定例記者会見概要版(令和3年5月14日開催)

令和3年5月14日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和3年5月14日(金曜日)午後2時~2時50分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 高齢者(65歳以上)の新型コロナワクチン接種の予約体制を見直します

(市長)

本市のこれからのワクチン接種の予約体制について説明いたします。

まず、全国の自治体で、予約体制に課題が散見されています。市民の皆さんの中にも同じように不安を感じている方がいるかもしれません。こうしたことから、不安を払拭するため、本市の取り組みをお伝えします。

最初に申し上げたいのは、十分なワクチンの量が確保できており、前橋市医師会の協力のもと、接種準備を着実に進めているだけでなく、接種会場までの移動支援を含めた、ワクチン接種全体の準備体制を整えたということです。さらに今回、より万全を期すための見直しを行いました。
見直し内容ですが、まず、接種会場を3か所増やすことができました。

次に、ワクチン接種予約の見直しとして、5月20日から始まる65歳以上の予約受け付け時のアクセスの集中を分散するため、75歳以上の方の予約開始日を5月17日午前9時から前倒しすることといたしました。対象となる方にはお知らせハガキを郵送しております。

また、ワクチン接種予約については当初、1回目の接種が終わった後に2回目の予約を行っていただく予定でしたが、1回目の予約時に2回目のワクチン接種予約が同時に行えるようにいたしました。

予約方法は電話予約とインターネット予約、市役所職員によるインターネット予約代行支援の3つになります。

まず、電話予約ですが、電話回線の混雑が予想されるため、電話予約の方法しか選択がない場合には、時間に余裕を持って予約をしてください。

次に、インターネット予約です。40万回以上の集中にも対応できる体制を整えて確認を行いましたので絶対の自信があります。しかも、分かりやすい簡単な予約方法となっておりますので、ぜひインターネットによる予約をお願いいたします。

最後に、市役所職員によるインターネット予約代行支援です。市役所1階特設会場をはじめ市内17か所に設置するインターネット予約の代行支援窓口において、17日午前9時から予約代行を行います。そこでお配りする予約希望用紙に接種券番号や氏名、希望する医療機関と予約希望日時等を記入していただければ、職員が代行してインターネット予約を行い、予約日のメモをお渡しします。17日から75歳以上の方のワクチン接種予約が始まるわけですが、65歳以上の方の予約受け付けは20日からですので、ぜひ予約ルールを守ってください。本市では、これからも、さまざまな情報媒体を活用して市民にワクチン接種の情報をお伝えしていきます。

2 質疑応答

高齢者(65歳以上)の新型コロナワクチン接種の予約体制を見直します

記者

ワクチン接種予約体制について、インターネット予約をメインにするとのことですが、高齢者には難しい部分があると感じています。市では若い方へ予約サポートを呼び掛けていますが、独居の方や相談できない方もいると思います。そういった方への対応は考えているのでしょうか。

新型コロナワクチン接種推進室長

一人暮らしの高齢者に対するサポートとして、各地区の自治会や保健推進員、民生委員の方々などにインターネット予約サポートを行っていただくよう依頼させていただきました。

記者

ワクチン接種を受けたくない方もいると思いますが、一定期間を過ぎても予約のない高齢者に対する働き掛けの予定はあるのでしょうか。

新型コロナワクチン接種推進室長

ワクチン接種は義務ではなく、希望される方に接種していただくことが大前提ですので、時期が経ってからの問い合わせや相談で、接種を希望される場合には丁寧にご案内したいと考えています。

記者

子どもたちの学習用タブレットからの予約についてですが、タブレットに特別な設定は必要なのでしょうか。

新型コロナワクチン接種推進室長

インターネット環境に接続し、スマホやタブレットのカメラでワクチン接種予約サイトの二次元コードを読み取って予約していただくだけですので、特別な設定は必要ありません。

記者

市内17か所のサポート会場に自分のスマホやタブレットを持っていく必要はあるのでしょうか。

新型コロナワクチン接種推進室長

市で予約代行入力できる環境を用意しておりますので、接種券を持ってお越しいただき、予約希望用紙に必要事項を記入していただければ、それを基に職員がインターネット予約のお手伝いをいたします。なお、ご自分のスマートフォン等で予約の仕方が分からない場合、スマートフォン等を持参していただければ、職員が一緒に操作してワクチン接種予約のサポートを行うことも想定しています。

記者

全国的に接種の予約が始まり、不具合が報道されていますが、前橋市のワクチン接種の予約システムは独自のものなのか、国のものなのかということと、データ管理について教えてください。

新型コロナワクチン接種推進室長

本市の予約システムは、全国で既に200以上の自治体で運用されているシステムの開発会社の予約システムを利用しています。市民から登録されたデータの管理は、このシステムのサーバーで適切に管理することになっています。

記者

ワクチン接種が26日から始まるわけですが、キャンセルにより余ったワクチンの対応について市の方針を教えてください。

新型コロナワクチン接種推進室長

キャンセルが出た時の対応ですが、予約システムでキャンセルしていただくと、6日前までのキャンセル情報については保健所に情報が入り、自動的に各医療機関へワクチンが配送されるシステムと連動します。直近のキャンセルの場合は、コールセンターに変更の連絡をしていただくことになります。

キャンセルにより余ったワクチンの対応についてですが、これからワクチン接種が始まりますので、市医師会をはじめ関係機関と具体的な対応について検討しているところです。

記者

75歳以上のワクチン接種の予約を前倒しするということですが、具体的に何月何日時点で75歳以上の方が対象となるのでしょうか。

新型コロナワクチン接種推進室長

対象となる方にはハガキを昨日発送しご案内させていただきました。ハガキにも記入してありますが、昭和22年4月1日以前に生まれた方が対象となります。

記者

資料2でワクチン供給量の見通しが立ったことにより、予約可能期間を7月まで拡大するとありますが、具体的に供給量の見通しが立ったというのはどういった内容でしょうか。

新型コロナワクチン接種推進室長

4月末に全国の自治体に6月末までにワクチンを配備することができるという国からの事務連絡があったため、見通しが立ったと判断したものです。

新型コロナワクチン接種推進室長

補足で説明させていただきます。国ではワクチン接種の間隔について、最短で18日と示しています。しかし、一般的に望ましいとされているのは3週間のため、予約システムでは2回目の予約は21日の間隔をあけてくださいという案内メッセージを設定しています。

その他

記者

群馬県が、まん延防止等重点措置を実施すべき区域に指定されると思うのですが、それを受けて市長のお考えがあればお願いします。

市長

群馬県知事が判断し、政府に要請してまん延防止等重点措置が発令されるということは私たち自身が招いてしまった面があると思っています。行政も、市民一人一人も、それぞれ緊張感をもって行動していかなければならないと考えます。併せて、やはりワクチン接種が最後のゲームチェンジャーになると私は思います。そのため、ワクチン接種は任意ですが、大勢の方が希望しているのに受けられないということのないよう対応していきたいと思っています。

記者

まん延防止等重点措置の関係でお尋ねします。行政も市民も緊張感を持っていくということですが、現実に目を向けてみると緊張感が本当に担保されているのか疑問に思います。

先週の日曜日、買い物帰りに利根川沿いの国体道路を車で走っていると、ばら園の駐車場手前の利根川河川敷で、10人くらいの複数のグループを見かけました。前橋市では連日10数人の陽性者が確認されていますので、こういう人達の姿を見てしまうと、感染防止対策を行っている市民や街中でやむを得ず休業している事業者、また医療従事者の方々が報われないのでないかと思います。市民への感染防止対策の周知の徹底が今まで以上に必要なのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

市長

そのとおりだと思います。市民がそれぞれ最大限の注意を払い、感染防止対策に取り組む必要があるというメッセージを、行政としても発信していきたいと思います。

 

(以上で終了。)

この記事に関する
お問い合わせ先

総務部 秘書広報課 広報係

電話:027-898-6642 ファクス:027-224-1288
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2021年05月26日