定例記者会見概要版(令和2年9月10日開催)

令和2年9月10日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和2年9月10日(木曜日)午後2時~3時

会場

市役所 11階北会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

市長

前橋が認証する農畜産物「赤城の恵」ブランドに、新たに3つの仲間が加わりました。3つとも蜂蜜です。蜂蜜がおいしい地域は、自然に恵まれていることを表すものと考えています。

登録になったのは、2団体3品目です。田部井俊明さんの「アカシア蜂蜜」「百花ハチミツ」と、「キッチン工房けるん」の「えみちゃんの純粋はちみつ」です。

田部井氏

前橋産100%の蜂蜜です。素材の成分を熱処理しない、生の状態で瓶詰めしました。アカシア蜂蜜はさわやかで上品な味で、後味がすっきりしています。百花ハチミツは色々な花の香りがして、濃厚かつ色々な花の味がします。

キッチン工房けるん

百花蜜を専門に販売しています。百花蜜は色々な花から蜜を取った蜂蜜です。ぐんまフラワーパークの近くに蜜源があることもあり、たくさんの種類の花が咲いていますので、美味しい蜂蜜を提供できると思っています。

(2)スーパーシティ構想への申請について

市長

前橋市は、政府のスーパーシティ構想へ申請を行うこととなりました。前橋市ではこれまで、市民が便利になるように様々なICTの実験を行ってきました。母子健康情報サービス、救急車が搬送する際にバイタルデータを病院へ転送する仕組み、自動運転、そしてAIによる配車などです。一方、庁内事務においても、OCR(光学式文字読み取り装置)による伝票の読み取りやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の試行検討など、コストを削減する取り組みを進めています。ただ、これらは社会実験の段階です。こうした社会実験で行ってきたことを実装するには、スーパーシティ特区制度を利用するしかありません。各地でスーパーシティに関する様々な疑念があることは承知しています。だからこそ、市民に向かってすべてをきちんと説明する必要があります。

(3)オンラインタウンミーティングを開催します

市長

スーパーシティ構想についてきちんと皆さんにお伝えするため、9月30日(木曜日)に、群馬県動画・放送スタジオtsulunosu(ツルノス)をお借りして、オンラインタウンミーティングを開催します。私、山本龍と前橋市教育委員会教育長の吉川真由美さん、本市の情報政策担当部長の松田圭太さんの3人でディベートを行います。意見交換を踏まえながら、スーパーシティの実態をお伝えします。

2 質疑応答

新たな赤城の恵ブランド認証品を決定しました

記者

西洋ミツバチと日本ミツバチが同じ花から蜜を採っても、味は違いますか。

田部井氏

違います。なお、日本ミツバチは雑草の蜜を採ることが多いため、例えばアカシアの木があっても寄り付きません。

記者

田部井さんの蜂蜜の採取地は、赤城南麓ですか。

田部井氏

西洋ミツバチは、粕川の室沢地区と富士見地区です。日本ミツバチは、粕川地区です。すべて前橋市内で採蜜しています。

スーパーシティ構想への申請について

記者

スーパーシティ構想への申請やその後のスケジュールを教えてください。

未来の芽創造課長

スーパーシティの申請については、12月から公募が始まり、来年2月が締め切り、4月以降に選定となっています。その後、選定された5つの街は、1年をかけて計画を作ります。さらに1年をかけて実行計画を作成し、その後に事業開始というのがスケジュールです。

記者

基本的には、マイナンバーカードを利活用して市の行政サービスを向上していくという方向性でしょうか。

未来の芽創造課長

その通りです。ポイントは2つあります。1つは、マイナンバーカードの個人認証とスマホのSIM、顔認証を組み合わせる点です。現在、日本や世界の中では、確実にその人物を特定するためのIDというものがありません。さらに、インターネット上で確実に使えるIDもありません。それを、スマホと顔認証(生体情報)、マイナンバーカードの個人認証を組み合わせることで、新しい「まえばしID」というものを作ります。これまで多くの方が感じてきた面倒な部分や苦労を解決するとともに、例えば、街中で急に倒れてしまった場合にバイタルデータや病歴をすぐわかるようにして安心・安全を図ります。2つ目の重要な点は「市民合意のもと、必要なときに必要な情報を利用できる」という点です。そのため、分散型で保持するデータを必要なときに必要なものを使うということになります。具体的なサービス内容については、今後検討していきます。

記者

マイナンバーカードの交付率について教えてください。総務省の7月のデータによると、交付率は県内が14.2%、前橋市が17.9%でした。全国では17.5%でした。制度開始から4年以上経ちますが、交付が進んでいないように感じますが、このスーパーシティ構想を進めていく際に、交付率の低さがネックとなるのではないでしょうか。

未来の芽創造課長

おっしゃる通りです。現在、市役所の1階でマイナンバーカード、マイタク、マイナポイントに加えてNTTドコモにも参加していただき、それぞれの申請窓口を開設しています。今後、デジタルやスマホの力が必要になりますので、普及率を上げる政策を行っていきます。

オンラインタウンミーティングを開催します

記者

主な内容の中に「市長から10年後の前橋市に関する提案」という項目がありますが、どんなヴィジョンになるか教えてください。

未来の芽創造課長

スーパーシティとスローシティの両輪を目指します。詳細については、オンラインタウンミーティングで市長が発表します。

記者

市民ワークショップやシンポジウム、市民アンケートは年内に行いますか。

未来の芽創造課長

その予定です。スーパーシティ構想への申請に間に合うよう、年内に行いたいと考えています。

記者

それはオンラインですか、実際に集まりますか。

未来の芽創造課長

ワークショップはオンラインと実際に会場で行う2通りを想定しています。シンポジウムについては検討中です。アンケートは、本市と連携している「ふるさとチョイス」などを通しての大規模アンケートを検討しています。ふるさと納税の返礼品と一緒にアンケートを同封するアイデアなどもあります。

(以上で終了。)

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更新日:2020年09月25日