定例記者会見概要版(令和6年8月9日開催)
令和6年8月9日に開催された定例記者会見の要旨です。
日時
令和6年8月9日(金曜日)午後2時~2時30分
会場
市役所 4階 庁議室
動画配信(前橋市公式ユーチューブ)
1 案件説明
(1)JR前橋駅開業140周年イベントが開催されます
(市長)
JR前橋駅は令和6年8月20日(火曜日)に開業140周年を迎えます。今回、前橋市は、JR東日本株式会社と、前橋市の重要な玄関口であるJR前橋駅の記念すべきイベント「前橋駅開業140周年イベント~未来へつなぐ140周年分のありがとう~」を開催します。日程は、8月24日(土曜日)9時半から15時まで。前橋駅は前橋市最大の交通結節点として、市内の各所を線でつなぐ重要な役割を担っています。
今日は、JR東日本前橋統括センター所長兼前橋駅長の人見さん、副長の森尻さん、サブリーダーの高橋さんにお越しいただいております。
イベントの詳細については、人見前橋駅長よりお願いいたします。
(人見前橋駅長)
ただいま、市長から概要を説明していただきましたが8月24日(土曜日)に前橋駅、厳密に申しますと旧前橋停車場の開業140年目を祝う記念行事を開催します。お手元の資料の1に、イベント概要など書かれていますので、こちらを後ほどご覧いただければと思います。資料3のイベント概要(2)の1つ目の修正をお願いします。「駅員や運転手の過去の制服を展示」とありますが、こちらについては削除していただきまして「鉄道古物の展示」をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
スライドに沿ってお話をさせていただきます。まず1枚目のスライドについては、先ほど市長から概要の説明があった通りでございますので、割愛をさせていただきますが、目的経緯のところにあるように、旧前橋停車場の140周年を迎えことと、両毛線については先人たちが民意の力で鉄道を敷設したという大きな特徴があります。民意ということで、沿線に住んでいる先人たちが大きな期待を持って敷設した線路であることから、地元の皆様と一緒にお祝いできる行事にしたいと考えています。
次のスライドは、両毛線の沿革というもので1884年8月20日に前橋駅が旧前橋停車場として開業して、同年12月に現在の位置に移ったという沿革があります。これを記念して今回イベントを行うという流れです。
今回、前橋駅の140周年を祝うイベントでもありますが、合わせて今年度両毛線が全通して135年を迎えることから、この8月20日(火曜日)は前橋駅の開業を祝うとともに、この後、下期にかけて行う両毛線全通135年イベントのスタートにも位置付けたいと考えています。両毛線開通135年イベントの概要については、また改めてみなさまにお伝えしたいと思いますので本日は割愛をさせていただきます。
前橋駅140周年イベントの概要について簡単にご説明いたします。3のカテゴリー、コンセプトを持ってイベントを実施したいと思います。まず1目は「140年分のありがとう」を伝えるということです。特に前橋の市民の皆さま、学生の皆さまを中心に、前橋駅の開業のお祝いをしたいです。2つ目は「140年の歴史を紐解く」ということです。これまでの歩みを皆さまにお伝えできればと考えています。3目は最も前橋らしさを強調できるものです。「交通の未来を切り開く」ということです。
特に前橋市については、現在のGunMaaSの前身であるMaeMaaSの先駆けというものを作る部分から大きく前橋市は関わってもらい、全国的にみても前橋という地はデジタル先進都市と位置付けられています。GunMaaSというものは非常に未来の地方交通における交通モビリティの重要なアイテムであるので、こういったものをもっと知ってもらうようなイベントにしたいと考えています。
全ては説明できませんが、簡単にご説明しますと「140周年分のありがとうを伝える」については、企画として、まずオープニングイベントを開催し小川市長にもお越しいただきます。歴代駅長に登壇してもらいご挨拶等を頂戴したいと考えています。この後続きます「両毛線135周年」の記念のロゴマークの発表の計画もしています。また、パフォーマンスとしては、市立前橋高校の生徒さんに協力をいただき、吹奏楽の演奏や、書道パフォーマンスなどを行いたいと思っています。それ以外は、通常前駅フェスといわれる駅前のイベントでやっているような内容を踏襲しながら開催したいと思います。
続きまして「140年の歴史を紐解く」についてです。こちらについては、企画一覧に3つありますが、この他にも駅前のアクエルさんの中にヒストリア前橋が開業したということもあるので、連携した企画も現在進んでいます。企画の中で、旧前橋駅駅舎は年配の方から好評で印象に残っているという声を聞きます。前橋市の象徴だったというお話をよく伺うことがありますので、この駅舎の模型や絵画を展示して懐かしんでいただければと思います。3つ目の「交通の未来を切り開く」ですが、GunMaaSをもっと知ってもらいたいということで、今回、前橋市の協力をいただきながら、前橋市中心部、いわゆるバスの200円区間でGunMaaSを利用すると、この日に限り乗り放題というサービスを展開したいと思います。また、事業者と協力をして、公共交通を身近に感じてもらうため、バスの乗り方学習を駅前で開催していきたいと思っています。スライドの方は以上となります。140年のイベントについては昨年から、厳密に言いますと、浦和熊谷間が開業して昨年は主に高崎線の方で開催させていただきました。今年の5月には高崎駅の開業140周年のイベントを開催しています。今回は8月に前橋駅ということですが、ぜひ前橋の市民と一体になって、前橋らしさを前面に出せるように私たちも企画してきましたので、当日記者の皆様に足を運んでいただければと思います。
簡単ではございますが、以上で説明を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
2 質疑応答
(1)JR前橋駅開業140周年イベントが開催されます
(記者)
前橋駅の開業140周年ということですが、1884年8月20日の日本鉄道、上野前橋間の開通から数えてという認識で間違いないでしょうか。
(人見前橋駅長)
そうです。厳密に言いますと1884年8月20日に高崎前橋間が開業し、旧前橋停車場、現在の利根川の対岸になります石倉町に昔は駅がありました。その駅が開業したのが1884年8月20日ということになります。
これを前橋駅の開業ということに位置付けています。
(記者)
当時は停車場として機能していて、駅舎という形ではなかったということですか。
(人見前橋駅長)
写真が手元にないのですが、一応駅と同じような機能をしていたと聞いています。当時は駅と言わずに停車場と言っていたことも多いので機能はほぼほぼ変わらないと思っていただいて結構です。
(記者)
イベントの内容についてですが、オリジナルロゴのヘッドマークを付けた列車の出発式は、両毛線の135年のロゴを発表されるとのことですが、このロゴということでよろしいでしょうか。
(人見前橋駅長)
その通りです。今回前橋駅の140周年と両毛線の135周年が混同して分かりづらくて申し訳ありませんが、今回の出発式で掲げるロゴマークについては、今年いっぱい両毛線の135周年のイベントを実施したいと考えていますので、その両毛線135ロゴマーク列車を高崎エリアを走っている車両の一編成に掲げるという内容です。
(記者)
この列車はこれ以降運行される予定は今のところありますか。
(人見前橋駅長)
基本的的には、ヘッドマークは付けたまま毎日運行します。車両運用の都合上、どうしても高崎線以外の群馬県の路線(上越線、吾妻線、信越線他)との共通運輸なので、他の路線も走ってしまいますが、群馬県全体でこの両毛線135周年を知ってもらう良い機会になると考えています。
(記者)
「140周年の歴史を紐解く」ということで説明いただきましたが、企画のところで鉄道古物の展示は具体的にどのようなものを展示するのか教えてください。
(人見前橋駅長)
現在も検討中ではありますが、昔駅で使っていた旗や切符を作るスタンプなどを少し展示したいと考えています。
(記者)
古物の展示は駅構内に展示するのでしょうか。
(人見前橋駅長)
そうですね。駅構内に展示する予定です。
(記者)
先ほどの140年前のお話の続きで民間の思いがあって苦節されたというようなお話があり、例えばよく良いことを予想するのに民間の事業者が創設を働きかけたなど色々あるかと思いますが、前橋駅の場合はどのような歴史的経緯がありますか。
(人見前橋駅長)
両毛線は生糸や絹製品の輸送を担うために敷設されたと記録でも拝見したことがあります。したがって、日本の鉄道は国営化されてから敷設されたところが多いのですが、両毛線は両毛鉄道、日本鉄道という民間会社が敷設し、歴史の古い両毛線はある意味、本線ではない部分でまれに民間の先人たちが敷設してくれた鉄道会社であることが特徴だと考えています。
前橋駅はどのような経緯でできたかは分かりませんが、やはり冒頭に市長からも挨拶があったように、県都としての役割が非常に大きかったと思いますし、当時から前橋の地は多くの人が住んでいて栄えていたので駅ができたのではないかと推察できます。
明確な答えを持ち合わせていなくて申し訳ありません。
(記者)
石倉町の旧停車場から現在の駅舎に移動したのは何年にどのような理由でしょうか。
(人見前橋駅長)
理由までは私どもの記録で明確なものはありませんが、1889年11月20日に現在の表町二丁目に移設しているという記録があります。
(記者)
ヘッドマークの付いた列車は何駅と何駅の間を列車が走るのですか。
(人見前橋駅長)
高崎線以外の群馬県内の路線です。両毛線で言うと高崎から小山まで、上越線で言うと水上まで、吾妻線は大前まで、信越本線は横川までの区間となります。
(記者)
列車の種類は特にないのでしょうか。
(人見前橋駅長)
普通列車の一編成のみとなりますので、いつどこで巡り合えるのかはその時のお楽しみになるかと思います。
(記者)
実質的なところで1点、いただいたパワーポイントの資料の開催場所に前橋市役所という記載もありますが、前橋市役所でどのようなことをされるのでしょうか。
(人見前橋駅長)
せっかくバスの200円区間、市内の中心部は乗り放題という取り組みも行いますので、無料のチケットを手に入れたお客様にぜひバスに乗ってもらいたいです。
しかし、バスに乗ってどこに行けばいいのかという質問もいたきますので、前橋市役所のご協力をいただき、サテライト会場のようなものにして、若干ですが展示物や体験メニューをご用意させていただきます。バスに乗っていただく取り組みの一環として前橋市役所をサテライト会場とさせていただきます。
(記者)
市役所だと、どのような展示物や体験ができるのでしょうか。
(人見前橋駅長)
旧駅舎の模型の展示と駅員を配置して駅の仕事体験ができるようなメニューを考えています。
(市長)
当日は前橋駅か前橋市役所に来ていただき、その場でGunMaaSの登録をしていただくと、1日バスの200が無料になることになっています。それなので駅からバスに乗っていただいても良いですし、車で前橋市役所に来ていただいてここからバスに乗って前橋駅まで行って楽しんでいただくような、両方の楽しみ方があるかなと思います。
その他案件
(市長)
8月のタウンミーティングについての報告です。第1弾のタウンミーティングを6月に開催させていただきました。8月は8月17日(土曜日)17時から高校生とのタウンミーティングを予定しています。前橋の未来について、高校生の皆さんとワークショップをしながら、ざっくばらんに話し合いをしていきたいと思っています。募集定員25名ということで募集をしたところ、30名くらい集まったので全員を受け入れて当日は開催をしたいと思っています。アクエル前橋2階の高校生学習室で開催をします。傍聴の事前受付等は特にしていませんが、当日ご都合が合う方はぜひのぞきにきていただけたらと思います。ただ、傍聴の席の関係もありますので、あまりにも多いとお断りする場合もあります。こちらは、一般参加型のタウンミーティングですが、それ以外にも小規模なタウンミーティングを8月は2回予定しており、8月22日(木曜日)は農業経営士の皆さんとの農業に関する小規模タウンミーティングを予定しています。また、8月24日(土曜日)には前橋こどもエリアまちづくりプロジェクトの公開プレゼンテーションを行う日ですが、公開プレゼンテーションが終わった後に、こどもたちと約30分間意見交換をする機会を作りたいと思っています。小規模タウンミーティングについては、毎月複数回、開催をしていく予定となっていますので、記者会見の場でも皆さんにその月の予定を今後お知らせできたらと思っています。その他案件は以上になります。質疑があれば受け付けたいと思います。
その他質問
(記者)
南海トラフの関係で、前橋市や群馬県は指定エリアから外れていますが、首都直下地震や南海トラフ等大きな災害が起きたときのけが人の受け入れ等、国が病院等を指定していると以前聞いたのですが、前橋市として大きい災害が起きたときに支援が必要な備蓄品の準備等、日頃から行っていることや何か今後心がけることなど教えてください。
(防災危機管理課)
大きな災害に当たっての準備や心構えとして、まず市民の皆さまにはぜひこのような機会に日頃からの備えとして、家具の固定や備蓄の確認、家族との連絡方法の確認等をしていただけたらと思います。
また、市からの支援として実際に、宮崎の方で大きな地震が起こっているので、情報収集をしながら必要な物資等の提供があれば対応していきたいと思っています。
(記者)
特に本部や幹部があるということではないのですか。
(防災危機管理課)
警戒本部は立ち上げていますが、幹部会議等の予定はしていません。現在、警戒本部では支援の必要があればそのような対応をできるよう情報収集に当たっているところです。
(記者)
警戒本部は警戒情報などの発令のような自動的なものでしょうか。
(防災危機管理課)
昨日、政府から南海トラフの地震臨時情報、巨大地震に注意という情報発信がありました。本市の地域防災計画では、政府からそういう情報発信があった時点で警戒本部を立ち上げることとなっています。
最後に
(市長)
オリンピックで本市在住の選手が非常に頑張っています。レスリング57キロ級の櫻井つぐみ選手は決勝進出ということで、明日の早朝、試合があるので皆さんで応援をしたいと思います。また、62キロ級の元木咲良選手については、今日の夕方から試合が始まるので、ぜひ市民の皆さんと一緒にこちらも応援していきたいと思っています。
また、明日の夜は前橋花火大会があります。天気も大丈夫そうです。会場周辺は非常に渋滞や混雑が予想されるので皆で安全に花火を楽しみたいと思っています。メディアの皆さんもぜひ花火の取材もよろしくお願いします。本日は以上です。ありがとうございました。
(以上で終了)
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更新日:2023年05月01日