産泰神社太々神楽・二之宮式三番叟・薪能まつり
「産泰神社太々神楽・二之宮式三番叟・薪能まつり」とは
安産の神として知られる前橋市下大屋町の「産泰神社」には、古くから出雲神楽の系統を引く太々神楽が伝わっています。現在でも「猿田彦の舞」「四神の舞」など23座が舞われており、近郷近在の神楽に多大な影響を与えています。
一方、前橋市二之宮町に伝わる「二之宮の式三番叟」は、地元住民によって江戸時代から継承されてきたもので、現在も「二宮赤城神社」の舞殿で上演されており、定期的に上演される式三番としては県内唯一となっています。
これらの貴重な伝統芸能を保存・継承するとともに、城南地区に数多く残っている史跡・歴史遺産を全国に発信するため、前橋東部を代表する二大名古社である「産泰神社」の神楽殿及び「二宮赤城神社」の舞殿を舞台に、地域の伝統芸能と能楽を組み合わせた全国でも珍しい演能形式のイベントを隔年で開催しています。
産泰神社会場(産泰神社神楽殿)
二宮赤城神社会場(二宮赤城神社舞殿)
イベント内容(「第5回産泰神社太々神楽・二之宮式三番叟・薪能まつり」令和6年5月18日開催内容)
第1部(産泰神社会場)、第2部(二宮赤城神社会場)の2部制として、両会場で地域の伝統芸能と能楽を披露しました。
第1部 産泰神社太々神楽~源氏物語の世界へのいざない~(産泰神社会場)
日時
令和6年5月18日(土曜日)午後1時30分から午後2時30分
会場
産泰神社(前橋市下大屋町569)
演目
1 舞囃子「須磨源氏」(下平克宏ほか)
2 産泰神社太々神楽「大蛇退治」「像儀」(産泰神社太々神楽保存会)
閉演後には、産泰神社幣殿に描かれた「源氏物語」の天井画の特別公開が行われました。
当日の様子(産泰神社太々神楽、福餅撒き)
第2部 二之宮式三番叟・薪能まつり(二宮赤城神社会場)
日時
令和6年5月18日(土曜日)午後4時から午後7時45分
会場
二宮赤城神社(二之宮町886)
演目
1 二之宮の式三番叟(二之宮町無形文化財保存会)
2 火入れの儀
3 仕舞「網之段」「鞍馬天狗」(金子聡哉・大槻崇充ほか)
4 狂言「蝸牛」(野村太一郎・野村裕基ほか)
5 能「鉄輪」(下平克宏ほか)
当日の様子(二之宮の式三番叟、火入れの儀)
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更新日:2024年06月25日