定例記者会見概要版(令和3年1月27日開催)

令和3年1月27日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和3年1月27日(水曜日)午後2時~3時35分

会場

市役所 11階 南会議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

冒頭

 市長

ワクチンの接種体制の方針の概要です。前橋市においては、1月1日から新型コロナワクチン接種準備室を開設し、そこに職員を配置し、全庁的な体制の中でワクチン接種に向かって進んできました。その中で、医師会及び市内の病院の協力を得ながら、ワクチンの接種体制の構築に取り組んでいるところです。地域の住民が限りなく自宅に近い医療機関で接種できる体制づくりが、我々にとっての目標です。市民周知が必要な内容については、逐次、報告をします。本市としても、地方自治体としての責任を全うしたいと考えています。前橋の地域力を生かし、しっかり取り組んでいきます。接種の過程については、マイナンバーも活用しながら、迅速な対応をしていきます。情報が届きにくい市内在住の外国人についても、まえばしCITYエフエムで本市が提供している番組「City Topics」の中で、中国語、ポルトガル語、英語等で情報を発信していきたいと考えています。

(1)自動運転バス実証実験を実施します

市長

2018年から3回目となる、前橋市での自動運転バスの公道運転実験が進化しました。進化の中身は3点です。1つ目は、GPSではなく、道路に埋め込んだセンサーシステムによる制御。2つ目は、5Gを利用したリモートによる運転。今回は、中央前橋駅構内の運転もリモートで行います。そして3つ目は、NTTデータの協力による、顔認証での決済です。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

今回、前橋での3回目の実証実験となりますが、大きな2つの取り組みを同時に行います。私が説明するのは、総務省が進めている「地域課題解決型ローカル5G等の課題解決に向けた開発実証」採択事業に関連した部分です。昨年と同様に、市民の方々も乗車できる、自動運転バスの公道運行実験を行います。実証期間は令和3年2月15日(月曜日)から2月28日(日曜日)までで、水曜日と木曜日を除く10日間です。運行区間は、中央前橋駅と前橋駅の間の区間のみとなります。自動運転のレベルとしてはレベル2で、従前と変わらず、運転席に運転者が搭乗したかたちでの運用となります。

通信の最新技術と自動運転の融合という部分を評価するのが、今回の実験の新しい部分です。前回の実証実験では、「遠隔型自動運転」という運転手がいるかたちで、自動運転のメリットを得ていくような仕組みを提唱し、その技術検証を行いました。具体的には、4GLTE(携帯回線)で、群馬大学内に遠隔管制室を設け、そこから車両の状況を監視し、技術的な課題を見出していくという実験を行いました。遠隔にいる人は、自動運転システムの安全・安心を提供するための支援を行う立場になるわけですが、そのために必要な映像や自動運転センサーの情報というのが、より高精細に見えなければいけないシチュエーションがいくつかあるというのが見えてきました。まず車両側の1つ目の話です。中央前橋駅付近は、タクシーや一般車が混在するようなバスターミナルであり、交通結節点でもあるので、人の往来も多い場所です。この状況をつぶさに確認するためには、より高精細な映像が管制室で確認できないと、複雑なシチュエーション下で指示を出すことが難しいという課題がありました。2つ目は、右折して中央前橋駅に入るのですが、緩やかなカーブになっていて、先がよく見通せない環境です。ここを自動運転システムで見ようとすると、車両についたセンサーだけではなく、道路側にセンサーを設け、そのセンサーの情報も含めて管制室に飛ばすことにより、先読みができるようになります。この2つの要素を解決するために、5Gと自動運転を合わせるのが有効ではないかということで総務省に提案し、今回の実証実験を行うことになりました。

実際に現地で使用するのは、キャリアの5Gです。5Gを使って、群馬大学内の管制室にセンサー情報を飛ばすことで、遠隔のオペレーターが自動運転バスに円滑に指示を出せることを確認したいと考えています。 もう1つの取り組みに関する説明は、NTTデータから行います。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

顔認証の技術検証について説明します。まず、顔認証を行うには事前登録が必要です。モニターになっていただける方は、2月1日(月曜日)から事前登録が可能です。登録方法は、ご自身のスマートフォン(Android)から情報を登録する、若しくは、市役所1階窓口で登録することができます。市内・市外在住は問わず、誰でも利用できますが、登録時には必ずマイナンバーカードが必要となります。登録すると、2月15日(月曜日)から、顔認証を使った顔パス、手ぶらでの乗降が可能です。これにより、利便性の向上と、デジタルディバイドの解消を図ります。実験の対象は、自動運転バスを含むシャトルバス全便で、顔パスで乗車する場合は、運賃が無料となります。

事前登録は、スマホから簡単に行えます。登録用アプリでスマホにマイナンバーカードをかざして認証します。それと、顔写真を自撮りして、顔の情報とニックネームを登録して完了です。今回の顔認証の特徴は、マイナンバーカードと連携している部分です。オンライン上で、マイナンバーカードに登録された顔情報と自撮りの顔写真を照合し、合致した場合に登録ができます。利用時は、車内に設置されたタブレットに顔をかざすだけで乗降できます。なお、マスク着用に関しては、顎が出た状態で顔認証を行います。

また、カメラとAIを使い、バスの利用者数を計測し、公共交通計画の高度化推進のための情報収集を行います。計測、収集する情報は、年代・性別・乗降日時・乗降停留所です。公共交通の利用統計の把握を目的として計測、収集します。

(2)MaeMaaS周遊ルートコンテストを開催します

市長

本市MaaSの社会実験を行っていますが、その中で、MaaSの楽しみ方として周遊ルートの募集をします。MaaS域内に通るバスを乗り継ぎながら、どんなところに立ち寄って、どんな楽しみ方をするのか、提案を大募集します。

交通政策課担当者

「MaaS周遊ルートコンテスト」と題し、MaaSの利用者も参加できるような企画を実施します。募集期間は2月1日(月曜日)から3月12日(金曜日)までです。応募するには、フェイスブック又はツイッターのアカウントが必要です。MaeMaaSの取り組みの1つであるデジタルフリーパスの150円エリア、200円エリア、マイバスエリアを対象に、おすすめルートを投稿してもらいます。市外の方でも応募可能です。今回はコンテストですので、「食べルート賞」「ナイスビュールート賞」「学べルート賞」「遊べルート賞」の4つの賞を予定しています。入賞者には商品券等をプレゼントする予定です。今回はコロナ禍のイベントとなっていますので、実際に移動していただけるとありがたいですが、必ずしも移動やフリーパスの購入をしていただく必要はありません。「こういったルートがいいのでは」という提案での投稿も可能です。

(3)「第28回萩原朔太郎賞受賞者マーサ・ナカムラ展」「児童文学作家・木暮正夫展」を開催

前橋文学館長

第28回萩原朔太郎賞を受賞したマーサ・ナカムラさんは29歳で、28年間で初めての20代の受賞者です。普通のOLさんですが、変な人です。今この部屋にあるものは、全部他人が作ったものです。全て他人が作ったものということは、何か事が起こった時に他人のせいにできるということです。マイクは誰が作ったんだ、天井のライトは誰が作ったんだ、と。都会というのは、全部他人が作ったものに囲まれています。けれども、こんなところに自分の知らないものがあるが、誰が作ったものだろうという想像力を働かせるところに、詩の効用があるのだと思います。ちょうどこのコロナの時代には一番いいのではないかと。明日も同じ状態が続くのはありえないというような怖いものがあり、それは名づけられないものであり、他人が作ったものではないというのを突き付けられたとき、私たちはそれを想像力によって超えるしかないと思っています。マーサさんの詩は、いきなり大仏が出てきたり、変な動物が出てきたり、陰獣が出てきたり、よくわからないものが彼女の中に現れるといったことを通して、我々は想像力を逞しくしていくのだろうと思います。

前橋出身の児童文学者である小暮正夫さんの企画展を同時期に行います。彼の作品は映画にもなっています。同時に前橋シネマハウスでの上映もあります。小暮さんの企画展のタイトルは「ひらめきときめきどきどききらり」です。全てがひらめきだと思います。あらゆるものがひらめきからできています。私たちはその「ひらめき」を大事にしたいという意図があり、このタイトルにしました。

(4)都市魅力アップ共創(民間協働)推進事業「スーパーシティ推進等PR事業」を実施します

市長

官民共創事業として、スーパーシティのPR動画を作ることとなりました。株式会社チョコレイトから提案がありました。

株式会社チョコレイト コンテンツユニットマネージャー

弊社は、企画や映像制作を行う会社です。映像クリエイターや作家という人たちと一緒に、次の時代のコンテンツを作るという思想を持ってやっています。色々なコンテンツを作らせていただきましたが、自治体と連携して地域社会に貢献できる場はないかと模索していたときに前橋市さんとお会いして、都市魅力アップ共創推進事業として、私たちの力を生かしたいと思いました。こうした流れで、今回、参加させていただくこととなりました。

未来の芽創造課長

今年度3つ目となります、民間事業者の提案をベースに都市の魅力アップを図る共創推進事業として、株式会社チョコレイトと連携し、本市のスーパーシティ構想の動画を作りました。先ほど話があった通り、株式会社チョコレイトは、質の高い映像コンテンツの作成、企業のブランディングを手掛ける会社です。「日本で一番バズる動画を作る会社」と言われています。秦基博さん「鱗」のミュージックビデオ、ヤフーのトレンドで1位になったサントリー天然水CM「スイッチしよう」、一億回以上再生されたソフトバンクCM「私立スマホ中学」などの動画を作っています。今回は、新しい分野として、自治体と連携して地域のための動画を作ったということです。動画はおよそ4分程度です。

(5)市有3温泉施設の今後の運営見通しについて

市長

本市には、市有の温泉施設が3つあります。あいのやまの湯、粕川温泉元気ランド、富士見温泉見晴らしの湯ふれあい館です。その指定管理者の公募を行いましたが、残念ながら、3温泉施設とも、指定管理者が決まりませんでした。このことから、再公募を行うこととなりました。それぞれの温泉センターにおいて、本市とすればこの3つを赤城の宝として維持していきたいと考えていますので、従事者の皆さんにとって、雇用の不安を解消できるように取り組んでいきます。

公園管理事務所長

市有3温泉施設は令和3年3月31日をもって現在の指定管理者の指定管理期間が満了になることから、昨年8月から公募により指定管理者の募集を行いました。結果として、3施設とも再公募となったことから、4月1日から当面の間は休館となります。

あいのやまの湯及び粕川温泉元気ランドについては、指定管理者選定委員会において、指定管理者の候補が選定されましたが、新型コロナウイルス感染症の影響等により、施設の入場者数の減少が見込まれることから、指定管理料がこれまでの金額より高額な事業提案となっていました。そのため、指定管理料が支出可能であるかどうか市全体の判断が必要として、庁内での検討と応募者との協議を行った結果、最終的に指定管理者の候補として選定できないと判断しました。しかし、市としては施設の運営・継続に向けて取り組む必要性があると考えており、再度、公募による指定管理者の募集を行います。現在は、業務仕様書の見直しを進めているところであり、6月の令和3年第2回定例市議会での提案を考えています。このため、4月1日から当面の間、休館となる見込みです。

富士見温泉見晴らしの湯ふれあい館につきましては、指定管理者選定委員会での審査において、提案が基準点に満たず、指定管理者の選定に至りませんでした。現在、再公募の途中であり、指定管理者の候補者が選定された場合、3月の令和3年第1回定例市議会での議決を経て、決定することとなります。準備期間も必要であるため、4月1日から当面の間は休館となります。

2 質疑応答

自動運転バス実証実験を実施します

記者

今回で3回目ということですが、1回目と2回目をいつ行ったのか、今回との違いを教えてください。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

1回目が2018年度、2回目が2019年度、今回が3回目で2020年度です。初年度は緑ナンバーで自動運転するというのが大きな特徴でした。それまでは関係者しか自動運転車に乗れませんでした。緑ナンバーにするには、制度を超える必要がありましたが、多くの人に自動運転という技術を知ってもらうことができ、フィードバックを得ることができました。そのフィードバックから、無人運転にしていくことが重要だと考え、公道で無人運転にするには遠隔操作しなければならないという着想になりました。昨年度の実証実験は、自動運転バスを2台同時に運行するための技術的な検証ということでしたが、一方では、遠隔から人が操作することで出てくる課題を見つけました。そして今回、それらを解決するために、5Gを利用することとなりましたので、技術的な問題を突破したいと思っています。

記者

中央前橋駅から前橋駅間のルートを通るのは何回目ですか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

3回目です。昨年度はけやきウォークまで延伸しましたが、今回は中央前橋駅付近に絞っての実験なので、中央前橋駅から前橋駅間に設定しました。

記者

水曜日と木曜日は手動走行ということですが、ドライバーが運転するということですか。また、手動走行の期間を設ける意味はなんですか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

ドライバーが運転します。顔認証の実験は、手動走行の期間も行います。手動走行を設ける理由は、技術的な問題が発生した場合はその期間中に対応したいというのと、技術的な検証が強い実験なので、データを取得したことで追加できる内容については、その期間で追加できるようにしたいということです。

記者

顔の情報をスマホから認識させるということですが、Androidだけで、iOSには対応していないのでしょうか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

開発期間の関係で、Androidのみとなっています。

記者

顎が出た状態で認証するということですが、車載カメラの前でマスクをずらすということですか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

顎が出た状態で認証することになります。

記者

バスの中のカメラは計3台ですか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

顔認証に使うものが1台、乗降客のデータ収集用に2台の計3台です。

記者

自動運転というのは、その場所その場所に合った構築をしないと実現が難しいものなのでしょうか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

そのように考えています。自動運転の流れは大きく2つに分かれています。1つは自家用車型で、主にAIを活用してあらゆる場所で自動運転できるようにするものです。これを実装しようとすると、もっと時間が必要です。もう1つは、地域限定・路線限定で動かすことにより、自動運転システムをシンプルにする代わりに、高信頼性を得て、無人運転に早期に到達させるものです。

記者

地域限定・路線限定だと、実現可能性が高まるということでしょうか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

そうです。全国の信号機全てを認識させるのは難しいですが、中央前橋駅から前橋駅の間にある信号機は数機ですので、この信号機を確実に認識させるしくみの方が、あらゆる場所の信号機を認識させるよりもずっと簡単になりますので、こうしたポイントから実現可能性を高めていくということです。

記者

顔パスだと無料ということですが、賃金の決済は本来できるものですか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

仕組みとしては、決済まで可能です。今回は、インセンティブということで無料にしています。

記者

車両は2年前から大きく変化していますか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

マイナーチェンジはしていますが、大きな変化はありません。初年度からの変化といえば、昨年度から実施している遠隔型自動運転に対応させるため、たくさんカメラが付きました。このカメラを使って、遠隔から監視する仕組みとなっています。

記者

これまでは自動運転と手動運転を切り替えて駅構内に入っていたと記憶していますが、今回は道路側のセンサーを設置することによって、どのような違いが出るのでしょうか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

我々の自動運転システムの特徴として、自動運転だけでは判断が難しくなりそうな場所で「確認ボタン」を押させる仕組みをとっています。この「確認ボタン」というのは、初年度からずっと、運転席に座っているドライバーが操作をして、ドライバーが安全確認をしたら次のフェーズに移るというものです。例えば交差点での進行、右左折、バス停から発車するときなどです。こういった複雑な状況においては、ドライバーに支援していただきました。今回の実験としては、遠隔地にも監視をする人がいて、管制室の人が確認ボタンを押すようなイメージです。手動、自動の切り替えに関しては、ドライバーの安全確保のため機能として残ります。

記者

顔認証による検証は、他の自治体等で実施したことはありますか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

顔認証のシステム自体は、金融機関等で実績のあるものを使っています。今回初めて行うのが、車中カメラを使って年齢や性別を判別することです。

記者

顔認証で乗降するときは、無賃乗車に見られかねないと思いますが、音が鳴ったりする仕組みはありますか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

乗車するときは、顎を出して認証しますので、時間がかかりますが、終わったら音がなるようになっています。

記者

顔認証に使う顔写真の画像は、マイナンバーカードに登録されている画像を使うのでしょうか。

株式会社NTTデータ 第一公共事業本部部長

顔認証の事前登録をする際に、マイナンバーカードに登録された写真と、自撮りした写真を突合して、合致したら登録となります。

記者

今回は車両側と道路側にセンサーを付けるということですが、道路側のセンサーは何を見るものですか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

今回取り付けるのは、レーザーセンサーと呼ばれるものです。レーザーを周りに照射し、その反射から周囲の構造物の距離を測ります。これを使用して、車や歩行者を検出し、画像だけでは得られない部分を確認します。

記者

昨年12月に、茨城県日立市で自動運転バスが事故を起こした事例があったと思いますが、同じような事故を防ぐためのフェイルセーフ機能はありますか。

群馬大学 次世代モビリティ社会実装研究センター副センター長

まず、事故が起きたシステムと我々のシステムは別のものだという前提でお話します。我々が自動運転システムを運用するにおいて、フェイルセーフをどんどん埋め込んでいっているところです。自動運転システムを導入する上で大事なのは、自動運転技術の高いものをいきなり導入するのではなくて、地域の方々の安全・安心を確保しながら一緒に育てていくことだと考えています。今回の実験でも、レベル2であり、ドライバーが常に乗っている状態で運用します。そして、ドライバーには自動運転システムに関する教習のプログラムを受けてもらっています。自動運転システム自体もブラッシュアップして、フェイルセーフがもっと効果的になるような開発をするとともに、運用の部分でも安全を確保し、同じような事故が起きないようにしています。

MaeMaaS周遊ルートコンテストを開催します

記者

デジタルフリーパスのエリアについて教えてください。

交通政策課担当者

前橋市のバス路線の特徴として、前橋駅を中心とした料金設定となっており、1.5キロメートル圏内であれば150円、3キロメートル圏内であれば200円となっています。

記者

デジタルフリーパスはどうやって購入すればいいですか。

交通政策課担当者

まず、JR東日本の「ググっとぐんMaaS」に登録する必要があります。その中の前橋市民向けサービスとして、デジタルフリーパスを購入する画面があります。そこで、モバイルSuicaかクレジットカードで購入することができます。

記者

賞が4つということですが、各賞につき一人でしょうか。また、商品は何がもらえますか。

交通政策課担当者

各賞3人程度の選定を予定しています。現在予定しているのは、前橋市内で使える商品券です。

「第28回萩原朔太郎賞受賞者マーサ・ナカムラ展」「児童文学作家・木暮正夫展」を開催

記者

オンライン鼎談の公開日を教えてください。

前橋文学館長

2月13日(土曜日)頃の公開を予定しています。

記者

今回は「異界」がテーマですが、異界へいざなうようなしかけはあるのでしょうか。

前橋文学館長

文学館の中に、2基の灯台を作りました。ライトを回して、ライトが当たった部分に文字が浮き上がったり、ライトを覗き込むと錨が見えたりといったしかけを作りたいと思っています。

都市魅力アップ共創(民間協働)推進事業「スーパーシティ推進等PR事業」を実施します

記者

スーパーシティについて伝えるのは難しいと思いますが、どんなことに心がけてこの動画を作りましたか。

株式会社チョコレイト コンテンツユニットマネージャー

最初、プランナー2名と打ち合わせをしていましたが、どういった内容なのかを伝えるのが難しいということになりました。市民の皆さんにお伝えするというものなので、何がメリットになるのかというのを中心に据えたほうがいいという話になりました。高齢者や若者など、それぞれのメリットを整理した上で、なおかつ、個人情報の取り扱いの仕組みが安全なものであるという順でお伝えすることで、市民にとってメリットがあり、安心だと思ってもらうことで、受け入れてもらいやすいものになったと思います。

記者

民間共創推進事業を行うことのメリットを教えてください。

未来の芽創造課長

社会貢献活動、企業の社会的責任(CSR)という形で、民間事業者からまちに貢献するという提案をもらいます。本市としては、仕様書を作成してから入札という通常の流れで行うと時間がかかるため、提案されたアイデアが速やかに実行できるよう、平成25年度から前橋市独自に実施している制度で、企業からの提案を、庁内委員会の中で検討し、形を変えずに実施するというものです。費用負担では、最大50%まで前橋市が負担することとなっていますが、今回については、前橋市は40%を負担しています。総額が550万円で、市の負担が220万円です。

記者

株式会社チョコレイトと前橋市は、以前から関わりがあったのでしょうか。

未来の芽創造課長

未来の芽創造課で、シティプロモーションツイッターを運用しています。そのツイッターのアドバイザーになっている方を通じて、問い合わせを行ったところ、本市の取り組みに賛同していただき、今回のような新しいことに挑戦していただくこととなりました。

市有3温泉施設の今後の運営見通しについて

記者

今回、新型コロナウイルスの影響で思ったような収入が見込めなかったということで、高額な事業費が提案されたとのことですが、従来と比べてどのくらいの金額でしょうか。

公園管理事務所長

あいのやまの湯に関しては、令和2年度と比較して約3倍の提示でした。粕川温泉元気ランドは約2.5倍の提示を受けています。富士見温泉見晴らしの湯については、現在、選定中のため控えさせていただきます。

記者

業務仕様書等の見直しというのは、どういった見直しをするのでしょうか。

公園管理事務所長

施設の運営については、温泉事業は必須項目とし、その他のプール、レストラン、売店などの施設活用を事業者に自由に提案していただき、収益を上げるものとして、業務仕様書の見直しを行っています。

記者

以前、売却も含めた見直しを行うということでしたが。

公園管理事務所長

民間譲渡も含めて、更なる民間活力の導入に向けて、令和3、4年度で検討し、実施したいと考えています。そのため、今回の指定管理期間は、令和3、4年度の2か年となっています。

記者

3倍の金額の提示があったということですが、民間企業は従来の指定管理料の3倍を支払われないと仕事をしない、ということですか。

公園管理事務所長

指定管理料は、業務の経費について、事業収入を充当してもなお不足する場合、その金額を支払うというものです。コロナ禍において、通常業務を行っても、利用者数がかなり落ち込んで収益を上げられないという前提で収支計算を行ったものと考えています。

記者

とすると、民間譲渡とは別の話ということですか。

公園管理事務所長

次の2年間は指定管理を継続しつつ、更なる民間活力の導入に向けた検討を行いたいと考えています。

その他

記者

市長が特定の立候補者の支援をしているのではないかという疑念の声が市民から上がっていますが、市長の前橋市議会選挙に向けての関わり方について教えてください。

市長

志や政策ビジョンを共にする方々が候補者となっています。そうした方々と意思疎通しながら取り組んでいきたいと考えています。

記者

平日の昼間の市役所が開いている時間帯に、選挙に関わっているのではないかという声もありますが、どのようにお考えですか。

市長

公務は一生懸命行っています。立候補者の政策を訴える取り組みは、公務に支障のない範囲で取り組んでいきたいと考えています。

記者

群馬県民会館について、署名が2万人分集まったと聞いています。県と市の共同プロジェクトの進捗状況を教えてください。

市長

私と県知事の第1回のミーティング以来、事務方で話を進めていますが様々な状況を勘案しながら、どのような形でやっていくのか、検討段階である旨の報告を受けています。県知事からも、急ぐことなくじっくり検討していくと聞いています。

記者

市長が訴えるところとして、大ホールのみを残したいのか、建物全体を残したいのか、どちらでしょうか。

市長

長い間、県民の文化芸術活動の拠点となってきた場所であり、前橋市民にとってもそうだと言えます。本市としては、会館機能を維持するよう県に申し入れを行っています。

(以上で終了。)

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更新日:2021年02月04日