定例記者会見概要版(令和4年10月11日開催)

令和4年10月11日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和4年10月11日(火曜日)午後2時~

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 前橋市アーバンデザインファンド事業を実施します【全国第1号】

(市長)

10年前にポートランドを訪問して、まちづくりを市民の力と財政的な支援で動かすシステムを学びました。それを受けて「前橋市アーバンデザイン」を策定し、それを管理・監督する団体として前橋デザインコミッションも設立されました。様々な事が組み合わさる中、日本で唯一の新しいファイナンス手法が生まれましたので、報告いたします。

(市街地整備課)

前橋市アーバンデザインファンド事業について概要を説明します。この事業は、市へ寄せられた寄付金を原資として、本市が掲げる「前橋市アーバンデザイン」の実現に向けた民間のまちづくり事業に対して助成をするものです。国土交通省の「共助推進型まちづくりファンド支援事業」を活用して、民間都市開発推進機構と協働し、ファンドを設立しました。

このファンドの設立時点の資金規模は2億円で、内訳としては、市からの拠出金1億円と民間都市開発推進機構からの拠出金1億円となっております。なお市の拠出金は、太陽の会からの寄付金を充てています。寄付は今後も継続して受け付けており、随時基金に積み立てて活用します。

助成の対象となるのは、都市再生特別措置法に規定する、都市利便増進協定等を締結して実施する街なみ環境整備事業などです。このファンドからの助成の第一号事業は、前橋デザインコミッションが実施する、馬場川通りアーバンデザイン改修プロジェクトとなります。馬場川通りのプロジェクトは民間資金によって遊歩道公園の親水性の向上を主体とした整備を行うものですが、本事業の助成によって道路との一体的な整備による高質化や、沿道の平面駐車場を広場にするなど、民間の土地活用も併せて実施できることとなります。また、ハード面の整備で居心地の良さを向上するだけでなく、地域の人たちと一緒に民間主体で日常管理やイベントの開催などの活動も行います。沿道の地権者30人が参加する協定を締結しており、アーバンデザインが意図するソーシャルデザインを実現するものです。

(民間都市開発推進機構)

当法人は昭和62年の創設以来、全国各地の都市開発やまちづくりのプロジェクトに、さまざまな制度を通じて金融支援を行ってきました。今年度から新しいタイプの支援として、共助推進型まちづくりファンドの創設を始めました。まちづくりに共感を持つ人々から寄付金などの資金を受けた地方公共団体と当機構が協働でファンドを設立し、地域の人々が役割を分担し、協力して行うまちづくりに対して、助成等を行います。

今回設立した前橋市アーバンデザインファンドは、全国初の事例となります。前橋市アーバンデザインの対象地域では、当法人は昨年、しののめ信用金庫との協働で「前橋まちなかまちづくりファンド」を設立しました。空き店舗のリノベーションによる商業施設の整備など、民間のまちづくり事業を支援するものです。そして今回設立した前橋市アーバンデザインファンドによって、馬場川通りのプロジェクトのように、地域の価値向上に向けた、地域の多様な方々が主体的に参加するまちづくりにも支援することとなります。

本ファンドを地域の皆さんに活用してもらい、さまざまなまちづくり事業と連携して、前橋市のまちづくりに貢献したいと思います。

(2) 日赤跡地の公園を拠点とした防災イベントを開催します

(市長)

日赤跡地がCCRC「ココルンシティまえばし」として生まれ変わり、にぎわいを取り戻してきました。ここを活用した防災イベントを、民間が主体となって開催します。

(良品計画)

ココルンシティ公園で、いつものもしもCARAVANという防災イベントを10月22日(土曜日)と23日(日曜日)の2日間開催します。同イベントは東京都・新潟県・岐阜県・広島県で開催してきました。北関東では初開催となります。また、ココルンサークルまえばしでも、商業施設の一部を使ったスタンプラリーを開催します。

「いつものもしも」は、無印良品が提唱する防災の考え方です。無印良品は日々の暮らしの中に備えを組み込み、標準装備にすることを提案しています。知識や物を含めた「備え」を日常的に身に付けること、食品の買い置きが常にあること、日頃から携帯電話の予備電池を持ち歩くこと、信頼できる情報源を知っておくことなど、小さな積み重ねが「いつものもしも」につながると考えています。

イベントのテーマは、防災×発見×地域コミュニティです。近年、全国で自然災害が増えています。いつもの日常が、突然もしもに変わる災害の恐ろしさを私たちは再認識しています。予期せぬ自然災害に備えられるよう、防災意識の向上を促します。

このイベントは誰でも参加できます。防災について楽しく学び、自分が住む地域にどんな特性があるのか、災害をどう乗り切るのか、どんな知識が必要なのかを、クイズや紙芝居で共有します。同じ地域に住む人たちと新しい発見を通して絆を深め、いざという時に手を取り合い、コミュニティを築きたいと考えています。

 

(3) その他

・前橋BOOK FES 同時開催のイベントについて

(にぎわい商業課)

マチスタントの仲間マーケットについて説明します。マチスタントは、まちなかのアシスタントという立場で、まちなかの空き家オーナーと関わって、まちなかに出店したい人とのマッチングなどを行っています。このイベントは前橋BOOK FESと同じ10月29日(土曜日)と30日(日曜日)に開催します。まちなかへの出店を考えている人や、マチスタントの取り組みを一緒にしている人、すでに出店した人などに集まってもらい、その人たちを紹介するというコンセプトで行います。会場は広瀬川河畔緑地で、朔太郎橋から諏訪橋までを予定しています。物販の店舗やワークショップ、飲食エリアなどを設けて、前橋BOOK FESを楽しみながら飲食する人や子どもを遊ばせたい親にも寄り添える場所として提供します。

River to Riverは10月22日(土曜日)から11月13日(日曜日)まで開催します。まちなかのさまざまな空き物件やギャラリーなどを活用して、回遊できるイベントです。

(共愛学園前橋国際大学)

「めぶくフェス」も、前橋BOOK FESと同じ10月29日(土曜日)と30日(日曜日)に開催します。このイベントは3年前、2017・18・19年と3年間に渡って開催してきました。3年ぶりの開催となります。キッチンカーの出店や子どもたち向けのワークショップなどもあります。当日はぜひまちなかへお越しください。

2 質疑応答

(1)  前橋市アーバンデザインファンド事業を実施します【全国第1号】

(記者)

ファンドの仕組みについて、馬場川通りの事業が助成を受けるということですが、これ以外にもファンドは継続して、他の事業も支援していくのでしょうか。

(市街地整備課)

その通りです。設立後の助成第一号の事業は、馬場川通りの事業です。今後も、随時民間からの寄付金を受け付けながら対象となる事業を募集し、年度ごとの基金の残高なども踏まえて審査し、助成を決定していきます。

(記者)

ファンド設立や助成決定までの経緯を教えてください。

(市街地整備課)

「前橋市アーバンデザイン」が策定された後、前橋デザインコミッションが、民間資金を集めて馬場川通りのプロジェクトが動き始めました。その後、国交省が既存のまちづくりファンド支援事業の拡充を準備しているという話を聞き、国の新しい支援事業を活用して、民間の寄付金をもっとまちづくりに生かせないかと考えました。新しい事業とのタイミングが合い、今年度から始めることとなりました。

(記者)

ファンドはいつ設立となるのでしょうか。

(市街地整備課)

基金条例に基づき、前橋市アーバンデザイン基金を9月に設立しました。この基金には太陽の会からの1億円の寄付金が原資となっており、前橋市アーバンデザイン基金の1億円と、民間都市開発推進機構からの1億円を拠出し、前橋市アーバンデザインファンドを10月に設立することとなりました。今回の報告は、民間都市開発推進機構と協働で資金を拠出するという契約を9月下旬に締結したことを受けての事となります。

(記者)

前橋市アーバンデザイン基金と前橋市アーバンデザインファンドは、どちらの表記が正しいのでしょうか。

(市街地整備課)

条例に基づいて設置している、市の財布としての名称は「基金」で、市と民間都市開発推進機構からの拠出金が一緒に入るものが前橋市アーバンデザインファンドとなります。

(記者)

馬場川通りの事業は10月に着工し、来年秋の完成を目指すスケジュールで動いているのでしょうか。

(市街地整備課)

前橋デザインコミッションからの申請書類によると、そのスケジュールとなっています。なお、着工については最終確認中とのことで、まだ前橋市に着工申請は届いていません。

(記者)

今後、事業を審査・選定して、馬場川通りの事業の他にも認定していくという話ですが、資金を集めるために、市民や民間企業に対して寄付を呼び掛けるのでしょうか。

(市街地整備課)

寄付金の募集について、まず一つは広報まえばしやSNSを活用して、広く募集することを検討しています。また、ふるさと納税で集まった寄付金の一部を、まちなかのまちづくりに活用するアイデアについても検討を始めています。

(記者)

今後、まちづくりの色々な事業について民間事業者が申請し、審査・決定していくことになると思いますが、年度ごとに事業を募集するのか、市が順次精査して選ぶのか、どのような流れになるのでしょうか。

(市街地整備課)

助成対象となり得る事業は、都市再生特別措置法に基づく協定に該当する事業です。都市利便協定等には、市町村の審査・認定のプロセスがあるため、事業の実施前に動きが把握できるようになっています。事業の構想段階から相談を受けることとなるため、事業スケジュールや寄付金の残高等を踏まえて、予算措置や審査を行う流れとなります。

(2) 日赤跡地の公園を拠点とした防災イベントを開催します

質問なし

(3) その他

・前橋BOOK FES 同時開催のイベントについて

(記者)

マチスタントの仲間マーケットについて、前橋市が空き家オーナーとマッチングをしていて、実際に入居した人が集まるということでしょうか。

(にぎわい商業課)

出店する全ての店がマッチングによるものではないですが、マチスタントメンバーと一緒に物件を探してまちなかに出店した方や、まちなかから少し離れた場所に出店した人で、まちなかに興味関心を持っている店などが集まります。

(以上で終了。)

この記事に関する
お問い合わせ先

総務部 秘書広報課 広報係

電話:027-898-6642 ファクス:027-224-1288
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2022年10月24日