定例記者会見概要版(令和4年3月25日開催)

令和4年3月25日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和4年3月25日(金曜日)午後2時~2時45分

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1)まん延等防止等重点措置解除後における感染症対策の徹底について

(市長)

今年度最後の定例記者会見となります。
初めに、保健所長よりまん延防止等重点措置の解除後における対応等について、お話をさせていただきます。
その後、案件ではありませんがウクライナ関係や新年度の補助制度等の説明をさせていただきます。

(保健所長)

お伝えしたいことが2点あります。
1点目として、本市の新規感染者は依然として1日50件を超える状況が続いており、新規感染者のうち10代以下の方が占める割合が、全体の3割以上となっています。
今後、新年度や行楽シーズンを迎え、会食等の感染リスクの高まりやすい場面の増加や、人の動きが活発になることにより、感染再拡大(リバウンド)が懸念されるため、市民の皆様には、引き続き「換気」「マスクの着用」「手洗い」などの基本的な感染対策の徹底をお願いします。
2点目として、3回目のワクチン接種についてです。
接種から一定の期間が経つと効果が下がると言われています。2回目の接種から6か月を過ぎている方で未接種の方につきましては、一旦低下した感染予防効果を回復するためにワクチン接種を検討いただきますようお願いします。
なお、本日の午前0時より4月4日から5月1日のワクチン接種予約枠の受け付けが開始されました。現時点で、まだ予約枠は空いておりますので、ぜひ積極的に接種をご検討ください。

(2)その他

ウクライナ支援チャリティ公演

(市長)

市民団体による、本市在住のウクライナ出身パフォーマーによるウクライナ支援チャリティー公演を企画しました。
詳細については、ウクライナ支援前橋市民実行委員会の副委員長より説明いたします。

(実行委員会副委員長)

約10年前から、赤城南面千本桜の桜まつり開催時やカネコ種苗ぐんまフラワーパークを中心にパフォーマンスを行っている、日本人男性とウクライナ出身女性のデュオによるウクライナ支援チャリティー公演を、4月22日(金曜日)日18時から前橋テルサホールで開催します。 入場料は全席自由で2,000円となります。ファックス又はメールにて申し込みください。

キエフ・バレエ公演

(市長)

次にキエフ・バレエ公演です。
本事業を担当しているのは、公益財団法人前橋市まちづくり公社です。詳細について担当者より説明いたします。

(前橋まちづくり公社担当者)

7月15日(金曜日)18時30分からベイシア文化ホールにおいて、キエフ・バレエ・ガラ2022を開催します。キエフ・バレエの方々には、7月3日(日曜日)から本市に滞在できるように調整中です。

ふるさと納税を通じたウクライナ支援を実施します

(政策推進課長)

3月2日(水曜日)に前橋市議会でロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議案が全会一致で可決され、その後3月4日(金曜日)から市庁舎ほか支所、出張所等の17施設にウクライナ支援のための募金箱を設置しました。市庁舎の募金の状況は、昨日(24日)までに約120万円の募金が集まっています。
このような状況を鑑み、ふるさと納税を通じたウクライナ支援を開始します。
概要にありますが、本日(3月25日)の13時から専用サイトを開設しました。予定としては、5月20日(金曜日)まで楽天ふるさと納税サイトから募金が可能です。集まった募金の使い道は、ウクライナ人道支援寄付金日本赤十字社「ウクライナ人道危機救援金」に寄付をしたいと思っています。
このふるさと納税は、通常のふるさと納税と違い返礼品がないタイプで、皆様の善意に訴えるようなメニューになっています。

令和4年度前橋市補助・支援メニュー

(市長)

市議会の議決前ではありますが、令和4年度の市補助金・支援メニューの冊子をお配りしました。

2 質疑応答

まん延防止等重点措置解除後における感染対策の徹底について

(記者)

現在の接種状況と、2回目の接種時と比べて3日目接種に向けて、どのようなペースで推移しているのか教えてください。

(保健所長)

新型コロナウイルス感染症により、重症化や入院する恐れのある高齢者に関しては、2月中に8割以上の方が3回目のワクチン接種を終了している状況です。

(ワクチン接種推進室担当者)

昨日(24日)時点の3回目のワクチン接種状況は、2回目のワクチン接種が終了し、3回目接種の対象者である約255,000人に対し6割弱の方がワクチン接種を終了している状況です。現在の予約状況を含めると、順調にワクチン接種は進められていると考えられます。

(記者)

3回目のワクチン接種をためらっている方もいるかと思いますが、市としてはどう考えているのでしょうか。

(ワクチン接種推進室担当者)

1・2回目のワクチン接種率は接種対象者に対して9割弱の方がワクチン接種を受けています。1・2接回目のワクチン接種を終了した方々が3回目のワクチン接種を行うという想定で3回目のワクチン接種体制を整えていますので、全国平均より3回目のワクチン接種率は進んでいると考えています。
しかし、1・2回目と比べると、新型コロナウイルス感染症の重症者の減少等により、3回目のワクチン接種に対する市民の意識や、早急に3回目のワクチン接種を行いたいという意向は低くなっているものと考えられます。

(記者)

まだ感染者が多い状況で、まん延防止等重点措置が解除されましたが、このことに対して前橋市としてどう捉えているのでしょうか。

(保健所長)

群馬県に関しては、高齢者へのワクチン接種が進んでいるため重症者が減少しており、ある程度は、ワクチン接種により新型ウイルス感染症の重症化を抑制する効果が上がっていると考えられます。
このような状況を考慮しながら、地域経済を回そうという考えで、まん延防止等重点措置を解除したのだと考えております。

その他

ウクライナチャリティ公演

(記者)

実行委員会の中心的なメンバーを教えてください。

(実行委員会副委員長)

山本市長に実行委員長を引き受けていただき、カネコ種苗株式会社社長・有坂中央学園理事長・市議会議長・前橋商工会議所会頭等が中心的なメンバーとなっています。

(市長)

官民連携でチャリティー公演を行うという理解でよろしいのでしょうか。

(実行委員会副委員長)

はい。その認識で大丈夫です。

(記者)

ウクライナ出身パフォーマーのオーリャさんは、既に移住して前橋市民ということでよろしいのでしょうか。

(実行委員会副委員長)

既に市民となっていますが、移住先であるカネコ種苗ぐんまフラワーパーク付近の住居の改装が済んでいないため、移住時期は4月末頃になる予定です。

(記者)

ウクライナ支援チャリティーとのことですが、具体的なお金の流れを教えてください。

(実行委員会副委員長)

会場使用料等の必要経費及び本人の出演料以外を、パフォーマーのオーリャを通してウクライナ大使館に寄贈する予定です。

(記者)

ウクライナチャリティ公演の具体的な内容を教えてください。

(実行委員会副委員長)

日本人パートナーの真志さんと、赤城南面千本桜まつり時やカネコ種苗ぐんまフラワーパーク内で披露している、折りたたみ椅子を高く積み上げた上での逆立ちやジャグリング等の曲芸を披露します。

(記者)

オーリャさんの親族は、今もウクライナで暮らしているのでしょうか。

(実行委員会副委員長)

はい。ウクライナのキエフで暮らしています。

(記者)

キエフで暮らしているオーリャさんの家族を、避難のために前橋市で受け入れるという動きはあるのでしょうか。

(実行委員会副委員長)

呼びたくても、体が不自由で避難ができない家族がいるため、その人を置いて前橋市に避難はできない状況です。

キエフ・バレエ公演

(記者)

開催するのは厳しい状況の中だと思いますが、実際にキエフ・バレエの方々は来日できるのでしょうか。

(前橋まちづくり公社担当者)

エージェントの話によると、男性ダンサーはキエフにあるウクライナ国立劇場を守るためにキエフ国内で戦闘員として戦っているようですが、女性ダンサーはポーランドやドイツ等海外に避難していると聞いています。日本にどのような経路で来日するのかは、まだ決まっていませんが、来日して公演したいと言っているようです。

(記者)

キエフ・バレエは全国何都市で公演するのでしょうか。

(まちづくり公社担当者)

前橋市を皮切りに全国15都市を予定しています。

(記者)

この公演には、チャリティー要素はあるのでしょうか。

(まちづくり公社担当者)

キエフ・バレエの運営も厳しいので、チケットの売り上げがウクライナ支援チャリティーに回ることは考えていません。5月からのチケット発売に合わせて、キエフ・バレエの方々の滞在中の必要経費等の寄付やクラウドファンディング等を考えています。

(記者)

この公演の主催を教えてください。

(まちづくり公社担当者)

前橋市と公益財団法人前橋市まちづくり公社です。

(記者)

チラシに、キエフ・バレエ・ガラ2022とキエフ・バレエ「白鳥の湖」とありますが、どこがちがうのでしょうか。

(まちづくり公社担当者)

キエフ・バレエ・ガラというのは白鳥の湖やくるみ割り人業、眠れる森の美女といった演目のハイライト部分を上演する、特別バレエコンサートというものになります。
キエフ・バレエ「白鳥の湖」は演目をそのまま通して上演するものです。

(記者)

キエフ・バレエ・ガラ2022の全国公演が終了後、12月19日からのキエフ・バレエ「白鳥の湖」までの間は日本に滞在するのでしょうか。

(まちづくり公社)

今後のウクライナ情勢によるので、現時点ではどうなるかは分かりません。

ふるさと納税を通じたウクライナ支援を実施します

(記者)

ふるさと納税を活用する意味合いを教えてください。

(政策推進課長)

ふるさと納税で呼びかけることにより、前橋市に所縁のある市外の方々にも、ウクライナ支援メッセージが送られると思いますし、募金の方法や機会を増やすことができることだと思います。

(記者)

ふるさと納税とは、一般的にふるさとのためになることに対して寄付をするものだと思うのですが、今回はワールドワイドで幅広い使い方となっています。使い方としては大丈夫なのでしょうか。

(政策推進課長)

大丈夫です。

3 その他

質疑応答

(記者)

前橋市は、来年度4月に市制施行130周年を迎えますが、市長の思いや考えを教えてください。

(市長)

本市の市制施行は関東では横浜・水戸・東京に次ぐ長い歴史をもっており、本来なら色々なお祝いをするべきだと思います。
しかしながら、ウィズコロナの観点から大きなイベントではなく地域分散開催のような形で、それぞれの地区行事も含めて地域に根ざした市制施行130周年を祝えればと考えています。

 

(以上で終了。)

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更新日:2022年04月02日