平成30年度第2回芳賀公民館運営推進委員会

審議会名

芳賀公民館運営推進委員会

会議名

平成30年度第2回芳賀公民館運営推進委員会

日時

平成31年3月14日(木曜日)午前10時~正午

場所

前橋市芳賀公民館会議室

出席者

(委員)

吉原秀人委員、吉田久敏委員、中山洋子委員、星野節子委員、宮内幸男委員、山本敏彦委員

(芳賀公民館)

武藤館長、齋藤副主幹

(順次途中出席職員)

角田副主幹、遠藤主任、樺澤主事、関根専門員

欠席者

佐藤英教委員長、椛澤良光副委員長、平林順子委員、片貝由子委員

議題

1 平成30年度公民館事業の報告について

2 その他

会議の内容

1 武藤館長により開会。
本日、正副委員長が欠席である。前橋市公民館運営推進委員会規則第4条に推進委員会の運営は、前橋市公民館運営審議会規則の例によるとあり、同審議会規則第3条第3項に委員長、副委員長共に事故あるときは、委員の中で最年長者がこれを代行するとある。これに則り、出席委員の中で最年長の宮内委員に、議長代行を務めていただくことを説明、了承を得た。

2 あいさつ
宮内委員に議長席に移動していただき、あいさつの後、引き続き以下の議事を進めた。

3 議事

(1)平成30年度公民館事業の報告

各事業について各担当者から説明し、意見を求めた。

【1】 生涯学習奨励

生涯学習奨励員活動支援事業

1 視察研修会
生涯学習奨励員のスキルアップと自治会長との相互連携を深めることを目的に研修を実施した。11月20日に旧中島家住宅等を視察後、多くの参加者から「改めて地区内の史跡や文化財などの歴史的価値のある財産を磨いていこう」という意見がでた。研修の成果をいろいろな形で周知し、今後もこうした研修を続けることとしたが、年度の早い時期に実施したほうが、より連携に効果的であると考える。
2  情報提供事業
館報、まなび連協の発行、各種案内書等の回覧、インターネットによる情報提供を行っている。芳賀の館報は月2回発行しており、他の公民館が月1回発行であるのと比べると、きめ細かく情報提供できている。

【2】 子育て・親子支援事業

1 南橘・芳賀・富士見合同親子の絆づくりプログラム“赤ちゃんが来た!”(愛称:BP)

週1回計4回の連続講座で、会場は南橘公民館で開催した。話を聞くだけより、参加者同士の交流がメインの講座となるよう配慮したことにより、お互いの距離が縮まるのが早いと感じた。内容が良いので、より多くの母親が受講できる体制づくりを整える必要性を感じた。

2 おやこのじかん

0歳から3歳までの子とその保護者を対象に6月から12月までの間に全7回の「おやこのじかん」を開催した。最終回に、日々育児を頑張る母親のご褒美の時間となるように、体操で心身リフレッシュできるような内容とした。おしゃべりできる時間が欲しいといった要望に応え、座談会形式の講座を増やしたことで、最終回終了後に参加者同士連絡先を交換しあう姿が見られたことは、仲間づくりにつながった点で良かった。今年度も、託児は保健推進員さんにご協力いただいた。託児付講座終了後に、母親と保健推進員が交流する時間を設けた。託児中の子どもの様子を聞くことで、預けやすい雰囲気づくりができた。

【3】 青少年体験・チャレンジ活動

1 じゃがいも堀り体験・じゃがいも料理教室(芳賀・桂萱公民館共催)

収穫体験を通して、地域に親しみを持ち自然に感謝する心を養うことなどをねらいとして開催。また、収穫したじゃがいもを使った料理教室を芳賀地区食改推や北部調理場栄養士のご協力のもと実施することができた。
北部共同調理場の給食だよりと桂萱公民館報にも募集記事を載せたので、芳賀地区外参加者が全体の半数ほどおり、地区の枠を超えた交流が図れた。
反省として、初めてじゃがいも料理教室を実施したが、低学年の参加者が多く調理の進行に不安があったことや、参加者が10人と少人数であったことから、収穫体験の翌週ではなく、夏休み中の開催にしたほうが参加しやすいのではと感じた。

2 夏休み・冬休みチャレンジ教室

絵画教室は毎年恒例の宿題応援講座で、昨年度と同じ小鮒先生のご指導のもと子ども達は丁寧に作品を仕上げた。
また、今年度は初めての試みで書初め教室を開催。自主学習グループの毛筆愛好会にお声がけし、講師をお願いした。当初は講師を引き受けることに躊躇していたが、当日は参加者一人一人に丁寧に接してくださり、目が行き届いていたと思う。

3 子ども会育成指導者研修

1月開催の芳賀地区子育連上毛かるた大会で、審判を行う役員と保護者を対象に審判講習会を実施。参加者は49人であった。地区かるた大会、市かるた大会もスムーズな運営ができたようだ。

【4】 学びあい、人権、地域ふれあい事業

1 はつらつ教室

地域の住民が、心身共に健やかに生きがいのある人生を送るための学習をねらいとしている。今年度は人気が高かった参加型プログラムを中心に、6月から12月の間に9回の講座を開催。延べ参加人数は231人。
地区保健推進員から共催講座の申し出があり、第9回のスポーツ吹き矢の際に、健康チェックをしていただいた。
参加者の固定化が課題で、新規の方を増やせるよう工夫する必要がある。

2 初めてのスマホ講座

芳賀地区の高齢化率は市平均を上回る31.6%と、高齢者だけあるいは単身の世帯が増加傾向にある。こうした地域課題がある中、スマートフォンの多機能性を理解し、防災・買い物・家族とのコミュニケーションツールとして、実生活の中での活用を考える機会としていただくことに重点を置いた。

【5】 芳賀ふるさとまつり

11月10日、11日の2日間開催。来場者は延べ約3,000人。
目玉企画として、県立歴史博物館が所蔵する「善勝寺鉄造阿弥陀如来坐像」の複製をロビーに展示し、芳賀地区の歴史や文化財への関心を高めた。また、開会式及び芳賀中吹奏楽部の演奏会場を中庭からホールに変更、屋外に食事ができる休憩コーナーの設置、抽選券の配布対象を増やすなど、アンケートの意見を取り入れ改善に向けて取り組んだ。終了後には反省会を実施し、来年度に向けたご意見や要望等を伺った。

【6】 自主学習グループ活動支援事業

公民館で自主学習活動を行っているグループの代表者等を対象に研修会を行っている。5月に講座、7月に野外研修会を実施。グループは23ある。5月は、総会と同日にコーラスの講座を行った。アンケートで好評だったが、会員増につなげるには継続した支援が必要だと感じた。

【7】 団体育成援助事業・各種事業援助活動

資料13~14ページの一覧のとおり17事業が終了した。なお、9月30日のソフトボール大会は、雨天中止となった。各種団体の活動等が円滑に出来るよう、支援及び援助を行った。

【8】 その他

1 第11回観桜会

花見を通して地域住民のおよび工業団地との連携・交流を図るために開催している。芳賀地区地域づくり推進協議会が中心となり実施委員会を立ち上げ、葉桜ではあったが各種団体の協力のもと、スムーズな運営ができた。

2 第23回ふれあい寄席

9月2日(日曜日)に開催。ここ2年続いた圓窓師匠と落語教室の教え子の発表会という形式から、圓窓師匠と弟子による落語講演形式に戻した。教え子である習いっ子連芳賀亭落語会の皆さんには、芳賀ふるさとまつりの中で発表していただいた。
本物の落語を身近で聴ける貴重な行事であるので、今後も継続していく予定。

【9】 その他の事業

1 児童・生徒の人権教育に係る作品の活用について

芳賀小学校、芳賀中学校の協力を得て、公民館報(毎月2回、1日と15日)に両校の児童・生徒の人権標語作品を紹介している。今後も継続する予定。

2 読書普及活動

公民館報の毎月15日号において、図書館芳賀分館の新刊図書の案内を掲載し、地域住民への読書の普及を図っている。

【参考資料】
資料に基づき、公民館関係の利用状況、市民サービスセンターの業務状況等、地区の事業実績を説明した。

(2)その他

主な意見について

・生涯学習奨励員視察研修会ではアンケートはとったか。(中山委員)
→帰りのバスの中で聞き取ったことを、資料の反省欄に載せた。
・研修会に自治会長として参加したが、個人的にはなかなか行けないので、視察に参加してよかった。(山本委員)

・館報の裏面は、生涯学習奨励員と広報ボランティアが担っている。月2回発行がよい。(中山委員)

・講座は運動だけでなく知的教養講座、例えば歴史分野のものなどを組んでほしい。運動が苦手な人もいる。対象は、全般でよい。(中山委員)
 →対象は高齢者だけでなく、広く募集していきたい。(事務局)

・DVから虐待になることが問題になっている。男女共同参画センターの協力もいただき、公民館で学びの場を設けたら。(中山委員)

・いじめ問題はほぼ100%ネットで起きているが、学校生活に影響しているため対応に苦慮している。学校では毎年複数回講座を行っているが、スマホを使っているのは学校外の時間である。中一で50%、中二で70%の生徒がスマホを持っている状況。(吉原委員)
・スマホを持たせるか、持たせないかではなく、持っていることを前提とした対応が必要。(宮内委員)
・公民館で講座をやるのはどうなのか。家庭でやるべきことではないか。(山本委員)
・学年通信等を通して、PTAに啓発している。(吉原委員)
 →目的・対象を絞るのが有効とは思うが、このテーマだけでの講座開設は難しい。学校で行事があるときに、公民館から職員が出向く等連携していくことはできると思うが、地域として具体的に何ができるのかになると思う。(事務局)
・いつでも連携できる素地を作っていく、というところまでだろう。(山本委員)
・公民館のない地域のコミュニティーセンターは、今後公民館と同様に地域と連携していくようだ。(中山委員)
・圓窓師匠の小学校国語教室の開催や、芳賀中奉仕団の活躍を通じた中学校との連携がある。(宮内委員)
 →子育て世代に参考となるよう、DV、虐待、いじめをキーワードに、LINEをはじめとしたSNSについての内容も盛り込んで周知していきたい。(事務局)

・和室の畳のカスが目立つ。赤ちゃんがハイハイすると服に付いてしまうので、気になっている。(星野委員)
 →予算要求しているが、厳しい状況。表替えは以前行った。継続して要求していきたい。(事務局)

・親子の絆づくりプログラムに父親の参加はあるか。(中山委員)
 →BPは母親のみが対象。授乳もあるので、男性は対象としていない。(事務局)
・育児は楽しいこと。男性にも育児参加してもらい、楽しいことだと気付かせてあげてほしい。(中山委員)
・イクメンと言われる、おんぶや抱っこをしている男性を多く見かける。(星野委員)

・託児の時、1歳未満の子は眠ってしまう。座布団だと衛生面が心配。予算があれば大きめなプレイマットが欲しい。また、持参させるバスタオルは、敷きだけでなく掛け用も必要。(星野委員)
・座布団の手入れの仕組みがあるとよい。金丸町では、女性グループが町公民館のふきんや座布団の手入れをしている。(山本委員)
・座布団カバーを家庭に持ち帰り洗うか、コインランドリーでするのか。(中山委員)
・春と冬に利用グループで公民館の清掃をしているが、2回目はふるさとまつりの前にやろうという話が出ている。(宮内委員)
・利用者で話し合いをして、意見を出してもらうとよい。(山本委員)

・自主学習グループの人数が増えないことについて、ご意見いただけないか。館報で体験入部やグループの紹介をしてみたが効果がないようだ。(事務局)
 →若い人のグループができるとよいが、今あるグループに一人で初心者が入るのは、レベルの差があって難しいだろう。(宮内委員)
 →教養講座を作って集め、そこからグループ化していくことができるのでは。(中山委員)
 →公民館で何をやっているのかを知らない人が多い。(吉田委員)

・じゃがいも料理教室は、じゃがいもだけでなく栄養のバランスを考えたメニューにして、親子で調理するのでもよいのでは。また、夏休みの中高大生の活用について、教育委員会から話がでるが、絵画教室に美術部の中学生をお願いする公民館があると聞いている。芳賀中ではどうか。(中山委員)
 →生徒によって絵のレベルがバラバラで、在籍数も減ってきているので期待に応えられるかどうか疑問。(吉原委員)
 →絵の講師は今までどおり大人で、そのサポートであれば可能か。(事務局)
 →学校内で相談してみないとわからない。(吉原委員)
 →孫が参加したが、上手に仕上げることだけが目的でなく、保育的要素もある。(星野委員)

・健康まえばし21推進事業として、公民館に協力いただいた。はつらつ教室第9回で保健師の話と血圧、体脂肪測定を行った。(星野委員)
・他地区では血管年齢測定もやっていた。握力、片足立ち、棒つかみなどもよいのでは。(宮内委員)
 →握力測定は行っている。血管年齢については、保健センターで器具が借りられるか聞いてみたい。(星野委員)

・五代町には工業団地がある。企業とのつながりが地域にできるとよいと思うが、講座に取り入れられないか。(吉田委員)
 →ふるさとまつりのビンゴ(吉田食品)、芳賀公園で映画祭(東部工業団地)のほか、生涯学習課長から地域の企業の情報はもらえる。営利目的にならないように線を引く必要はある。(事務局)
・NPO、社会貢献をアプローチするのはよいこと。(中山委員)

・公民館は避難場所になっている。災害が起きて駆け付けたら、誰もいないし鍵も開いていないということもあるのでは。(宮内委員)
 →市内に大規模な災害が発生し、多数の避難者が予測される場合、避難所担当職員が参集し、自主防災組織等の地域住民と協力し避難所を開設する。また、現地災害対策本部配備基準により施設の管理者、職員が参集し、開設に協力することになっている。
これとは別に、台風などで災害は発生していないが、今後被害が想定される場合には、公民館を自主避難所として開設する。この場合は、天気予報で事前に開設の必要性の判断を行えるので、防災無線や防災ラジオ等で住民周知したうえで、公民館職員が自主避難所を運営する。(事務局)

・地域で防災のワークショップをすること。場所は芳賀公民館で毎年1回。どこに避難したらよいか知ってもらうことは、とても大事だ。(中山委員)
  →地域づくり協議会と連携していきたい。(事務局)

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更新日:2019年08月05日