平成29年度第1回社会福祉審議会児童福祉専門分科会(子ども・子育て会議)会議録

審議会名

社会福祉審議会 児童福祉専門分科会(子ども・子育て会議)

会議名

平成29年度第1回児童福祉専門分科会(子ども・子育て会議)

日時

平成29年10月12日(木曜日)
午後1時30分~午後3時

場所

前橋市保健センター 2階研修室

出席者

委員

楯分科会会長、川上職務代理者、松島委員、熊田委員、霜田委員、蜂須賀委員、山口委員、青木委員

事務局

松井福祉部長、山口幼児教育センター所長、竹渕子育て支援課長、小坂子育て施設課長、大島課長補佐、阿久沢課長補佐、内田係長、原田副主幹、廣瀬副主幹、吉田主任、石塚主任

欠席者

委員

樋口(由)委員、森田委員、荒井委員、樋口(弘)委員、笹川委員

議題

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議題
    1. 子ども・子育て支援事業計画の進捗状況について
    2. 子ども・子育て支援事業計画の見直しについて
  4. 閉会

会議の内容

平成29年度第1回社会福祉審議会児童福祉専門分科会(子ども・子育て会議)会議録

会議録

 会議の主管課である、竹渕子育て支援課長より、分科会開会に先立ち、開会の挨拶があり、各委員と事務局員から自己紹介がある。
 続いて楯会長より、開会の宣言と、子ども子育て支援事業計画が5か年計画のうち3年目を迎え、計画当初からのずれも生じている部分もあり、計画の見直しについて皆さんと協議したい旨の挨拶がある。
 続いて事務局を代表して松井福祉部長より、野村総合研究所の全国100都市ランキング調査の結果で、本市が「子育てしながら働ける環境がある」部門2位という評価を受けたことの報告がある。また、放課後児童クラブの枠を小学6年生まで拡充し、可能な限りの施設整備を進めていること、待機児童について本市は0名だが、希望する保育所に入れない「隠れ待機児童」の解消に向け施設整備を進めていることの説明がある。また、待機児童の増加要因である3歳未満児の入所希望は今後2040年度まで増え続けるとの統計調査結果もあり、本市も例外ではなく、一層の施設整備等の推進が必要であること、衆議院選を控え国が打ち出している幼児教育無償化の動きも踏まえ、委員の皆さんから忌憚のない意見をいただきたい旨の挨拶がある。
 事務局竹渕子育て支援課長より、条例の規定により楯会長に議題の進行をお願いし、楯会長の司会のもと、議題へ入る。

議題(1)子ども・子育て支援事業計画の進捗状況について

 事務局大島課長補佐より、別添資料1「前橋市子ども・子育て支援事業計画進捗状況」に基づいて、進捗状況の説明がある。
 霜田委員より、支援事業(13事業)の実施状況「8 一時預かり事業(その他)」と「10 病児・病後児保育事業」について、利用日ごとの利用人数がわかる資料に基づき、日ごとのばらつきも加味した議論ができるとよいとの発言がある。(ここで、事務局内田係長より、追加資料「病児・病後児保育事業の利用状況」を配布)
 事務局大島課長補佐より、一時預かりについて集計した資料を後日送付したい旨の説明がある。(別途送付済)
 楯会長より、病児・病後児保育について、病気の流行時に利用希望が集中し、利用を断った実績はあるのかとの質問がある。
 事務局小坂子育て施設課長より、定員4名で実施しており、やはり断る事例もあるので、今後の定員を増やす計画があるので、その中で対応したいとの回答がある。
 霜田委員より、定員を増やすのは良いが、利用が無い日も増えるとカラ利用になる懸念もあるのでそこも考慮してよろしくおねがいしたい、の発言がある。
 楯会長より、保育園と違って毎日決まった人数が利用するものではないので難しい部分がある、との発言がある。
 霜田委員より、市の事業とすると100%を目指せとは言わないが、そういった性質を理解したうえで上手に運営してもらいたいとことではあるとの発言がある。
 熊田委員より時期的に利用数の変化やばらつきはあるのかとの質問がある。
 事務局小坂子育て施設課長より、追加資料「病児・病後児保育事業の利用状況」に基づき、前年度までは5月の利用者は少なく、感染症が流行する2月前後の利用者数は多く、ばらつきはあるとの説明がある。
 楯会長より、あくまでもこれは数字上の比較であり、実際に利用者がどう感じているかは出てこない部分もある。来年度の入所申込みについても、保護者の方から第一希望が通るか心配だとの声を聞くので、数字上は空きがあるが場所が遠いというように、数字に出てこないニーズをアンケート等で拾う必要もあるとの発言がある。
 熊田委員より、「8 一時預かり事業(幼稚園型)」について、実感よりも実績数値が少ない印象を受けるので内容をご説明いただきたいとの発言がある。
 事務局石塚主任より、これは一時預かりの保育士を配置した認定こども園の補助対象事業分を計上している、との説明がある。
 事務局原田副主幹より、事業計画としての補助を行う以上、基準を満たす人員を配置して安全にお子さんを預かることが前提となるため、私立幼稚園等で独自に預かっている部分は計画の対象外であるとの説明がある。
 霜田委員より、対象施設の数について質問がある。
 事務局原田副主幹より、平成28年度は32園が対象であるとの回答がある。

議題(2)子ども・子育て支援事業計画の見直しについて

 事務局原田副主幹より、別添資料2-1「子ども・子育て支援事業計画の計画見直しについての国の指針」及び別添資料2-2「前橋市子ども・子育て支援事業計画の計画見直しについて」に基づいて説明がある。
 楯会長より、1号・2号認定に関しては良いと思うが、3号認定における0歳児の入りづらさについては、計画数値を見直さなくても対応できるのか、との質問がある。
 事務局小坂子育て施設課長より、別添資料2-2「前橋市子ども・子育て支援事業計画の計画見直しについて」の3ページの(B/A)は、認可施設だけで賄える割合で9割弱、認可外を含めた割合が((B+C)/A)で9割強、今年度の施設整備等を含めた確保数(D/(B+C))になると最終的には100%を超える計画であり、また、保育士不足が解消してくれば認可施設の入所可能人数も改善してくるのではないか、また、0歳、1・2歳が拡充できるような施設整備等の予算計画を立てていきたい、との発言がある。
 熊田委員より、現場からすると保育士確保が大変、特に3号認定の2歳の事業計画が増えるとさらに保育士不足が進むのでは、また0歳1歳が増えると市の経費も増えることも考慮して計画を検討して欲しいとの発言がある。
 事務局小坂子育て施設課長より、保育士不足については処遇改善加算2)という新しい制度による拡充を図っていくので、保育関係団体とも協議しながら進めていきたい、との発言がある。
 事務局原田副主幹より、別添資料2-3「地域子ども・子育て支援事業計画の見直しについて」に基づき説明がある。
 楯会長より、見直し事業における数値は次回示していただけるのか、との質問がある。
 事務局原田副主幹より、具体的な数値については次回会議で改めてお示ししたい、との回答がある。

4その他について

 楯会長より、議題以外で普段感じておられることがあればご発言いただきたい、との発言がある。
 松島委員より、仕事をしているので保育所に入れているが、委員業務等が忙しく仕事に支障がでてきて大変な部分があるとの発言がある。
 山口委員より、今回初参加で皆さんの意見を聞かせていただいたので、今後勉強したうえで意見していきたい、との発言がある。
 霜田委員より、医師会として未就学児健診の乳幼児予防接種について、園所の方々と連携をとって今後もスムーズに実施していけるよう協力していきたい、との発言がある。
 蜂須賀委員より、計画の数値については理解できたが、内容の充実はどうなのか、との質問がある。
 楯会長より、数字だけでなく内容も伴わない意味がない、その点も検証していける前橋市になると期待している、との発言がある。
 青木委員より、地域子ども・子育て支援事業は見直し無しとのことだが、私個人としては放課後児童クラブに入れられず待機となってしまった。放課後児童クラブの終了時間も仕事が間に合わなそうな時刻であるし、働く女性への支援が手厚くなってきている保育園と比べてどうかと思うところがある。保育園から小3までの6年間は安心して働けるが、それ以降も安心して働ける環境になるとうれしい、のと発言がある。
 楯会長より、放課後児童クラブは地域性があり、遠くが空いていてもなかなか通えないし、数値だけでなく細かく見ていかないと困っている人を見落としてしまう、との発言がある。

前回会議の課題について報告

 事務局大島課長補佐より、認定こども園でのインフルエンザによる学級閉鎖について説明がある。内閣府通知によると、法令により幼保連携型認定こども園についてはインフルエンザによる学級閉鎖は可能であるが、2号3号認定の保育部分の子どもは児童福祉施設であることから、関係機関と十分相談してください、とのこと。前橋市としては、2号3号認定については、お子さんの状態が健康で、保護者の希望があれば、各施設で保育をお願いしますということになる、との説明がある。
 霜田委員より、指定伝染病という考え方があり、蔓延を防ぐために園長が出席停止を求めるという運用もできる、との発言がある。
 熊田委員より、学級編成との関係はどうなのか、1・2・3号という区分けではなく、例えば小中学校で年齢・学年の差異による学級閉鎖の区別があってもいいのではとの発言がある。
 霜田委員より、小中学校は8%が目安で、指示を出すのは校医・園医だが、最終的な判断は学校長・園長が行うので、保護者から施設ごとに対応にばらつきがあると言われないように適切に運用していければと思う。出席停止は蔓延を防ぐために管理者が学級を閉鎖することであり、集団感染を防ぐために来てほしくない、とは言えないがそういった構えなわけであり、通う側からすると行きたいという場合もあり、線引きが難しいので上手な運用が必要であること、また、制度の変わり際はいろいろな意見も出ると思われ、皆悩むところだと思うので、いろいろな情報を教えてほしい、との発言がある。
 最後に楯会長が委員にお礼を述べ、会議を締め、竹渕子育て支援課長が閉会の挨拶を行った。

以上

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更新日:2019年02月01日