定例記者会見概要版(令和4年12月23日開催)
令和4年12月23日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和4年12月23日(金曜日)午後2時~3時
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
1 案件説明
(1) 前橋市歴史的風致維持向上計画が国から認定されました
(市長)
前橋市長に就任した時に、歴史都市前橋の構想を掲げ、令和2年から策定に取り組んできた前橋市の歴史まちづくり計画が国から認定されました。
認定書には文部大臣、農林大臣、国土交通大臣の名前が並んでおり、3省庁が連携して本市の歴史まちづくりを応援しているというメッセージが伝わります。
日本の地方都市の景観は、どこに行ってもほぼ同じで、郊外の道路には飲食チェーンの店が並んでいます。前橋市が目指すスローシティとは、前橋市ならではの文化や歴史に紐づけられた景観形成だと考えています。歴まち計画は、まさに私たちが目指すものと合致しています。
私たちのストーリーに合った今回の歴まち計画の認定を、大きなまちづくりのスタートにしたいと思います。
(歴史的風致維持向上協議会会長・手島氏)
歴史まちづくり計画の認定にあたり、歴史的風致維持向上協議会が組織され、会長を務めさせていただいた手島仁です。
市長の施策方針の1つに「歴史文化遺産を活用した地域づくりを行い、質感の高い前橋市を創造する」というものがございます。私はそれを手伝うために、平成25年に県から出向し、歴史文化遺産活用室で、有識者や各団体、市民の皆さんで組織する歴史文化遺産活用委員会により、様々なモデル事業や調査研究を行い報告書としてまとめました。
この報告書を具現化するためには、法的・財政的な裏付けを得て、市の総合計画の中に位置付けて全庁的な取り組みを行う必要があります。そのために歴史まちづくり法の規定に基づく、歴史まちづくり計画の認定を受けることが必要でした。
この度、これが実現をした訳です。これまで関わってこられた皆様に感謝するとともに、市民の皆様にこのように報告できることを嬉しく思います。
これから第二のスタートとなります。さらに力を合わせて、気持ちを新たにして目標に向かって進んでいきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
(都市計画課)
歴史まちづくり法の正式名称は「地域における歴史的風致の維持および向上に関する法律」です。この法律の肝となるのは「歴史的風致」の概念です。平たく言えば、歴史的な建造物と一体になった活動や周辺の市街地、環境がもたらす、その都市ならではの風情や情緒、動きが感じられる一定の範囲のことを「歴史的風致」と呼びます。法律の規定では、この範囲でないと歴史まちづくりを行うことができない決まりです。さらに、歴史まちづくりには「重点区域」があります。歴史まちづくりの事業は、この重点区域の中で実施することが前提となります。重点区域とは、歴史的風致が認められる範囲内で、国指定の文化財があることが定められています。
計画内容を説明します。
本市は何度も都市消滅の危機にさらされながら、前橋人としてのプライドと復興への熱意を原動力に、官民連携の力で乗り越えてきました。今を第5の危機と捉えて、これを乗り越えるために、生糸の町の歴史を継承し、官民が連携して前橋市としての誇りを取り戻すことを基本理念としました。
次に、歴史まちづくりの方向性についてです。歴史都市というと一般的には、蔵の街の川越市や栃木市のような、歴史的建造物が多く残されている都市のまちづくりを連想されると思います。しかし、本市では城下町の衰退や空襲による焼失、戦後の急速な都市整備などで歴史的建造物はほとんど残っておらず、特にまちなかはその傾向が顕著です。こうした都市でありながら、本市のまちなかは「落ち着いている」「しっとりしている」あるいは「風格がある」などという形で評価されることが多々あります。その要因がどこにあるのかを考えますと、本市のまちなかは都市的空間の中に時代背景が異なるものや歴史的なものが混在しているのが特徴で、それらが一定の調和を持って共存し、美しい都市景観と前橋らしさを形成していると言えます。こういった特徴的な街並みを活かしてさらに前橋らしさを磨くため、端的に表す表現として「History×Urban(ヒストリークロスアーバン)」を方向性の1つとしました。
一方、本市は面積が広く、地域ごとに歴史があります。時代によって領主・行政区分が異なった地域もありますが、総じて見れば、今の都市圏の中で相互に補完し合い、一体となって前橋らしさを構成してきたと言えます。このため、今後歴史まちづくりを進めるにあたっては、各地域の歴史的な歩みも尊重し、1つの前橋として、都市全体の質感を高めていくという考え方も極めて重要です。本市における歴史まちづくりの将来都市像は、故事成語の「温故知新」にちなみ、「温故創新」過去を共有して、未来を創るというものを設定しました。
続いて、歴史的風致維持重点区域事業です。前橋の歴史的風致はまちなか、元総社・総社、赤城山信仰と南麓集落エリアとして3つあり、全部で9つの歴史的風致を設定しました。重点区域はその中から2か所選定し、1つはまちなかの歴史的風致の一部を厩橋地区と命名して事業を進めます。もう1つは総社及び総社山王地区で、特に歴史的資源が多く集積するエリアを選定しました。
事業について、厩橋地区はHistory×Urbanの象徴的なエリアなので、街並みを活かした事業を展開します。具体的には、歴史的建造物の個人支援補助制度や、現在広瀬川の久留万橋から国道17号の厩橋までが指定されている景観形成重点地区を、上流部分まで拡張することなどが考えられます。また、見えないものを顕在化することとして、令和3年に出土した大手門を、最新テクノロジーを活用して可視化に取り組みたいと考えています。そして、令和元年に作成したアーバンデザインエリアの回遊性を高める事業も継続し、歴史的建造物の修理・復元等も検討します。県庁周辺には、群馬会館や昭和庁舎など、風格ある歴史的建造物が多く建ち並んでいます。そこに、既に滅失された建造物で本市を象徴する建物を復元するなど、活用方法を検討し、高質な都市空間を維持・向上させます。アーバンデザインの対象となる範囲には、東西南北に集客回遊の拠点となる施設があり、特に前橋公園は歴史情緒が漂うエリアです。そこで、国の重要文化財・臨江閣との相乗効果が期待される歴史的拠点施設を創出し、公園自体の拠点性の強化、エリア全体の回遊性の向上を狙います。また、前橋駅周辺は明治時代に建てられたレンガ倉庫や戦後復興で整備されたケヤキ並木があり、前橋らしい都市景観が形成されています。その一方で、都市的な建造物も多く令和6年には高層マンションも竣工されます。歴史的景観を補強して、まちなか回遊の起終点としての拠点性向上を目指します。前橋公園における歴史拠点の創出を具現化したパースに描かれているのは、初代群馬県庁舎です。前橋城本丸御殿を復元した場合、このようになるというイメージです。
続いて、総社および総社山王地区です。今も豊富に残存する歴史的資源の集積を活かした事業を続けます。例えば、「養蚕住宅」と「かしぐね」が今も多く残る総社山王地区の保全に向けて、養蚕住宅の改修や文化財登録に必要な経費を支援する補助制度を創設します。また、総社秋元公歴史祭りの起終点となる道路や総社山王地区の主要通路の美装化・高質化によって、歴史情緒の醸成を狙います。既に具体的な取り組みも始まっていますが、群馬総社駅周辺整備も歴まちの中に含めて、地区の玄関口機能の強化を図ります。もう1つが山王地区で「往還」と呼ばれる主要通路があり、この道路の美装化や養蚕住宅の改修を想定しています。
(2) マイナンバーカード普及促進キャンペーン事業を実施します
(市長)
マイナンバーカードの全国の取得率が非常に上がってきており、本市も猛烈な勢いで取得が進んでいます。新たにインセンティブを提示することについて、担当から説明いたします。
(市民課)
マイナンバーカード普及促進キャンペーン事業を実施します。マイナンバーカードを申請した市民を対象に、1,000円分のQUOカードを配布するマイナンバーカード普及促進キャンペーン事業を期間限定で実施します。総務省の公表数値では11月末時点でのマイナンバーカードの交付率の全国平均は53.9%で、本市は55.1%という状況です。このマイナンバーカード普及促進キャンペーン事業を実施することで、本市におけるマイナンバーカードの取得をさらに促進します。
配布対象者はマイナンバーカードを初めて取得する人のうち、令和5年1月1日から3月31日までの間にマイナンバーカードを申請し、令和5年6月30日までに交付を受けることができる本市に住民登録のある人です。QUOカードの配布は市役所・4支所の交付窓口で、マイナンバーカードを交付する時に配布します。
また、マイナンバーカードの自宅送付を希望された場合は、QUOカードを同封して送付します。広報まえばし1月号の紙面と、ホームページを通じて周知します。
(市長)
マイナンバーカードでしかマイタクには乗れないため、市内の高齢者の取得率が高くなっていることはデータとして如実に表れています。その人にとって一番便利な生活サービスを、マイナンバーカードを通じて提供すれば、インセンティブを支給する必要はないと思います。このようなことを、政府はもっと市町村にチャレンジできるよう、規制を緩めないといけないと思います。政府が、マイナンバーカードで便利になる世の中を作っていくしかないのだろうと思います。
その他
・「省エネ家電買換え補助金」の予算を増額します
(市長)
省エネ家電買替え補助金については、電気代高騰に対する家庭におけるエネルギー費用負担を軽減するための制度として12月1日より申請の受け付けを開始しましたが、反響が大きく算額に達してしまい、1億2千万円の予算を追加しました。高効率の省エネ家電へ買い換えて、今まで使用していた消費電力の高い古い家電をリサイクルに回すことが条件です。前橋市全体のエネルギー使用量がどれだけ削減できるかは分かりませんが、各家庭でチェックして、電気代が安くなったというレポートをぜひいただきたいと思います。
・まえばし出産・子育て応援給付金事業を開始します
(市長)
まえばし出産・子育て応援給付金事業を開始します。
この事業は、妊産婦に対し、出産、育児等の見通しを立てるための面談などを実施する「伴走型相談支援」と、妊娠届出時、出生届出後にそれぞれ5万円ずつ給付金を支給する「経済的支援」を、一体として実施するものです。
・前橋シネマハウスで“没後80年萩原朔太郎大全2022”記念映画「天上の花」を上映します
(市長)
映画「天上の花」は、朔太郎の妹・慶子と三好達治のラブストーリーです。反戦映画でもあると思いますが、支配人から上映を決めた理由などをお話しいただきたいと思います。
(前橋シネマハウス 支配人・日沼大樹)
映画「天上の花」は、今年の秋から全国の文学館等で開催中の萩原朔太郎大全2022の記念映画として撮影されました。原作は前橋文学館長・萩原朔美さんの母、萩原葉子さんの小説「天上の花」です。萩原朔太郎の弟子・三好達治と、朔太郎の妹の慶子さん夫婦の物語で、二人とも別の方と結婚していましたが、その後16年以上の時を経て再結します。戦争に翻弄されながらも、自分たちの信念を貫こうとした人の愛の物語となっています。途中、三好達治が戦争を賛美する詩を書き、朔太郎との関係が悪化していきます。また、慶子さんとの衝突がありながらも、厳しい時代を生き抜いていく、そんな物語です。朔太郎の出身地で、前橋市を代表するような映画なので、前橋をあげて上映していきたいと考えています。上映期間は来年1月7日から1月27日まで、前橋シネマハウスで上映します。また、調整中ですが、1月7日・8日の2日間で舞台挨拶を予定しています。登壇者は未定ですが、決まりましたら劇場ホームページでお知らせします。
・写真家・小原礼さんの写真集寄贈について
(市長)
前橋出身の写真家・小原礼さんは、戦争の取材をしていましたが、人の死を見て動物写真家に転向し、今度は動物たちが、例えば地球環境の変化の中で、シロクマやアザラシが死に追いやられていることも見てきました。
そんな小原さんが最後に遺したのが、モモンガの写真集です。彼は前橋を代表する、文化を発信した青年だったと思います。この写真集を、市内の小中学校や特別支援学校、図書館に寄贈していただいたことを報告します。
・市内野球クラブ出身者がプロ野球選手になりました
(市長)
本市からまたプロ野球選手が生まれました。西武ライオンズに入団することになった、蛭間拓哉選手です。桐生市出身ですが、前橋桜ボーイズという市内の硬式野球クラブに所属し、そしてプロ野球というチャンスを得られることになりました。
2 質疑応答
(1) 前橋市歴史的風致維持向上計画が国から認定されました
(記者)
歴まちが認定されると補助率が上がり、手続きの簡素化などの優遇措置も受けられると資料にありますが、国からの補助率などメリットを詳しく教えてください。
(都市計画課)
社会整備資本総合交付金という国の制度により、ベースとなる補助率は40%となっておりますが、歴まちに認定されると45%や、事業内容によっては50%に加算されます。
(記者)
計画期間は10年とのことですが、一連の整備でどのくらいの予算を投じる予定かなど、事業規模について教えてください。
(都市計画課)
今のところ予算まで算出できた事業はありません。これから市民の皆さんとの意見交換等を踏まえ、例えば前橋公園における歴史的拠点づくりなど、どこに何を作るかといった詳細を決めて予算規模を算出していきたいと思います。
(記者)
事業の順番として、初年度は総社地区の養蚕農家の住宅を改修するとありますが、前橋駅周辺や前橋公園の歴史的拠点などは、何年後ぐらいに実現予定なのでしょうか。
(都市計画課)
これから市民の皆さんと意見交換をして詰めていく内容になるので、計画期間終盤になると思います。前橋駅周辺や前橋公園の歴史的拠点などは10~11年後ということで想定しています。
(記者)
初年度の養蚕農家の改修支援は、どの程度の予算を計上する見通しでしょうか。
(都市計画課)
総社山王地区で対象となっている養蚕農家住宅は16棟あり、財政課との調整の中で、年に3棟ずつ実施できればと考えています。補助は全体で3,500万円程度の事業になるものと想定しています。
(記者)
この歴まち計画について、これまで全国で何件ぐらいの認定があって、県内では前橋市の他にどこが認定されているかは把握していますか。
(都市計画課)
前橋市は全国で88番目になります。群馬県内では3番目で、甘楽町、桐生市の順に認定されています。
(記者)
県庁周辺の整備に関して、消失や郊外に移転した構造物の活用という話について、具体的に教えてください。
(都市計画課)
桐生市に桐生明治館という建物がありますが、昔は県庁前にあった群馬県医学校の建物です。こういった事例が少し埋もれていて、明らかになってないものも含めて、前橋市の象徴的な建造物があれば、移転や復元を検討していくということです。具体的には、藩営前橋製糸場の復元です。これは富岡製糸場に先立ち、日本で最初に機械生産を導入した建物です。あるいは前橋で最初の貴賓館・迎賓館として作られた、木を検査するための建物などを復元して活用できるか、検討していくものです。有識者の皆さんと相談して、事業化を目指します。
(記者)
前橋城の本丸御殿は前橋駅周辺に復元されるのでしょうか。
(都市計画課)
前橋公園エリア内の緑のエリアに昔の前橋城の本丸御殿をイメージさせるような建物を作ることを例として上げました。駅周辺については、今現在はレンガ倉庫やケヤキ並木があり、昔は駅舎自体も非常に評判が良く、あのような形を復元してほしいという意見や、駅前にあった噴水を復元してほしいなどという意見も寄せられているので、それらを踏まえて、どういう歴史性を回復させていくのが有効かという議論を重ねて事業化を目指したいと思います。
(2) マイナンバーカード普及促進キャンペーン事業を実施します
(記者)
年内に既に申請した人や、既にマイナンバーカードを保有している人は対象外なのでしょうか。
(市民課)
その通りです。
(記者)
不公平を感じる人もいるかと思いますが、いかがでしょうか。
(市民課)
本市の交付率は11月末時点で55.1%となっており、全国的に見ても決して高い数字とは言えない状況です。さらなるマイナンバーカードの取得を後押しするために、本市独自の期間限定キャンペーンとしてこの事業を行うものです。
(記者)
群馬県でも、申請した人に対してQUOカード配布など、色々な支援策をやっていますが、重複してもらえるのでしょうか。
(市民課)
群馬県との取得促進キャンペーン期間が異なっているため重複はしません。
(記者)
予算はどの程度、QUOカード何枚分の配布を見込んでいるのでしょうか。
(市民課)
QUOカードの配布対象は予算上では1,000万円、1万人を想定しています。これは本市の人口の約3%分に相当するものです。
(記者)
29歳以下には5,000円分のマイナポイント付与の特典があると思いますが、特典を付けた層の申請率が上がったなど、実態を表すデータはあるのでしょうか。
(市民課)
まえばしU29応援ポイントのデータは持ち合わせていません。
その他
・まえばし出産・子育て応援給付金事業を開始します
(記者)
出産子育て応援給付金の制度について、他の自治体とは違う何か特別なものがあるのでしょうか。
(子育て支援課)
ありません。国の制度内容となっています。
(記者)
予算規模はどのぐらいなのでしょうか。
(子育て支援課)
3億2,470万円です。
(記者)
今後も継続して行う見込みなのでしょうか。
(子育て支援課)
国の制度に合わせて実施をするものなので、現時点で決定しているのは来年の途中までとなっています。本日、国で閣議決定されますと、来年以降も引き続き実施すると聞いております。
(記者)
出産子育て応援給付金の制度について、他の自治体とは違う何か特別なものがあるのでしょうか。
(子育て支援課)
ありません。国の制度内容となっています。
(記者)
予算規模はどのぐらいなのでしょうか。
(子育て支援課)
3億2,470万円です。
(記者)
今後も継続して行う見込みなのでしょうか。
(子育て支援課)
国の制度に合わせて実施をするものなので、現時点で決定しているのは来年の途中までとなっています。本日、国で閣議決定されますと、来年以降も引き続き実施すると聞いております。
・前橋シネマハウスで“没後80年萩原朔太郎大全2022”記念映画「天上の花」を上映します
(記者)
全国の映画館で「天上の花」の上映が始まっていると思いますが、現時点で興行成績は好調なのでしょうか。
(前橋シネマハウス 支配人・日沼大樹)
興行成績に関しては、目立った数字ではないかと思いますが、今回の映画で、俳優の東出さんと入山さんの評価が高く、二人とも今まで出た作品の中でも群を抜いて評価が高い演技をしているという評判を聞いています。
文学作品の好き嫌いは映画館の中でも分かれていますが、この作品は色々な人に楽しんでもらえるものとなっています。歴史を知る上でも非常に大事な作品ではないかと思います。
(記者)
シネマハウスでの舞台あいさつに、東出さんが来られる可能性はあるのでしょうか。
(前橋シネマハウス 支配人・日沼大樹)
かなり高いと思います。
今、東出さんと入山さんにオファーを行っています。入山さんは取材や撮影等で、実現するかは分かりませんが、東出さんだけでもということでオファーをしています。
・副市長の3回目の逮捕について
(記者)
元副市長が最初に逮捕された時、第三者委員会などは設置しないということだったと思います。今回の三度目の逮捕を受けて、どのように受け止めていますか。
(市長)
入札改革など、全体的に大きな改革を行ってきましたが、それでもなお、今以上に改善を行わなければならないのかという気持ちを現時点で持っています。自分たちがどこをどうやって改善するのかは、これからさらに追及していけると思います。何らかの委員会的なものは必要だろうと考えています。
ただ、事件に関しての詳細な情報は届いていません。捜査協力はしていますが、警察の記者会見に我々は呼ばれておらず、会見での資料も、記者の皆さんに配られるのみで、私たちには配布されていません。各新聞社の朝刊を見て、動いている状況です。様々な資料を我々も取得し、時系列にして並べていくなど、全てが終わった後にしっかりとやっていくべきものだろうと考えています。
(記者)
3回目の逮捕を受けて、責任など市長自身の考えを聞かせてください。
(市長)
それらも含めて、全てが終わった後に、様々な状況を基に判断するべきものだろうと思います。
・2022年の1年を振り返って
(記者)
今年は市政施行130周年ということもあり、それも踏まえて、1年の中で印象に残った出来事があれば、具体的に教えてください。
(市長)
印象に残ったのは、やはり副市長の逮捕です。反対に、良いことはいっぱいあります。基本的には職員や市民が、それぞれ連携し合いながら色々行っているからだろうと思います。
(記者)
今年は河野大臣や西村大臣が視察で前橋市を訪問し、マイタクやまちなかへの視察などもあったかと思いますが、どのように感じていますか。
(市長)
本市のMaaSなど、マイナンバーカードの利用の関係で、デジタル田園都市国家構想に関わる政策を見に来ていただきました。励みになります。
(以上で終了。)
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更新日:2023年01月20日