令和5年度第1回前橋市社会教育委員会議
審議会名
前橋市社会教育委員会議
会議名
令和5年度第1回前橋市社会教育委員会議
日時
令和5年7月10日(月曜日) 午前10時から正午
場所
前橋市中央公民館506学習室
出席者
(委員側)
土田委員、佐藤議長、篠田委員、間々田委員、栗木委員、森谷副議長
結城委員、張委員、西谷委員、大畠委員
(市教委側)
吉川教育長、片貝教育次長、金井指導担当次長、佐藤生涯学習課長
事務局員(生涯学習課)
(中部教育事務所)
根岸社会教育主事
欠席者
阿久澤委員、宮内委員
配付資料
会議内容
(1)社会教育委員委嘱式
吉川教育長より委嘱状の交付を行った。
(2)第1回社会教育委員会議
1)開会
2)教育長あいさつ
本日はご多用の中お集まりいただき、大変ありがとうございます。
今回は、再任の方4名、新任の方8名、計12名の方々に本市の社会教育委員として2年間お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
この後、事務局からも説明があると思いますが、昨年度私から、これからの社会教育を幅広い視点から見つめなおしていただきたく、諮問をさせていただきました。この2年間の中で、その諮問に対して、提言をご提出いただくこととなっております。本日は、国や前橋市の教育振興基本計画、令和4年度までの社会教育委員会議の取組の説明後、協議になると伺っております。前橋の教育の目指す人間像とは、多様な人と協働して主体的に創造的に社会を創る人と令和2年度に定めました。様々な経歴をもった皆様が委員を務めてくださること、また、これまでの経験を踏まえ、一人一人の幸福感や存在感が認められる社会をめざし、それぞれの立場から積極的にご意見を賜り、さらに有意義な会議となるようお願いしたいと思います。
3)委員自己紹介・職員自己紹介
4)議長・副議長の選出
前橋市社会教育委員会議運営規則第3条に、委員の互選により議長・副議長を置くと規定されているが、意見が出なかったため、佐藤委員を議長、森谷委員を副議長とする事務局案を提示し了承された。
5)事業説明
教育振興基本計画について
【根岸社会教育主事】
令和5年6月16日に閣議決定された、第4期教育振興基本計画について資料をもとに説明を行った。
【佐藤議長】
日本の子どもたちは、世界の子どもたちに比べ、自己肯定感が低いなどと言われているが、そのあたりはどう考えるか。
【根岸社会教育主事】
自己肯定感以外にも、自分達が社会を変えることができると考えている割合が世界に比べて日本の子どもたちは少ないとされている。
【西谷委員】
学習指導要領やカリキュラムなどは、これからの子どもたちにとって必要なことを中心に考えられていくのだろうか。
【根岸社会教育主事】
今回の第4期の教育振興基本計画をもとに、次期学習指導要領は改訂されていく。今までの教育の在り方から大きく変わっていくことも考えられる。
【大畠委員】
日本の子どもたちの自己肯定感の低さは話題になるが、大人も同様に自己肯定感は低いと感じている。そのあたりについても考えていきたい。
【土田委員】
県レベルで、学校教育担当課と生涯学習課が連携するなどして、具体的な方策や情報発信などはあるか。
【根岸社会教育主事】
群馬県はコミュニティスクールの導入について、全国に比べるとなかなか進んでこなかった現状があるが、研修会やマイスター制度などを活用し、導入が加速しているところである。
【土田委員】
義務教育段階では、子どもたちに自分が社会の一員だという意識をどう身に着けさせるかが大切なので、学校現場が抱えている課題と社会教育が抱えている課題を明らかにしていき、子どもたちが将来、社会の中で活躍できるような人材になってもらいたい。
第3期前橋市教育振興基本計画について
【金井指導担当次長】
第3期前橋市教育振興基本計画について、資料をもとに説明を行った。
【結城委員】
主体的な学びの継続につながる学習機会の提供とあるが、取組についてはこの子育て親子以外にもあるのか。また、リカレントというキーワードがあるがそれについて何か取り組みなどはあるか。
【佐藤生涯学習課長】
生涯学習課としては5つのテーマを設定している。一つ目が子育て親子支援の充実、二つ目が青少年体験・チャレンジ活動の充実、三つ目が生涯学習奨励員活動支援の充実、四つ目が自主学習グループ活動支援の充実、五つ目が学び合い・人権・地域ふれあいの充実です。地域づくりの観点から、前橋市では16公民館を中心としてセミナーや講座を開催している。
リカレントについては、今後学び直しを意識した事業の展開を行っていければと考えている。中央公民館が実施している明寿大学では、330人の学生が4年間の中で様々な学び直しを行っている。
【結城委員】
前橋市が行っている工夫が見える化すると、より市民に事業や取組を伝えることができると思う。
【吉川教育長】
3年後の見直しの際に、見える化については参考にさせていただきたい。これまで教育振興基本計画には、数値目標は盛り込まれていなかった。教育を数値化するのは難しいが、あえて数値目標を設定し、それに向けて取組を行っていきたいと考えている。
【森谷委員】
ウェルビーイングの概念と計画全体がどのような関係になっていくのか、また、学校と地域を結びつける方法についてはどう考えているか。
【佐藤生涯学習課長】
生涯学習・社会教育においてウェルビーイングの理念については大切にしていきたいと考えております。学校と地域を結び付けること、つないでいくことに関しては、公民館の青少年体験・チャレンジ活動において、学校の夏休みの課題を地域の方と一緒に行う講座を以前から実施しております。学校以外での体験や学びも充実させながら、地域とつながっていけるような取組を行っていきたいと考えます。
【金井指導担当次長】
地域に開かれた教育課程の実現など、子どもたちの学びを、学校と地域と共に支えていける前橋市になっていければと思う。
【間々田委員】
多様性を認め合う学びの充実の中にLGBTという標記があることがとても素晴らしいと思う。公民館の講座の内容については、どのような講座が多いとか、どれくらいの市民の方々が参加しているなどのデータを示していただけると分かり易いと感じる。
【土田委員】
お願いのような形になってしまうが、学校にはとても魅力的な公民館講座のお知らせが届くが、そこに行くことができない子どもたちに対して何ができるのかというのも考えていただきたい。子どもたちが親の力を借りなくてもできることはないかという視点も入れていただきたい。
【片貝教育次長】
子どもの目線に立ったご意見ありがとうございます。物理的に参加できない子どもたちに対しての、タブレット等を使った講座の機会を増やしていけたらと思う。
【佐藤議長】
社会教育は、越境していくもの、垣根を乗り越えていくものであると感じる。
【栗木委員】
地域の人材を活用し、長期休業中には絵画教室や書道教室などを公民館などの行政だけではなく、NPO法人や企業なども実施している。民間でもそういった活動を行っていること、地域と連携していることを知っていただけたらと思う。
【西谷委員】
自治会長をしている際には、町の課題について様々な機関に修理の依頼やお願いなどをすることがあった。様々な機関と連携していくことはとても大切であると感じている。
【吉川教育長】
今回生涯学習課が社会教育委員会議を担当しているが、図書館や文化財も社会教育に含まれる。図書館で何をしたらいいのか、文化財に関しては、維持・活用と学びのバランスについてご意見いただければと思う。
【篠田委員】
資料の見やすさ、数値の見える化が市民にとっては重要と感じる。
【張委員】
前橋市の行っている青少年体験チャレンジ活動に、もっと大学生を巻き込んでいければいいのではと感じた。
6)報告
【佐藤生涯学習課長】
令和4年度までの取組について、資料をもとに説明を行い、令和6年度末に提言を提出することについてお知らせをした。
7)協議
令和5年度の取組について
【佐藤議長】
ご説明いただいたこと以外にも、課題はあるが、令和5年度の内容については、事務局と議長で相談をしながら次回の会議の前に、具体的な内容について改めて提案させていただきたいと思う。本日はお忙しい中、大変ありがとうございました。
8)連絡
今後の予定について
9)閉会
この記事に関する
お問い合わせ先
教育委員会事務局 生涯学習課
電話:027-210-2197 ファクス:027-237-0722
〒371-0023 群馬県前橋市本町二丁目12番1号 前橋プラザ元気21 3階
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更新日:2023年07月26日