令和5年度第1回前橋市食育推進会議

審議会名

前橋市食育推進会議

会議名

令和5年度第1回前橋市食育推進会議

日時

令和5年9月26日(火曜日) 午後1時30分 ~ 午後3時

場所

前橋市第二コミュニティセンター3階ホール

出席者

委員

石垣委員、石坂委員、大澤委員、大橋委員、大山委員、角張委員、金子委員、栗木委員、白川委員、関口委員、高橋委員、竹澤委員、中瀬委員、中山委員、野中委員、樋口委員、細野委員

17人

事務局

宮坂健康部長、大西保健所長、樋口健康増進課長、五百川課長補佐、三木副主幹、沖津主任栄養士、石田主任管理栄養士、大澤主任

8人

傍聴者

0人

欠席者

委員

新井委員、生方委員

2人

議題

(1)第4次前橋市食育推進計画について

(2)第4次前橋市食育推進計画の取組みについて

(3)その他

会議の内容

食育推進会議に先立ち、食育推進会議委員の任期満了(令和5年8月31日)に伴う委嘱状交付式を行う。山本市長より、委嘱状の交付。

1 開会(司会:樋口健康増進課長)

2 会長・副会長の選出

会長 大澤 真奈美 委員
副会長 高橋 雅子 委員
前橋市食育推進会議条例第4条の規定により、委員の互選により選出。

3 会長・副会長あいさつ

4 議事(議長:大澤会長)

(1) 第4次前橋市食育推進計画について

(石田主任管理栄養士から資料により、第4次前橋市食育推進計画について説明)

<質問・意見への回答>

(委員)
概要版を開いたところにある「課題の解決に向けた具体的な取組」の6つ、「家庭・地域・学校や保育所・環境・食文化・食品」。それぞれ重要だと思うが、この中で一番ウエイトを置いているものはどこか。
もちろん全部大事だが、全部手広くやるのはなかなか難しいことなので。個人的には一番は家庭での食育が大事だと思う。行政としてどこにウエイトを置いて、より多くの課題があって、改善できるところがあるのはどこになるのか。
(事務局)
私共も家庭における食育は大事だと思っている。併せて、家庭だけだと共食の問題とか、解決しにくい部分があるので、家庭と地域が中心になると考えている。
(委員)
食べ物を選ぶ能力を養うことについて。食卓で一般常識を身に着けることや、普及を考えることだと思うが、選ぶ機会がないと、食中毒は起こると思う。そういうことに関してもちゃんと見ていただきたいと思う。
(大澤会長)
食の安全は、学校の教育で取り入れている。この計画の中でも、さまざまなことが健康部だけではなくて、それ以外の部局でも取り組みをされていると思う。
(事務局)
食の安全は大事だと思う。選ぶ力は大事だろうと思う。保健所の中に衛生検査課という課があり、監視に行ったり飲食店に行ったり、啓発で講座を開催したりしている。そういったものを通して、業者・市民に幅広く、安全についてお知らせしていければと考えている。
(委員)
学校給食について。以前、地産地で作るという要望があり、群馬県で人参を作られたが、見栄えが非常に悪く、これはちょっとという人参ができて、それでも地産地を望むかについて聞きたい。
県内で、できる野菜とできない野菜がある。それを市は望んでいるのか知りたい。土壌とかが全然違う。
(事務局)
全部を地産地消に変えると考えているわけではなくて、農家の方が苦労して作ったものをおいしく食べてもらいたいという気持ちの部分がある。作ったものを食べるというサイクルの部分を推奨したいところがあり、全部を変えようとは思っていない。
食育を推進する者とすると、食のサイクルを少し給食の中にも取り入れたいという思いはある。ただ、実際には学校給食の規制があり、形だとか、いろいろ揃っていないと調理するのに難しい、手間がかかるようで、実際に地産地消のみでやっていくのは難しいと考えている。一食、一品でも何か地元で作ったものを子どもたちに食べてもらいたいという思いの部分も大きいと思う。
(大澤会長)
地元で作るのが適しているものとそうでないものはあると思う。コミュニケーションをとりながら、より適したものを生産する方向に話し合っていただけると、より良くなるのかなと思う。
(委員)
学校給食センターにキャベツを納めたのですけど、この葉っぱに芋虫がいたと電話がきた。これは低農薬で、農薬を薄くしている。農薬を強くすると農薬が残ってしまう。それを理解してもらいたいなと思う。
(大澤会長)
虫が付くということは虫が喜んで食べるという、そういう安全な食ということですよね。子どもたちにも安全だし、大人にとっても安心ということを理解してもらえるような、コミュニケーションを積極的に取り、両者が理解しあえるような形がいいと思う。
(委員)
第4次前橋市食育推進計画に基づいてこれからやっていくと思うが、その中で、いろいろとやりながら改善していくということか。
(大澤会長)
第4次前橋市食育推進計画が策定されたのは、昨年度末で、4月から既にさまざまな事業で取り組みが始まっている。ここでご意見いただいたことは、事務局を通じて担当部署に伝えることは可能だと思う。今、推進をしていく最中ですので、そこに役立てられるようなこと、担当してもらいたいような意見があれば、積極的に発言してもらえればと思う。
(委員)
基本方針の3「新たな日常やデジタル化に対応した食育の推進」について。例えば、具体的にはどのようなことをお考えになっているのか聞きたい。
(事務局)
こども支援課では、離乳食講習会について、コロナ禍で対面での制限があったことで、動画を活用して、離乳食を伝えるという取り組みをしている。
健康増進課でも、「元気まえばし 健康クッキング」で、栄養の情報や調理の動画を作成して配信している。若い世代の方は、SNSや動画を見る機会が増えていると聞いているので、そういったところを組み合わせながら、展開している。今後も、比較的若い世代に向けては有効な手段と考えているので、事業の目的に合わせて実施できたらと考えている。
(大澤会長)
コロナで、保護者向け事業がストップしていた。通常だったら健(検)診が終わったあとに健康教育をやったり、いろいろな教室を行ったりしていたのができなかった。その間、こういった動画を積極的にしていた。活用できる手段としてすごく有効だということが分かったので、コロナが明けても積極的に活用していくということで、計画を立てている。他のことでも、活用できるようなことがあれば、提案をしていただければと思う。
(委員)
食品ロスの低減について。家庭とか職場とか、そういうところで進めていくと思うが、何年後に、いつから見ると、この数年でどのぐらい減ったとか、どのように見ていくのか。
(大澤会長)
取り組んでいる各部署が、実績をまとめて整理して積み上げていく形になると思う。計画5年後にどうだったかを整理して、その評価を行うというやり方をされてきたかと思う。
(事務局)
環境部で食品ロスの問題に取り組んでおり、そこで実績を積み上げていく形になる。具体的な対策とすると、フードバンクの取り組みをしたり、お配りをしたりする、そんな形で取り組みをしているというのが現状になっている。

(2)第4次前橋市食育推進計画の取組みについて

(沖津主任栄養士から資料により、第4次前橋市食育推進計画の取組みについて説明)

<質問・意見への回答>

(委員)
デジタル化のところで。「ツナグすぽっと」が設置されていると思う。AQERU前橋と前橋プラザ元気21。そこで栄養相談ができるが、一日あたりの相談件数と、どういう内容で相談に行っているかについて、もし、まとめられていたたら、性別年代別とかで分析されるものがあったら教えていただきたい。
(事務局)
「ツナグすぽっと」は、当課が関係していないため、今現在、ご質問頂いた状況を把握していない。今後、報告を送らせていただく際に確認し、お返しをしたい。
(委員)
はい、分かりました。多分、ああいうところに相談に来る人は食への意識が高いとか、子どもが生まれて食生活に変化をもたらす人だと思う。より具体的に課題とかを抱えている人なので、そういうのを分析していくと、どういう人たちがどういう課題を持っているかが分かりやすく見えてくると思うので、「まえばし暮らしテック推進事業」を進めていくなら、活用した方が絶対いいと思う。
 
<【会議後】「ツナグすぽっと」について関係課からの回答>

(未来政策課)
「ツナグすぽっと」の令和4年度の利用回数は12回となっています。相談内容は、主に健康・予防・美容に関するものとなっていますが、性別や年齢別等での分析は行っていません。現時点で「ツナグすぽっと」の利用が少ないことから、食育の推進事業と連携するなど、活用の幅を広げてまいりたいと考えています。

 
 

<質問・意見への回答>

(委員)
先ほどご説明いただいたところ、全くどこのページを言っているのか分からず。どの資料をご説明いただいたのか。
(事務局)
机の上に用意してあります、右上に資料1と書いてある資料で、表紙の部分だけ説明をさせていただいた。中にある報告は、関係課からの報告になる。
(会長)
資料1の表紙のところにある施策の数とかを報告いただいて、それぞれの取組みについては、口頭でまとめてご説明していただいたということで、資料のどれかということではなかった。今日は時間の関係で、丁寧な説明ができないと思うので、終わった後に時間があるときにお目通しいただき、何かあれば、事務局などに連絡いただければと思う。
(委員)
「元気 まえばし 食育プラン(第4次前橋市食育推進計画)」の冊子を、前橋市の食生活改善推進員はもらっているが、毎戸配付でいただけるのか。
(事務局)
広報に概要的なものを掲載させていただいた。毎戸配付は、最近非常に難しい状況になっている。若い方等でインターネット等が見られれば、そこに掲載されている。もし、地元の何かの会議の時に配りたいということがあれば、お声掛け頂ければ考えさせていただく。
(会長)
事業の取組みの中で、各事業の担当者から市民の方に対応する機会はそれぞれの場所であると思う。全市民に配付するというのはなかなか難しい状況だと思う。何かあるごとの積み重ねで、だんだん浸透していって、16年目になってくるので、食育自体は、市民の間には言葉も浸透していると思うので、委員さんの立場からも、積極的にご紹介して頂くようなことをしていただければと思う。

(3)その他

(三木副主幹(管理栄養士)から資料により、減塩の取組みについて説明)

<質問・意見への回答>

(委員)
乳幼児期の食事で、濃いものに慣れてしまうと、そのうち味が物足りなくなってくる。そういったことがあると影響すると思うので、小さいお子さんから減塩に慣れていったりとか、お母さんが作る時に減塩にしたりといったことを周知できるようにしていったらいいなと思う。
(大澤会長)
市の方で離乳食教室や母親学級、幼稚園でも取り組みがあると思う。さらに何か方策として、もしお考えのものがあれば伺いたい。
(委員)
例えば、市で行っている「おくちげんき教室」。ジュースの中の砂糖の量を、見て分かるような形で説明していた。塩分も同じで、この中にはこのぐらいの塩が入っている、という教育を取り組んだらいいと思う。子どもたちにとってもわかりやすい教育の講座とか、そういったものができたらありがたいと思う。
(大澤会長)
保育園とか幼稚園とかたくさんあるので、一つのところじゃなくて、成果があれば、広げていくことも重要だと思う。
(委員)
食について知ることについて。子ども向けの教室を、要望があってやったりしている。この食べ物は何でできているかというのを、今、子どもたちが知らないことが多い。自分で作ることで、例えばそれに入っている塩の量とか、砂糖の量とか、これがこんなに入っていてこの料理になっているとか、自分自身の実感として分かるということが大事だと思う。子どもに伝えることもすごく大事だと思うが、親が子どもに伝えられるように、お父さん、お母さんの世代に広げられるといいと思う。
(大澤会長)
自ら体験して実感することは大事だと思う。
(委員)
栄養士会のイベントがあったときは、減塩をテーマに塩を少なくしたメニューを作っていた。酢や辛味を加えると減塩でも味を感じますよとか、そのようなテーマでイベントをやったことがある。コロナ禍でイベントが無くなり、発信できる機会が無くなっていた。これからは、皆さんにお伝えできることもあるかなと思う。
(高橋副会長)
減塩というのは古くて新しいテーマ、これからも続いていくテーマだと思う。薄味が良いと、皆知っていて、頭では思っているけれど、実際、どうしたら少なくて済むのか、手段が分からないのだと思う。なので、例えば、台所では昔に比べてだいぶ調味料が少なくなっていると思う。ただ、食卓に持ってきた時にそこに醤油やソースをかけてしまう。具体的に減塩をしていく手段について、知恵を持ち寄って地域の皆さんにお伝えしていくというのがいいと思う。数字が落ちてこないのは具体策が少ないからだと思うので、次回、できたら具体的な案を、いろいろな知恵をお持ちだと思うので、少し出し合えたらいいのかなと思う。
(大澤会長)
事務局から何かありますか。
(事務局)
事務局から、次回の会議予定について、お知らせします。次回の会議は、2月頃を予定しています。日程が決まりましたら、通知をお送りいたしますので、よろしくお願いします。
(大澤会長)
ありがとうございました。これをもちまして議長の任を降ります。ご協力ありがとうございました。

5 閉会

以上

配付資料

資料 第4次前橋市食育推進計画冊子
資料 第4次前橋市食育推進計画概要版
資料1 令和4年度食育事業実績シート
資料2 減塩資料

この記事に関する
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更新日:2023年11月13日