東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み

前橋市は、東京2020オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致に向けた様々な取組を行っています。本市で事前キャンプが行われることによって、本大会に向けた機運の醸成はもちろんのこと、より積極的に関係競技の普及と振興に取り組むことができます。
また、それぞれの国や地域との交流人口を増やし、地域経済の活性化と観光振興へとつなげることにより、スポーツを活用したまちづくりを「オリンピック・パラリンピックレガシー（遺産）」として、次世代に継承することを目指していきます。

ホストタウンについて

「ホストタウン」とは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、地域の活性化や観光振興などの観点から、参加国・地域との人的・文化的な相互交流を図る地方公共団体を国が登録する制度です。
以下の取組を行う地方公共団体がホストタウンとして登録できます。

1 住民等と次に掲げる者との交流
(1) 大会等に参加するために来日する選手等
(2) 大会参加国・地域の関係者
(3) 日本人オリンピアン・パラリンピアン

2 上記1に伴い行われる取組であって、スポーツの振興、教育文化の向上及び共生社会の実現を図ろうとするもの

首相官邸ホームページホストタウン一覧（外部リンク）

事業経過

相手国との取り組み
期日	内容
平成28年1月	ハンガリーのホストタウンとして登録
平成28年8月	ブタペスト柔道連盟交流事業（交流大会）
平成29年3月	ハンガリー柔道連盟と基本同意書を締結
平成29年4月	ハンガリー柔道連盟交流事業（強化選手受け入れ）
平成29年11月	ハンガリーレスリング連盟と基本合意書を締結
平成29年12月	ハンガリー柔道連盟役員招聘
平成30年2月	スリランカのホストタウンとして登録
平成30年7月	ベルギーオリンピック委員会役員招聘
平成30年7月	ベラルーシトランポリンチーム役員招聘
平成30年8月	2018FIGトランポリンワールドカップ日本国前橋大会開催
平成30年8月	ハンガリー柔道連盟交流事業（強化選手招聘）
平成30年8月	ハンガリーレスリング連盟交流事業（事前キャンプ）
平成30年10月	前橋まつりにてスリランカPRブース設置
平成30年10月	山本市長がコロンビア大使館を訪問
平成30年11月	南スーダンオリンピック委員会との協議
平成30年12月	ベラルーシ体操協会と基本合意書を締結
平成30年12月	コロンビアのホストタウンとして登録
平成31年1月	ハンガリー柔道連盟交流事業（強化選手招聘）
平成31年2月	ハンガリー柔道連盟役員招聘
平成31年2月	ベラルーシのホストタウンとして登録
平成31年2月	南スーダンのホストタウンとして登録
平成31年3月	コロンビアパラリンピック委員会役員招聘
平成31年3月	ベルギーオリンピック委員会役員招聘
令和元年7月	ハンガリー柔道連盟交流事業（強化選手招聘）
令和元年7月	南スーダンオリンピック委員会役員招聘
令和元年8月	ハンガリー柔道連盟交流事業（強化選手招聘）
令和元年8月	スリランカフェスティバル出店
令和元年8月	ベラルーシ体操協会交流事業（選手派遣）
令和元年8月	ベルギーオリンピック委員会交流事業（選手、役員招聘）
令和元年9月	コロンビアパラ自転車チーム事前キャンプ
令和元年10月	ベルギーオリンピック委員会交流事業（選手招聘）
令和元年11月	南スーダン陸上選手団長期事前キャンプ
令和元年11月	コロンビアパラ陸上チーム事前キャンプ
令和元年11月	ハンガリー柔道連盟役員招聘
令和元年12月	ハンガリー柔道連盟交流事業（選手派遣）
令和元年12月	ベラルーシ体操協会交流事業（強化合宿）
令和3年7月	ベルギー自転車競技選手団事前キャンプ

相手国の情報

相手国について
基本情報		登録に至るまでの本市との関係
ハンガリー	【面積】約9万3,000平方キロメートル【人口】約980万人【首都】ブタペスト【公用語】ハンガリー語	1964年の東京オリンピック競技大会の際に、ハンガリーレスリングチームの競技補助員を務めた故山本崇夫教諭（本県の高校教諭）と、同チームのコズマ・イシュトバーン選手が親交を深めたことから、同選手が所属した「ブダペスト・スパルタクス・スポーツクラブ」との交流が始まりました。 1978年に東京で開催された第1回嘉納治五郎杯柔道大会の際には、ハンガリー柔道チームを本県へ招致して親善試合を行うなど、群馬県柔道連盟とハンガリー柔道連盟との国際交流が行われてきました。その後、故山本崇夫教諭の意思を継いだ松本邦夫氏（現群馬県柔道連盟副会長）が尽力され、学校法人有坂中央学園の支援のもと、2012年には同学園の創立70周年を機に「群馬県柔道連盟・前橋市・ブダペスト柔道連盟国際交流大会」が開催され、交流が更に活発化しました。
スリランカ	【面積】約6万5,607平方キロメートル【人口】約2,103万人【首都】スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ【公用語】シンハラ語、タミル語	1990年代に本市の有志が寄付を募り「前橋幼稚園」をスリランカ西部のヘッティポラ市に開設しました。建設当初は30名程度の園児でしたが、現在は400名を超える園児が集い、地域に根差した幼児教育の拠点となっています。また、2005年のスマトラ島沖地震や、2016年の大洪水が起きた際には市民の呼びかけで集めた義援金を送りました。 2015年5月には、28年間市民を守ってきた「はしご付消防自動車」を贈呈し、スリランカにおける消防力の充実と両国の友好親善を図りました。また、同年8月には、本市にスリランカと日本の友好の架け橋となる「在群馬スリランカ民主社会主義共和国名誉領事館」が開設され、1977年からスリランカと日本の友好活動を行ってきたレスリー・バーノン氏（本市在住）が名誉領事として任命されました。
コロンビア	【面積】約113万平方キロメートル【人口】約4,865万人【首都】ボゴタ【公用語】スペイン語	平成30年7月に本市で開催された「2018ジャパンパラ陸上競技大会」に参加するため来日したコロンビア共和国のリオデジャネイロパラリンピック金メダリストのマウリシオ・バレンシア選手と2015年の世界パラ陸上選手権金メダリストのディクソン・フーケル選手が前橋市立元総社小学校へ訪問しました。これがきっかけとなり、コロンビア共和国パラリンピック委員会と本市との交流が始まりました。
ベラルーシ	【面積】約20万7,600平方キロメートル【人口】約949万人【首都】ミンスク【公用語】ベラルーシ語、ロシア語	2020年東京オリンピック事前キャンプに関する意見交換を行うため、本市関係者が平成29年8月にベラルーシ共和国を訪問し、同国体操協会トランポリン競技代表チーム長のパヴリュチェンコヴァ・エレーナ氏やヘッドコーチのヴラソヴァ・オリガ氏をなどと初めて会談を行い、交流が始まりました。その後、平成30年8月には、同国のトランポリン代表チームが「2018FIGトランポリンワールドカップ日本国・前橋大会」に参加するため、市内で事前キャンプを実施した際には、国内で今後開催される主要な国際大会参加に伴う強化合宿についても、本市で実施する意向であることが確認され、交流が更に活発化しました。
南スーダン	【面積】約64万平方キロメートル【人口】約1,258万人【首都】ジュバ【公用語】英語、アラビア語	平成30年7月に独立行政法人JICA（国際協力機構）の訪問を受けた際に、南スーダンの不安定な国内情勢や、2020年東京オリンピック出場を目指す同国選手の置かれている練習環境の状況を知り、本市としても「スポーツを通じた平和促進」について考える契機となりました。そこで、平成30年11月に、JICA協力のもと、本市関係者が南スーダンオリンピック委員会会長及び事務局長との会談の場を設け、長期キャンプ受入れに関する具体的な協議と同国との正式な交流が始まりました。

聖火リレーを実施しました

令和3年3月30日、31日の2日間にわたり、東京2020オリンピック群馬県聖火リレーが実施されました。
初日に行われた前橋市では、群馬県庁を出発し、楽歩堂前橋公園までの約4.8キロを22名の聖火ランナーでリレーしました。また、最終スロットにおいてサポートランナーが並走し、聖火リレーを盛り上げました。