令和6年度12月タウンミーティング【みんなで考えよう!こどもの主体性〜思春期のこどもとの関わり方〜】実施結果

千葉県匝瑳市と前橋市の違いについて感じることを教えてください。

【市長のコメント】
私が育ったのは匝瑳市の旧野栄町という小さな町で、地域の人がこどもの面倒を見てくれる環境だったため、周りの大人と関わる機会が多かったです。
前橋は野栄町に比べるとこどもを含め人口が多く学校も多い。習い事や塾も多いため環境が整っています。何でもあって適度な都会というのが前橋の良さなので、それを生かし、こどもにとってさらに良い環境になるようにしていきたいと思います。

中学校における部活動の教育効果について感じることを教えてください。

【西島氏のコメント】
部活動を学校でやる意味は大きいと思います。先生方は部活動を通してこどもたちの良さを伸ばし、それを日ごろの学校教育に還元しながら、生徒の良さを活かしているように感じています。いろいろな考え方はあると思いますが、今後、地域移行に伴う先生方の負担の大小の差が出てくるのではないかと心配しています。 

【市長のコメント】
土日の部活を地域に移行していくという国の方針が出ているので、前橋市も土日の部活動をどのようにしていくかということを教育委員会で検討しています。  
こどもが少なくなり、小規模校ではそもそも部活ができない、野球やサッカーなどチームが組めないところが増えてきているので、こどもたちが集団でどうやってスポーツができるか、社会性を身につけていけるかということを考えていかなければいけないと思っています。

習い事の送迎や移動手段など、都市部との地域差を感じているが、市長の意見を伺いたい。

【市長のコメント】
地域によっては公共交通が整っていないため、こどもが自分で移動しづらいという話を聞くことがあります。 

こどもに意見を聞くと、高校生・大学生でも自力で移動できる手段がもっと欲しいという声も多いので、こどもたちの意見も聞きながら、交通政策に生かしていけたらと思っています。

他の自治体では水道水からPFASが検出されて問題になりましたが、前橋市として水をどう安全に保っているかお聞きしたいと思います。

【市長のコメント】
PFASについて、前橋市はしっかり検査をして問題がないということで、前橋の水は安心ですということをお伝えしたいと思います。  
また、水については水道管の維持管理がこれからの大きな課題となっていて、お金がかかることなので、水道料金を令和4年と令和7年に上げるということを条例で決めさせていただいています。皆さんに水道の使用料をより負担していただくことになりますが、その負担は皆さんのインフラを保つためだということでご理解をいただきたいと思います。 

西島先生の話の中で「見守りながら親も成長していく」ということでしたが、「見守る」について「ここだけは逃してはいけない」、とか「こういう兆候があったら気をつける」というアドバイスを頂けたらと思います。

【西島氏のコメント】
昨日と今日の違い探すということです。 
私は学校現場での経験から、自分のこどもが中学生の時、自分からはこどもに声をかけないというルールを決めました。 
その代わり毎日の中で、少しぞんざいな事をしている時は「何かあった?宿題の字がぐちゃぐちゃだったよ」など、心配していることが伝わる声かけをしました。これは私のマイルールなので、なにか一つ、これだけはこの子に対してやってみようと思うことを決められれば、気持ちが楽になるのかなと思います。 

部活動の地域移行について、保護者に丸投げされている感覚があり負担を感じています。 地域移行に対する市長の考えをお聞きしたいです。

【市長のコメント】
保護者の立場で感じていることをお話しいただけたことがありがたいです。
学校、こども達、保護者の皆さんと話ができる場が必要だと感じました。 
今、部活動の地域移行に合わせて、指導者の人材バンクについて検討しており、地域移行と合わせて進めていきたいと思っています。

小川市長が最優先に考えているこども政策の中で特に一番に考えていることを教えてください。

【市長のコメント】
こども政策はやらないといけないことがたくさんあると思います。
妊産婦さんの支援から、就学前の支援、小学生、中学生、高校生、あるいは大学生に対する支援など、政策的に挙げたらきりがありません。こども達や若い世代が前橋で育ってよかったとか前橋で就職しようと思ってもらえるようなことに取り組み、それを前橋の強みにしていきたいと思います。

    
     

タウンミーティング開催概要

市長が市民と直接意見交換を行い、市民の意向やニーズを把握することにより、市民参加を促進するとともに、市民目線での市政運営を実現するため、タウンミーティングを開催しています。

第4回まえばしタウンミーティング【みんなで考えよう!こどもの主体性〜思春期のこどもとの関わり方〜】開催報告

4回目となるまえばしタウンミーティングは、本市のより良い未来に向けて、こどもの主体性、特に思春期のこどもとの関わり方をテーマに、市民のみなさんと市長が意見交換を行いました。

今回は、市長の政策説明の後に、元養護教諭の西島美保氏に「思春期のこどもとの接し方」をテーマに基調講演をいただき、西島氏にも意見交換に参加していただきました。

意見交換のポイントは上記の通りですが、詳しい内容は動画を掲載していますので、動画をご覧ください。

当日の概要は以下のとおりです。

1こども・子育て政策の説明(市長)

2基調講演「思春期のこどもとの接し方」
【登壇者】
西島 美保氏
(元養護教諭、認定ハートフルコーチ、看護師)

3市長との意見交換など

当日の様子

小川市長による子育て政策の説明

小川市長によるこども子育て政策説明

西島氏による基調講演

西島氏による基調講演

小川市長との意見交換

小川市長との意見交換

令和6年度開催予定

  

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更新日:2024年12月23日