令和3年度第1回前橋市学校給食運営委員会会議録

審議会名

学校給食運営委員会

会議名

令和3年度第1回前橋市学校給食運営委員会

日時

令和3年7月21日(水曜日) 15時~16時

場所

前橋市役所 3階 31会議室

出席者

委員:

早乙女委員長、庭山副委員長、金井委員、三好委員、霜田委員、高梨委員、高橋委員、中川委員、森山委員、西村委員、小野里委員、鷲頭委員

教育委員会:

吉川教育長、藤井教育次長、片貝総務課長、廣嶋学校給食係長、横山共同調理場長会長、中嶋共同調理場長副会長、田端副主幹、吉澤主任、小川主任、桐生主任

 

欠席者

小野委員

議題

1.学校給食運営委員会について

2.前橋市の学校給食について

3.新型コロナウイルス感染症対策に伴う学校給食の対応について

4.学校給食費の収納状況と取り組みについて

5.学校給食における地産地消の取り組みについて

6.学校給食用食材の検査について

会議の内容

〇会議に先立ち、委嘱状交付式を執り行った。

1 開会(司会:片貝総務課長)

 

2 教育長挨拶

委員の皆さま、こんにちは。この度は委員をお引き受けいただきまして本当にありがとうございます。また、本日は熱暑の中、お集まりをいただいたことに心から感謝申し上げます。

現在中学校では、中体連が開催されております。昨年は開催できなかった大会ですが、今年は暑い中、子ども達は元気に競技に励んでおり、その様子をみて嬉しく思います。子ども達の元気を支える食ですが、申し上げるまでもなく学校給食は生涯にわたる食習慣の基礎を培う非常に重要な役割を果たしております。栄養や食習慣の面ばかりでなく感謝の心を育てたり、みんなで一緒に食事をすることで社交性を養ったり、学校給食の果たす役割は大変多岐に渡っていると思います。

コロナウイルス感染症拡大防止の対応で、学校給食も大きな影響を受けましたが、図らずも昨年の長期の休校により子ども達、そして保護者の皆さまからも改めて学校給食の持つ役割が見直されたというご意見をいただきました。給食の食べ方も、感染拡大防止の観点から、黙食が推奨され、残念ながらにぎやかで楽しい給食の時間にはほど遠い状況ではあるものの、友達と一緒に食べる給食の楽しさを子ども達も日々感じているものと思います。

先日、学校給食の食材を選定する「現物審査」というものに立ち会いました。安全、安心はもちろんのこと、美味しさや価格面も考慮し選定をする大変な作業でした。生産、食品製造、献立作り、食材調達、調理、配食と、子ども達の口に入るまで多くの方の協力を得て成り立っているのが学校給食です。今後も、安定的な運営と安心安全な学校給食を通じて子ども達の健全な育成に取り組んでまいりたいと思います。皆さまには、それぞれの立場からご意見を頂けたらと思いますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

 

3 委員自己紹介

 

4 委員長、副委員長の選出

早乙女委員長、庭山副委員長が選出された。

 

5 議事(議長:早乙女委員長)

(早乙女委員長)

それでは、早速、次第に基づき議事を進めさせていただきます。

議事の(1)報告事項の1.「学校給食運営委員会について」事務局から説明をお願いいたします。

 

<資料1に基づき事務局から説明>

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。学校給食運営委員会について説明がありました。このことについてご意見・ご質問などありましたらお願いします。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

意見がないようでしたら、次の議事に移りたいと思います。

議事(1)2.「前橋市の学校給食について」事務局から説明をお願いいたします。

 

<資料2に基づき事務局から説明>

 

(早乙女委員長)

ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見・ご質問などありましたらお願いいたします。

 

(鷲頭委員)

学校給食概略図の中で、群馬県学校給食会はどこに含まれますか。

 

(事務局)

群馬県学校給食会は、納入業者です。

 

(早乙女委員長)

多岐に渡っての説明でしたので、他にご意見、ご質問ありますか。

説明の中で、平成27年度に10円値上げをして以来、給食費の値上げを行っていないとのことでした。消費税も上がり、その他色々とお金がかかる中やりくりをしているかと思います。実際に献立を立てている栄養士の立場から高橋委員さんどうですか。

 

(高橋委員)

色々な食材の値段が上がっているけれど給食費が変わらないという中で、栄養価を満たす献立を作成するように努力していますが、とても時間もかかりますし、献立を作成するのが難しくなっていると感じています。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。ご苦労されながら栄養価を満たすように工夫をされているということですね、他に何かありますか。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

意見がないようでしたら、次の議事に移りたいと思います。

議事(1)3.「新型コロナウイルス感染症対策に伴う学校給食の対応について」事務局より説明をお願いします。

 

<資料3に基づき事務局から説明>

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。感染症対策として大変な苦労があったということが伝わってきましたが、この説明について、ご意見・ご質問がありましたらお願いします。この間の、学校現場の様子について、金井委員さんいかかでしょうか。

 

(金井委員)

新型コロナウイルス感染症の影響で給食が無い期間があったり、給食再開後の変化等ありましたが、特に学校現場に混乱はありませんでした。給食が無いことについては、早めに対応できましたし、再開後は黙食ということで、子ども達にとってはつまらない給食の時間が続いてしまっていますが、子ども達も慣れてきています。黙食について申し上げると、感染防止対策として飛沫を防ぐために黙って食べるという理由をしっかり説明していくことが大切だと思いますし、現在では、黙食が定着してきています。いずれにしても、早めの対応をしていただければ学校現場も十分対応できると感じています。

 

(早乙女委員)

早めの対応で大変助かったということ、給食を通して新型コロナウイルス感染症の予防について子ども達に指導したということでした。ありがとうございました。他に何かありますか。

 

(総務課長)

新型コロナウイルス感染症に関連して、皆さまにお伝えしたいことが2点ございます。

まず、昨年学校が一斉休校になったことで、学校給食の意義が改めてクローズアップされたと思っております。生活困窮家庭への余剰食材の配付を行ったところ、感謝の手紙をいただき、そういったところからも、家庭の中で学校給食が占める重要性について私たちも強く感じているところです。

次に、まん延防止という意味で、子ども達自身の体調不良時に加え、家族の体調不良時の欠席についても、出席停止という措置をとっております。そうなった場合、当然学校給食も喫食しないわけですが、その分の給食費は保護者の皆さまの負担ということではなく、前橋市の一般財源で補填をしているという状況です。これは、昨年度に引き続き、今年度も同様の対応をとっており、財政的には非常に厳しい状況にあるということもお伝えさせていただきます。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。総務課長の説明について何かありますでしょうか。

本校でも、学校は休校だが、給食だけは出してもらえませんか、という保護者のご意見も聞こえてきました。それだけ家庭にとって給食が占めている重要性を伝えたかったのだろうと思います。それから、新型コロナウイルス感染症関係で出席停止になった分の給食費は徴収しないということで、どのようにこの分を賄っているのだろうと思っていましたが、今説明があったように一般財源で補填しているとのことで、大変さを改めて感じました。他に何かありますでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

それでは議事(1)4.になります「学校給食費の収納状況と取り組みについて」事務局から説明をお願いします。

 

<資料4に基づき事務局から説明>

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。このことについて何かご意見・ご質問がありましたらお願いします。実際に給食費を支払われている立場からのご意見として、霜田委員さんどうでしょうか。

 

(霜田委員)

学校給食費の未納の問題というのは、以前から聞いたことはあったのですが、率でいうと1%に満たないところですが、額でいうとかなりの金額になっているということを再認識させてもらいました。お金のことなのでナーバスな問題でもあり、大変だと思いますが、引き続きよろしくお願いします。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。収納率が年々上がっていということは、その取り組みに色々苦労をされているということですね。他、小野里委員さんいかがでしょうか。

 

(小野里委員)

学期の終わりになると、給食の献立が質素になってくるという噂を聞いたことがあるのですが、それはこの学校給食費の収納状況と何か関係があるのでしょうか。

 

(総務課長)

学校給食費の収納状況と、実際の学校給食の献立内容に関連性はありません。

 

(早乙女委員長)

学校給食の献立作成は年間を通して計画的に行われていて、事前に献立も作られており、それに基づいて提供されているのでそういった事はないということです。よろしいでしょうか。他はどうでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

それでは議事(1)5.「学校給食における地産地消の取り組みについて」事務局から説明をお願いします。

 

<資料5に基づき事務局から説明>

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。これにつきまして、ご意見・ご質問等ありましたらお願いします。

 

(鷲頭委員)

3食のうち1食を学校給食で食べる子ども達に対して、無農薬食材を取り入れて欲しいという思いで、今回委員に応募しました。前橋市は、色々なことが分かれば分かるほど地産地消に取り組んでいると思います。一斉休校の際も、学校給食が無くなったことで、一食当たり給食は240円ということですが、家で食べるには500円以上かかり、大変だったと思います。これだけ大勢の方に協力していただいて、恵まれた給食だと感じました。ただ、全国でも無農薬の給食にしたいということで、たくさんのお母さんたちが立ち上がっています。そんな中で、群馬県は取り残されている部分があります。千葉県のいすみ市はごはんを無農薬栽培のお米にしました。その時に、大反対されたのはお金の問題です。ただ、1か月間のごはんのお米を全て無農薬米に変更しても、実質167円でした。それを受けて、長野県の一部自治体でも無農薬米を進めているようです。前橋産の野菜の使用率が30.8%ということですが、前橋市は群馬県の中でも他の市と比べて平地が多いので、前橋産の食材を増やすことは可能だと思っています。前橋産の食材を増やすことで農家さんが農業を続けていけるということもありますし、それを食べた子ども達が健康になるということもあります。資料の中にあるサニーズマーケットさんも、無農薬に積極的な施設です。西部共同調理場での使用かもしれませんが、そこから無農薬野菜を栽培する農家さんを広げていって、前橋市全体に無農薬の給食が広がればいいなと思います。まず、お米を無農薬にしてもらえたらと思っているのですが、どこに伝えればいいのか分からないので、そういった点についても教えてもらいたいと思っています。

 

(総務課長)

有機食材については、我々も学校給食に携わっている立場として非常に注目はしております。国においても平成18年に有機農業の推進に関する法律を策定し、有機農業を推進する方向性を出しましたが、あまり進んでこなかったという実態があります。また、昨年有機農業の推進に関する基本的な方針が出され、それに合わせて全国で様々な団体が活動をしているようで、それに呼応して国も推進していく方向のようです。我々も現状を知るために、有機野菜を生産している農家さんがどのくらいいるのかなどをJA前橋市に確認しましたが、実際に生産している農家さんも少なく、総量が学校給食に足りないというのが現状であります。ですので、有機野菜については、すでに有機野菜が納入されている小松菜については引き続き使用していき、他にはニラも使用できるかもしれないという状況ですので、今後も積極的に情報を得ながら対応できるところから進めていきたいと考えております。さきほどお米の話がありましたが、有機農法ではありませんが、現在もお米は前橋産の特別栽培米という低農薬なお米を使用しています。そういった面でも、気を使いながら進めていますが、全国的に見てもまだ進んでいない現状があります。その理由としては、JA前橋市としては、農業従事者が高齢化している中で、営農をいかに効率化していくかという点に力を注いでいるところだそうです。その中で手間のかかる有機農法を推奨するのは難しいという現実があるようです。ですので、繰り返しになりますが、学校給食での有機野菜の使用については、できるところから取り組んでいきたいと考えています。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。前橋市としても注目をしていて、出来るところから始めていくという説明であったかと思いますが、鷲頭委員さんいかがでしょうか。

 

(鷲頭委員)

努力していただいているというところは、感謝しています。前橋市の給食は恵まれているということを子どもには常に伝えています。

 

(早乙女委員長)

今後も引き続き進んでいくように、よろしくお願いします。学識経験者の立場で高梨委員さんの方から、有機食材の使用についてご意見ありますでしょうか。

(高梨委員)

有機野菜は注目されていますが、学校給食の場合、量の確保が非常に難しいのが現状です。さらに調理をする過程で、農薬を使っていない野菜に関しては、二重三重にチェックをかけていかなくてはいけないので、非常に手間がかかります。前橋市のような規模の学校給食では2時間から3時間の間で5000食から6000食を調理するために分刻みで厨房は動いています。その中でひと手間が加わるだけでも時間に間に合わない、あるいはミスが起こってしまう事に繋がりますので、そういった点も考えながら望まないといけないのが難しいところです。ですので、作業者の現状や、量の確保など多方面から見通しをつけて、導入をしていかければいけないと思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。その他いかがでしょうか。

学校でも地産地消については、子ども達に指導であるとか、今日の給食はこういう内容だよというような情報提供をされているかと思いますが、実際の学校現場として森山委員さんいかがでしょうか。

 

(森山委員)

今日の食材は近くで採れたものだよなど、声掛けをしますと生徒たちも関心を持ちます。

 

(早乙女委員長)

現場のほうでも先生方からそういった話が出ているようです。ありがとうございます。地産地消の取り組みについては、よろしいでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

それでは、議事(1)6.「学校給食用食材の検査について」事務局から説明をお願いします。

 

<資料6に基づき事務局から説明>

 

(早乙女委員長)

ありがとうございました。食材の検査について報告していただきました。このことについてご意見等ありますでしょうか。

 

(鷲頭委員)

残留農薬についてですが、子ども達の舌はとても敏感なので、例えばキャベツの芯が苦いなど、検査で出なくても子ども達は感じています。無農薬の野菜を子ども達が食べると美味しいと言いますし、にんじんを普段は食べられない子も無農薬のにんじんを食べると生でもばくばく食べます。そういったこともありますし、子ども達の体を作ることなので、先ほど難しいと仰っていた事は分かりますが、残留農薬の検査ということよりも無農薬野菜を使用して欲しいと思っています。また、冬にきゅうりを使わないなど旬でない野菜の使用をやめたり、洋食を減らして和食にすると農薬を減らせるというのは分かっています。季節の食材を使えば、食材費も安くなると思いますので、その辺も加味しながら是非給食を子ども達のためによりよい給食にしていただきたいと思っています。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。旬な食材をなるべく多く使うと良いのではないかというご提案もありましたが、栄養士の立場から中川委員さんいかがでしょうか。

 

(中川委員)

夏場ですと、トマトやなす、ズッキーニといった夏野菜を使用したカレーを取り入れてみたり、冬場は里芋や大根などの冬野菜をというように旬の野菜を使用した料理を献立に取り入れているつもりです。ただ、いつも煮物ばかりという訳にはいかないので、洋食の際にはサラダをつけたりと工夫しています。また、なるべく一汁三菜が揃った献立になるよう気を配っています。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。献立には、旬の野菜を取り入れる工夫をしていただいているようですが、鷲頭委員さんいかがでしょうか。

 

(鷲頭委員)

私も良く献立を見ていて、季節ごとの食材が使用されているのは感じています。ありがとうございます。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。他、いかがでしょうか。

 

(金井委員)

食材検査とは離れてしまいますが、暑い日が続く中で、塩分の摂取については色々な病気とも関連していて簡単に増やすことは難しいかと思うのですが、気になっています。汁物については、学校で試しに測っているのですが、0.6%から0.3%の範囲でだいたい推移をしています。これは汁物だけなので、パンであればパンにも塩分が含まれますし、ごはんなら塩分はありませんし、献立を作るのも大変な事かと思うのですが、減塩の方向なのかなど、そういう塩分摂取についての方針がありましたら教えてください。

(高橋委員)

子ども達は成長期でありますし、味覚が発達する時期ということで減塩を心がけて献立を立てています。食材の美味しさを子ども達に分かってもらうには、出来る限り薄味で調理をするように心掛けています。

 

(中川委員)

調味料も、酢やレモン果汁などの塩の代わりになるものを使用しています。

 

(早乙女委員長)

工夫をしながら減塩の方向で献立は作成されているとのことですが、金井委員さんいかがでしょうか。

 

(金井委員)

分かりました。

 

(早乙女委員長)

しっかり素材の味が分かるように工夫されているということです。ありがとうございます。高梨委員さんいかがですか。

 

(高梨委員)

細菌検査の結果で、裁断後のにんじんから1件陽性が出ていますが、裁断機の検査はその際に実施しましたか。

 

(事務局)

裁断機の検査は実施していません。

 

(高梨委員)

こういった結果が出た場合は、食材だけでなくどこでエラーが生じたか追及したほうがいいと思います。裁断機の洗浄不足で細菌が発生しているということがよくありますので、そこを見落としてしまうと大規模な食中毒に繋がってしまいます。エラーが出たときには是非次の段階のチェックもかけていただきたいと思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。食材だけでなく、裁断機など調理器具の検査も行うとよいとのことでした。他、よろしいでしょうか。

 

<意見・質問なし>

 

(早乙女委員長)

議事(1)6.が最後の議題となりますが、全体を通して、何かございますか。

 

(小野里委員)

高梨委員さんにお伺いしたいのですが、無農薬野菜は使用時に二重三重にチェックしなくてはいけないと仰っていましたが、無農薬野菜の場合は色々付いていない分、そのまま使用できるのではないかと思うのですが、何を確認しなくてはいけないのですか。

 

(高梨委員)

無農薬野菜には虫が沢山ついているので、その確認をしなくてはいけません。スーパーで販売されている無農薬野菜はきれいに洗浄されていますが、給食の現場に入ってくるものは全てそうとは限りません。ある程度の量確保し、価格を抑えるとなると納入前の洗浄が荒くなってきます。その野菜をそのまま使用する訳にはいきませんので、かなり入念に確認する必要が出てきます。もともと、無農薬であるとか関係なく、通常の作業として葉物は一枚一枚洗っていると思いますし、手間をかけているはずです。例えばキャベツは一枚一枚はがして両面をみて洗浄作業をしています。それを5000食から6000食分行っている状況ですので、そのチェックが二つ、三つと重なってくると恐らく作業としては膨大な時間がかかってきます。作業が増えれば増えるほど作業者の負担が増えますので、ミスが起こりやすくなってきます。そのミスが大きな事故に繋がる可能性があるということを念頭に置いておかないといけないと思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。小野里委員さんいかがですか。

 

(小野里委員)

私も無農薬野菜に興味があって、是非学校給食に取り入れて欲しいと思っているのですが、実現している市があるということはそういった点をクリアしているということですか。

 

(高梨委員)

それもありますが、今は試験的な状態で取り組んでいるところです。作業にどのくらいマンパワーが必要になったかというのは、データが取られていて、これから結果が上がってくると思います。まずは生産者の確保と作業者の労働性を検討をした上で、具体的に全国でやっていけるかどうか審議がなされ、実現可能かどうかというのは国が判断していくことになると思います。ただ、今のところ学校給食関連の学会等ではまだそこまでデータが上がっていませんので、プロジェクトとして色々な学校や地域が頑張ってデータを取っていて、調査中という段階だと思います。また、取り組んでいるのも恐らく規模の小さな単独校など、前橋市と比べると食数の少ないところで実験的に行っている段階だと思いますので、前橋市のような5000食以上の共同調理場で取り入れるとなると、また話が違ってくると思います。

 

(早乙女委員長)

ありがとうございます。その他の議題も含め、何かありますでしょうか。

特にないようでしたら、以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議の進行を事務局にお戻しいたします。ご協力ありがとうございました。

 

6 閉会(司会:片貝総務課長)

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更新日:2021年08月02日