平成30年度第2回男女共同参画審議会
審議会名
男女共同参画審議会
会議名
平成30年度第2回男女共同参画審議会
日時
平成31年2月22日(金曜日)
午前10時00分~正午
場所
前橋市職員研修会館 3階 大研修室
出席者
委員
斎藤委員、宮嵜委員、阿部委員、池田委員、石川委員、猪又委員、高坂委員、高橋委員、千葉委員、土屋委員、中山委員、星野委員、前田委員、見竹委員、矢嶋委員 15名
事務局
町田市民部長、平石生活課長、吉田男女共同参画センター所長、横澤主任、川原嘱託員 5名
議題
- 「まえばしWindプラン2014」平成29年度実施状況報告に関する提言(案)
- その他
会議の内容
1 開会(司会進行 平石生活課長)
以下のとおり、説明と報告があった。
- 委員15人全員の出席により会議が成立している。
- 本日の会議録は斎藤会長及び会議録署名委員の池田委員の署名後、全委員に郵送すると同時に市のホームページにも掲載する。
- 本日の会議は一般公開する。
2 あいさつ
前橋市 市民部 町田部長
前橋市男女共同参画審議会 斎藤会長
3 議題
(1)「まえばしWindプラン2014」平成29年度実施状況報告に関する提言(案)
会長
学識委員3人で分担し、ポイントを絞って重要な論点を以下3つの項目にまとめた。
(*別添提言案のとおり)
学識委員が項目ごとに説明を行い、審議を行う。
1 DVの防止と被害者支援のいっそうの強化を
2 子育ても仕事も性別による固定化された制約がなくできる地域に
3 市の管理職中の女性比率の向上を
審議委員の主な意見
1 DVの防止と被害者支援のいっそうの強化を
〇DVが子供の虐待にもつながる
- 千葉県野田市小4女児虐待死事件について、子どもに暴力が向かっている間は自分に向かってこないということもあり、暴力を止められなかったという側面がある。また一般的に、子どもに暴力を振るうことが、妻を精神的に痛めつけることを兼ねている、子どもへの暴力が妻へのDVでもあるという指摘もある。それが家父長的な権力構造の元で、男性から女性への暴力として顕著に表れる。
DVがそうした子どもを含めた構造であると捉えることは大切。
〇デートDV情報提供の方法
- 「ミニ講座」という方法にとらわれず、学校教育における性教育の授業に含める、それと関連付けることは非常に重要。
- デートDVの知識は、中学のみならず、性教育が始まる学年の時期から必要。小学校への情報提供もお願いしたい。
- それなりの工夫をし、年齢層に応じた働きかけの可能性はあり得る。
〇情報教育の推進
- 子どもたちのスマホ保有率は非常に高いが、ほとんど野放し状態で、出会い系のサイトなど危険がいっぱい。それを防止するためにも学校が積極的に情報教育に取り組まなければならない。
〇DVを人権の問題として捉える
- 子どもの時から、自分も他の人も大切に思えるという発想が大切。
- 大人が、子ども一人ひとりを大切にして子どもたちが自分はこれでいいんだという自己肯定感を持てるようにすることが、一番必要。
2 子育ても仕事も性別による固定化された制約がなくできる地域に
〇提案の趣旨
- 「もっと子どもと関わりたい、もっと地域に出ていきたい」と内心思っているけれど、そのきっかけがつかめない男性を後押しするような施策をという趣旨で貫かれている。男性対象のポジティブアクションである。
〇プラス思考の考え方
- 昔より、父親が子どもの世話をしている姿を多く見ている。子育てに前向きな人たちにスポットを当て意見を吸い上げ、提言をプラスの方向で書いてほしい。
〇ニーズを踏まえた内容
- 講習内容を企画するときに、保育所や幼稚園などにアンケートを配布して、今どういうことを知りたいのか、どういう日時が参加しやすいのか、そのニーズに即して講習を企画すると参加率も向上できると思う。
〇つながりの大切さ
- 情報を提供すること、講座を開催することは大切だと思うが、そこの地域に住む人々が集まってそこでつながりを作る、同じ悩みを共有できる、そのメリットを前面に押し出していけば効果的な支援につながると思う。
〇働き方との関連
- 働きながら子育てすること、父親の子育ての問題は、働き方の問題とセット。働く人へのメッセージは入っているが、同時に企業に対するメッセージとして、「働きやすい職場環境づくりを進めることが、企業価値を高めることだ」という文言をいれてほしい。
〇地域で支える
- 子育てを地域全体で支える。地域にはいろいろな資源がある。父親対象の講座の受付は、男性の市職員に限らず、自治会や敬老会などにお願いするなど世代を超えての支援を文言に盛り込むと良い。子育てを地域全体で支え合おうという文言があると良い。
3 市の管理職中の女性比率の向上を
〇イクボス宣言
- イクボス宣言をしている自治体が増えているなかで、一昨年の提言のなかでもそれに触れたが、前橋市においてはまだ実行出来ていない。今一度提言に盛り込んでも良いと思う。
〇女性が力を発揮できる環境
- 男女によって適性の差があるわけではないのに、女性の比率が低いのは、適性を持っているはずなのに、埋もれてしまっている人が大勢いるのではないかという考え方が数値目標設定のもとにある。
女性が力を発揮できるようにするためには、家庭との両立ができる、ワーク・ライフ・バランスがとれるような労働条件にしていくこと。そうした改善をしないと、力のある女性を管理職にして数値目標となる比率を達成することが出来ない。
〇仕事のやりがい
- 女性は与えられた仕事をやるだけ、その程度のことしか求めないということがあると、女性が働き甲斐を感じにくい。自分なりの工夫を発揮できる、その人なりに解決しなければならない難題を与えられてこそ、職員の力は成長する。それを解決することを通じてもっと難しい仕事にもチャレンジする。
- 女性に対しても、一から経験を踏ませることで、仕事のやりがいを感じる。そのなかで管理職をめざしていくということを盛り込んでほしい。
〇その他
- 見出しを大きくする、ゴシックにするとか、インパクトをつけてほしい。見やすい資料という観点から体裁を整えたほうが良い。
(2)その他
審議していただいた提言案は、本日の意見等を加味して、再度学識委員さんに内容を調整していただき、提言書としてまとめる。提言書は、審議員に写しを送付させていただく。庁内における提言書の取り扱いは、市長に提出出来るように事務局が秘書課と調整を行う。
また提言書は、部課長で構成している庁内推進会議のメンバーに送付するほか、市の職員が共有する全庁掲示板に掲示する。
関連書類
この記事に関する
お問い合わせ先
市民部 共生社会推進課 人権・男女共同参画係
電話:027-898-6517 ファクス:027-221-6200
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
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更新日:2019年03月27日