令和2年度第3回前橋市公民館運営審議会

審議会名

公民館運営審議会

会議名

令和2年度第3回公民館運営審議会

日時

令和3年3月21日(日曜日) 午後1時30分~5時15分

場所

元総社公民館ホール、アトリエ、永明公民館ホール、研修室

出席者

委員:森谷健委員長、萩原香副委員長、矢島俊夫委員、小高広大委員、鳥居塚マサ子委員、國元郁子委員、馬場由香里委員、佐藤高司委員、田村浩一委員、前原陽一委員、佐藤隆也委員

前橋市教育委員会:岩瀬課長補佐、宇多課長補佐、光安元総社公民館長、近藤永明公民館長、西澤中央公民館長、中島副主幹

 

欠席者

松村委員、村島委員、持田委員、屋内委員

議題

1 公民館事業視察

(1) 元総社公民館

【親子ふれあい講座】ふくろうを作ろう!ふくろうに会おう!

(2) 永明公民館

【中学生向け講座】ゲームプログラミングに挑戦しよう!

2 議事

「公民館における社会教育事業充実のためのコミュニティデザインの見直し」に

ついて

(1) 各館報告(元総社公民館、永明公民館)

(2) 意見交換

会議の内容

概要

1 公民館事業視察

はじめに元総社公民館の事業視察を行い、その後永明公民館へ移動し視察を行った。

(1) 元総社公民館

視察開始前に光安館長より元総社地区地域づくり協議会が作成した「小学校“かるた” 99札が語る 郷土・元総社」の紹介があった。

その後、地区在住の年長~小学校2年生の子供とその親を対象にした「【親子ふれあい講座】ふくろうを作ろう!ふくろうに会おう!」を視察した。講師は、プロジェクトワイルドファシリテーターの小崎先生と前橋市地域おこし協力隊の川島先生。

(2) 永明公民館

市内の中学生を対象にした「【中学生向け講座】ゲームプログラミングに挑戦しよう!」を視察した。講師は、東日本デザイン&コンピューター専門学校の本多先生。

2 議事

議事では、1回目の審議会で承認された「公民館における社会教育事業充実のためのコミュニティデザインの見直し」の諮問をテーマに、森谷委員長の進行によりすすめられた。

最初に元総社公民館と永明公民館の両館長が、コミュニティデザインと今日の講座の関連性を資料に基づき報告を行い、その後、委員の意見交換を行った。

令和2年度の審議会については今回で終了。令和3年度の審議会は3回を予定。

諮問に対しての答申書の作成を、来年度1年をかけて行っていき、その後提出される予定。

主な意見

(森谷委員長)

コミュニティデザインと今日の講座がどのようにつながっているのか報告をいただきたい。

(光安元総社公民館長)

「コミュニティデザイン(願い・思い編)」のページにある「青少年体験・チャレンジ活動」の中に少年教室があり、今日の事業はここに分類される。また子育て世代の住民が多くいる地区であるため、子育て・親子支援に力を入れているがコロナ禍で中止になる講座も数多くあった。

(近藤永明公民館長)

市内小屋原町(永明地区内)にある東日本デザイン&コンピューター専門学校さんに講師を含め全面的にご協力をいただいた。会場は当初専門学校だったがコロナの関係で会場の広い公民館で行う事となった。受講対象者は地区内に絞らず市内在学とした。周知はホームページの他、中学校にご協力をいただき荒砥中学校、木瀬中学校、第五中学校の生徒へ配布したが、市内の他の中学校からも参加者がいた。

また、申込み方法についてもこれまで電話や窓口でも申込みであったが、市ホームページ の申込みフォームを活用したところ、参加者から好評であった。

今回の講座は、「永明地区の地域資源を活かしたコミュニティデザイン2020(願い・思い編)」の「2.青少年が明るく元気に育つまち」につなげようという思いで行った講座である。

(小高委員)

コミュニティデザインの館長の説明を聞いていいなと思ったのが、生徒が学校で描いた作品を公民館に展示していること。一般の方はなかなか学校に入っていくことができないので、公民館に展示してあればその作品を見ることができる。

また、これからITが発展して、自分たちの生活にもコンピューターは切っても切り離せないものになると思うので、ぜひ時代に合わせた講座をこれからも考えていってほしい。

(鳥居塚委員)

元総社のふくろうを使った講座はとても良かった。講師の説明が上手で参加した子供達の思考力や想像力が掻き立てられたと思う。子供達を褒めて認めて育てていくというのはとっても大事なことだと感じた。

(矢島委員)

昨年の報告書などを見たところ、家庭教育などの講座では館をまたいでいっしょにやっているが、別の講座でも複数の館でタイアップして事業をやればもっと広がりが出てくると思うので、今後いろいろな事業で検討してほしい。

私は、前橋ユネスコ協会からの代表で会議に参加しているが、前橋の公民館では国際交流とか国際理解などの講座がちょっと少ないように感じるので、コミュニティデザインの見直しの中で検討していただけたらありがたい。

(國元委員)

家の中にいるとゲームをしている子が多いと聞いているので、元総社公民館の講座は親子いっしょに物事ができるというのは良いことだと感じた。

また、永明公民館の講座ですごいと思ったのは、講座の参加者として中学生に出てきてもらっているところ。のびゆくこどもの集いなどの行事でボランティアとして出てきてもらう事はあるが、中学生だけを集めた企画はすばらしい。今後もそのような企画があればぜひ呼んでほしい。

(馬場委員)

コロナ禍の中で2つの講座ができたのは良かった。両館のコミュニティデザインはすごく良くできていて、説明でも館長の熱い思いが伝わってきた。

(佐藤(高)委員)

コミュニティデザインに出てくる地域資源というとどうしても大学などの大人社会で考える教育機関が出てきてしまうが、地域の中には自分たちが知らないようなすごい人がいっぱいいると思うので、もっと発掘ができるのではないかと考える。

事務局への確認であるが、今回2つの講座を視察したがこれを選んだ意図は何か。

(西澤中央公民館長)

各公民館長へ地区の事業調査を実施し、特色のある取り組みを見ていただくのがいいと思い、この2館の事業に決めた。

(佐藤(高)委員)

コミュニティデザインはこうあるべきだという意向で選んだのではないということか。

(西澤中央公民館長)

そのとおりである。今のコミュニティデザインがどこまで機能しているのかというのも各公民館いろいろ課題があると思っているので、委員の皆さんから今後も意見をいただきたい。

(田村委員)

私も地域資源という観点で考えてみた。自分の大学でも公開講座を開いているが、高齢の方の参加者もたくさんいる。そういう熱心な参加者が、自分で経験した事や勉強した事などを披露してくれるので、逆に大学のほうも教えてもらえる。そういう方達を公民館で発掘してもらい、吸い上げてほしい。

また、小学校や中学校などの先生にも話を聞いて、どんな事を公民館に求めているかを把握すればよりニーズに合致した講座ができると思う。

(前原委員)

2つの公民館の事業を見て共通している良いところは、地区内の教育機関と連携が取れているところと体験学習が現物主義なところである。

(佐藤(隆)委員)

視察して感じた事は、元総社の講座で講師の方が子供達に「君」というような呼び方をしていたが、参加者にネームプレートなどを置くことにより、より親近感がわくようなコミュニケーションが取れると思う。

永明の講座では、今回の講座を機にこれから専門学校とも連携していくと思うが、講師の先生の他に、講座のサポート役として学生を数名入れたほうが参加者も声をかけやすくなり、先生とは別のコミュニケーションが取れると思う。

(萩原副委員長)

それぞれの地区の資源は、その地区だけにとどまらず前橋の地域ブランドになると今回話を聞いて感じた。資源を公民館の事業につなげているというのを実感できた時間であった。

(森谷委員長)

元総社地区ではコミュニティデザインの2021年の見直しはどのように考えているか。

(光安元総社公民館長)

基本のベースは同じであるが、今回の話を聞いている中で感じたのは、地元の学校が入っていないのでそれを追加したいと考えている。

また、地区の運営推進委員会でも話が出たが、コロナ禍で屋内での活動が制限されているので、野外活動にも少し力を入れていきたいと考えている。

(森谷委員長)

永明地区の講座は、中学校に連絡を取って、中学生の空いている時間に講座の時間を設定するという事がすごく良いと感じた。コミュニティデザインにも学校との連携という部分をもっと入れていっていいのではないか思う。

今後の日程については事務局とも協議し、コロナの状況で変わってくるとは思うが、令和3年度は3回くらい会議を行う予定で考えている。次回の日程は未定であるが、5、6月ぐらいを予定している。

以上

 

 

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更新日:2021年08月27日