平成30年度第2回前橋市学校給食運営委員会会議録

審議会名

前橋市学校給食運営委員会

会議名

平成30年度第2回前橋市学校給食運営委員会

日時

平成31年1月29日(火曜日) 午後3時30分~午後4時40分

場所

前橋市中央公民館 5階506学習室

出席者

委員

小暮委員、森田委員、布施川委員、後藤委員、吉澤委員、木村委員、佐藤委員、高橋直美委員、恩田委員

事務局

塩崎教育長、根岸教育次長、浜名学校給食係長、小見共同調理場長会長、須藤共同調理場長会副会長、渡辺副主幹、酒井副主幹、本間主任、石原主任

議題

(1)報告事項
1. 学校給食用食材の放射性物質の検査
2. 学校給食における地産地消の取り組み
3. 特色ある学校給食の献立
4. 学校給食費の収納状況と取り組み
5. 学校給食の異物混入時における基本的対応

(2)審議事項
1. 平成31年度学校給食実施予定(案)
2. 平成31年度学校給食費(案)

会議の内容

1 開会(司会:浜名学校給食係長)

 

2 教育長挨拶

皆さんこんにちは。本日は風が強い中、また、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。インフルエンザもかなり流行っていることから各学校・園におきましては大変な時期でもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
さて、今日は1月29日ですが、1月24日から明日まで何の週間かご存知でしょうか。今は「全国学校給食週間」にあたるそうです。それをどこで知ったかと言うと、毎月、各学校に調理場から献立表をお配りしていますが、献立表の裏側に給食だよりがあって、1月号には全国学校給食週間の説明がありました。私も、学校現場にいたときは、献立表を毎月見ていましたが、今回久しぶりに見て、このような色々な情報が家庭に行くのだなと思いました。次の日の給食に何が出るかというのは、子どもが関心を持つから見ますが、その裏側に書いてあることは、中々見る機会がない保護者もいるかもしれません。でも、そういった給食のことを家庭で話題にしていただければありがたいと思います。第1回の運営委員会で献立表をよく見てくださるというお話しを委員さんからいただいたものですから、行政から家庭に直接伝えられる手段として「献立表」と「給食だより」があると思い、話題にさせていただきました。
それから、昨年12月11日に学校給食で提供したパンの中に異物が混入するという事案が発生し、大変ご心配やご迷惑をおかけいたしました。今回の事案は、あってはならないことでしたが、給食に異物が混入した場合の基本的対応方針を教育委員会で立て、校長会で説明した方針が学校現場に伝わっていたので、今回の異物混入事案でも学校には適切に対応いただき大きな混乱はありませんでした。本日は、その異物混入事案の詳細について事務局から説明いたしますが、安全・安心で美味しく楽しい給食のためのご意見やご提案をいただけたらと思います。委員長、副委員長さんには大変お世話になりますが、本日はよろしくお願いします。

 

3 議事(議長:小暮委員長)

(小暮委員長)
本日は、お忙しい中ご出席をいただきまして、ありがとうございます。それでは、次第に基づいて議事を進めさせていただきます。議事の(1)報告事項の1.「学校給食用食材の放射性物質の検査」について、事務局から説明をお願いします。

<資料1に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

<意見・質問なし>

(小暮委員長)
特に意見がないようですが、きちんと検査していただいていることがよくわかりました。それでは、次の議事に移らせていただきたいと思います。
議事2.「学校給食における地産地消の取り組み」について、事務局から説明をお願いします。

<資料2に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ただいまの説明について、ご質問などありますか。

(木村委員)
説明の中で前橋産野菜の使用率が下がってしまった月があったということでしたが、前橋産の野菜が使えなかった場合に、その他の産地の野菜を使ったということでよいですか。全体的に野菜の使用率自体が下がってしまったということだと、どのように対応されていたのだろうと思いまして。前橋で野菜が取れないという場合に、全国的にも同じような状況もあるかと思うので、その場合に全体の野菜の使用率が下がってしまい、他の食材で対応されていたのか。子どもの健康を考えると、そういう視点も大事だと思います。

(教育長)
野菜の量ということですね。

(木村委員)
そうです。野菜の量が確保できているのかということです。

(事務局)
地場産のものが天候不順で納品できない場合には、基本的には前橋の青果市場から県内産が納品されますが、県内産も確保できない場合は他県産が納品されます。実際に地場産が確保できない場合には、大生産地である千葉県産であるとか、北海道産のものが代わりに入ることがあります。

(木村委員)
国内産を100%使用しているということでよいですか。

(事務局)
そうです。野菜については、地場産でなければ青果市場から国内産のものが入るという形になっています。

(教育長)
地場産で対応できない場合には国内産野菜をしっかり提供しているので安心ということですね。

(木村委員)
地産地消は大切なことだと思いますが、全体の量を確保できているという前提の上でのことだと思ったものですから確認させていただきました。

(小暮委員長)
地産地消を推進しているが、確保できない時は、国内産を確保するよう注意しているということですね。その他何かありますか。

(教育長)
学校側で前橋産のものをアピールしているとか、子どもたちが学ぶ場があるといった事例があれば教えてもらえますか。

(小暮委員長)
大胡地区は地場産の苺を給食で提供していませんでしたか。

(後藤委員)
そうでしたか。

(小暮委員長)
私が大胡幼稚園にいた時に、近くに苺農家があって、今日はそこの苺ですという放送原稿を見た記憶があります。

(後藤委員)
確かに近くに苺農家があって、年長さんは苺農家に行っています。そこの苺が給食に出ているというのは、私が聞いていないだけなのかもしれません。

(木村委員)
現場にそういった情報が伝わっていないとすれば、せっかく地場産のものを使っているのに、また、教育委員会の目標になっているのにもったいないですね。すごく努力されていますから。

(教育長)
栄養士さんも、そういった地産地消の情報は発信されていますよね。

(佐藤委員)
毎月学校に配布している献立表には、その月に使う前橋産の野菜にアンダーラインを引くことになっています。また、校内放送で使用する放送原稿資料でも前橋産野菜のことを伝えています。

(高橋委員)
栄養士のクラス訪問時には、生産者の写真など持って行って、この人が作っているんだよと伝えたりしています。

(木村委員)
それはいい事ですね。

(教育長)
栄養士さんが直接学校へ行ってお話ができる機会があるので、その時は直接伝えていただいて、それ以外のときは放送原稿があるので、各学校で校内放送していると思いますが、小学校ではどうですか。

(森田副委員長)
そうですね。放送しています。

(小暮委員長)
給食時間に、放送委員が季節の野菜の話しとか、郷土食の話しとか色々してくれていますね。 献立表に地場産の情報など細かなことも丁寧に書いてあることを今知りました。献立表はきちんと見ているつもりでしたが、気づきませんでした。
その他ございますか。他にご意見がないようでしたら、次の議題へ移りたいと思います。
議事3.「特色ある学校給食の献立」について、事務局から説明をお願いします。

<資料3に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

(教育長)
行事食については、子どもたちの反応はどんな様子ですか。

(恩田委員)
喜んで食べていますね。ただ、ひな祭りでちらし寿司だと、お昼に食べて夜も自宅で食べるようなことがあります。でも作らない家庭もあるので、ひな祭りの時はちらし寿司を食べるということがわかるし良いことだと思います。

(教育長)
ひな祭りだと行事食が出されるのは、3月3日だけでなく、ずれることもありますよね。

(高橋委員)
二献立を調理している調理場では、行事食の提供が、前後で微妙にずれることがあります。

(小暮委員長)
献立を作る立場で、佐藤委員、高橋委員は、行事食について何かご意見がありますか。

(高橋委員)
家庭科の授業でおっきりこみを作っていますし、先ほどもお話しした学校訪問や放送資料でも行事食の日は細かく説明しています。とても力を入れているところです。

(小暮委員長)
行事食の時の給食の残り具合はどうですか。やはり特別な献立なので食べ残しは少ないですか。

(高橋委員)
そうですね。子どもたちに人気があるものや珍しいものを取り入れているので、食べ残しも少ないと感じています。

(小暮委員長)
コンテナ室で食べ残り具合を見ていると、行事食の日は少ないかなと感じます。子どもたちも行事食の日はざわついているし、楽しみにしていますね。人気のメニューであることを感じます。

(森田副委員長)
行事をやらない家庭、やれない家庭がありますよね。特に、三世代ではなく親子だけの二世代家庭だと、生活で一生懸命という家庭もありますし、そうした家庭では季節の行事みたいなものをやる機会が少ないのかなと考えます。給食で季節の行事に関わる献立があると、それを切り口にこんな行事があるんだねとか、そんな話しをする機会になります。

(教育長)
ハロウィンやバレンタインは話題になりますが、十五夜とか冬至は、あまり話題にならないかもしれませんね。PTAとしてご家庭ではどうですか。

(吉澤委員)
そうですね。あまりそういう話題にはならないですね。

(小暮委員長)
最近冬至がありましたが、昔は当たり前のようにゆずやかぼちゃを話題にしていたし、食卓にも乗っていましたが、今はそうではありません。では、自分が昔と同じようにできているのかというと、意外にできなくて反省しています。給食時には放送もありますので、放送と献立がリンクして子どもたちも分かりやすいと思います。ゆず湯に入るとか、今日の家の夕食の事とか、給食をきっかけにクラスで盛り上がることもあり、ありがたいですよね。

(森田副委員長)
すきやきの日は全県的にやっていることですか。

(事務局)
11月29日は、いい肉の日ということで県内の小中学校で群馬県産の肉を使ってすきやき等を提供していて、前橋でも実施しています。

(小暮委員長)
私は、献立を決める献立会議に出ているのですが、調理場ごとに献立が違っていて驚きました。各調理場で工夫して子どもたちのことを考えていて、調理場ごとに個性があるということを強く感じています。

(高橋委員)
調理場の近くでホウレンソウが取れるので、それを取り入れた献立を提供するなど、行事食以外でも各調理場の特色に合わせた献立を工夫しています。

(教育長)
夏休みに栄養士さんが集まって献立の研修をしていますが、そのことについてお話しいただけますか。

(高橋委員)
夏休みに栄養士の調理実習を行っていて、地場産野菜を工夫して美味しく食べられる献立を研究しています。関係者の方と一緒に試食も行い、特色のある献立を学校給食に取り入れるようにしています。

(小暮委員長)
工夫しながら特色のある献立を検討いただいているのは、大変ありがたいことだと思います。

(教育長)
「噛むカムレシピコンテスト」ってあるじゃないですか。教育委員会が主催ではないですが、子どもたちが家庭で献立を考えて応募してくれていますが、その他に学校で新しい献立を作ろうという取り組みはありますか。

(布施川委員)
中学1年生の夏休みの家庭科の宿題で、自分で作った料理を写真で撮ってくるというものがあって、二学期以降に調理室の前に写真を飾ります。目的としては、自分で料理をしてみるということなので、献立を考えるということと同じだと思います。

(高橋委員)
噛むカムレシピコンテストの入賞作品や、入賞作品ではなくても調理場の大量調理に向いているものは、先生方と一緒に選考して給食の献立に取り入れています。そして、提供当日には、放送資料でどこの学校の誰が考えた献立だということを放送しています。

(教育長)
中学生にとっても自分が考えたものが給食に出されるというのは良い思い出になりますよね。栄養士さんは、学校やレシピを考えた子どもの保護者にも連絡をして許可を取ってやっています。中学1年生の家庭科の授業がそういったものにも繋がればいいと思います。

(小暮委員長)
今日の資料として配布された「給食レシピ集」は、中学3年生全員に配られます。卒業生の保護者で、このレシピ集を参考に子どもに料理をさせている方がいると聞いています。自分で料理をするというのは大事ですよね。

(教育長)
今、小学5年生の家庭科で包丁を持てない子どもがいることが非常に話題になっています。料理を作ったことがないのだと思いますが、そういうことの改善にもつながればいいと思います。やはり、5年生は大変ですか。

(森田副委員長)
ミシンや包丁を使うときは、保護者の方も含めてボランティアの方にお手伝いに来ていただいて対応してもらっています。

(小暮委員長)
昔のような調理実習は、今では難しいと感じています。リンゴの皮を剥くのもピーラーでないとだめな子どもや、自分の方に包丁の刃を向けて皮を剥くのが難しい子どももいます。

(布施川委員)
包丁であれば、慣れるために、ちょっと血が出る程度の傷なら大丈夫だと自分は考えてしまいます。指を落としてしまうような怪我はまずいですが。

(小暮委員長)
何でも挑戦させてみて、ちょっとの失敗はいいのではないかと私も思います。そうしないと包丁に慣れるのは難しいのではないでしょうか。

(教育長)
道具を使うことと、道具に慣れることから繋がって、自分で料理をしてみようと思ってくれると良いなと思います。
後藤委員さん、幼稚園での子どもたちの給食の準備の様子はいかがですか。

(後藤委員)
先生方が食器などをセットしておいて、それを順番に取りに来るという感じです。年少さんは一人でやるのは難しいですが、年長さんは自分たちでできます。

(小暮委員長)
幼稚園にいる時はできるのですが、小学校に入ると赤ちゃん返りをしてしまう場合があります。あなたたちはできたでしょって1年生に言うのですが。6年生のお兄ちゃんお姉ちゃんが優しいし、その中で甘えるということが心の安定につながる部分もあるのでしょうが、そのバランスが難しいなと思いながら給食を準備する様子を見ています。
それでは、次の話しに進んでよろしいでしょうか。
議事4.「学校給食費の収納状況と取り組み」について、事務局から説明をお願いします。

<資料4に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

(吉澤委員)
児童手当からの納付を申請した方以外の滞納額が、この約1,000万円の滞納額ということですか。

(事務局)
まず資料に16,001,916円とありますが、これが前橋市の学校給食費の平成29年度以前の滞納額となります。次に、9,358,030円とありますが、こちらが平成30年度の滞納額で、両方を足した2,500万円ほどが全体の給食費の滞納額となります。平成30年度に児童手当から納付される予定の830万円は、この全体の滞納額に充てることになります。

(吉澤委員)
電話催告や戸別訪問をしても、それでも払ってもらえない方がいると思いますが、そういう場合、子どもが卒業してしまうと何年間も滞納が残ってしまうことがあるのですか。

(事務局)
子どもが中学校を卒業して高校へ行っている世帯で、当時の給食費が清算できていなくて滞納が残っている世帯もあります。その場合には、分納誓約書という履行誓約をしていただいたうえで、毎月の分割納付をお願いしています。

(吉澤委員)
分割の期限は決まっているのですか。

(事務局)
多くの皆さんが納期内に納めているものですので、原則は速やかに一括で納めてくださいとお話しします。家庭の諸事情で分割納付を希望される場合は、1年間を目安に完納してもらえるように分納の金額を設定するようにしています。

(吉澤委員)
分かりました。ありがとうございました。

(教育長)
本来であれば、所得の低い家庭は、就学援助制度により、給食費を納めなくても良いことになっていますので、そうではない家庭が滞納しているのだと思います。以前は、学校にも協力いただき、声がけをお願いしていたこともありましたが、今はできるだけ行政の方で対応するということで、学校給食係が電話催告をしたり戸別訪問をしています。

(教育次長)
教育委員会では、電話催告や戸別訪問といった滞納整理を行っているため、窓口に払いに来る保護者も結構います。先日、富岡市が何十万円も給食費を滞納している悪質な人に対し、支払督促という法的措置を取ったという新聞記事がありましたが、結果的に納付につながったようですので、やはり、法的措置は有効だと思います。法的措置に取り組んでいかないと滞納額を大幅に縮減するのは難しいのではないかと考えています。きちんと納めている方との公平さもありますし、法的措置については、来年度から検討を進めていきたいと考えています。

(小暮委員長)
給食費の滞納整理については、引き続きよろしくお願いします。では、次の議題に移りたいと思います。
議事5.「学校給食の異物混入時における基本的対応」について、事務局から説明をお願いします。

<資料5に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

(布施川委員)
一点いいですか。ネジとワッシャーの混入の影響で、翌日に中学のパンが提供されませんでしたが、お腹を空かせたまま部活をやるのかという話しになりまして、結局は部活を中止せずやりましたが、もう少し早く連絡をいただければ、何か別に考えられたのかなとも思います。中止の判断や連絡の時期については、ご検討をお願いします。

(教育長)
パンの提供中止では、大変ご迷惑をおかけしました。対象校は少なかったのですが、保健所からの自粛要請もあったため、急遽中止を決定したものです。

(吉澤委員)
保護者としての質問ですが、以前、ごはんの中にボルトが入ったかもしれないということで、ごはんの提供が中止されたことがありました。ちょうどカレーの日だったのですが、ごはんが一切食べられない状況でした。そういう場合、混入がないことを先生が確認してから子どもに食べさせるという判断はできないのですか。

(事務局)
ごはんについては、平成28年8月に群馬炊飯センターにおいて金属部品が見つからず、ごはんに混入した可能性があるという連絡を受け、子どもの安全第一ということでごはんの提供を急遽中止したものです。

(布施川委員)
あの時も中学生は、カレーしか食べられないということで、お腹をグーグー言わせながら過ごしていた印象があります。

(教育長)
ひと昔前だったら、混入がないことを確認して食べるという選択もあったのでしょうが、現在では、安全が確認できないということで難しいですね。

(布施川委員)
万が一でも食べたりすると大変ですから、学校とすると食べさせられないですね。

(森田副委員長)
ちょっといいですか。資料6ページの区分2と区分3のところで、「状況に応じて給食の取り替えをする。」とありますが、実際に給食の取り替えなどできるのでしょうか。普通は、給食の配膳が始まってから異物は発見されるのでしょうから、追加の提供は難しいのではないですか。

(教育次長)
仮に代わりの給食を用意するとしても、時間的に間に合わないでしょうし、そういったことを考えると、実際のところ給食の取り替えは難しいと思います。

(森田副委員長)
小学校は比較的下校も早いですが、中学校は部活もあるので主食が中止されてしまうと、非常に苦しいですよね。今はアレルギーの関係もあるので、むやみに代わりのものを提供するのも現実問題として難しいと思います。

(教育長)
数も数ですから、取り替えというのは実際難しいと思います。みかんを後から配るというのであればできるかもしれないですが。

(吉澤委員)
一クラスだけで異物が見つかった場合は、他のクラスは食べるのでしょうか。

(事務局)
今回のパンについては一つのパンだけに異物の混入が見つかったのですが、他のパンにも混入している可能性があるということで、子どもたちの安全を考え、全部回収して廃棄しました。

(教育長)
前回のごはんについても、どこに混入したか分からないという状況でしたので、中止としたのもやむを得ない状況だったと思います。

(小暮委員長)
子どもの安全に関わることですので、対応としてはそれが正解だと思います。その日は仕方ないですが、次の日をどうするかという判断時期など今後検討していただいて、対応の仕方なども調整してもらえればと思います。

(教育次長)
その辺りも今後検討させていただきます。

(小暮委員長)
ありがとうございました。それでは、(2)の議事に進みたいと思います。議事(2)審議事項の1.「平成31年度学校給食実施予定(案)」について、事務局から説明をお願いします。

<資料6に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

<意見・質問なし>

(小暮委員長)
例年と同様に実施する日を決めているということなので大丈夫ですかね。では続いて、議事(2)2.「平成31年度学校給食費(案)」について、事務局から説明をお願いします。

<資料7に基づき事務局から説明を行った。>

(小暮委員長)
ありがとうございました。ただいまの説明について、ご意見、ご質問などありましたらお願いいたします。

(吉澤委員)
先生の給食費のことですが、小学校と中学校でなぜ金額が違うのでしょうか。

(事務局)
量などが違います。

(吉澤委員)
大人用の量じゃないのですか。

(事務局)
小学校には小学校の基準があり、先生も同じものを食べているので、先生も小学校の一食単価となります。

(教育長)
それについては、2年くらい前に検討したのですよね。

(森田副委員長)
教職員の単価を統一するのは、校長会としては反対しました。

(吉澤委員)
量だけでなく、おかずの内容も違うのですか。

(事務局)
牛乳は小中学校で統一されていますが、おかずについては、例えば小学生と中学生では栄養基準が異なるため、数量や大きさが違う場合があります。

(木村委員)
校長会での給食費の話しというのは、どのような意見が出たのですか。

(教育長)
教職員の単価を統一するという検討をしたのですが、教職員は、子どもと同じものを同じ量食べているということで、小中学校それぞれの単価ということになりました。

(吉澤委員)
小学校の先生は、お腹が空いてしまいますよね。

(木村委員)
中学生の一食分だとかなりのエネルギー量があるので、中学校の先生はどんどん太ってしまうというのが心配ですね。

(布施川委員)
私は、ごはんの量は少なく盛るようにしています。

(木村委員)
先生方は食べ過ぎにならないように、個人で気を付けてください。中学校の単価を払っていても、健康のためにも軽く盛るようにした方が良いと思います。

(小暮委員長)
私も中学の教員だった時は、子どもと同じ量は食べられなかったです。実際に教職員に配膳される量は、教職員用に調整された量になっていることがあるかもしれませんが、調理場は、教職員の分量を計算して食缶に盛り付けているのではなく、小学生や中学生と同じ分量で考えているから単価も同じということですね。

(教育長)
こういうご時世ですので、教職員の単価を変更するとなると給食費は上がる方向になりますね。

(教育次長)
基本的な考え方は、子どもたちと同じものを食べているから同じ金額ということです。もしかすると、小学校の教職員は少し足りないということも出てくるかもしれませんね。

(布施川委員)
でも、教員の分は、子どもたちが気を利かせて沢山よそってくれます。

(教育長)
給食というのは、誰のためのものかというと、子どもたちのためのもので、カロリーも子どもに合わせて考えられているので、大人は自分で調整してくださいと言うしかないですよね。

(小暮委員長)
他に何かありますか。

(教育長)
第1回目の運営委員会の時、11月に委員さんの給食試食会をやる話しがありましたが、その時の様子や感想を聞かせていただけますか。

(事務局)
本日は、公募の委員さんが欠席ですので、当日参加したのは吉澤委員さんだけです。

(吉澤委員)
試食会では、さくらごはんを食べました。さくらごはんが醤油のごはんだということを初めて知りました。僕が子どもの頃は、さくらごはんというものを食べたことは無かったです。

(小暮委員長)
普段、給食を食べていない委員さんが試食会をするという話しでしたよね。今日は、他に試食会に参加した委員さんもいないようですので、他にご意見やご質問等ございますか。
ご意見がないようでしたら、その他に何かございますか。

(森田副委員長)
今までと全然違う話しになってしまいますが、マイクロプラスチックによる環境汚染の問題で、プラスチック製のストローを紙製に代えていく流れがファストフード店などで起こっています。学校給食の牛乳は、プラスチックストローを一日に約26,000本使うので、年間で考えると相当な量です。これは予算も絡む話しですが、学校給食についてもプラスチック製のストローの使用について検討する必要があるのかなという気がします。新聞などを見ると、まだ学校給食では取り組んでいないようなので、ニュースバリューもあると思うし、来年すぐということではないですが、紙ストローの導入について課題等を検討してみる必要があるのかなと思いました。

(教育長)
そうですね。学校では牛乳パックのリサイクルをやっていますし、全国を見ると、ストローを使わないで牛乳を飲むことを推進している場所もあるみたいですから。

(布施川委員)
ストローを使わずに飲むのは、今の牛乳パックだと難しいですね。前のパックの時はできましたが。

(教育次長)
今は牛乳パックにストローが付いているのですか。

(布施川委員)
ストローは別になっています。

(小暮委員長)
昔は、1リットルの牛乳パックと同じ作りだったので、ストローを使わずに自分で開けてゴクゴク飲んでいる中学生もいましたけど、今の牛乳パックは素手では開けられないですよね。

(教育長)
牛乳パックの形が変わったのは、供給業者の事情ですよね。

(事務局)
はい。ブリックパックというタイプに変わりました。

(木村委員)
両端をハサミで切れば結構飲めるのではないですか。

(教育長)
今すぐの結論は難しいかもしれませんが、検討していく必要があると思います。前橋市は、環境都市宣言をしていますから、ストローを使わないという考えもあるし、必要ならばストローを紙製に代えていくというのも1つの案だと思います。ご意見ありがとうございました。

(小暮委員長)
その他はいかがですか。特にないようでしたら、以上で本日の議題は全て終了となります。会議の進行は事務局のほうにお戻しいたします。ご協力ありがとうございました。

 

4 閉会(司会:浜名学校給食係長)

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更新日:2021年08月02日