【水道局】水道の漏水への対応

前橋市水道局では、約2,600キロメートルの水道管を管理しています。

水道管は老朽化など様々な要因で漏水することがあります。水道局では、日頃から漏水が発生しないように水道管の更新を進めています。
また、漏水が発生しそうな場所を人工衛星画像とAIを使って絞り込むという最新技術を導入したり、職員が直接、水道管からの漏水音の有無を確認するなどの調査を昼夜行い、漏水の早期発見・修理に努めています。漏水が発見された場合、すみやかに修繕工事を行います。水道管は地中に埋設されているため、地面を掘り起こして修理する必要があります。

漏水探査

水道局では、年間を通じて昼間及び夜間に漏水調査を行っています。地中に埋設された管であるので、昼間は道路から各家庭の水道メーターまでを調査し、夜間は道路下の配水管の調査を行います。大きな漏水事故につながらないようにするための重要な調査となりますので、お客様のご理解とご協力をお願いいたします。

漏水探査

漏水探知器を使って地中の漏水音の有無を確認します

音聴

音聴棒を使って管から伝わる漏水音の有無を確認します

人工衛星画像とAIによる漏水探査

人工衛星画像とAIを使って漏水リスクの判定を行うという最新技術を導入して、漏水リスクの高い場所から漏水探査を行うなど、効率的な調査に取り組んでいます。

天地人

分析結果をもとに調査範囲を選定します
右画面の赤い部分が漏水リスクが最も高いと判定されたエリアです。

漏水発生 から 修理完了 まで

漏水発生の通報を受けると、すみやかに現地確認を行います。現地では、最初に残留塩素を確認し水道水であるかどうかを判断します。
水道水であった場合は、直ちに漏水個所を特定し、地面を掘り起こして破損した水道管の修理を行います。

漏水事例1

漏水現場1

道路に大量の水が溢れて通行に支障をきたしてしまいました

漏水箇所1

腐食によりできてしまった穴からの漏水でした

修繕完了1

断水し、補修金具を取り付けて修理完了です

漏水事例2

路面漏水2

晴れているのに路面が濡れていました

漏水箇所2

錆による腐食と老朽化による亀裂からの漏水でした

修理完了2

腐食と亀裂部分を取り除き管を更新して修理完了です

漏水修理時の対応

漏水箇所から大量の水が出たままでは修理が危険で困難な時は、水を制御するバルブを閉めて断水したのちに修理を行います。

路上でのバルブ操作

バルブを閉めて断水します

水質検査

修理が完了し、水の安全を確認してからの復旧となります

漏水の規模が大きい場合、関係する地域で断水や濁水が発生することがあります。事故地域を限定するため、水道局で断水を実施することもあります。​

断水が発生しないように配水ルートを変更する場合もあり、断水する場合には給水タンク車による応急給水をする場合もあります。

断水・濁水等が発生する可能性がある地域の皆様には事前にお知らせし、工事時間帯等も影響が少なくなるよう努めてまいります。お客様にはご不便をおかけしてしまいますが、一刻も早い復旧に努めますので、断水についてのご理解とご協力をお願いいたします。
また、道路上などで漏水を発見した場合は、水道局へご連絡ください。

参考

この記事に関する
お問い合わせ先

水道局 経営企画課 管理係

電話:027-898-3011 ファクス:027-234-5544
〒371-0035 群馬県前橋市岩神町三丁目13番15号
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更新日:2024年12月17日