大前田諏訪神社の獅子舞

宮城地区の地域情報「大前田諏訪神社の獅子舞」について掲載しています。

大前田町の諏訪神社は1403年、長野県諏訪大社から分祠されたという記録があり、獅子舞は江戸時代の初期のころから今日まで、約400年間大前田諏訪神社に伝承されてきたもので、前橋市の重要無形民俗文化財の指定を受けています。

大前田諏訪神社の獅子舞は、「龍頭獅子舞(りゅうとうししまい)」で、その獅子の各々は「一人立三頭舞(ひとりだてさんとうまい)」で、獅子には「父」、「母」、「息子」獅子があり、「父頭」と「息子頭」は黒うるし塗り、「母頭」は朱うるし塗りです。また、父と息子には角が二本、母には角が一本ついています。
ほかに、「ひょっとこ」一人、「おかめ」一人、「笛」四人、「歌唄い」三人で構成されていて、流儀は「日挟流(ひばさみりゅう)」と言われています。

獅子場には、大きな万燈を立てたくさんの短冊が付けられています。短冊には、天下泰平・家内安全・五穀豊穣・養蚕倍盛・商売繁盛・無病息災・交通安全・健康長寿・学業成就などが書かれており、獅子舞はこの万燈の周囲を回る形式で舞い奉納されます。

さて、その昔、この獅子舞は西原地区の下の諏訪神社で行われていたが、保存していた小屋が火災になったとき、獅子頭三体は火の玉となって今の諏訪神社の方へ飛んでいった。それからは、今の諏訪神社で行うようになったと伝えられているほか、寛政十一年の夏の大かんばつがあったとき、獅子舞で雨乞いをしたところ、大いに雨が降ったと言われています。

獅子舞の伝承と奉納は、氏子総代、獅子連、敬神婦人会で組織される大前田諏訪神社獅子舞保存会が行っており、毎年10月7日から稽古が始まり、以前は10月17日の秋の祭典で奉納されていましたが、今は、10月第3日曜日に秋の祭典が行われ奉納されています。

秋の祭典当日は、「獅子っ子」と呼ばれる子どもたちによる舞を3回、大人による舞を1回、計4回の舞が奉納されます。獅子舞がすべて奉納されると、万燈の短冊が付いた竹飾りを縁起物として我先にと持ち帰り、秋の祭典は終了します。

ぜひ大前田諏訪神社の獅子舞を鑑賞してみてください。

平成24年10月21日撮影の獅子っ子による獅子舞の奉納

大前田諏訪神社獅子舞 平成24年10月21日撮影の写真
大前田諏訪神社獅子舞 平成24年10月21日撮影の写真
大前田諏訪神社獅子舞 平成24年10月21日撮影の写真

平成25年10月20日撮影の大前田諏訪神社獅子舞

大前田諏訪神社の獅子舞 平成25年10月20日撮影の写真
大前田諏訪神社の獅子舞 平成25年10月20日撮影の写真
大前田諏訪神社の獅子舞 平成25年10月20日撮影の写真
大前田諏訪神社の獅子舞 平成25年10月20日撮影の写真

交通案内

最寄り駅

上毛電気鉄道「北原駅」から、徒歩で約20分

ふるさとバス(デマンドバス)をご利用の場合

「大前田集落センター」バス停をご利用ください。
「ふるさとバス(デマンドバス)」については、公共交通のご案内ふるさとバス(デマンドバス)をご覧ください。

地図

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電話:027-283-2131 ファクス:027-283-2358
〒371-0294 群馬県前橋市鼻毛石町1507番地4
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更新日:2020年12月07日