平成29年度 第3回 前橋市環境審議会

審議会名

環境審議会

会議名

平成29年度 第3回 前橋市環境審議会

日時

平成30年3月20日
午後3時~午後4時

場所

前橋市役所11階 南会議室

出席者

西薗会長、清水副会長、青木委員、持田委員、鈴木委員、福田委員、坂本委員、塚越委員、小暮委員、大澤委員、片亀委員、金井賢一郎委員

欠席者

谷垣委員、須藤委員、金井健志委員、桑原委員、田中委員、松下委員

議題

  1. 平成29年度環境基本計画の改訂について
  2. その他

会議の内容

1 開会

(司会:神山環境政策課長)

  • 西薗会長あいさつ
  • 成立要件の確認(審議会委員18名中12名の出席により成立)

2 議事

議長(西薗会長)

  • 審議会の公開及び会議録のホームページにおける公開について確認
    <異議なし>
  • 傍聴人の確認
    <傍聴人なし>
  • 議事録署名人の指定について確認(塚越委員を指名)
    <異議なし> 

議事(1)平成29年度環境基本計画の改訂について

事務局(神山環境政策課長)
<資料に基づき説明>
・平成29年度環境基本計画の改訂について

議長(西薗会長)
前回の審議会で提案された意見については修正が入っているが、完成に向けて改めて確認いただきたい。ここで提出された意見は事務局で再度検討し、必要な事項を反映したものを完成版とすることとしたい。

片亀委員
(年度表記の誤植についてご指摘いただく)
「新エネルギーの導入促進」の行動指標について、複数の米印の使用がわかりにくいため、整理した記載をしていただきたい。

議長(西薗会長)
年度の記載について(平成31年以降は和暦と西暦を併記している)、記載箇所によって表記方法が異なっているなど、煩雑になっている箇所もあるため、レイアウトについて検討いただきたい。例えば、現状値や目標値の数値の下に年度を記載してはいかがか。

持田委員
西暦で統一してはいけないか。

事務局(神山環境政策課長)
庁内の規定に従い和暦と西暦を併記しているが、形式については見やすくなるよう整理したい。

議長(西薗会長)
平成32年度以降は、(和暦、西暦)と併記としたほうが、体裁が整う。

金井委員
ニホンアマガエルを「アマガエル」と表記している箇所があるが、「ニホンアマガエル」と記載されることが正しい。
(また、5、6章のページ番号の配置についてご指摘いただく。)

事務局(神山環境政策課長)
ご指摘の通り修正する

片亀委員
悪臭防止について、苦情件数を現状の17件から8件にする目標となっているが、悪臭苦情の原因については畜産が多いのか。

事務局(中島環境保全係長)
畜産関係や焼却の苦情が寄せられる。

片亀委員
二酸化炭素排出量の推移について、公表年度と実績年度と二つの記載があるため、違いがわかるような表記をしていただきたい。

事務局(真庭副参事兼環境企画係長)
公表年度と実績年度の二つの記載があるのは、本市総合計画との整合性を図るためである。二つの年度について違いがわかるよう記載を加えたい。

鈴木委員
「エコマーク認証品などの環境に配慮した製品を購入するようにしましょう」とあるが、エコマークとはどういうものか知らない人もいる。挿絵を含めた説明があるとよい。

福田委員
エコマークだけでなく、森林保全など環境に配慮した商品であることを表すマークは他にもあるため、限定する書き方でなく、環境に配慮した商品を選ぶような記述にするとよい。

片亀委員
エコマークだけでなく、グリーン購入を促すマークでわかるものを一覧にして紹介するとよい。

持田委員
グリーンマークなどもある。

事務局(真庭副参事兼環境企画係長)
エコマークやグリーンマークについて、掲載の許可手続き等の必要を確認し、可能であれば掲載することとしたい。

清水委員
掲載されている写真について、何の写真かがわかるようなキャプション・説明が入るとよい。

議長(西薗会長)
原則として、写真については説明を入れるようにして、内容は事務局に一任することとしたい。

片亀委員
キャプションについては文字のサイズを小さくして記載していただきたい。

議長(西薗会長)
写真によって、標題であったり説明文であったりするので、キャプションとして統一して記述いただきたい。文字は小さめのゴシック体で統一していただきたい。

事務局(神山環境政策課長)
ご指摘の通り修正する

幹事(永井環境部長)
汚水処理事業の記載について、公共下水道整備事業に農業集落排水事業と合併処理浄化槽設置事業が含まれるような記述となっているため、この箇所について見直しをしたい。

片亀委員
温室効果ガスの排出量について、前橋市では運輸部門の割合が高いこともあり、公共交通や自転車の施策は計画の中にも記述されている。それらを推進していくために、環境政策課は交通政策課やスポーツ課等の担当課と連携し、進捗管理を含め、事業を引っ張るようにしていただきたい。

議長(西薗会長)
主担当課など役割の壁を越えて推進していくことで、実りのある施策が期待できる。

清水委員
進捗管理について、定期的に状況を把握するとあるが、具体的な管理はどうしていくのか。

事務局(神山環境政策課長)
環境基本計画の内容は、記載のとおり「まえばしのかんきょう」で関係課からの報告を集約している。「まえばしのかんきょう」については毎年度発行しているため、年に一回の管理となっている。

その他意見

太陽光発電に伴う蓄電池の補助について

持田委員
太陽光パネルの設置に関して、民間業者から「蓄電池の設置に対し市から補助が出る」と話があったが、事実か。

事務局(神山環境政策課長)
ご指摘の「市」が前橋市を示しているかわからないが、前橋市では蓄電池に関する補助については行っていない。

議長(西薗会長)
蓄電池は、発電機とペアとなって技術発展し広まっていくものと思われる。

小暮委員
世の中の動きとして、燃料電池と蓄電池に併せて補助をしている自治体も出てきてはいるものの、まだ蓄電池を補助金の制度に入れている事例は少ないように思われる。

議長(西薗会長)
発電機がせっかく発電した電気で、使わない部分は貯めておけるようにするのが蓄電池であり、その蓄電池を推進しようとする流れはできている。いずれ前橋市でもそれを促進するような動きはできてくることが考えられるが、現状では計画に盛り込む段階ではない。

豚舎建設について

持田委員
市の東部で豚舎建設反対等の看板があるが、そういった建設について環境の条例等で制限はできないのか。

議長(西薗会長)
環境に関しては、環境基準として悪臭の基準と、糞尿の処理手続きはある。

地球温暖化への適応策について

大澤委員
衛生関係の書籍で、オゾン層の破壊により地表に到達する紫外線が増加し皮膚ガンの発生に影響を及ぼしている、という話を目にした。先進国では学校で紫外線防止の教育を活発に行っている。日本での環境教育というとごみの分別などとなると思うが、紫外線対策など自分を守ることにつながる教育など、学年に合わせた柔軟な教育ができるシステムも必要かと考える。そういったことを学校教育と連携して話ができる機会などがあれば紹介いただきたい。

議長(西薗会長)
前橋市の小学校では、3年生になると自転車等の交通教室を、5年生になると児童文化センターで環境教育を実施するなどの学年ごとのプログラムがある。環境教育の中身として、まだオゾン層の破壊や紫外線の話はしていない。ただ、教育の中身ではないが、以前は、部活やプール授業の際に日焼け止めは禁止されていた、しかし、現在では積極的に使用するようになってきた。体系化まではされていないものの、現場ではそういった変化がある。今後、教育委員会にそういったプログラムの見直しの提案ができることもあるかと思う。
これに関連した国の方策として、これまでの温暖化対策としては温室効果ガスを減らす政策が主であったが、最近になって環境の変化に生活を適応させるための法律を制定した。地球温暖化の原因を減らす「緩和策」だけでなく、気候の変化に生活を適応させる「適応策」も意識して整理していくことは子どもの教育だけでなく我々の普段の生活の中でも必要だと思う。今回の計画の中では十分には盛り込めないが、環境審議会として適応の部分もわかりやすくして市民に提示することを確認しておきたい。

片亀委員
紫外線対策はまさに「適応策」である。教科書でオゾン層の破壊、地表での紫外線の増加は学習するが、それを行動につなげることを部活や授業で教えないといけないと思う。皮膚だけでなく、目も守らないといけない。学習と現場で矛盾があれば子どもは混乱する。各学校で徹底して一貫していただきたい。

議長(西薗会長)
海外で紫外線対策が進んでいることは切実な理由があり、例えばオーストラリアでは、移住してきた白人の3分の2が皮膚ガンになると言われている。そういう現実があるので対策が進んでいる。日本の場合は、多くがもともと住んできた環境にいるため、そこまでの被害が出ていない。そのため適応策が海外と比較して進んでいないということもあるかと思う。ただ、温暖化についていうと、そろそろ本気で適応策について取り組まないといけない時代になっている。

片亀委員
学校でも熱中症に考慮して運動会の開催時期をずらしているなどの対策を進めている。また、暑さに体を慣らすことでの対策も必要になる。

議長(西薗会長)
新しくなったヤマト市民体育館前橋も入口に熱中症指数の掲示をしている。そういったことをアピールしてどういった対策をしていけばいいのかを今後市民に提示していくことが環境部の役割になってくる。

片亀委員
紫外線による白内障のリスクが高いときく。

持田委員
メガネにより白内障の予防ができる。幼稚園などでも最近は砂場に屋根を設置したり、子供たちには首をカバーする帽子をかぶらせたりするなど、対策が徹底されている。

議長(西薗会長)
現場レベルでは徹底されるようになってきた。そういった事例集を教育委員会とまとめられるといい。

片亀委員
県や高崎市などの自治体間との連携について、実際に進むように意識していただきたい。 

3 閉会

議長(西薗会長)
一年間かけて前橋市環境基本計画の改訂について審議してきたが、委員さんから提出された意見やチェック項目についてはほぼ反映された内容となったと思う。本日出てきた意見も事務局で整理し反映いただきたい。以上で本日の議事は終了としたい。

事務局(神山環境政策課長)
ただいま委員の皆様からいただいた意見につきまして事務局で整理し、最終案として仕上げさせていただきたい。一年間ご協力いただき感謝いたします。

配布資料

前橋市環境基本計画 改訂案(資料1)
(注意)資料1について、審議会を受けて修正し完成したものを、環境基本計画のページで公開しています。
環境基本計画のページは下記リンクよりご覧ください。

この記事に関する
お問い合わせ先

環境部 環境政策課

電話:027-898-6292 ファクス:027-223-8524
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2019年02月01日