定例記者会見概要版(令和4年6月8日開催)

令和4年6月8日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和4年6月8日(水曜日)午後2時~

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 都市魅力アップ共創推進事業による協働型イノベーション研修「異業種×地方創生プロジェクト」を実施します

(市長)

官民共創プロジェクトを前橋市は常に心掛けてきました。市役所だけでなく、民間の活力をお借りしながら街づくりを行っていくということです。スーパーシティにおいても、170社以上がまえばしIDを活用して、どのように市民生活を支えていくのか、地方都市の課題を解決していくのかを目指してきました。同様に、このイノベーション研修ではグロービスや東京海上日動火災保険、日本たばこ産業、東京ガスといった参加企業の力を借りて、前橋市の職員もプロジェクトに参加し、地方からのソリューションを目指します。本日は代表して、グロービスから担当者に来ていただきました。概要等についてお話ししていただきたいと思います。

(グロービス担当者)

都市魅力アップ共創推進事業による協働型イノベーション研修「異業種×地方創生プロジェクト」について、概要を説明します。

地方創生をテーマにした取り組みは全国さまざま行われています。よくある失敗の例として、新しい事業を始めることや、新しい商業施設を作って集客を試みるということがあります。蓋を開けてみると、そういったビジネスは行政からの助成金がないと運営が成り立っていないということがよくあります。そうではなく、事業単体で運営できるビジネスが次々と生み出され、経済が活性化していく状態が、地方創生になくてはならない成功の鍵だと我々は考えております。

こうした中で、地方創生には地域企業の産業創出、その上で行政の制度支援や外部企業のリソース提供の促進といった仕組み作りが求められているものと思います。

その実現には、地域課題の抽出・設定、戦略の構築、施策の具体化、施策を実行していく周囲の巻き込み力が求められます。こうした能力は、各企業における次世代リーダーに求められる資質そのものであると考えます。

このような地域創生を背景に、研修で取り組みながら次世代リーダーを育成していくというプログラムを開発し、2018年から対象地域を毎年変えながら実施し、今年度は前橋市を対象に開催することとなりました。

本プログラムはさまざまな業界業種の人材が参加し、チームを組成し、今回は前橋市が抱える地域課題をテーマに、社会課題解決、地域創生につながる新たなビジネスの創出を目指します。

今回は、主管企業である東京海上日動火災保険に加えて、東京ガス、日本たばこ産業、前橋市役所、グロービスから選抜された総勢16名でこのプログラムを実行します。

各社、イノベーションを創出できる人材の育成に注力しています。本プログラムの派遣は地方創生に貢献できるという点に加えて、各企業の社員と協働してビジネス提案をすることを通じ、参加者が多様な視点や問題解決能力、リーダーシップを獲得できるという点を評価いただき、派遣を決めていただきました。

今回のプログラムは6月1日にオリエンテーションを実施し、6月13日から研修を本格的に開始します。セッションは対面・オンラインのハイブリット方式で、前橋市の協力を得ながら実施します。

プログラム中、地域課題の認識を深めたり、チームでの検討をしながらプランをブラッシュアップしていき、最終的には、最終回の12月9日(金曜日)、前橋市役所で最終提案の発表会を行う予定です。

(グロービス担当者)

私は過去4回、ファシリテーションを担当してきました。地方創生×異業種研修ということで、取り組むポイントは社会価値と経済価値をいかに両立させるかということです。単に社会課題を解決しても、結果的にそれが収益を生むものでなければ持続可能な取り組みにはなりません。きちんと収益を生む、雇用を生むことにつなげていかないと、定着しない活動になってしまいます。

基本的には、補助金や助成金ではなく、民間がいかに社会課題を解決しながら収益を生み出し、持続可能な事業にしていけるのかという観点で4年間取り組んできました。

全てのグループが課題解決を提案して、皆さんが納得できるようなものができるわけではありません。皆さんから見て、これはなかなか難しいのではというものや、行政の方から、これをぜひ推進したいということで民間企業と組んで推進しているという地域もあります。今回の取り組みが皆さんにとって良い刺激になればと思っています。

とはいえ、参加者の皆さんもこういったことをプロでやっている方ばかりではありません。我々の方で考え方や枠組みを準備して、12月までプロセスを問いながら検討していただくことを考えています。まずは、地域が何の目的を通じてこの行政を運営しているのかということを確認しながら、地域の歴史、過去の経緯を含めて考えて、地域のイメージ、収益源、アクセス、地域資源のあたりを多面的に見て、地域がどういった課題に直面しているのか。一方で、住んでいる方からすると、前橋市が住みにくいということではないと思っています。課題があるわけではないと思っています。あくまでも、将来に向けて持続可能な街にしていく、もしくは何代にも渡って子どもたちが成長できるような街にしていくため、未来に向けて今何を取り組むべきなのかという観点から解決策を考え、かつ実行可能な事業者を巻き込んでいくというものです。参加する企業は前橋市に住んでいる方と住んでいない方が半々です。持続可能な取り組みにするために、活動をきちんと行っていく事業者を巻き込むことを前提に、最後に提案をしたいと思います。この辺りが、収益性や実行可能性という意味で非常に難しいものになります。

我々も、社会課題解決という形で企業をテーマにしたプロジェクトを1年間に約200件行っていますが、今回のプロジェクトが10本の指に入るほど難易度が高いものとなっています。そういった中でも、チャレンジングなものを皆さんに向き合っていただきたいと思います。

(2) 市内5大学が連携した共同PR動画・パンフレットを作成しました

(市長)

前橋市が誇る5つの大学が連携している、「めぶく。プラットフォーム前橋」の新しい形の発表をさせていただきます。発表者である共愛学園前橋国際大学の大森学長は大学の学習室からリモートで参加します。

(共愛学園前橋国際大学・大森学長)

市内5大学と商工会議所、市役所が連携して作っている「めぶく。プラットフォーム前橋」が、市内の大学を紹介するパンフレットやビデオを作りました。それを、市内の中高生に配布したという報告をさせていただきます。前回の記者会見で、市内5大学の名物授業を中学生や高校生に届けるというお話をしましたが、今回は事業ではなく、大学紹介を作成しました。

国立・県立・私立の大学が連携して地域の中高生に大学紹介をする取り組みは稀で「めぶく。プラットフォーム前橋」ができた意味がここに集約されているのではと思います。「めぶく。プラットフォーム前橋」は、前橋で学ぶ・働く・生きるということがテーマです。前橋で学ぶことを、若い世代に考えてもらうきっかけになったかと思います。

この動画やパンフレットは、市内の全中学校、12の高校にお配りしました。GIGAスクール端末で見られるように配布しました。

動画制作は前橋国際大学の3年生が担当しました。昨年4カ月間、前橋市のインターンの職員として関わりました。この動画について、担当から説明します。

(担当者)

パンフレットと動画を作成するのにあたって「前橋で学ぶ」というテーマをどうやったら良い形で中高生に発信できるのかという問いを、常に自分の中に掲げながら作成しました。具体的に工夫した点は、PR動画は、パンフレットや写真では伝わらない大学の空気感が伝わるようにしました。大学の空気感を動画で知ってもらえれば、自分にはどの大学の雰囲気が合うのか、将来の自分がどうなっているのかを考えるきっかけになったら嬉しいです。

パンフレットについては、中高生向けということもあり、色をたくさん入れました。進路と聞くと、難しく、堅く感じますが、このパンフレットではもっと気軽に進路に触れられるよう、かわいいデザインを意識して作りました。

実際に大学を卒業した人へのインタビュー記事を載せることで、自分の将来像をもっと身近に考えてもらえるように工夫しました。

また、それらが配布されたことへの思いとして、このパンフレットと動画作成については長期インターンで一番力を入れたものです。この作品が、実際に中高生の進路を考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

(3) 全国の文学館等で萩原朔太郎大全2022を開催します

(市長)

朔太郎が色々な地域で変身します。その地域が持つ朔太郎のイメージは異なっていると思います。これだけ多面的に演出される詩人はいなかったのではと思います。各地で面白い朔太郎を波及させていただきたいと思います。朔太郎が前橋で生まれた偶然を大切にしなければなりません。前橋市が朔太郎を発信していく以外に、責任が果たせる場所ないと思います。前橋として、フルスロットルで応援させていただきたいと思います。

(前橋文学館長)

朔太郎大全2022を10月から始めます。これは、北海道から九州まで、全国52カ所で一斉に朔太郎をテーマにした展示を行うものです。前橋から全国に発信したく、全国の文学館に話を持ち掛けたところ賛同してくれたため、開催の運びとなりました。

今のところは52カ所ですが、現在も少し増えてきています。1つは、10月に阿佐ヶ谷アートストリートという催しでも行います。また、6月18日から東京の銀座通り、京橋にある美術館「BAG-Brillia Art Gallery-」で朔太郎の写真展も行います。

全国で一斉に「朔太郎」という個人をテーマにして開催しますが、私は、個人のことを検証することよりも、「人と言葉」あるいは「人間と表現」をもう一度、言葉を軸にして考えなければならないと思い、それをテーマにしたいと思っています。

言葉は今、ものすごく軽くなっている時代です。今こそ、人間と言葉の関係、言葉の持つ豊穣な役割をもう一度考え直すべきなのではと思い、そのきっかけとして、朔太郎を基本に置いて展開したら良いのではと思います。ポスターは本日から解禁で、横尾忠則さんの油絵を用いています。周りには参加する各地の文学館の名前が並んでいて、派手な金色を使っています。

私のように詩を書かない人間は、散文は言葉が手段です。しかし、詩は言葉が目的です。その意味では、言葉のことをずっと考えている詩人は、一体どのような言葉を扱ったのかというのが、詩人の業績を見れば一目瞭然で、そういった意味で、詩をテーマに文学館が全国展開すればいいなと考えています。

また、全国の文学館が前橋文学館の資料、あるいは日本近代文学館の資料を借りて、前橋文学館は空になります。常設展も空になります。空になった状態で我々がどうするのか、様々なことを考えています。

その一例として、今までやってきたリーディングシアター、文学を声で立ち上がらせるという試みを、今年は役者さんたちが演じ、8本上演します。今まで新型コロナでどうしても観客を呼べませんでしたが、今年からは余裕を持った客席でリーディングシアターを行いたいと考えています。

2 質疑応答

(1) 都市魅力アップ共創推進事業による協働型イノベーション研修「異業種×地方創生プロジェクト」を実施します

(記者)

2018年から対象地域を変えながらプロジェクトを実施されてきたとのことですが、今まではどの地域でやってきたのでしょうか。

(グロービス担当者)

1回目は愛知県一宮市、2回目は静岡県沼津市、3回目は長崎県壱岐市、4回目は長崎県長崎市で取り組みました。それぞれの地域の課題や人口などは全く異なるため、それぞれ異なる課題を参加者の皆さんが取り組みました。

(記者)

前橋市を選定した経緯を教えてください。

(グロービス担当者)

このプロジェクトは東京海上日動と一緒に取り組んできたもので、東京海上日動が場所の選定を担当しています。毎年いくつか候補をあげて決定しますが、前橋市の「めぶく。」などの新しい取り組みにより決定しました。

(記者)

具体的にこの研修は、どのような取り組みになるのでしょうか。

(グロービス担当者)

題材をテーマにして研修に取り組んでいくというものではなく、プロジェクトワーク型になっています。参加企業が3~4つのグループに分かれて、各社で集まったメンバーと前橋市の職員で課題設定から考えて、課題解決をするためにはどのようなことを取り組んでいくべきか、どういう事業者を巻き込んでいかなければならないのかを決めます。自分たちで見て、会って、調べて、プランをまとめて、収益計画まで作ります。

半年ほどプロジェクトを行い、インターバル期間で資料を持ち寄り意見交換を行います。基本的には半年間ずっとプロジェクトメンバーが考えるという取り組みとなります。本業を持ちながら、研修を行ってもらいます。

(記者)

地域課題はこれから抽出するのだと思いますが、前橋市特有の課題について想定されるものは何かありますか。

(グロービス担当者)

人口が減少していく地域において、交流人口や関係人口をどう増やしていくのか、それが結果として地域のビジネスにどうつながるのかというテーマが過去は多かったです。
今回もそのような切り口のものは必ずあるだろうと思います。交流人口を含めて、どういう風に前橋市の中で作っていけるのかというのは、他の地域と異なる特色があるだろうと思います。また、住んでいる方から見える地域のイメージや、東京・近隣から見える地域のイメージのギャップについて取り組んだ事例もあり、ギャップをどう解消すれば交流人口・関係人口が増えるか考えるというものもあったので、今回もそのような観点を着目していくのだろうと思います。

(記者)

成果物としては、行政、前橋市の施策を最終的に作ることになるのか、前橋市内の地域企業が関わるプロジェクトになるのか、どのようなイメージでしょうか。

(グロービス担当者)

後者になります。民間企業が何ができるのかということをベースに考えて、そういう活動を行政の立場でこういうことを支援してもらえませんかというプレゼンはあるかもしれませんが、基本的には民間企業として何ができるのかという提案を考えています。

(記者)

最終的には、目指すのは収益構造を持った仕組み作りやビジネス創出だと思いますが、過去に取り組んできた都市での成功事例や、うまくいかなかった事例を可能な範囲で紹介してください。

(グロービス担当者)

うまくいかなかった事例として、沼津市は川沿いや海沿いが近くにあり、カフェなどで深夜に映画が見られるようなイベントを定時開催しながら人を集めて行こうという案がありました。駅はあるのですが、駅近くに人が集まらないので、違う場所に人を集めて交流を作ろうという内容ですが、協力事業者が見つからず、進められなかったことがありました。

成功事例としては、eスポーツで特色を出したいという行政寄りの提案もありました。2年経って、行政の施策に入れたいということで行政側から話をいただき、当時のメンバーがプランを説明し直し、eスポーツ関係者を紹介しました。

また、長崎市で取り組んだ、市民が作る観光マップを提案した事例もあります。街の中で今何が起きているのかを、歩いている人がタイムリーにシェアして可視化され、町の人や観光に来る人がそれを見ながら「このイベントはこの地域でやっているんだ。では行ってみよう」ということを、地図会社などの民間企業と連携して実施したプロジェクトです。

このような形で民間企業を巻き込んで、民間企業が「これは取り組みたい」という課題とマッチしたことで、前に進んだケースがあります。

(記者)

理想は、この研修によって事業や仕組みが生み出され、地域の特色ある収益性を持ったものが動き出すことかと思いますが、研修の目的は、参加企業とともにブレインストーミングを通して、今と違う視点を持った人材を創り出したいということなのでしょうか。

(グロービス担当者)

質問にあった2つが両方目的になっています。事業を作ることに本気で向き合うことが育成になります。また、リーダー育成の一環としても捉えていまして、社内では活躍できるが、社外に行ったときに、同じようにリーダーシップを発揮できない、同じような成果を出せない」という方が多くなっています。

これからは違う企業とコラボレーションしながら事業を作ったり、他地域に行ってビジネスをすることも考えられます。自分のホームから外に出た時に、自分がどのようにリーダーシップを発揮できるのかというトレーニングを行っていただきたいと考えています。

なぜチームや、自分のリーダーシップが機能しないのかということも、中間時点で振り返ります。それを踏まえてどうやったらチームやリーダーシップが機能するのかという場を最後に作り、違う視点を持つという目的も達成できる形で取り組みたいと考えています。

(2) 市内5大学が連携した共同PR動画・パンフレットを作成しました

(記者)

インターンの期間で制作したとのことですが、制作期間はどのくらいでしょうか。

(担当者)

長期インターンの初日から始めました。最終日に完成したため、4か月となりました。

(記者)

制作のどの部分を担当されたのでしょうか。

(担当者)

PR動画では絵コンテを担当しました。例えば、コマ割りや動画をどのような流れで映すのかということを考えました。パンフレットでは、原案を担当しました。原案を基に市役所の広報の方に加筆修正を依頼して、完成に至りました。

(記者)

PR動画やパンフレットを中高生に配布されたようですが、反響はありましたか。

(担当者)

手元に届いたという中高生の声を聞きました。成果物として残せた達成感があります。

(記者)

担当者は県内出身の学生になるのでしょうか。

(担当者)

太田市出身で、前橋の大学に通学しています。

(記者)

市内の大学への進学率が低いという問題点が資料にありますが、これに関して、動画を作りながら「これが原因では」というような気付きはありましたか。

(担当者)

制作を通じて市内5大学を実際に調べたりすることで、前橋で学べる範囲の広さに驚きました。例えば看護系、福祉系、国際系など、幅広い分野から学びを選べることが前橋の大学の魅力だと考えています。その魅力が知られていないことが原因ではと思います。

(3)全国の文学館等で萩原朔太郎大全2022を開催します

(記者)

展示は文学館以外に、大学でも行われるのでしょうか。

(前橋文学館長)

明治大学、大正大学、慶応大学、金沢美術工芸大学、愛知大学、前橋国際大学です。

(記者)

前橋文学館の資料を貸し出してしまうためリーディングシアターをするとのことですが、それ以外には何をされるのでしょうか。

(前橋文学館長)

朔太郎研究会を歴任してきた会長展と、秀明大学理事長より寄付された、朔太郎の『月に吠える』の初版無削除版の公開、また、その他書籍の初版本展を考えています。

(記者)

実行委員会の構成を教えてください。

(前橋文学館長)

実行委員会長の松浦寿輝さんと、地元の方々や前橋文学館、朔太郎研究会の皆さんとなります。

(記者)

資料や情報を各館で交換してPRを図るとありますが、前橋文学館と日本近代文学館の資料以外でも貸し出す館はあるのでしょうか。

(前橋文学館長)

前橋文学館と日本近代文学館の資料を貸し出します。

(記者)

「月に吠える」初版無削除版は、前橋文学館にずっと展示してあるのでしょうか。

(前橋文学館長)

先日、秀明大学理事長より寄付をいただいたため、常設で展示します。

(記者)

2020年8月に記念図書を発売とありますが、どのような内容でしょうか。

(前橋文学館長)

朔太郎大全の共通のパンフレットがあると良いという話になり、現在、編集作業に入っています。様々な書き手に朔太郎について書いてもらうという内容です。

(記者)

展示品の紹介になるのでしょうか。

(前橋文学館長)

朔太郎はどんな人だったのかという内容になるかと思います。全国に何カ所も文学館があるので、それぞれの文学館で印刷物を色々出されると思いますが、全国共通の1冊を出版することで記録にもなり、全国の文学館が持っている冊子本があると良いということで編集をしています。

(記者)

文学館同士で連携してやるということは今までありましたか。

(前橋文学館長)

ありません。こんなに多くの文学館が一つのことをやるというのは考えられないことです。よく美術館では巡回展があるのですが、文学館ではそういったことも少ないです。さまざまな文学館が一人の人をテーマにするのは日本初なのではないでしょうか。
この朔太郎大全がどのようなムーブメントを起こすか分かりませんが、何かしら起こしていかないと、社会が動かないと思いますので、私は文学館という静かな佇まいを、ハードノックすることで変容させたいと思います。

(4)その他

(記者)

今月10日、外国人観光客の受け入れが再開となります。市民の中には期待感と、不安感など色々あると思いますが、市長としての受け止めを教えてください。

(市長)

政府が一定の科学的な基準の中で判断をしたことです。地方自治体として、政府の今回の決断に信頼をしています。そして、それが前橋の新しい経済の動きの再生につながるよう、応援していきたいと思っています。

(以上で終了。)

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更新日:2022年10月05日