第57回水と緑のまちをつくる審議会

審議会名

水と緑のまちをつくる審議会

会議名

第57回水と緑のまちをつくる審議会

日時

令和4年2月21日(月曜日)
午後2時~午後3時

場所

市庁舎11階南会議室

出席者

市長

山本龍市長(委嘱状交付)

委員

森田哲夫会長、中村祐子副会長、大塚雅昭委員、加賀谷宏委員、増田久美子委員、西尾敏和委員

事務局

長岡建設部長、狩野公園管理事務所長、高橋公園緑地課長、和田課長補佐、岡安係長、金子副主幹、中村主任

欠席者

なし

議題

(1)協議事項

「前橋市緑の基本計画」における実施計画の点検・見直しと後期実施計画の策定の方針及び進め方について

(2)報告事項

前橋市の緑に関するアンケート調査の結果について

会議の内容

(委嘱状交付式)

1 開会 高橋公園緑地課長

 

2 委嘱状交付

新型コロナウイルスの感染拡大によりまん延防止等重点措置が発令されているため、机上に配布。

 

3 挨拶 山本市長

これから色々な形で前橋が動いていくなかで、委員の皆さんのアドバイスを参考にまちづくりを進めていきたい。

前橋公園は綺麗なのに人が来ない。各町々にも公園があるが、子どもが遊具を使っている様子もない。どうしたら緑に人が集まってもらえるか。

ウォーカブルシティを目指し、まちを歩く楽しみは何かを考えている。アーバンデザインでは前橋駅から広瀬川までの間に様々な新しいまちづくりのデザインが動いている。商工会議所では前橋のまちの目指す方向性をGreen&Relax構想としてまとめている。

どういったまちを目指していくのか、我々も手探りしている。ぜひ、委員の皆さんにはあかりを灯して頂き、進むべき方向を示していただきたい。お力添えをよろしくお願いする。

 

4 閉会 高橋公園緑地課長

 

 

(第57回前橋市水と緑のまちをつくる審議会)

1 開会 高橋公園緑地課長

(定数の報告)

委員6人の全員出席により過半数を満たしており、審議会の成立が報告された。

(傍聴について)

傍聴者なし

(議事録の開示について)

議事録が市ホームページに掲載される等、審議会が公開であることが説明された。

 

2 自己紹介

委員及び職員の自己紹介

 

3 会長・副会長の選出

高橋公園緑地課長が進行役となり、会長に森田委員、副会長に中村委員が選出された。

 

4 挨拶 森田会長

前回の緑の基本計画策定から5年が経ち、その間に様々な社会情勢の変化があった。今は特にウィズコロナの時代であり、人混みを避け公園へという需要もあると思う。

先ほど市長からもお話があったように、ウォーカブルシティやGreen&Relax構想、それからスマートシティやSDGsといった新たな取り組みがある。都市インフラをこれまでの道路等のグレーインフラから、緑でまちを作っていくというグリーンインフラへの流れがある。一方で、公園や街路樹の管理という課題がある。

審議会は市長からの諮問を受けて議論する重要な会議であるが、闊達な議論が出来るようリラックスして参加いただきたい。

 

(議事録署名人の選出)

議長(森田会長)より、大塚委員と加賀谷委員が議事録署名人として指名された。

 

5 諮問

前橋市長より審議会に「前橋市緑の基本計画の策定について」諮問がされ、長岡建設部長より諮問書とその理由について説明された。

 

6 議事

(1)協議事項

「前橋市緑の基本計画」における実施計画の点検・見直しと後期実施計画の策定の方針及び進め方について

岡安係長より、資料に基づき説明。その後、委員からの質問、意見なし。

 

(2)報告事項

前橋市の緑に関するアンケート調査の結果について、岡安係長より、資料に基づき説明。その後、委員からの質疑応答。

 

(大塚委員)

「資料6 前橋市緑に関するアンケート調査の結果について-(5)公園ににぎわいがある」において、「感じる・やや感じる」が合わせて2.0ポイント減少しているが、これは新型コロナウイルスの感染拡大を受けてのものなのか、公園が使われなくなってきているものなのか。

 

(事務局)

新型コロナウイルスの影響はあると考えている。今後、事業を点検していくなかで詳しく分析できるかと思う。

 

(大塚委員)

「資料6 前橋市緑に関するアンケート調査の結果について-(6)赤城風景街道(県道前橋赤城線)がすばらしい」において、すばらしいのは景観なのか、道路整備についてなのか。それともなにか他に地元が活動しているのか。

 

(事務局)

市として赤城山がつくる景観資産に関する事業なども行っていることからアンケートの主旨としては景観についてだが、回答には県道整備の進捗も影響しているかと思う。

 

(森田会長)

全体として、前回調査の3年前から3~4ポイント上がっている。どのような対策の効果と考えるか。

 

(事務局)

新型コロナウイルスの影響で、ホームセンターがにぎわっていたり、「前橋市まちを緑にする会」で行っている生垣や花壇の補助に関する申請件数が増えたりと、市民の緑に対する意識が向上しているように感じる。各課への事業進捗を確認していく中で、そういった推測が裏付けされるかと思う。

 

(森田会長)

嶺公園では、新しいタイプのお墓が販売されたと聞いたが。

 

(事務局)

墓石を建てずに、芝生の下に埋葬する新しいタイプの樹林墓地というお墓の販売を開始した。このお墓は承継者がいない方を主に対象としている。緑化という視点で考えると、これまでの石のお墓よりも緑が多いお墓の種類となる。

 

(森田会長)

最近のキーワードとして、グリーンインフラがある。これは都市をグリーンで作っていこうという考えである。

 

(中村副会長)

「(3)都市における生物多様性が保たれている」において、生物多様性とは何を指すのか。具体的に指標となる動植物があるのか。

 

(事務局)

現行の緑の基本計画を策定した平成30年頃、新たなキーワードとして注目されており、指標として採用した。具体的にどの動植物が生息しているかどうかというものではなく、生物多様性指標を用いて評価したい。また、他課とも連携し、生物多様性の評価を行いたいと考える。

 

(加賀谷委員)

「(6)赤城風景街道(県道前橋赤城線)がすばらしい」において、具体的な場所はどこを指すのか。

 

(事務局)

赤城風景街道は、赤城山が見える街道全てとの認識である。ただしアンケートにおいては、具体的に場所を挙げた方が回答しやすいため、県道前橋赤城線としておこなっている。

 

(増田委員)

「(5)公園ににぎわいがある」において、公園とはどのような公園を指しているのか。

 

(事務局)

公園を限定して質問していないため、回答者が日頃利用している公園をイメージして回答頂いていると思う。そのため、身近な公園である「街区公園」を想定して答えた方が多いと考える。

 

(西尾委員)

資料6について、もう少し全体の傾向が分かりやすい作りにしてほしい。また、考察とまではいかなくとも何かしらのコメントがあった方が、理解しやすいように思う。

 

(事務局)

次回の資料作成に繋げたい。今後、各課に事業の進捗を確認していく中で、事業の取り組みがどのようにアンケート結果に影響したのかを評価していけると考えている。

 

(大塚委員)

アンケート結果を分析し、どのような事業を促進した方が良いか等の検討は、次回の審議会で報告されるということか。

 

(事務局)

その予定である。次回の審議会では、アンケート以外の指標についても結果が揃うため、考察と後期実施計画の策定(案)を報告したい。

 

(森田会長)

ここまで緑化の推進に関する話が主であったが、管理面からどのような課題があるか狩野公園管理事務所長にお話し頂けるか。

 

(狩野公園管理事務所長)

市内に都市公園は429ヶ所、それ以外の公園が100ヶ所以上ある。小さな公園は愛護会に管理をお願いしており、愛護会は378団体ある。

ただし愛護会も高齢化しており、草刈りが追いつかない等、厳しい状況である。

どのように公園を守っていくかを考える中で、大規模公園についてはパークPFIを活用し、自治体だけではなく民間の力を借りて管理していく時代かと考える。

アンケートの中では公園のにぎわいが少ないと感じている方が増えたようだが、管理側の感覚ではむしろ公園の利用が増えているように感じる。愛護会や利用者からの要望が新型コロナウイルス拡大前よりも増えている。特に遊具に関する要望が多い。

 

(森田会長)

緑に対する位置付けが高まっていくなかで、維持していくのが大変という課題もある。

 

7 その他

中村主任より、次回の審議会の開催は会期を調整し別途通知することとした。

 

8 閉会 高橋公園緑地課長

配布資料

更新日:2022年12月16日