。今回と同じ区分けです。令和元年度については、区分はありませんでした。国の補助事業だったこともあり、店舗を区分しないようにという指示があったためです。

都市魅力アップ共創(民間協働)推進事業「ドコモデジタル基盤推進プロジェクト」を実施します

記者

ドコモがこうした取り組みを自治体と共同で行った例はありますか。

株式会社ドコモCS群馬支店長

全国初の事例です。特定の市町村や商店街でキャッシュレスポイントの還元率を上げるといった事例はありますが、今回のように、マイナポイントの普及に合わせ、行政とタッグを組んでマイナンバーカードの普及を図る事業は全国初です。

前橋市で最初のコンクリート橋「石川橋」を70年ぶりに架け替えました

記者

今後、市として名勝を活用する展望はありますか。

市街地整備課長

石川橋周辺には、臨江閣をはじめとした歴史的な観光スポットがあり、周辺の回遊ルートになると思われます。新しい橋も旧橋もあわせて、1つの観光的なスポットになると考えています。

その他

記者

昨年度も、自動運転バスの実験を行っていましたが、今年度も自動運転バスを活用していくのでしょうか。

市長

今年度も、自動運転バスだけでなく、デマンド交通の充実や移動手段のサービスとマイナンバーカードが連携できるように調整を行っていきます。

(以上で終了。)

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更新日:2020年08月11日