令和元年度第1回前橋市食育推進会議

審議会名

前橋市食育推進会議

会議名

令和元年度第1回前橋市食育推進会議

日時

令和元年9月30日(月曜日) 午後1時30分 ~ 午後3時10分

場所

前橋市保健センター4階集団指導室

出席者

委員

大澤委員、廣瀬委員、大山(信)委員、栗木委員、齋藤(進)委員、角張委員、塩野委員、持田委員、山口委員、家崎委員、石坂委員、大河原委員、大山(賢)委員、宮崎委員、齋藤(ゆ)委員、柴田委員
16人

事務局

(関係課)社会福祉課 女屋副主幹、子育て支援課 齋藤副主幹、長寿包括ケア課 三木主任管理栄養士、教育委員会総務課 高橋準常勤職員
4人
(事務局)齋藤健康部長、矢沢保健所長、藤田健康増進課長、吉田補佐、鈴木管理栄養士総括担当係長、新井主任管理栄養士、田口主任管理栄養士、大澤主任
8人

傍聴者

0人

欠席者

曽我委員、早乙女委員、堀口委員
3人

議題

(1)第3次前橋市食育推進計画の進捗状況
(2)その他   

会議の内容

食育推進会議に先立ち、食育推進会議委員の任期満了(令和元年8月31日)に伴う委嘱状交付式を行う。山本市長より、委嘱状の交付。

1 開会(司会:藤田健康増進課長)

2 会長・副会長の選出

会長 大澤 真奈美 委員
副会長 廣瀬 浄美 委員
前橋市食育推進会議条例第4条の規定により、委員の互選により選出。

3 会長・副会長あいさつ

4 議事(議長:大澤会長)

(1)第3次前橋市食育推進計画の進捗状況

(鈴木係長が、第3次前橋市食育推進計画ダイジェスト版と健康まえばし21(第2次計画)後期計画概要版により両計画の関連について説明。また、資料「前橋市民の健康状況」により市民の健康状況を説明後、資料1食育事業シートにより計画の進捗状況を説明)

(持田委員)
食育というと、自分が何を摂取してどういう健康をつくっていくかに関心があります。例えば、野菜を1日これだけ食べたほうが良いとか言われますよね。そんな中で、一般の人は1日こんなに野菜は食べられない、じゃあサプリメントみたいなもので補助する、ということに走ってしまう傾向にあると思いますが、その場合に、そういうものに頼ることが良いのか悪いのか。食物で取るのが良いのでしょうが、お年寄りの人たちは、食物ではそんなに取れない。そういう場合は、一体どういう取り組みをしたらよいのか疑問に思いました。

(大澤会長)
今、栄養食品は、便利なものがいろいろ出ていて、サプリメントを利用している方が多いかなと思います。高齢者の方とかで、なかなか食事が食べられない人が補うというのは、仕方ないのかなと思います。その辺、栄養全体の考え方としてどうなのか、事務局からお願いします。

(事務局)
健康増進課では、食事としてきちんと取れる方は、噛(か)んで食べることも大事なことですので、食事から取ってくださいというような話をしています。ただ、野菜を1日350グラムというところをお伝えはしていますが、なかなか無理だとおっしゃる方もいますので、今までよりも1皿多く野菜を多く食べてくださいと、野菜350グラムばかりにとらわれてしまわないようにお話をさせていただいています。また、よく噛めないという状態のときは、サプリメントを使うということもあるかと思いますが、食べられるのであれば、食事から取っていただくということをお話させていただいています。

(長寿包括ケア課)
長寿包括ケア課では、高齢者が集うような場所に出向いていくこともありますが、やはり健康増進課と同じ考えで、よく歯を使って噛んでくださいと、皆さんにお伝えしています。やはり、年齢を重ねていきますと、食べる量も減ってきますが、口周りの衰えが全体の衰えにつながることが分かってきていますので、なるべく自分の口を使って、噛んで食べるということ、そのメリットを押し出して、食べることの大切さを伝えています。

(大澤会長)
便利なものが開発されていますが、安易にそういったものに頼らないで、まずは食べることを基本に。食事として取れるということは、栄養面だけではなくて口腔機能の維持とか発達とか、子どももそうだと思いますが、そういったところにも関わってくると思うので、それを全面から否定してしまうというものではなくて、上手に使いながら、まずは食事として取っていくということを考えていければいいのかなと思います。
他にご意見はありますでしょうか。

(廣瀬副会長)
先ほどの持田さんの話で、経験があります。精神疾患の方の病院にいたのですが、栄養がだいぶ偏っていて、特に野菜不足が気になって。理由は面倒くさいだとか、経済的な問題とか、料理ができないとか、口腔状態が悪くて痛くて食べられないとか、いろいろありますが。そういった方に栄養相談とか、栄養指導をすると、野菜は野菜ジュースを飲んでいるから平気と、よくおっしゃっていて。青汁とか野菜ジュースとか、今、コマーシャルでもこれで大丈夫みたいな宣伝をしているところもあると思います。野菜ジュースを取る方が多いような気がします。どうだろうねと聞かれたら、飲まないよりは飲んだ方がいいかもしれないけれど、だからといって安心しちゃうとだめだよとお話をしたりとか、あとは、野菜ジュースの内容で、果汁が多いものとか甘味が強いものとかがあるので、だったらトマトジュースみたいな甘くないものにしたらどうかと言ってみたりとか。全体的な傾向として、安易にすぐ飲めるものに走る傾向があるのかなという気がしています。ぜひ、とれたての野菜で、スムージーみたいなものを作ってもらったらいいのかなと思います。

(家崎委員)
内科医として参加させていただいています。先ほども、サプリメントで取るかいう話がありましたが、やはり、人間の体は噛むという動作はすごく必要で、噛むことによって咀嚼(そしゃく)をする、それから唾液ですね。人間の体というのは、唾液の中にいろんな成分がありまして、唾液を飲むことによって腸の粘膜を保護したりとか、唾液が出ることによって口腔内の殺菌が行われたりとか。あと、噛むという動作で脳の神経が活きますので認知症の予防になるとか。そういう栄養素だけではなくて、人の体は咀嚼するという行為自体に非常に多くの効果がある。よくある例とすると、老人ホームに行って、噛まないでチューブだけ入っている人と、食べている人を比べると、人間性といいますか精神が明らかに違う。咀嚼という行為をして口の中に物を、唾液を入れて飲み込んでという動作をする人は、神経的な働きが全然違う。咀嚼して唾液を飲んで噛んでいる人は、栄養の欠乏以上に生命を維持する上で役に立っていると思います。そういうところを強調して、サプリメントだけではだめだよというようにやったほうがいいのかなと思います。今日は歯科の先生がいませんが、口腔内の清潔というのは認知症とか糖尿病、生活習慣病などで最近注目されていますので、口腔内の清潔も大事なのかなと思います。

(大澤会長)
食育計画の一番目の目標は、健康寿命の延伸ということで、単に栄養を取ればそれが実現するということではなく、いろんなことが関係してくるかと思いますので、身近なところでそういった話をしていただければと思います。
他に、ご意見がありましたらお願いします。

(齋藤(進)委員)
働く人たちにとっては、働き方改革とかで時間外はしないようにですとか、インターバル時間というのがありますが、仕事が終わってから次の作業に移るまでの時間というのが徐々に決められてくるのではないかと思われます。昨今の子どもたちは塾に行ったり、部活に行ったり、そういった時間がかなり遅くなり、朝起きて、睡眠時間をとるのかご飯を食べる時間をとるのか、そういう二択に迫られている。ぎりぎりまで寝ていたいというような感じが多々みられる。アンケート調査などを行うときに、平均した夕飯時間とか起床時間とか、この辺も調べていただくことによって、朝食を何で取らないのかということにつながるのではないかと思います。作ってくれる人がいないとか、食べたくてもそういう家庭環境にあるとか、いろんな食べられないとか食べない理由というのがあるとは思いますが、そういったことの一端になるのではないかと思うので、もし調査していただくのであれば、それも加味していただければと思います。

(大澤会長)
確かに子どもたちは、塾や習い事にかなりの人数が行っているのかなと思いますので、食事の時間をみんなで楽しくと言っても、なかなか平日はこのような時間が取りにくい状況にあると思います。今の社会で、塾を辞めさせるとか習い事を辞めるとかそういう方向には全然行かないと思うし、それが良いのか悪いのかも分からないのですが、確かにそういうことはあったなと思います。
今、調査の中に盛り込んでいただければという話だったと思いますので、事務局の方でお願いします。

(事務局)
アンケートの中では、「食事の時間が不規則」等の回答はありますが、何時というところまでは聞いておりませんので、今後の参考にさせていただけたらと思います。

(大澤会長)
他に、計画に関するご意見等があればお伺いしたいと思います。

(持田委員)
健康についての食事はいろいろあると思いますが、子どもたちが外で何かを食べたときにチョイスする能力を育てるような、そういう計画があればいいなと思います。事業シートの中には、食育に関するいろいろな部分には折り込まれていますが、実際にどういう食事をしたら自分の体にとって良いのだろうみたいな、選ぶ力を育てるような事業があれば良いなと思いました。

(大澤会長)
子どもたちが、どういう食事を自分の将来の健康のために取っていったら良いかということについて知識を得たりとか、そして行動できるようになったりとか、食生活、食の安全といったものも食育の範疇に入ってくるかなと思います。いろんな問題がたびたび起こると思いますが、そういったことも含めて、子どもたちが食に関する知識を得ていく、そしてその知識をもとに行動できる、そういった能力を育んでいくということは大事かなと思います。いろいろな場で、そういった養育をする場面があるかなと思いますが、事業計画との関係で、事務局からお願いします。

(事務局)
食生活改善推進員さんの事業として、「おやこの食育教室」というのがあり、年中さんから主に小学生のお子さんとその保護者を対象にした教室を行っています。その中で、選ぶ力を身に付けるという項目がありますので、それを取り入れて実施しています。また、さらにそういったところを深く教室の中で取り入れていくということを周知していけたらと思います。

(大澤会長)
今日は、食生活改善推進員協議会から、食生活改善推進員の大河原さんがいらっしゃっていますが、今のことに対して何か大河原さんの方からあれば、お願いします。

(大河原委員)
「おやこの食育教室」は6月に終えたのですが、今回は食育かるたをしました。着実に自分で食べ物を選ぶ力というのは備わっていました。それと、「おやこの食育教室」に出席されるお母さんたちは、やはり賢い方たちだと思います。もうちょっとみんなに健康でいてほしいので、若い世代に食育のことを呼びかけられたら良いのかなと感じています。

(大澤会長)
他に、意見がありましたらお願いします。

(齋藤(ゆ)委員)
さっきお話のあった意識の高い人について、そういった場所に出向くようなお父さんお母さんは非常に意識が高いなと思います。食育というか、食べることそのものに対して意識の高い方と、それほど高くない方が非常に分かれているので、できれば幼稚園とか保育園とかの中でも、食の選びとり方みたいなものをやってあげると良いなと思います。

(大澤会長)
ぜひ皆様から積極的にご意見をいただきたいと思いますので、また違ったご意見があればお願いします。

(塩野委員)
食育と歯科の指導が関連付けられていると思いますが、歯科指導の事業が、小さいお子さんに対してたくさん行われていると思います。私自身、小中の子どもが3人います。小学生のうちは、学校で歯磨きの時間がありますが、中学生になると全体でする時間が無くなり、個人個人で、歯磨きをしたい子はしているというような状況。「前橋市民の健康状況」の表で、母子・歯科保健の「小中学生の永久歯一人平均むし歯指数」というのがありますが、中学生になったとたんにむし歯が増えている。中学生になると、朝からゆっくり歯磨きをしている時間がなく、昼に歯を磨く習慣がなく、夜に部活を終わって帰ってきて忙しく夕飯を食べて塾に行く。寝る間際にならないと歯磨きをする時間がないような状況で、全員がそうとは限らないと思いますが、このような結果、むし歯が増えてしまうというのは当然の結果かなと思いました。歯科衛生士として歯科に勤めているのですが、小学校のうちにすごく歯磨きをしていた子も、中・高校生になったとたんにむし歯が増えてしまっていることが気になっているところだったので、実際こういうふうに表として数字で表れているのに、その辺の指導はどうなっているのかなというところが気になります。

(大澤会長)
歯の問題は重要なものなのかなと思いますが、その辺の取り組みは市としてはいかがですか。

(事務局)
歯科に関して、学校になりますので、教育委員会との関係もあるかと思います。健康増進課では歯科衛生士がいますので、お話はつなげさせていただいて、確認等もさせていただければと思います。

(大澤会長)
今日は、校長会の早乙女委員さんがいらっしゃらないので、実際の取り組みなどをいらっしゃれば聞けたかなと思いますが、つなげてくださるということなので、よろしいでしょうか。
他に、ご意見はありますでしょうか。

(栗木委員)
保育園では、食への意識が高い保護者と満腹で満たされていれば良いという保護者の差が激しいです。事業がたくさんありますが、意識が低いお母さんに意識を変えてもらうというのが、どの園でも課題であると思います。食への意識を変えるにはどうしたらいいかというのは、各園で悩んでいるところです。

(大澤会長)
保育園の方でもいろいろな問題意識を持って保護者の方に働きかけていると思いますが、前橋市としてもいろいろな健診事業とか保健事業を小さなお子さんを対象に行っていて、そういうところでかなり保護者に働きかけているのかなと思います。なかなか意識の差というのは難しいかなというところでもありますが、地道な活動が少しずつ積み重なって全体に広がっていくのかなと思います。
皆さんの中から、何かご意見はありますでしょうか。

(廣瀬委員)
栗木先生、参考に聞かせてください。一般的に食への関心が高い人・低い人と言ってしまいますが、保育園の先生方から見て、高い親御さんと低い親御さんはどんなところで判断されていますか。

(栗木委員)
市の離乳食の講座に出掛けて、作っていますというお母さんもいれば、甘いものとかお菓子とかをどんどんお子さんにやってむし歯につながったり、バランス等を考えない食事を作ったりするお母さんとか。そういう子はむし歯がたくさんあって、むし歯もすぐに歯医者に行かなくて、前歯が全部むし歯になるとか。そういった、いろいろなことにつながっていて、そういう子は朝食を食べてこなかったりして、いろいろなことに連鎖しているのかなと感じています。

(大澤会長)
そういった保護者に対して、保育園の方でも全体に働きかけたりとか、あるいは気になるお子さんには個別にお母さんに話したりとか、なかなかそこで意識が変わるという話でもないと思いますが、そういったことの積み重ねによって広げられたらと思います。
それでは、まだ発言されていない委員さんからご意見を伺いたいと思います。大山委員さん、せっかくの機会なので何かありますか。

(大山(信)委員)
皆さん経験豊富な方で、私は知識がないので、こうした方が良いとかは言えないのですが、自分の中で身近なことは、孫が近くに住んでいるので、なるべく新鮮なものを孫に食べてもらうために、家庭菜園で野菜を一生懸命作っています。忙しいと、手をかけた食事がなかなか作れないと思いますが、私の場合はそうやって多少フォローしているところがあると思います。食材を豊富に取り入れた食事をなるべく食べさせたいなというのは私の中ではあります。

(大澤会長)
角張委員さん、何かありますか。

(角張委員)
先ほどは、仕事のことで自己紹介しましたが、2歳と4歳の子どもがいまして、皆さんの話を聞いて、子どもにとっての食育について考えていました。大山さんの言ったとおりで、忙しくてなかなか子どもに手の込んだ食事ができなくて、そうなると、どういうふうにやったら簡単にこだわった食育ができるのだろうなと、そこの情報があれば多少はそういったことがやりやすくなるかなと感じました。自分は仕事のことばかり考えていて、家内が食育のことを考えていますが、こういった会議の資料を家内に見せて生かせていければと思います。ぜひ、ここで聞いたことを家に持って帰って、こんな会議をしているよということを言いながら、ぜひ意識を高めていきたいと思います。

(大澤会長)
山口委員さん、何かありますか。

(山口委員)
中華料理店をやっていますが、今のお客様には、減塩の料理、それから野菜をたくさん使った料理、これが必ずヒットする傾向にあります。健康増進には各々気を付けているのではないかなと思います。必ずお客さんが言うことは、薄味にしてくださいとか、薄味になっている商品は何かとか、非常に細かく聞く方が多いです。ほとんどが高齢者の方が中心で、若い方はそれほど意見を出さないのですが。そういうようなことで、私の意見を言わせていただきます。参考になればと思います。

(大澤会長)
石坂委員さん、何かありますか。

(石坂委員)
私は、児童養護施設に勤めています。食育というといろいろな面からの取り組みがあると思いますが、子ども自身が体験することも大事なのかなと思っています。子どもたちには、魚が人気なくて、今日のご飯何と聞かれて、鮭だよとかサンマだよと言うと、「えっ」という感じで、魚が出ると「恐怖」とか言う子どもがいて、悩んだりしますが、今年の夏に、園の行事で、釣り堀に行って自分で捕った魚を塩焼きにしてもらったことがあったらしくて、そういうときは、「恐怖」と言っていた子どもも、食べていたという話を聞いて、自分で体験してみることも大事なのだなとすごく感じたので、自分たちで作ってみるということも体験させたいなと思います。

(大澤会長)
大山委員さん、何かありますか。

(大山(賢)委員)
食育事業シートを見させていただいて、さまざまな事業を展開していただいているということを感じています。このシートを拝見した中で、例えば、14ページの訪問栄養指導は長寿包括ケア課が実施されていると思います。今、やられていることは、何かを募集して、何かに参加した方々を中心にされているのだと思いますが、実際に会場に来られない方に対して、今後はどのような形で施策を広めていくのか。また、併せて、高齢者ではなく壮年期の方、働き世代の方々へ、どのようなかたちで食育を通した生活改善を啓発していくのかについて伺います。

(長寿包括ケア課)
今現在、訪問栄養指導で伺っている方は、地域包括支援センターやケアマネージャーからの要望があった方を中心に訪問しています。あと、たまにですが、本人から相談があって訪問をしています。今後も、このようなかたちで訪問栄養指導を行いたいと思います。

(事務局)
働き世代の方については、健康増進課も取り組みをしていまして、今多いのは、出前講座として事業者で要望のあったところに出向き、栄養の話をしています。働き世代の方ですと、どうしても食事の偏り等がある人が多いのですが、そこを少しずつ意識していくということから始めて、改善までいければというところです。まずは、食事はこうだということを知っていただく。事業者さんの健診結果等で、どういった項目が悪いとか、多かったところを参考にさせていただいて、それに特化したお話をしています。

(大澤会長)
宮崎委員さん、何かありますか。

(宮崎委員)
皆さんのご意見を参考にさせていただき、歯磨き時間を学童でも作らせていただこうと思いました。慌ただしい子どもたちは、朝起きたときから働くお母さんに追い立てられて、朝食を食べないで学校に行ってしまう。そういった中で給食が一番楽しい、そしてまた学童の手作りのおやつが一番楽しい、学校を休んでもここだけは来ると言ってくれることがありがたい。ひとつ、子どもたちのことでクリアしたことは、苦手な野菜のことです。子どもたちは野菜が苦手で、ピーマンと長ねぎとにんじん、それが本当にだめです。ほかのものは食べても、小さいものでも食べ残します。どうしてと聞くとおなかがいっぱいになったという理由をつけます。ピーマンをクリアした理由というのは、「ピーマンを食べると頭がよくなるよ、明日の宿題、家に行ってもぱっとできるかもしれないよ」ということを伝えたことです。「食べてみようかな」ということから始まって、一人が食べ始めるとほかの子どもたちもまねして食べるようになって、ピーマンが嫌いな子は64人のうち2人になりました。長ねぎはけんちん汁を作るときに使うだけなので、とろけてしまうまで煮込むようにしているので、残しにくいのかなと思っています。こういう野菜はこんなふうに良いとか、楽しいことがあるといったことが書かれているような表があったら良いなと思います。歯磨きタイムについては、孫が中学生ですが、お弁当を少なくしてくれと言われている。お弁当を食べている時間よりも次の時間のことで頭がいっぱいでそれどころでなくて、皆、お弁当を小さくして持ってくるのだと聞いたときに、今はそういう時代なのかと思いました。常に時間に追われている子どもたち、本当にどうしたらいいのかなと私自身は考えてしまいますが、何か、ご意見として教えていただけたらありがたいなと思います。

(大澤会長)
最後に、柴田委員さん、何かありますか。

(柴田委員)
夏休み中の給食のことですが、お母さんの中から、給食のない夏休みの間に子どもがやせてしまうのが嫌だという話を聞きました。前橋は給食センターというかたちで給食を作っていると思いますが、学校に給食室があるというだけで、食育だなとずっと思っているので、給食室がないことを補うような食育を学校の給食の場でしていけたら良いなと思っています。

(大澤会長)
貴重なご意見ありがとうございました。

(2)その他

1.健康フェスタinまえばし2019の開催について
(鈴木係長が健康フェスタinまえばし2019チラシにより説明)

(大澤会長)
それでは、議事はこれで終わりにしたいのですが、いかがでしょうか。

(持田委員)
聞きたいなと思っていたことがひとつあったのですが、テレビで、ゲノム編集の食品というのがありました。それが解禁になって、自由に出回るという話の中で、食の安全に対してどうかという不安を覚えていたのですが、これはゲノム編集食品だとかそうではないとか、特にうたわないで売られるわけですよね。そのことに関して、食の安全についてどうお考えかなと思いまして。

(大澤会長)
食の問題、安全に関しては、食品衛生法とかそちらの方でたぶんいろいろやっていると思いますが、事務局の方で何かありますか。

(事務局)
健康増進課では、特にまだそこまでの話はないですが、もし、安全安心ということであれば、保健所の衛生検査課に確認させていただきます。

(大澤会長)
法律に基づいて検査やチェックはされていると思います。そういうテレビがあると怖かったりすることはありますよね。事務局で確認いただけるとのことですので、よろしくお願いします。
ありがとうございました。これで、予定されている議題は終了しました。最後に事務局から何かありますか。

(事務局)
事務局から、次回の会議予定について、お知らせします。次回の会議は、2月頃を予定しています。日程が決まりましたら、通知をお送りしてご案内をさせていただきますので、よろしくお願いします。
また、別件ですが、皆様へお願いをさせていただきます。会議の冒頭でもありましたが、健康まえばし21という健康増進計画がありますが、本市の健康増進事業としまして、がん検診や特定健診など、毎年、各種検診を無料で実施しております。通常の検診にはない歯科健診も、5歳刻みの節目年齢で、20歳以降で受診対象となる方に受診シールを送らせていただいています。前橋市民の方であればご存じかと思いますが、オレンジ色の封筒が各家庭に届いているかと思います。検診期間は来年2月末までが期間となりますので、検診予定で未受診の方はお早めにお受けいただくとともに、ぜひ、お身内の方やお近くの方々に対してご周知いただきながら、健康増進計画などのご周知と併せて、啓発のご協力をお願いできればと思います。こういった封筒は、届いてから開けないでいることがありますので、1回は開けていただいて中身を確認していただくことをご協力いただければと思います。事務局からは以上でございます。

(大澤会長)
ありがとうございました。これをもちまして議長の任を降ります。ご協力ありがとうございました。

5 閉会(司会:藤田健康増進課長)

以上

配布資料

資料 第3次前橋市食育推進計画冊子
資料 第3次前橋市食育推進計画ダイジェスト版
資料 前橋市民の健康状況
資料 前橋市民の健康状況(食生活改善推進員の勉強資料)
資料 健康まえばし21(第2次計画)後期計画冊子
資料 健康まえばし21(第2次計画)後期計画概要版
資料 健康フェスタinまえばし2019チラシ
資料1 食育事業シート

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更新日:2019年11月07日