定例記者会見概要版(令和5年1月27日開催)

令和5年1月27日に開催された定例記者会見の要旨です。

日時

令和5年1月27日(金曜日)午後1時~2時

会場

市役所 4階 庁議室

動画配信(前橋市公式ユーチューブ)

1 案件説明

(1) 株式会社良品計画との連携協定を締結しました

(市長)

良品計画の出店について報告します。日赤病院跡地CCRC、ココルンシティまえばしには、色々な企業などが集まり素敵な空間ができました。その中核を担っているのが良品計画です。その力を、今度は中心市街地で発揮してくださるということです。詳細は良品計画の担当者より説明いたします。

(良品計画)

前橋市との連携協定について説明いたします。良品計画は2021年9月を第2創業と位置付け、企業理念を再定義しました。良品計画は「人と自然と物の望ましい関係と心豊かな人間社会を考えた商品、サービス、店舗、活動を通じて、感じ良いくらしと社会の実現に貢献すること」を企業理念としました。また、2つの使命があります。1つは、生活に欠かせない基本商品群・サービス群を、誰もが手に取りやすい適正な価格で提供すること。もう1つは、店舗が地域のコミュニティセンターとしての役割・機能を持ち、地域の皆さまとともに、地域課題への取り組みを通じて地域に対し良いインパクトを実現することの2つです。

また、第2創業から地域事業部が発足しました。地域事業部とは、住民や行政と交流・連携しながら、生活圏への出店の加速や、地域密着型の事業モデル確立を目指しています。群馬事業部はただ出店するだけではなく、地域の産学官と密に連携を強化し、地域課題にしっかりと向き合い、地域になくてはならない存在になりたいと考えています。

続いて、前橋市と良品計画の群馬事業部との繋がりについて説明いたします。私たちはココルンシティまえばしに朝日町店を出店しています。その一員としての活動も担っています。昨年10月には「いつものもしもキャラバン」という防災のイベントを主催し、2日間で約2,100人が参加しました。また、同店では、定期的に「つながる市」というマーケットも開催しています。「つながる市」とは、街と人、人と人を繋げるような、地域全体で育む市場です。また、参加型ワークショップもあり、地域のコミュニティセンターとして、実際の店頭を活用しています。

3つめに、無印良品前橋中央通り商店街についてです。現在準備を進めていて、2月10日オープン予定です。同店では毎日の暮らしに必要な日用品や環境に配慮した商品を販売します。これまでに数回、中央通り商店街で出張販売やアンケートを実施しました。地域住民からは、生活に欠かせないトイレットペーパーや掃除用品、文房具など、日用品の買い物に苦労するという声を多くいただきました。その声を反映し、店舗の品揃えは地域住民の暮らしに寄り添った商品を展開していきます。また、まちなか活性化に寄与できるような情報発信も行っていきたいと考えています。この店舗では、人にも地球にも優しい無印良品の自然の力を生かした商品を幅広い年代の人に知ってもらうことをコンセプトに準備を進めています。

また、店頭でリサイクルの取り組みも行います。自然とも良い関係を考え、地球資源の循環化、廃棄物削減を目指せることから、着実に取り組んでいきたいと考えています。

最後に、今後の取り組みについてです。前橋市との連携協定の事項としては4つを挙げました。1つ目がマチスタントなどと協力して、遊休不動産の活用とイノベーションを推進します。本日、前橋市のリノベパートナーに登録完了しました。2つ目に、まちなかでの事業者育成です。3つ目にイベント実施に関することです。朝日町店と同様、アーケードを使った「つながる市」を計画しています。最後に、当社のアプリMujipassportや店内での掲示を利用した情報発信も積極的に行っていきます。今回、店内には「1坪開業スペース」を設けます。これは、期間限定で出店できるスペースで、今後まちなかに出店を検討している人が、実際にお店を運営する事ができます。そこから、実際に周辺地域での本出店に導き、マチスタントとの連携を図りたいと考えています。

また、無印良品の2階にはコワーキングスペースもオープンします。コワーキングスペース運営の代表者との様々な連携も考えています。店舗はただの店ではなく、まちなか活性化の拠点の1つでもあり、この1坪開業スペースで商店街に出店する人の裾野を広げたい。そして地域の支援者と連携する形で起業支援をしていく、そんなことを目指していきたいと考えています。

(2) 許文龍氏へ敬意を表し3市合同で記念品を贈呈します

(市長)

許文龍氏は、日本でいう松下幸之助さんのような経済人です。親日家で、前橋市の2人の市民に対して、銅像を作っていただきました。1人目は、日本による統治時代最後の台南市長・羽鳥又男です。日本軍に徴用される予定だった古鐘を保護するなど、台湾の文化を守った人物です。2人目は、台湾ツツガムシ病を発見して衛生・医療行政に貢献した医学者・羽鳥重郎です。台湾で活躍し、最後は花蓮市で小さな小児科病院を作られました。現在、2人の出身地である富士見地区に許文龍氏から寄贈された胸像があります。この他にも日本各地で、例えば農業治水に協力した人などへも胸像も贈っていると聞いています。このような寄贈を受けた自治体から合同で記念品を贈呈し感謝を伝えたいと思います。詳細は群馬学研究センター長の手島仁氏より説明します。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

許文龍氏は台湾を代表する実業家で、日本の統治下に生まれ、戦後の蒋介石率いる国民党の時代、そして現在を経て、台湾の礎を作るために貢献した人達の胸像を作り、台湾でのゆかりの地と、自身の博物館、さらに日本での故郷に贈っています。日本中で11体ある中の3体が群馬県にあり、その内の2体は前橋市にあります。これらの人達は日本でも知られていない隠れた偉人です。そこに光を当ててくれました。彼らは台湾人も日本人も関係なく、差別なく地域に尽くしたということで、21世紀に生きる私たちのモデルになるような人たちです。

許文龍氏は95歳になろうとしていて、まだまだお元気ですが、益々健康で長生きしていただきたいということも含めて、山本市長の呼びかけにより3市で、記念品を贈って感謝の意を表するものです。

今までの日本と台湾の親密な友好は、日本の統治下に生まれた台湾人と、台湾で生まれて日本に戻ってきた日本人・湾生を中心に行われてきました。戦後80年近く経ち、台湾でも歴史を全然知らない人達がこれから、益々友好を深めなければならないという時に、許文龍氏が胸像を寄贈してくれたことが大きなバトンとなります。今後私たちが受け継いで、さらに友好や世界平和に貢献していく、その一区切りとなります。

(市長)

前橋市と台湾は、台湾の中学生とオンラインでの勉強会や、ボーイスカウトの連携があるなど、色々な連携があります。これからも深めて参りたいと思っています。駅前には自転車のGIANTのショップが出店しているなど、本当に良い関係を作っているのだろうと思います。また、2月5日には台湾総会という、台湾出身者の会が伊勢崎で開催されるので、私も参加して、今後台湾との関係をより深めて参りたいと思います。

(3) はつらつママさんバレーボールin前橋を開催します

3月4日・5日に、宝くじの力を借りてスポーツフェア行うこととなりました。全日本級のオリンピック選手団が一堂に集まります。指導者研修やモデルゲームのような内容になると聞いています。育英高校のチアガールによるダンスの披露や抽選会もあります。

(4) 郵便局でマイナンバーカードの申請サポートを実施します

(市長)

マイナンバーカードの申請サポートを郵便局が行います。今日は日本郵政の担当者にもお越しいただきました。詳細は市民課から説明いたします。

 

(市民課)

市民に身近な郵便局で、マイナンバーカードの申請支援を行うことで、マイナンバーカードの申請機会の拡充を図ります。実施期間は令和5年1月30日(月曜日)から3月31日(金曜日)の午前9時から午後5時までとなります。ただし、土日曜・祝日は除きます。実施場所は前橋市内の10か所の郵便局です。郵便局の職員がマイナンバーカードの申請をサポートします。主な内容は、申請書作成に関する説明記載の補助です。また、申請書に添付する顔写真の無料撮影もします。申請者の持ち物としては、国から自宅に郵送されたマイナンバーカードの交付申請書を持参すると手続きがスムーズになります。交付申請書がなくてもサポートは可能です。できあがったマイナンバーカードは、後日市役所か4支所の窓口で受け取りとなります。

 

(市長)

どの自治体も、マイナンバーカードの普及に本当に必死になっています。毎日、職員とJRの駅長と、前橋駅や新前橋駅でビラ配りしています。政府の政策なのだから、政府が一生懸命やるべきなのでは。マイナンバーカードに魅力がないから、誰も見向きもしていない。その原則を忘れて、各自治体に「取得率が低い」と言うのはおかしいと思います。現時点で、全国民の取得率は62%で枚数とすると約8,000万枚です。これをどのように伸ばすのかは、やはり魅力あるカードにしていくということだと思います。

前橋市はなぜそこまで一生懸命やるのかというと、デジタル田園都市国家構想のType Xに申請して実行するためには、70%以上のマイナンバーカードの申請率が要件だからです。前橋市は、デジタル田園都市国家構想のType Xを絶対にやりたいのです。なぜなら、これで市民の暮らしが支えられるからです。「カードをもらってください」というメッセージではなく、「カードは便利だからぜひ使ってください」というメッセージを政府は出すべきだと思います。教育や交通、医療、行政の効率化などのストーリーを、私達はもっと皆さんに伝えたいと思います。なぜJRの駅長もビラを配るのか。それは、Suicaとマイナンバーカードが合体することで、Suicaを持っていれば前橋市民としての資格を証明できるからです。マイナンバーカードを家に置いておき、Suica1枚で乗車して市民割引が使えるようになる。そのようにJRの駅員さんも思ってくれて、手伝ってくれています。こういったことの積み重ねだと思います。

前橋市のマイナンバー申請率は現在、約69%まで行ったものと思います。あと1%、人数にして約3,300人です。残り5日間で3,300人が申請してくれないと、皆さんに提供しようとしている便利なSuicaが使えません。ぜひ、便利な社会を作るために付き合っていただきたいと思います。申請は簡単です。市役所に来なくてもできます。オンラインの申請は24時間できます。国から皆さんに通知が送られています。その通知の右下に二次元コードがあります。それをカメラで読み取れば、自動的にマイナンバーの申請ページが埋まるようになっています。たったそれだけです。ぜひ力を貸してください。そんな通知は捨ててしまったという人は、「マイナンバーカード スマホ申請」と検索してください。マイナポータルのページが開きます。そこに打ち込んでください。

皆さんの暮らしを便利にするために、私たちはマイナンバーカードを皆さんにお勧めしています。以上です。

 

その他

・水道管凍結による漏水が増加しています

(水道局)

先週末から寒波が来ることを警戒して、新聞やホームページ、消防などから防寒対策の必要性を訴えてきましたが、実際には大寒波となり市内各所で水道管の凍結が発生しました。それによって今起きている状況について報告します。

24日(火曜日)の夜から夜中まで、市民の皆さんから電話をいただき、各所で対応をしてきました。家庭内の水道管が凍結によって割れたりするなどで、家庭内での水漏れが発生しています。公道の水道管本管で漏れていたケースはありませんでした。

このような水漏れが重なって、先ほど前橋市の配水量が昨日1日で急激に増えたとの報告が入りました。15万7,000トン程度で、普段は13万4,000~5,000トンのため、2万トン近く増えている状況です。

これが続くと、市民の皆さんに配る水が枯渇して、配水制限を行う必要性も出てくるため、急遽会議を開き、節水協力のお願いをさせていただくことになりました。各自治会長にも、近所の空き家・留守家等からの漏水があれば報告をしていただくように依頼しています。前橋市では今まで節水のお願いをするまではありませんでしたが、今回の寒波で家庭の水道管が凍結し、給水装置や給湯器が壊れたり、露出配管が割れて水が漏れたりするなどの被害が多発しています。

・飲食店応援キャンペーン

(市長)

前橋飲食店応援キャンペーンの締め切りが迫っています。3店舗回ると色々な景品を抽選でいただけるというものです。よろしくお願いいたします。

2 質疑応答

(1) 株式会社良品計画との連携協定を締結しました

(記者)

今回新たに開く店舗の広さを教えてください。

(良品計画)

売り場面積は約35坪程度となります。

(記者)

無印良品の店舗は、前橋市内にはココルンシティ、けやきウォークにもありますが、今回のまちなかへの出店で3店舗目になるのでしょうか。

(良品計画)

そのとおりです。

(記者)

良品計画と自治体が、このような協定を結んだ例はあるのでしょうか。

(良品計画)

今までに23の自治体と同様の協定を締結しており、今回が24例目となります。

(記者)

群馬県内の自治体の中では前橋市が初めてでしょうか。

(良品計画)

そのとおりです。

(記者)

近隣県も含めた場合の状況はどうなっているのでようか。

(良品計画)

昨日、千葉県多古町と連携協定を締結しました。

(記者)

今回は日用品や消耗品を中心とした小売販売をされるとのことですが、例えば衣料品や家具など、無印良品の一般的な店で売っているものとは違う品揃えになるのでしょうか。

(良品計画)

衣料品では、靴下や毎日身に着けるインナー類・下着類となります。また、売場面積上、家具は販売できませんが、カタログを見て注文することは可能です。

(記者)

商店街の空き店舗を活用しての出店ですが、元々は何の店舗があったのでしょうか。

(良品計画)

以前は足利屋という、和食器やインテリアの店舗がありました。直近まではキッチンスタジオが入居していたと聞いています。

(記者)

足利屋のオーナーから、お店のスペースを借りる形になるのでしょうか。

(良品計画)

足利屋のオーナーから、2階のコワーキングスペースの代表者が建物を借り、良品計画はコワーキングスペースの代表者から1階部分を賃貸で借りるという形になります。

(記者)

地方都市の中央商店街の路面店での出店は、他にもされているのでしょうか。

(良品計画)

現状、山形県酒田市にポップアップストアという期間限定のショップはオープンしていますが、今回のような出店はかなり珍しいケースになります。

(記者)

営業時間を教えてください。

(良品計画)

10時30分から18時30分を予定しております。

(記者)

前橋市内では3店舗目ということでしたが、群馬県内では何店舗目になるのでしょうか。

(良品計画)

群馬県内では7店舗目となります。

(記者)

日用品や消耗品が中心の品揃えになるということですが、どんな商品なのか、具体的なものをいくつか教えてください。

(良品計画)

例えば掃除用品群や靴下、食品など、毎日使う商品を予定しています。

(記者)

定休日を教えてください。

(良品計画)

元旦のみです。

(記者)

店舗スタッフは地元での雇用となるのでしょうか。

(良品計画)

地元での雇用になりますが、採用活動は終了しました。

(記者)

従業員は何人程度になるのでしょうか。

(良品計画)

現状では7・8人を予定しています。

(記者)

これまで中央商店街でポップアップストアをやってきたと言いましたが、いつ頃に何回ほど開催されたのかを教えてください。

 

(良品計画)

初回は2021年に2度開催、2022年にも2度開催し、合計で4回となります。

 

(記者)

リサイクルの取り組みも店舗で行うとのことですが、具体的にどのような物を受け付けるのでしょうか。

 

(良品計画)

ポリプロピレン収納ボックスなどの回収や、無印良品の衣料品の服で着なくなった物などの回収を予定しています。

 

(記者)

まちなか活性化の拠点として情報発信を行うとの事ですが、例えばどのような情報発信を想定されているのでしょうか。

 

(良品計画)

無印良品の「Mujipassport」というアプリで、周辺の店舗を紹介する機能があります。今後まちなかでの開業を考えている人も多いと聞いているので、そのような店舗の紹介を考えています。

 

(記者)

中心商店街への出店について、意気込みを聞かせてください。

 

(良品計画)

 

実際に来店されるお客様の声を聞きながら、商品の品揃えは柔軟に対応していきたいと思っています。商店街の店舗となるので、よろず屋のような存在で、御用聞きのようなこともできたらと考えています。

 

(記者)

まちなかへの出店で、具体的にこの年齢層に来てほしいといったターゲットはあるのでしょうか。

 

(良品計画)

まずは周辺の地域住民の方にご来店いただきたいと考えています。

 

(記者)

期間限定で出店できる1坪開業スペースは、どのような店を具体的に想定されているのでしょうか。

 

(良品計画)

物販やサービスの店舗を考えています。ただ、制限は設けていないので、柔軟に対応したいと思っています。

 

(2) 許文龍氏へ敬意を表し3市合同で記念品を贈呈します

(記者)

許文龍氏とは、群馬県や前橋市に直接的な縁があるということではないのでしょうか。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

そのとおりです。

(記者)

許文龍氏は、液晶で有名な企業・奇美の創業者ですか。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

そのとおりです。

(記者)

台湾近代化に貢献した日本人11人の銅像があり、3人は群馬県民とのことですが、3人について教えてください。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

沼田市の、台湾紅茶の父と呼ばれている新井耕吉郎と、前橋市の、富士見地区出身の最後の台南市長・羽鳥又男、台湾の医療衛生に貢献した羽鳥重郎の3人です。

(記者)

胸像はどこにあるのでしょうか。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

沼田市は薗原ダムの近くの新井耕吉郎の生まれた地、沼田市利根町にあります。羽鳥又男は出身地である富士見の珊瑚寺の境内、羽鳥重郎は富士見公民館の玄関に設置されています。

(記者)

許文龍氏の生年月日を教えてください。

(文化国際課)

1928年2月25日です。

(記者)

羽鳥重郎と羽鳥又男の胸像は前橋市に寄贈されたのでしょうか。それとも関係者に寄贈されたのでしょうか。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

羽鳥又男の胸像の寄贈を受けた際は、富士見町が合併前のため、富士見村の当時の関口隆正村長さんを中心とした羽鳥又男顕彰会に寄贈されました。羽鳥重郎の時には富士見地区が合併後のため、前橋市への寄贈となります。

(記者)

それぞれ何年に寄贈されたのでしょうか。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

羽鳥又男の胸像が2007年で、羽鳥重郎の胸像は2017年です。許文龍氏は芸術の才能があり、ご自身が作った胸像を寄贈いただいています。

(記者)

富士見町の珊瑚寺は、羽鳥家の菩提寺なのでしょうか。

(群馬学研究センター長・手島仁氏)

そのとおりです。羽鳥又男はクリスチャンですが、珊瑚寺が戦後に焼けた時、多大な寄附を受けたことや、台湾の開元寺という寺の鐘を「台湾で一番古い鐘だから」と、命を懸けて守ったことから、仏教の恩人ということで珊瑚寺の住職に感動され、珊瑚寺の境内に胸像を置くことを許可されて、クリスチャンの銅像がお寺にあるという、世界でも珍しいものになっています。

(記者)

トロフィーのサイズを教えてください。

(文化国際課)

高さと横幅は30cmです。高さの部分は台座を含めずに30センチメートルです。素材はガラスで、重さは5kg以上となります。

(記者)

制作費用を教えてください。また、制作費用は3市で3等分するのでしょうか。

(文化国際課)

制作費用は税込みで11万円で3市で3等分します。

(記者)

2月中旬頃に、許文龍氏が居住されている台南市に贈られるのでしょうか。

(文化国際課)

台南市にある奇美博物館の館長が、許文龍氏の姪が務めています。その方を経由して、許文龍氏に贈ります。

(3) はつらつママさんバレーボールin前橋を開催します

質問なし

 (4) 郵便局でマイナンバーカードの申請サポートを実施します

(記者)

郵便局での申請サポートは、他の自治体でもやっているのでしょうか。

(市民課)

石川県小松市や七尾市、山形県山形市が先行事例として行っています。

(記者)

全国でも珍しいケースなのでしょうか。

(日本郵政)

小松市で2022年2月から開始したのが全国初です。小松市では、75歳以上の人達に申請用封筒を配布しても一向に申請率が伸びなかったため、郵便局に相談し申請書の作成や写真撮影のサポートを郵便局が市と連携して開始したところ好評でした。この取り組みを各自治体で展開してきたというものです。

まだ本格な全国展開には至っていませんが、県内では高崎市、近隣では栃木県内の中裏町、栃木市でも実施しています。まだ実施調整中の自治体もあるため、展開としてはまだ始まったばかりです。

(記者)

群馬県内では高崎に続いて2か所目ということでしょうか。

(日本郵政)

そのとおりです。

(記者)

これから、段階的に県内全域に広がっていくイメージなのでしょうか。

(日本郵政)

調整中の案件となりますので、自治体名は差し控えさせていただきます。

その他

・水道管凍結による漏水が増加しています

(記者)

このような事象は前橋市特有なのでしょうか。それとも他の市町村でも起こっている事象なのでしょうか。

(水道局)

このような事象は近年ありませんでした。前橋市で各家庭に配水している水は県央水道の水を半分買っています。県に、「漏水が多発しているのでもう少し購入できないか」と相談したところ「他市も同じような状況なので、前橋市だけ増やすことは難しい」という返事を受けたことから、急遽市民の皆さんに節水の協力を呼び掛けることとなりました。

 

(記者)

配水量が普段は13万5,000トンなのが、今は15万7,000トンまで増えたとのことですが、どこまで増えたら制限をかけるのでしょうか。

(水道局)

今の状況では1日2日は維持できると思いますが、現状で既に配水池の水が減少しています。前橋市では常に補給しながら全体量の水圧で配水しています。この量が減ると圧が弱くなり配水ができなくなります。

 

(記者)

配水量が増えている原因が凍結にあると考えられるのでしょうか。

(水道局)

ここ数日の強風により、掃除のために水の使用が増えている可能性もありますが、原因としては漏水だろうと考えています。

 

(記者)

仮に制限をかけるとしたら、時間限定になるのでしょうか。

(水道局)

そのとおりです。夜間などになるかと思います。

 

(記者)

何世帯くらいが漏水しているのでしょうか。

(水道局)

昨日が300件、一昨日は160件くらい電話が来ましたので460件程度になるかと思います。

 

(記者)

漏水が多発し始めたのは24日でしょうか。

(水道局)

そのとおりです。24日の夕方から市民から連絡が届き始めました。風がかなり強く、気温がマイナス4~5度に落ち始めた頃かと思います。

 

(記者)

県内他市でも同様な状況であるという話でしたが、他市町村の状況を教えてください。

(水道局)

県央水道に聞いた話なので定かではありませんが、この寒波なので、おそらく伊勢崎市や高崎市など、近隣市町村も同様であろうと思っています。

(記者)

今の配水量の増加ペースで、1日2日は保つのではという話がありましたが、市民に向けて節水の呼びかけなどは今後されていく予定なのでしょうか。

(水道局)

前橋市や水道局のホームページに掲載し節水を呼びかけます。また、各自治会長の協力で、空き家や留守家は実際に見てもらい、報告を受けたいと思います。

(記者)

24日、夕方頃から漏水が増え始めて、今日までに累計何世帯が漏水しているのでしょうか。

(水道局)

世帯数については水道局にお問い合わせください。

(記者)

漏水していると、止水栓を閉めてもなかなか止まらない場合もあると思うのですが、個人でできる対策などはありますか。

(水道局)

止水栓が必ずあるので、それさえ止めれば漏水は止まります。

(記者)

今水道業者さんも総出で復旧に当たっていると思いますが、もし水が使えない状態が長期化した場合、市から給水車を出すなどの検討はされているのでしょうか。

(水道局)

本管部分に何かがあった時や、大きい病院など、どうしても対応せざるを得ないケースは給水タンク車5台で対応します。個人宅については11万戸あり軒数が多く、給水車での個別対応できません。どこかを給水基地とし、給水用のビニール袋を使って取りに来ていただくことはできますが、それを配布する用意はできていません。

(記者)

漏水は市内のほぼ全域で、広範囲に発生しているのでしょうか。

(水道局)

配水池が市内に40か所あり、その全てで多くの水が使われているという報告を受けています。

(記者)

昨日1日の配水量は15.7万トンという話でしたが、24日・25日の漏水の件数を教えてください。

(水道局)

件数は水道局に問い合わせてください。

(記者)

現状で、大規模事業者に節水を呼び掛けるなどは検討していますか。

(水道局)

事業者に対しての節水というのは難しいと思います。幅広く、市民の皆さんにお願いをするしかないと思っています。

(記者)

節水を要請するのに、根拠法令はないのですよね。

(水道局)

そのとおりです。

(記者)

減圧調整の準備は行っているのでしょうか。

(水道局)

本市は自然圧方式で配水しています。バルブを閉めるなどは考えていません。

・自動運転バス5回目の実証実験について

(記者)

先週、自動運転バスの5回目の実証実験が始まりましたが、運行に対する期待感など、コメントをください。

(市長)

やっとここまできたのだと思います。自動運転バスの成功が、全国に展開できれば良いと思っています。

(記者)

2024年度のレベル3を目指していると聞きましたが、市やバス事業者のメリットは、人件費削減などが考えられるのでしょうか。

(市長)

市やバス事業者などの全体がコストを減らせて、その分、運行本数を増やしたり、今後の展開としてデマンド型になり前橋中を走ったりするなど、未来に向かうための一歩がやっと進めると思っています。

・戸塚前副市長の初公判について

(記者)

戸塚前副市長について、1月17日に地裁の初公判がありました。検察側の指摘で、戸塚前副市長と上武工業の山崎氏との関係性についての言及がありました。市長の後援会に戸塚前副市長が平成30年以降に入ったことや、山崎氏が市長を支援する団体の幹部のため頻繁に連絡を取り合うようになった。また、令和2年には戸塚前副市長から山崎氏に依頼して街頭演説会の会場設営で協力を受けたため、副市長就任後に見返り便宜を図る必要があると思ったという、市長選に絡んだ話が出てきました。市長自身、戸塚氏の依頼で山崎氏が市長選の時の会場を設営した事実は知っていましたか。

(市長)

存じておりません。

(記者)

市長選あるいは後援会での二人の協力関係がどの程度あったか、当時把握していたのでしょうか。

(市長)

私が細かいことを承知している内容ではございません。

(記者)

冒頭陳述の市長選に絡んだ検察側の指摘について、受け止めはいかがですか。

(市長)

内容を熟知していないので、回答することに課題を感じています。また改めて、公判が進む中で事実確認をしながらお答えしたいと思います。

(記者)

市長の減給に関する諮問が2月1日に予定されていて、2月からはマニュアル改訂の動きもあるとのことです。一般的には、第三者委員会で提言をまとめてから対応するものと思っていました。いち早く市長の減給や市の対策を講じるのは、順番としてはこれで良いのでしょうか。

(市長)

私ではなく、担当している職員などが判断していることだと思います。私自身には決める権能がなく、また、するべきでもないと思いますので、担当である職員課に聞いてください。

・鳥インフルエンザの3例目の発生について

(記者)

市内で鳥インフルエンザの発生が3件と相次いでいますが、先日の定例会見以外で鳥インフルに対する対策で新たな動きがあったら教えてください。

(市長)

防疫責任は県にあるので、県の指導下で取り組んでいきたいと思っていますが、1例目としては消毒液の配布を各養鶏農家に提供するなどの対応をしています。今後3例ということで立て続けに発生していることも含めて、また新たな対応を関係者と協議しています。

・新型コロナウイルスの感染症法上の指定変更について

(記者)

昨日、政府が新型コロナの感染法上の指定を5類に、5月8日から変更することを決定しました。保健所設置自治体として、市長のコメントを聞かせてください。

(市長)

個人的に回答するならば、大丈夫なのか?と思います。接触確認のアプリにしても、機能してきましたか。今までの経過の中で、政府が新型コロナをコントロールできているとは思っていません。あくまでも、個々人の努力で感染防止に努めてきた結果なのではないかと思います。「個人が頑張っていて、政府はどうでもいいから、今回の変更は良い」という回答もあるかもしれませんが、やはり政府としての責任はこれからも果たすべきだと私は思っています。

(以上で終了。)

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更新日:2023年03月10日