長期事前キャンプの経緯と意義

南スーダン選手団の長期事前キャンプ受入れまでの経緯

2018年7月、JICA(国際協力機構)の方々が来庁され、南スーダンが2011年の独立後も国内の不安定な情勢が続き400万人以上(国民の3分の1)が難民・避難民となっていること、National Unity Day(国民結束の日)の経験によりスポーツが南スーダンの分断された社会の結束と団結に役立つこと、しかしながらスポーツを取り巻く環境は厳しく練習に集中できる状況にないこと、東京2020オリンピック・パラリンピックでの選手の活躍が国民に勇気と自信を与えることなどのお話をお聞きするとともに、事前キャンプの受け入れに関する打診を受け、協議の結果、1年間程度の長期事前キャンプの実現に向けて取り組むこととなりました。


そして、2019年7月、南スーダンオリンピック委員会と事前キャンプに関する協定書を締結し、同年11月、陸上競技の選手団5人(コーチ1人、選手4人)が前橋市でキャンプを開始しました。

南スーダン選手団の長期事前キャンプ受け入れの意義

本市が南スーダン選手団の長期事前キャンプを受け入れることに、以下の三つの意義があると考えています。

・選手団がオリンピック・パラリンピックに出場して活躍することにより、「南スーダンの平和促進」に貢献できる。

・文化も言葉も異なる遠い国に来て、ひたむきな努力を続ける選手の姿を間近で見ることで、市民の皆さんが勇気や感動を得て、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成につながる。

・市民の皆さんが南スーダンの選手たちと直接交流することにより、平和について考える良い機会になる。

南スーダン選手団が海外のニュースサイトで紹介されました

本市の南スーダンへの取組みが言及された記事が外務省ホームページにて掲載されています

記事一覧
記事名 リンク 内容

イッガ南スーダン副大統領による

安倍総理大臣表敬

https://www.mofa.go.jp/mofaj/af/af1/s_sudan/page3_002844.html
 
イッガ南スーダン副大統領と安倍総理大臣の両首脳が、南スーダンのホストタウンである本市のスポーツ分野での協力を歓迎している内容が掲載されています。
南スーダン陸上競技選手団へのおもてなし(群馬県前橋市と南スーダン) https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/local/page23_003177.html 本市と在南スーダン日本国大使館が共同で、選手団受入れや、その波及効果についてのエピソードを紹介しています。
南スーダン外務国際協力次官による中谷外務大臣政務官の表敬訪問
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008126.html
マイェン南スーダン外務国際協力次官と中谷外務大臣政務官の会談の中で、本市でトレーニングを行っている選手団について言及されている内容が掲載されています。
ニャンデン南スーダン副大統領による菅総理大臣表敬 https://www.mofa.go.jp/mofaj/af/af1/s_sudan/page3_003084.html 菅総理大臣が、ニャンデン南スーダン副大統領へ、本市で長期合宿を行っていた同国選手の東京2020オリンピック・パラリンピックでの活躍を期待する旨が述べられています。

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更新日:2021年10月27日