平成29年度第2回スポーツ推進審議会

審議会名

スポーツ推進審議会

日時

平成30年3月14日(水曜日) 午前10時~午前11時30分

場所

市庁舎11階北会議室

出席者

(委員:9人)
遠藤会長、蜂須委員、滋野委員、靜委員、福地委員、北爪委員、清水委員、樫崎委員、塚本委員

欠席者

内堀副会長、中島委員、樺澤委員、村上委員、樺沢委員、羽生委員

内容

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 議題
    1. 報告事項
      ア スポーツ施設等の使用料等の改正について
      イ 下増田運動場のネーミングライツ導入について
      ウ 平成29年度県民体育大会等の結果について
      エ 第5回前橋・渋川シティマラソンについて
      オ 東京五輪事前キャンプ地誘致活動について
    2. 審議事項
      陸上競技場の年間練習について
  4. その他
  5. 閉会

会議の内容

1 開会(事務局)

事務局より開会のあいさつがあった。

2 あいさつ

 遠藤会長からあいさつがあった。
 続けて、高梨文化スポーツ観光部長からあいさつがあった。

3 議題

(1) 報告事項

ア スポーツ施設等の使用料等の改正について

事務局

 前回の審議会で議論していただいた使用料等の改正議案が11月議会において可決されました。資料については、年末に送付させて頂いたものと同一になります。主な内容としては、「時間帯区分の統一」、「個人利用が可能な施設の拡大」、「三俣テニスコートと王山運動場のテニスコート年間練習の廃止」、「市内在住の65歳以上の利用者に対して割引率の高い回数利用券の発行」の4点となります。
 また、今回の条例改正とは別になりますが、旧前東商について、資料に記載のとおり照明に係る実費徴収金額を改正しましたので、ご承知置きいただければと思います。

イ 下増田運動場のネーミングライツ導入について
ウ 平成29年度県民体育大会等の結果について
エ 第5回前橋・渋川シティマラソンについて
オ 東京五輪事前キャンプ地誘致活動について
事務局より資料に基づき、報告があった。

遠藤会長

 ただいまの報告について、何か質問などはございますか。

福地委員

 使用料に関して、以前から大学生の特例条項みたいなものができないかということを発言させていただきましたが、大学生の顧問などをしていて、大会などを行うときに非常に金銭的に苦労している状況です。そんな大学生の動向もあるということを念頭に置いていただき、今後も引き続き検討をしていただければと思います。

(2) 審議事項

 陸上競技場の年間練習について

  1. 対象施設
  2. 使用料(平成30年4月1日~)
  3. 年間練習の登録状況・利用状況(平成28年度)
  4. 現在の課題

 事務局より資料に基づき、説明があった。

遠藤会長

 ただいまの説明について、何か質問などはございますか。

樫崎委員

 課題にあります投てき種目等を行う際の安全性の確保についての問題ですが、ご承知のとおり12月に起きた(藤岡市での)ハンマー投げの死亡事故を受けまして、高体連では1月に加盟する学校の顧問の先生全員を集めまして安全に関する研修会を開催しております。
 王山運動場の投てき練習については、使用している学校の顧問に確認したところ、生徒だけで行わないよう指導をしているそうです。安全性の確保については、高体連を通じて今後も指導をしていきたいと思っております。

塚本委員

 私の聞いた話ですと、王山運動場は学生が多く、一般の方が使いづらいという声を聞いたりします。私はそんなことはなく、一般の方も一緒に混ざって練習すればよいと思っております。
 また、前橋総合運動公園については、いつ行っても占有利用されていて使えないという声を聞きます。一般の方は休日に利用することが多いと思いますが、大会などで占有利用されているため使えないと状況であると思います。
 私は、競技の特性上、陸上競技については、占有利用は必要ないのかなと考えております。大会や練習会など特別なものに関しては占有利用が必要だと思いますが、それ以外の利用で占有利用をした場合、他の人を締め出すことになります。都内の施設ですと、多くの人が一緒に練習している状況ですので、個人利用で広く開放していく形がいいのではないかと思います。

福地委員

 個人利用の申込みというのは、その場で申し込みを行い、すぐに使えるような形式なのでしょうか。
 また、利用者に対して、今日は占有利用されていますというような情報は提供されているのでしょうか。

事務局

 占有利用については、まえばしネットというシステムで空き状況が確認できますので、それを見て占有利用が入っていなければ、個人利用で申し込みという形になります。

遠藤会長

 個人利用と占有利用について、もう一度事務局で説明していただけますか。

事務局

 占有利用は、使用料を支払っていただければ、その時間帯について施設を占有できる制度で、他の利用者はその時間帯は施設を利用することはできません。
 個人利用は、占有利用がされていない時間帯に限り他の利用者と共有しながら自由に利用ができる制度で、利用する場合は、その都度、使用料の支払いが必要となります。
 年間練習は、最初に規定の使用料を支払えば、個人利用と同様に占有利用がされていない時間帯に限り自由に利用ができる制度です。 

  1. 改正案(平成31年度から)

 事務局より資料に基づき、説明があった。

遠藤会長

 ただいまの説明について、何か質問などはございますか。

福地委員

 年間練習の利用状況を見ると王山運動場では約5,000人の利用者がいると思います。廃止理由がいくつかあると思いますが、一番大きな理由というのは事故の影響が大きいのでしょうか。管理上の責任で廃止という提案なのでしょうか。

事務局

 一番大きな理由は、「4 現在の課題」の(1)に記載した理由です。他競技、他施設ではその都度使用料を支払う形でありますので、仮に陸上の年間練習を残すとすると他競技とのバランスを考えていく必要があると思います。

福地委員

 競技ごとの公平性を確保するためという理由でしょうか。

事務局

 そうです。

福地委員

 ただ、そうなると5,000人の利用者がどこに行ってしまうのかというところが気になるところです。その辺は、中体連や高体連はどうでしょうか。

樫崎委員

 王山運動場については、そこまで広いスペースではありませんので、限られたスペースで各顧問が安全に配慮して協力してやっている形であると思います。
 高校に関しては、市内の高校で陸上競技をトラックで練習できている学校は少ないと思います。そういった中で王山運動場や前橋総合運動公園を利用させていただけるのは非常にありがたいことだと思います。
 また、投てき練習については、先ほども説明させていただいたとおりですが、校内での投てき練習をさせない方向で進んでおります。そういった中で王山運動場を利用する場合ついては、安全面を確保した上で、従来どおり利用できればと思います。
 使用料については、団体の金額については、破格の安さだと思いますが、個人登録で利用させていただけるのであれば大変ありがたく、できれば案2の方向で検討していただければありがたいと思います。

靜委員

 年間練習を廃止した場合、一定の人数が集まると占有利用され、他の人が練習できないという状況も想定されると思います。そのような点もふまえて検討をしていくべきであると思います。
 また、王山運動場には管理人がいないということもありますので、年間練習を廃止して、個人利用となった場合、受付などについても考える必要があると思います。

清水委員

 高体連の樫崎委員さんの意見と同じで案2に賛成です。
 資料に記載されている理由のとおり、100メートルのトラックすら確保できない学校もありますので、記載のとおり、(社会体育施設と学校施設を)有効活用していく形がいいのではないか思います。

塚本委員

 私は少し違う意見ですが、対象者によって料金設定が異なるのはいいとして、公共施設である以上、利用条件、利用できるシステムは同じ方がいいのではないかと思います。

遠藤会長

 少し整理させていただくと、今議論しているのは、年間練習は廃止するけれど、利用したい場合は、個人利用や占有利用でその都度使用料を支払って使ってもらえればいいということですよね。

事務局

 そうです。

靜委員

 先ほども少し意見をさせていただきましたが、年間練習制度を廃止したいというのが事務局の提案だと思いますが、廃止した場合、個人利用で利用するより占有利用で利用した方が安い状況が発生し、個人利用者が利用できず、占有利用をしている一部の人しか利用できなくなる可能性があり、それは問題かなと思います。
 年間練習制度をなくすのはいいと思いますが、そうなった場合、先ほど説明したような状況が発生する可能性もあります。

遠藤会長

 他に何か意見などはございますか。

福地委員

 利用状況を見ると、王山運動場と前橋総合運動公園の2つの施設は違うのではないかと思いますので、分けて考えていく方法もあると思います。

蜂須委員

 利用している人たちの声などを聞く機会はあったのでしょうか。

事務局

 特にはしていません。

塚本委員

 今の使用料の設定がこういう状況だから、今のような利用状況になっているという考えもあると思います。今使いづらいと感じている方もいると思うので、すべての人が使いやすい条件を整えていくことが大事だと思います。

北爪委員

 年間練習を廃止して、個人利用となった場合、王山運動場ではどこで使用料を支払う形になるのでしょうか。

事務局

 大渡温水プールが近くにありますのでそこで支払う形になると思います。

北爪委員

 年間練習を廃止し、原則、個人利用とするのであれば、その場に管理人がいて支払えるような形を整えた方がいいのではないかと思います。中学生などが現金を持って自転車で遠くまで行くのはあまりいい条件ではないと思います。
 そういった観点から考えると、案2であればありがたいと思います。

滋野委員

 1週間のうち、曜日によってこの日は中学生、この日は高校生、一般というような分け方もあるのかなと思います。
 私は、この制度をなぜ変えるのかなと思っており、スポーツ振興のためには現状のままでもいいのかなと思います。

蜂須委員

 年間練習を廃止すると収益としては上がると思います。
 しかし、一定程度の人数がいた場合、占有利用をした方が金銭的に得になるような状態もあり、他の利用者が使いにくくなる可能性もあると思います。結論は、まだ出かねています。

遠藤会長

 王山運動場の高校生以上の登録状況は、どのようになっているのでしょうか。高校生が多いのでしょうか、一般が多いのでしょうか。

事務局

 王山運動場の高校生以上の45人の内訳は、企業として登録している人が15名程度、それ以外に一般の方が多数おり、年齢については幅広い層が利用している状況です。

福地委員

 改正案に平成31年度からと記載されていますが、議論している中で課題が多いと感じるので、継続して審議していく必要があると思います。

事務局

 平成31年度という記載については、あくまでも案ということで記載をさせて頂いたので、平成31年度にしなければならないということではなく、福地委員がおっしゃるように、課題がある場合は、継続的に審議していく必要があると思います。

遠藤会長

 他に何か意見などはございますか。

北爪委員

 年間練習を廃止した場合、個人利用で一定の人数が集まると、占有利用した方が得になる状況が発生します。その結果、占有利用が多くなり、個人利用が使いづらくなることも考えられると思いますので、年間登録制度を残しておいた方がより多くの利用者に開放されるのではないかなと思います。

清水委員

 先ほどの北爪委員さんの意見と同様に、年間練習をある程度残していく方がいいのかなと思います。

樫崎委員

 できれば現行どおりして頂ければありがたいですが、一般の方の意見も聞いていかなければならないと思います。ただ、金額などについては、中高生などが活動しやすいようにしていただければと思います。

塚本委員

 市民の施設ですから、すべての人が利用しやすい施設に整えていただければと思います。
 また、最初の方にも申し上げましたが、陸上競技場については、調整会議等で事前に予約されたもの以外は、占有利用を許さない方がいいのではないかと思います。そうでないと、先ほどもご意見があったように、占有利用の方が金額的に安くなる可能性があり、個人の方が利用しづらい施設になってしまうと思います。

蜂須委員

 利用者の声をもう少し知りたいなと思います。また、今までの議論を聞くと、占有はできるだけ少なくなる方がいいのかなと思います。

滋野委員

 スポーツ振興の観点から考えると練習場というのは非常に大切であると思います。そういう観点から考えるとできるだけスムーズに練習ができる環境を整える必要があると思います。選手のことをまず考えることが重要かなと思います。

靜委員

 占有利用の話が何度か出ましたが、王山運動場に占有利用があるのは以前ミニサッカー場として活用していた名残があると思います。ただ、下増田運動場にサッカー場が整備されたことに伴い、現在、サッカー利用は廃止となっていると思いますので、王山運動場に占有利用はほとんど必要ないと思います。
 前橋総合運動公園については、3種公認の陸上競技場、サッカー場として大会を行うために占有利用があるのかなと思います。
 もう少し利用者の意見などを聞きながら議論を継続していければいいのかなと思います。

遠藤会長

 福地委員から事務局に確認がありましたように、本日、方向性を決めると言うわけではないということでありますので、本日の議論をふまえて今後、改めて審議していく形でよろしいでしょうか。
 また、王山運動場と前橋総合運動公園について分けて考えた方がいいのではないかという意見も頂きましたのでその点についても事務局で検討していただき、次回の審議にかけていただくと言う形でよろしいでしょうか。

委員

 はい。(異議なし)

4 その他

事務局

 委員の皆様の任期につきましては平成28年7月1日から平成30年6月30日までの2年間となっており、例年通りですと、本日の審議会が任期最後の審議会となります。
 次期委員につきましては、引き続きお願いする方もいらっしゃるかと思いますが、事務局から個別にご相談をさせていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 また、次期委員の人数につきましては、現在の委員人数が合併を機に12名から15名となっておりましたので、合併後10年以上を経過したことから、合併前の12名に変更をさせて頂きたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
 なお、公募で選ばれた3名の委員さんにつきましては、広く市民の意見を募るという観点から、連続して同じ委員になることができないという規定がございますので、次期の2年間については、本審議会の委員にはなることができないこととなりますので、ご了承ください。
 最後に、2年間という短い間でしたが、委員の皆様には審議会の運営、本市のスポーツ推進に関しまして、多大なるご理解、ご協力を頂きありがとうございました。

5 閉会

事務局より閉会のあいさつがあった。

配布資料

報告事項資料

審議事項資料

この記事に関する
お問い合わせ先

文化スポーツ観光部 スポーツ課 スポーツ施設係

電話:027-898-5832 ファクス:027-243-5173
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
お問い合わせはこちらから

更新日:2019年02月01日