定例記者会見概要版(令和5年1月11日開催)
令和5年1月11日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和5年1月11日(水曜日)午後2時30分~3時
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
1 案件説明
(1) 高病原性鳥インフルエンザの再発防止対策事業を実施します
(市長)
鳥インフルエンザが本市でも発生してしまいました。家畜防疫法に基づいて、群馬県主導での処理が完了しましたが、前橋市として、防疫体制の拡充として700万円の予算を投じて、市内で養鶏場を営む14の経営体に対し、消毒液等の補助を行います。
(2) 第1回スローシティウェビナー「スローシティって?~よりゆっくりと、ていねいに、幸せが響くまちづくり~ 世界33か国287都市の仲間になりませんか」を開催します
(市長)
スローシティとは、暮らし方を見つめ直し、より地域にあった食材・スローフードを選ぶ暮らし方にしていこうというものです。
2月15日に世界33か国287の加盟都市からなる国際的なスローシティ国際連盟に加盟している、前橋市と気仙沼市でスローシティウェビナーを開催することとなりました。
その他
・省エネ家電買換え補助金が間もなく終了します
(市長)
各家庭にある古いテレビ、エアコン、洗濯機といった省エネ型でないものを買い替えた場合の補助申請受付けを12月1日から開始しましたが、2,000万円の予算残となり、まもなく受付終了となります。
・マイナンバーカード申請の状況について
(市長)
効率的な社会を作る基になるのがマイナンバーカードです。皆さんに取得を促すため色々な事業を行っており、取得率も少しずつ伸びてきています。担当の大野副市長から説明します。
(副市長)
マイナンバーカードの普及促進は全国的に進んでいるところです。国では、12月末で65.9%の人が申請し、運転免許証を超えたという報道もありましたが、前橋市の進捗状況としますと、人口33万人に対して、12月末時点で67.49%の市民が申請している状況です。12月だけで約5%に近い、非常に多くの人からの申請がありました。
国ではマイナポイントの申請期限が2月まで延長されています。また、1月からは本市独自で、QUOカード1,000円分を差し上げるとともに、29歳以下の市民に関しても、5,000円分の自治体マイナポイントを差し上げています。
各自治会に伺っての出張申請や、市民サービスセンター等での申請サポート等も行っています、また今週末はけやきウォークで14日・15日にかけて出張申請受付も行いますので、まだ取得をされていない市民の皆さんは、この機会に取得してもらえればと思っています。
目標としては、1月末の段階で7割を超えることを一定の目標として掲げています。市民の皆さん、ぜひ取得していただくとともに、必要があれば市の職員が駆け付けますので、ぜひとも申請してもらいたいと思います。
2 質疑応答
(1) 高病原性鳥インフルエンザの再発防止対策事業を実施します
(記者)
再発防止事業は、前橋市独自のものなのか、あるいは農水省からの指示なのでしょうか。
(農政課)
前橋市独自で実施する再発防止事業です。
(記者)
14の経営体という話でしたが、これは前橋市内の全ての養鶏農家をカバーできるということなのでしょうか。
(農政課)
そのとおりです。
(記者)
事業費の700万円について3月補正で対応するとのことですが、全額市の予算なのでしょうか。
(農政課)
そのとおりです。市単独の事業費となります。
(記者)
対象となる養鶏農家は、どのようにして申し込むのでしょうか。
(農政課)
前橋市が申請書を養鶏農家に送付し、それを回収して助成する形となります。
(記者)
申し込み期限はいつまでですか。
(農政課)
現状では3月31日を申し込み期限として、申請書等は1月16日を目途に養鶏農家に発送予定となります。
(記者)
申し込み後、いつ助成金が振り込まれるのでしょうか。
(農政課)
申請受付後、2週間程度の期間で内容を精査して支払う予定です。
(記者)
群馬県内初の鳥インフルエンザ発生を受けて、今後の感染対策について市長の気持ちを聞かせてください。
(市長)
今回は消毒液や資機材の提供を通じて、養鶏農家の皆さんに工夫してもらうということなので、皆さんの知恵や防疫力に期待しています。ただ、今後鳥インフルエンザが拡大することに対する恐怖も感じています。もっと本格的な対策を講じるべきなのですが、感染原因が見えていません。ネズミなのかカラスなのか、渡り鳥なのか。そういうことを含めて、本当に未知との戦いなのだと思います。養鶏農家の皆さんと一緒になって乗り越えていくしかないのだろうと思います。
(2) 第1回スローシティウェビナー「スローシティって?~よりゆっくりと、ていねいに、幸せが響くまちづくり~ 世界33か国287都市の仲間になりませんか」を開催します
(記者)
スローシティウェビナーなどの普及活動をすることで、スローシティ国際連盟への加盟都市を国内でどのくらいの広げたいといった目標はありますか。
(市長)
前橋市の姉妹都市であるイタリアのウンブリア州、オルビエートという街にスローシティ国際連盟があります。この国際連盟が言うには、加盟都市が15都市程度、日本中に散在していると活動が広がりやすいのではないかというアドバイスを受けています。
現状、国内では前橋市と気仙沼市の2市だけです。全国からすると「スローシティって何?」の状態です。この状態がなくなるように取り組んでいきたいと思います。目標値とすれば20都市ぐらいの加盟を目指しています。環境保全やスローフード等、そういったマインドを持っている人たちが集まってくれれば嬉しいなと思います。
(記者)
現在関心を示していたり、加盟に向けて動き出したりしている自治体はあるのでしょうか。
(市長)
今のところ、そのような動きは全く感じていません。ただ、慶応大の飯盛氏や東洋大の鈴木氏、そして立命館大の石田氏らが、スローシティ運動を今まで学術的にやってきた人達です。このような方々との呼びかけとウェビナーによって、気持ちが動いてくれればありがたいと思います。
(記者)
ウェビナーには誰でも参加できるということですが、人数制限はありますか。
(観光政策課)
定員は先着500人を予定しています。
(記者)
自治体やまちづくり団体に加わっている人だけでなく、一般の人も参加できるのでしょうか。
(観光政策課)
そのとおりです。
(記者)
申し込み方法について教えてください。
(観光政策課)
本市ホームページやチラシに記載する、申込みフォームから申し込むことになります。
その他
・元副市長の4回目の逮捕について
(記者)
元副市長が収賄により4回目の逮捕を受けて、市長としての現時点での受け止めや今後の対応など、検討していることなどがあれば教えてください。
(市長)
情報漏洩に関する観点での対応というのは、色々取り組んでいますし、また今後も今までおこなってきた制度改革以上のことを行うべきなのだろうと思っています。我々も唐突に4回目の逮捕を知ったところでございますので、今後対応すべきことだろうと思います。コンプライアンス以上に、それぞれの人達の気持ちをもう一回適正化させるようなアクションが必要なのだろうと思っております。ただ残念ながら私たちにはほとんど情報が来ておりません。捜査協力を行う一方だけでございますので、よくその辺りの情報も警察から頂きながら対応を進めていきたいと思っております。
(記者)
以前から、元副市長とは面会や話ができていないとのことでしたが、現在もその状況が続いているのでしょうか。
(市長)
12月9日に、捜索協力として警察からの資料請求などをいただき、提示したところです。それ以降、警察ともやりとりがありません。我々としても、そろそろ現在の状況を教えてもらいたいと思っています。今後、捜査状況等を捜査当局に確認しながら、皆さんに示せることは提示していきたいと思います。
(以上で終了。)
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更新日:2023年01月23日