第18回富士見地区地域審議会

審議会名

前橋市富士見地区地域審議会

会議名

第18回富士見地区地域審議会

日時

平成29年5月16日(火曜日) 午前9時50分~11時14分

場所

富士見支所庁舎 2階大会議室

出席者

<委員>

金澤賢会長、中嶋清一副会長、青木朱美委員、青木泰孝委員、新井安正委員、今井秀雄委員、大手俊子委員、小沢幸信委員、狩野きみ子委員、狩野亮一委員、樺澤壽美子委員、齋藤久美子委員、関次男委員、関口典子委員、関口喜弘委員、中根たみ子委員、羽鳥一夫委員、柳井定義委員

<市>

山本市長、中島副市長、塩崎教育長、藤井政策部長、沼賀財務部長、高梨文化スポーツ観光部長、関農政部長、加藤建設部長、丸山水道局長、膽熊政策推進課長、桑原危機管理室長、西澤財政課長、金子スポーツ課長、阿左美観光振興課長、中西健康増進課長、矢嶋農林課長、長岡道路建設課長、関経営企画課長、齋藤富士見支所長、事務局(富士見支所地域振興課長、地域振興課職員1人、政策推進課職員3人)、財政課職員2人、スポーツ課職員2人、健康増進課職員1人、道路建設課職員3人、秘書課職員1人

欠席者

宇田克巳委員、周東聖子委員

議事

  1. 平成29年度前橋市予算について
  2. 新市基本計画事業の進捗状況について
  3. 道路整備計画について
  4. 富士見総合グランドの整備方針について

会議の内容

1 開会

(樺澤富士見支所地域振興課長)

<資料確認>

2 市長あいさつ

(山本市長)

3 議事

(樺澤富士見支所地域振興課長)

 それでは、議事に入らせていただきます。議長につきましては、地域審議会の設置等に関する協議書第9条第2項に基づきまして、金澤会長さんにお願いします。また、議事に先立ちまして、会長さんからご挨拶をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(金澤会長)

 どうもみなさん、おはようございます。ご多忙のところ審議会にご出席いただきまして、大変ご苦労さまでございます。議事の進行役を務めますので、ご協力をお願いいたします。特に今回は、「(4)」にありますように「富士見総合グランドの整備方針について」ということで、この問題はたびたび協議を重ね、地元の意見交換会等も行ってきましたが、あまり長く引き伸ばすわけにはいきませんので、できれば今日の審議会の中で、事務局の説明を聞いて、当審議会として結論を出せればいいなと思っています。よろしくお願いします。
 それでは、これから議事に移らせていただきます。座らせて進行させていただきます。

(1)平成29年度前橋市予算について

(金澤会長)

 次第「3(1)平成29年度前橋市予算について」、事務局から説明をお願いします。

<西澤財政課長より資料1-1「平成29年度当初予算概要」について、資料1-2「平成29年度当初予算」について説明>

(金澤会長)

 説明が終わりました。質疑応答に移りたいと思います。ご意見、質問等がありましたらお願いします。

<質疑なし>

(金澤会長)

 ありませんか。無いようですので、質疑を終了させていただきます。

(2)新市基本計画事業の進捗状況について

(金澤会長)

 次に「(2)新市基本計画事業の進捗状況について」、説明をお願いします。

<齋藤富士見支所長より資料2「合併まちづくり事業計画―新市基本計画―」、資料3「新市基本計画・富士見地区における主な事業の実施実績及び予定」について説明>

(金澤会長)

 ありがとうございました。
 それでは、質疑応答に移ります。ご意見、ご質問のある方はお願いします。

<質疑なし>

(金澤会長)

 ありませんか。無いようですので、次に移らせていだきます。

(3)道路建設計画について

(金澤会長)

 次に「(3)道路建設計画について」、事務局から説明をお願いします。

<長岡道路建設課長より資料4-1「新市基本計画・道路整備計画図」、資料4-2「市道00-196号線(小暮石井線2期)」、資料4-3「市道00-199号線(時沢米野線)」について説明>

(金澤会長)

 ありがとうございました。
 それでは質疑応答に入ります。質問、意見等がありましたらお願いします。

<質疑なし>

(金澤会長)

 ありませんか。無いようですので、この件については終了させていただきます。次に移らせていだきます。

(4)富士見総合グランドの整備方針について

(金澤会長)

 では、次に「(4)富士見総合グランドの整備方針について」、事務局から説明をお願いします。

<金子スポーツ課長より資料5「富士見総合グランド整備比較一覧」について説明>

(藤井政策部長)

 富士見総合グランドの整備についてですが、前回の審議会以降、市長からの指示により、地元の皆様の意向を反映できるように中学校の周辺でグランドの整備を行うということで検討を進めてきました。しかしながら、先ほどスポーツ課長より説明させていただいたように、第3案については、多額の経費がかかってしまうこと、また整備に長期間を要すること、更にはグランドが二つに分かれてしまいますので、同一グランドで野球場2面、あるいはサッカー場1面が確保できないなど多くの課題があります。こうしたことから、本市としてはできれば第1案での整備を進めさせていただきたいと考えます。どうぞよろしくお願いします。

(金澤会長)

 説明が終わりました。ありがとうございました。
 それでは、質疑に入ります。質問や意見のある方はお願いします。

(関委員)

 今、政策部長からお話がありましたが、前回の審議会の中で、将来的には同一用地の中で野球場が2面取れる場所、具体的に場所もその時に候補地としてある程度の案を審議会の方で示したと思いますが、その点については検討されたのでしょうか。

(藤井政策部長)

 私たちも中学校周辺において野球場が2面取れる所について検討しました。ただ、実際には当初考えていた所も含めて、農振除外が下りない、優良農地ということで、ここは開発が大変難しいという結論に至りました。結果として、本日お示しした案3の地図丸印1と地図丸印2とに分かれたところで整備をするしかないということで、本日提案をさせていただきました。よろしくお願いします。

(関委員)

 今、政策部長からお話がありましたが、市当局においてはすでに案1というお話です。私も、先日、資料が配布された時点で一覧表を見て、案1でやらざるを得ないのかなと思いました。まして、先ほどお話しましたように将来的に同一用地の2面が確保できないことになった場合は、それぞれの場所での将来にわたる維持管理が必要で、また皆沢を廃止した場合においても、その後の使用目的や用途等によって将来的に維持管理の費用が多大にかかってくると思います。結論から申し上げますと、第1案でやらざるを得ないのではないかと思います。また、前回の地域審議会の中で、すでに審議会としては、前々回の会議後、利用団体や要望団体等と意見交換もしました。その中では、最終的には皆沢での全面改修でという意見が出ていました。また、今、申し上げましたように、審議会におきましても前回、そういう方向が出されていたわけです。従いまして、第1案において、1日も早く工事に着手をされまして、これが今の時点で完全に湧水対策ができるかと言えば、これは、少し無理な話かと思いますが、ある程度の完全に近い状態での完成を早急に仕上げていただきたいと思います。また、駐車場が南と北のテニスコート部分とがありますが、テニスコート部分はテニスコートとしては使用されていませんので、駐車場の整備を完全にお願いします。もう1つは、南のグランドですね。これはさほど状態が悪くないので、北側の湧水処理をきちんとして、その流末処理をしっかりすれば、南のグランドは状況的にはそんなに悪くありません。今の湧水も北側からの湧水の流末処理がしっかりできていないために出てきている状態だと思いますので、北側のグランドを重点的に湧水処理をしていただければ、南側は大丈夫かなと思います。また、工事完了後も不具合があった場合には、市の一般財源を使用して早急に対応していただければ、ということで第1案での実施に向けてお願いをしたいと思います。以上です。

(金澤会長)

 他にご意見はありますか。

(柳井委員)

 私も長い間、体育関係の仕事に関わってきました。その中で、グランドを使用者の使いやすい所に移転して欲しいという意見が出たわけですが、いろいろな状況を今まで検討していただいて、その状況を鑑みた場合に、今の場所を当初の予定通り改修せざるを得ないかなと、結論的にはそう思います。ただ、今、関さんがいろいろとお話をしてくださいましたが、使用者側としては、やはりあのグランドの今の湧水問題をできるだけ改善していただいて、使いやすいように、これは念を押してお願いしますが、そういったように改修していただいて、予定通り現在の皆沢のグランドを改修せざるを得ないかなと思っています。そして、これからもこの富士見地区、スポーツのさかんなところですので、これを機会に市全体で体育行事に指導、協力していただければありがたいなと思います。くれぐれもよろしくお願いします。

(金澤会長)

 ありがとうございます。

(青木朱美委員)

 私は、グランドの移転問題の協議について2回ほど欠席していますが、全面的に利用率や将来的なことを考えると、やはり中学校の近辺なり、もう少し南の方で、みなさんが行きやすくて、周りの方たちからも目が届くような所がいいのではないかという思いでずっとおりました。先ほどから聞いていますと、案1とするしかないのかなと思います。しかし、先ほど農振除外関係のこともお話されていましたが、私も今、農業委員として、この案3の地図丸印1、地図丸印2の場所は、耕作者がなかなかいないため、借り手の方を一生懸命探している状態です。そういうことから考えますと、農業を今まで通りしたくてもなかなかできない状況の中で、丸印1と丸印2の場所は農地としてではなかなか難しい場所にあるので、有効的な農地の活用法から考えても、将来的には野球場が1面くらいしか取れないとしても、考えてもいい場所ではないかと思います。実際には、耕作する人が見つからないという場所、両方そういう場所です。もっと違う場所で有効利用することを考えれば、地域の人や学生や全ての人が身近なところで活用ができるという点でもいいのかなと思います。また、農業関係で言いますと、鳥獣被害の問題なども多く出ています。皆沢のあそこまで行って、その周りには人家もありますが、鳥獣被害があってはならないのですが、そちらに農業委員の関口さんもいらっしゃいますが、そういうことを考えても、将来どうなるかは分かりませんが、子どもが1人で立っていても安全な場所かどうかと考えたときに、そういうことも加味しなければならないと思います。今のところ、第1案でと皆さんがお決めになっているということですが、私はそういう方向で、ぜひ市の方にも考えていただければありがたいなという強い思いを持っています。以上です。

(金澤会長)

 他にありますか。

(狩野きみ子委員)

 私も今の青木さんの意見に同調です。前回の審議会のときにグランドの一番最初の案、地図丸印2が出ていて、ここでは駐車場も無いしということで、みんなでいろいろと検討させていただいて、その時に将来的には場所を少し選定して、すぐには2面になりませんが、段階的に南におりてくるというお話だったときに、この近くにすぐすぐ1面は無理でも、数年かかって2面目ができるということでよかったなと思いました。私も年をとってきて、少しこの辺でウォーキングをしたいなと思ったときに、自宅周辺は歩きますが、なかなかみんなで声を掛け合って歩けるような場所が、富士見にはまずありません。それから、孫を育ててみますと、孫たちがどこかに走っていって、安全に安心に屋外で遊べるという場所がなかなかありません。ここは、老人センターや保健センター、もちろん支所もそうですし、保育所もありますし、いろんな所で安全といいますか、みなさんが集まりやすい場所で、2面のグランドができたらいいなというのがいい話になりそうだよというのが、私の実感でした。よくよく考えてみますと、起きてはならない災害等が、突然起こる場所がたくさん出てきます。やはり、ここが富士見の中心地です。それから、前橋ということを考えても、ここにきちんとグランドが整備されていたら、スポーツだけでなく、広い意味で私たちが安心して安全に暮らせるための防災にも大きな役割を果たすのではないかと思います。ですから、群馬用水を越えて北側でもという話が出て、将来は。

(新井委員)

 ここには全然入っていないですものね。

(狩野きみ子委員)

 そういう話がありましたよね。
 この2面の北に群馬用水があって、その北にもなんて少しだけ、この間の審議会のときに図面が出てきたような気がしたので、ああよかった、あそこに広いところがあって、ただただスポーツで使うためだけでなく、子どもたちも老人も、それからあってはならない防災等でも大変活躍する安全地帯みたいなものができるのだといううれしい感じがして、実は前回の審議会から帰りました。しかし、今回の資料をいただいたときに、どうして群馬用水の北の図面がここには出てこなかったのかと、今の説明を受けてみますと、優良農地だから農振除外ができないという結論なのでしょうか。その農振除外の意味がよく分からないのですが、ハードルが高いからとここに書いてありますが、もしかしたら優良農地であっても、開発が必要な理由があったとしたら、それは全く駄目なのでしょうか。私は、素人でよく分からないのですが、少し希望を持たせていただいて、地図丸印1と地図丸印2の案を見ると、地図丸印2の駐車場が無いのは前と同じですし。
 一昨日も地域でソフトボール大会がありました。前日に雨が降ったのでグランドが少し大変だったようですが、私の娘も参加させていただいて、みんなでにぎやかにソフトボール大会ができました。ですから、2面作るとすれば、一緒のところで2面がないと大変だなという気がします。とてもいいお話をいただいていたのに、これでいったら、先ほど関さんや柳井さんがおっしゃったような案1に戻るより仕方ないのかなと、一抹の寂しさを感じます。何かいい方法はないのでしょうかね。

(柳井委員)

 質問というか確認になりますが、いろいろと話が出ていますように、まず第1案というのが、今の皆沢を改修するというものですね。それを受けて、同じ費用をかけるのであれば、先ほど来から出ているように南に降ろして良い所に作ってもらえないかというお願いを利用者である体育協会、それと自治会の方々から要望が出され、それを受けて市の方で考えてくれたのが、この資料の中で場所が2つに分かれていますが、丸印1と丸印2の、丸印2のほうが第2案だったのですね。そして、先ほども言いましたが利用者としては、丸印2案の群馬用水の南側のところでは、野球場が1つやっと取れる程度で、サッカーもできないということで、これではしょうがないということになりました。また、意見交換会の中でも体育協会の役員に来てもらい、意見交換をした結果、その場で皆沢へ戻してもらおうということになったわけですね。そこで、この前の臨時の地域審議会のときに、第3案として、野球1面だけではなくサッカーもできる規模のところを考えようということになりました。市で考えていただいたところ、農地法のいろいろな問題があって、この第3案として提案されたのが、丸印1と丸印2の2ヶ所に分かれるものだったわけです。私は、直接、今、体育協会の現場で関っているわけではありませんが、体育協会としても野球場を2つ作って欲しいという意味ではないと思います。サッカーができて、野球場も2面を作って欲しい、それで南の方に作れる所がなければ、この前の意見交換会を受けて、利用者としては、皆沢に戻さざるを得ないのではないかと思うのですが。
 これは確認ですが、南の方でサッカー場も取れるような場所を考える余地は全くないのでしょうか。

(藤井政策部長)

 市内部で検討させていただきました。現状で、先ほどの群馬用水の北という意見もありましたが、北については優良農地で除外が難しいということです。また、群馬用水の南についても、適地がなかなか見つからないという状態です。ということで、現状では丸印1、丸印2と離れてしまう案、候補地しか挙げられないということで、本日、お示しさせていただきました。よろしくお願いします。

(金澤会長)

 先ほど来から出ていますが、この問題についての意見交換会で、今、申し上げましたように委員のみなさんと意見交換をして、その時もいろいろな問題が出されました。今までは湧き水がすごいなど。しかし、最終的には新市基本計画の中では、あと3年で終わらせなければいけないことになっています。このままずるずる引き延ばすと、みなさんが発言されたものは7年も8年もかかってしまう可能性があります。そうなると、どうにもならないので、意見交換会の中では、柳井さんが言われましたように、最終的には1面で、本当は富士見中の近くに土地を確保できればいいですが、それが不可能であればやむを得ないだろうということになり、2月24日の審議会では、そのように市の方へお願いしようという結論になったわけです。ところが、その時に幸いにして、大変温かい心を持った市長さんから、地域の事情を十分配慮した上で、こういうこともどうかという温かい案が示されました。では、それをもう一度検討しましょうということになりました。検討するには、市の事務局の方がいろいろな調査をして、お願いをして、それを今回示していただいた、という経過です。そういうことですから、結論付けるわけではありませんが、7年も8年もこの問題を先に延ばすわけにいきません。事業は3年で終わらせなければいけません。そして、予算もある程度かかってもいいわけではなく、全体的な予算がほぼ決まっているわけですから、その中での執行では市としてもこれでという案を出してくれたのだろうと思います。そういうものもご配慮いただいて、私の方でも意見をまとめた中で、できれば先ほどの結論をお伝えできればということなのです。結論を急ぐわけではありませんが、将来的なものもありますが、市長さんにそのように配慮いただいたのですから、市長さんのお話では、だんだんにというのもその時に言われました。やがてはそういう、市長さんが富士見地域に目を向けてくださり、温かい愛情をくださったということを私たちは感謝しなければならないと思います。それに対してのことも含めて、市の実情を理解いただいて、みなさんの使用の状態を考慮いただいて、結論を示せればと思います。まだ、ご意見がありましたら、またご要望がありましたら、先ほど来からご要望も出ていますが、出してください。

(関委員)

 私は先ほど申し上げた皆沢での現地の改修の実施ということでお願いしています。将来的なことは非常に大事なことですが、私が心配しているのは、大変失礼な言い方かもしれませんが、市長がいつまでも市長でいるという保障がありませんし、職員についても2年3年経てば退職する職員もおります。また、職員もどんどん異動していくわけです。そうなると、現在では最終的には14、5年かかるということになりますと、皆沢あるいは中学校周辺、この両方が中途半端な状態で終わってしまう懸念があります。14、5年先の財源の担保は、おそらく現時点では約束できないと思いますので、そういう意味からすると、現時点での早急な改修をお願いできればと思いまして、先ほど申し上げました。以上です。

(今井委員)

 改修をしていただくという方向はいいと思いますが、体育協会のみなさんがおっしゃったように、あくまでもアスリートファーストで、使用する人たちが一番使いやすい方向でと考えていました。前回、市長さんから富士見の中心に2面の野球場を、そしてサッカーのできるようなグラウンドをということで、体育協会の方も喜ばれていたと思いますが、それが無理という以上、使う体育協会の方が改修でよければ、改修のほうがいいのではないかと思います。
 特に改修については、1つは湧水対策。来月は梅雨に入り、夏は大雨が降ったりしますので、現場をぜひ見ていただいて対策をお願いしたいと思います。もう1つは、濃霧。これはどうにもならないと思いますが、出るということ。それから、駐車場が無い、狭いこと。この3つにつきましては、今後、改修した皆沢のグランドが使い勝手のよい、富士見の方が喜んで使えるようなグランドになるようお願いしたいと思います。

(新井委員)

 狩野さんから、群馬用水の北側ということで出ましたが、私、発言させていただいたと承知しております。これは、今、言われたように優良農地であるから農振除外が大変だろうと確かにそう言われればそこまでだと思いますが、逆に言えば、今の5ヘクタールのグランドがあるわけですね。これを何か農業施設ではないですが、有効利用できれば、交換できればいいのではないか、という考えもあるのではないかと思います。どんなものか具体的にはありませんが。5ヘクタール使う代わりに、5ヘクタール分の農地とは限らずに農業用施設で使えれば、農業に関してはプラスマイナスゼロでいけそうではないかと思います。

(山本市長)

 そうですね。できますね。

(新井委員)

 という考えは、その辺はいかがでしょうか。検討の余地はあるのでしょうか。

(山本市長)

 いろいろ研究してみましたが、何よりも前回の審議会のときに、もう一度富士見の先人が長年かけて文教地区を築いた、ここをそういう地区にしていこうというのを引き継ぐのが私達の責任ではないかと。狩野さんがおっしゃるように野球している歓声が聞こえるまち、ああ素敵だなと思い、チャレンジしてみました。ところがそもそも2案分散型だと野球場そのものが満足なものができない、サッカー場ができない。それは、もう野球そのものが満足できないのであれば、元々の話も無いのだろうと思うのです。また、新井さんのおっしゃるようなこともいろいろ挑戦してみる時間がもし与えられるならば、5ヘクタールは5ヘクタールで農水省も許可するだろうと思います。そこまで持っていくだけの時間と確証ができないまま、みなさんをお待たせするのは申し訳ないと思います。それならば、早急に皆沢を直して、みなさんがいい環境でスポーツをしていただくことのほうが、本来の新市基本計画のみなさんとの約束だったのならば、あまり私自身のわがままみたいなもので延ばすのは申し訳ないということで、本日、藤井政策部長からの話になりました。湧水対策をしっかりして欲しい、あるはテニスコートだった所を駐車場として整備して欲しいなど要望が出ましたので、そういうことをしっかりして、将来的にはいろんな形で文教地区をどうやっていくかという議論ができればありがたいなと思います。そのようなことで、金澤会長、ぜひよろしくお願いします。

(今井委員)

 改修の場合には、3年間でできるということですので、ちょうど2020年、オリンピック、パラリンピックの年には出来上がるわけです。私たちにとっても非常に希望あふれる3年間ではないかと思います。改修でいいのではないかと思います。

(柳井委員)

 話が行ったり来たりしてしまうと思いますが、ここにある14年という年がありますが、それがある程度担保があり、14年かかっても15年かかってもそれが南の方へ施設が整備できますよと担保していただければ、またそれは考えがありますが、それがない限りは今のところを早急に改修してもらい、他に狩野さんや青木さんから出たことについては、また、他の所で市の方に考えていただければいいかなと思います。

(中嶋副会長)

 前回の時にも要望者に再度検討してもらった結果、皆沢を改修ということで、合併協議に基づいて元に戻ったわけですから、これで進めれば今の任期中に完成できるのではと思っています。

(柳井委員)

 では、そういう方向でいいのではないかと私は思います。

(金澤会長)

 この機会にいろいろな意見がありましたら、どうぞ出してください。結論を急ぐわけではありませんので。ありますか。

(大手委員)

 北の皆沢は、湧水と濃霧という話がありましたが、この間、もう少し西の方を通りましたら、イノシシの軍団が駆け抜けて通っているのです。そういうのが私たちは少し怖いなと思います。

(青木朱美委員)

 それが鳥獣害の問題ですね。

(大手委員)

 先ほども話が出ましたが、怖いですよね。

(青木朱美委員)

 それは、いろいろな方法で追い払うとかしないと。

(大手委員)

 その辺の対策も何かないとと思います。人がたくさんいるときはイノシシも見えているでしょうが、鹿もピョンピョンピョンピョン飛び出しましたし、その辺が少し心配です。私どもは子どもを教育している立場から、また山の方が好きなのもあり、子どもたちを連れていっていましたが、数年前に熊が出て、そこからもう引き込んでしまっています。みんなが使うことを考えれば、どうなのかなと思います。そこが一番心配です。水も怖いですが、そういうのも怖いなと思います。

(金澤会長)

 案1以外、今の案2、案3は、ひとつの施設なので、例えばサッカー場は、できないですね。しかし、野球だけでなく、サッカーや富士見地域の体育協会がいろいろなものをしますね。しかも、広くないと一度に試合が消化できません。例えば野球をする場合でも、1面では2チームしかできませんが、今の場合ですと4チームが一緒になってできます。サッカーも無論できないので、もしするのだとすれば中学校のグランドなどが空いているときでないと、教育の現場と共存がなかなか難しいと思います。また、ソフトボールならば4面でできますから、そういう理由で、今の施設、第1案の皆沢のグランドは、総合的な使用が可能で素晴らしいと思います。市当局も湧水対策や排水対策、それから先ほども出ました駐車場の整備などをこれからもしていきますと、先ほど関さんも言われましたが、万全ではないかもしれませんが、やはり対策をしてよかったと言われるようにはしていただけると思います。そういう点からすれば、期間と費用の状態の先行きを考えて総合的に判断した場合、いろいろ希望はありますが、先ほどやむを得ないという意見がありました。できれば委員の皆様が一致して、第1案ということでお願いできればいいなと私は思います。

(中嶋副会長)

 特例債という基本があるので、特例債を運用できるうちに、決められたことをした方がいいと思います。

(金澤会長)

 どうでしょう。

(羽鳥委員)

 私は先ほどからお話をうかがっていて、整備費用や用地の買収費といういわゆる予算的なものと、必要な期間、これは少し金額が高すぎるような気がしますし、測量や用地買収などに2年の合計7年かかるとか、一般的に考えると期間が長すぎるのではないかと思います。先ほど青木さんから農振除外や用地買収の関係から、現時点で使用していない土地ですし、その辺というのは一般的に考えるより容易に用地の取得ができるのではないかと思います。やはりそういうところまで考えて、この予算と期間をもう一回算出し直して、一番新しいデータでするような形で計画したらどうかと思います。そもそも、皆沢の所は、濃霧の問題とか、場所が偏り過ぎているとか、イノシシや鹿が出るとか、そういう問題を解消するために、中学校周辺へ持ってきましょうということでした。もう1つは文教地区で、支所や公民館、中学校があって、それでなおかつ女性の意見ですと、中央公園的なもので散歩できるコースを作りたいという要望もありました。この地区にそういった類のものを集中させるのは有効なことかなという気がします。安易に、期間が短くなる、費用がかからないからという理由で現状の皆沢を少し変えて対応するというのは、私は少し賛成できかねます。以上です。

(中嶋副会長)

 合併協議に伴う審議会ですから。

(金澤会長)

 私は、議長でいろいろ意見を言ってはよくないとは思いますが、農振除外としても、確かに今は農業の従事者がいない現状があります。畑が空いているとか、それは農業振興については、国全体の考え方の中で農業を守っていこうということの制度なのだと思います。農地が売れないからだとか、農業ができないからというのは個人のことなのだと思います。そういうものまで、果たして農業全体をどうしていくかという議論はいいですが、なかなか難しいのではないかと思います。農地が安く買えるだろうという考えは、私たちもそうは思いますが、遊休農地があるようなところは、安く買えるかもしれませんね。ですが、そうでない人もいるかもしれません。それをまとめるという、しかもその条件を整えられるような場所というのは、なかなか難しいような気がするのです。それは、わずかな面積であればそれを売り買いできるかもしれませんが、全体の面積をみんなが賛成してくれなければ、5ヘクタールを購入するというのは、なかなか大変な面があります。期間が長くなるかというと、買収を進めるには相当長い期間が必要になると思います。極端な例ですと、年数が長くなると成田空港のようになってしまう可能性がありますから、期間というのは、果たして限定できないものです。望ましいですが、いつまでに覚悟できますよということになりますと、可能性が低いという面もあると思います。

(青木泰孝委員)

 私は、観光や色々な面から考えていくと、今の皆沢は、総合グランドとしていいと思います。なぜなら、その周りに認知度が高まってきたヤシオツツジの丘があり、青少年交流の家の少し北の左の所にも公園があります。管理をきちんとしていければ、観光スポットになりうると私は思います。そう考えると、そこに総合グランドがあってもいいと思います。
 実際、私たち、山の方は、宿泊者からグランドはないかと言われることがあります。皆沢をグランドとして使えるようになれば、それもひとつの観光資源として、私たちは使えるのではないかなと思います。

(山本市長)

 今、羽鳥委員さんから、少し期間が長いのではないか、もっと安くできるのではないかとご質問がありましたが、この値段は、私たちの工事の積算単価で計算したものですので、これで発注するしかないというものです。用地買収ですが、土地収用法が使えないとすると地主様によってはなかなか難しい方も出てくるかもしれません。また、谷地ですので、この5億2800万円は公共事業から出た泥を盛り土するということで、造成は2年とだいぶかかるだろうということです。しかも、その中で地圧鎮圧するまでに1年くらいかかるということの金額と整備年度になっています。お答えだけしておきます。

(今井委員)

 今は総合グランドですが、野球場が2面になると、総合グランドとしての機能が無いと思います。野球だけでなく、もっといろんなスポーツで使える多様性が必要ではないかと思います。周りの現状をみて改修することが必要ではないかと思います。

(金澤委員)

 いろいろな意見が出ましたが、これをできたら今日まとめて、市から提案されたものに対して、審議会としてはお願いしていきたいと思います。これは、諮問を受けたという形になりますから、諮問に対しての返事をしていきたいと思います。全部の人が賛成いただければ、ご理解いただければと思いますがいかがでしょうか。

(関委員)

 その前に、当局に少しおうかがいしたいと思います。総合グランドについては、29年度当初予算に計上されていないと思います。地域審議会で方向性を出せば、6月は間に合わないでしょうが、9月なりの補正で対応できるのでしょうか。

(藤井政策部長)

 今、ご質問がありました。今まで決まっていなかったものですから、予算計上がしてありませんでした。もしこの場で方針を出していただいて、皆沢の改修ということになれば、至急、私たちの方では設計を始めたいと思いますので、今年度中には事務手続きを開始して予算等についても計上していきたいと思います。9月になるか、12月補正になるかはまだ分かりませんが、今後は速やかに手続きを進めていきたいと思います。

(金澤会長)

 結論としては、みなさんの賛成を得たいと思いますが、先ほどいろいろと質問が出て、要望が出た内容を市当局としても十分ご配慮いただいた中でのお願いということでよろしいでしょうか。

<「はい。」の声、多数。承認>

(金澤会長)

 それでは、決は採りませんが審議会の結論としては、こういうことになったということで市の方へお願いしたいと思います。
 よろしいでしょうか。

<「はい。」の声、多数。承認>

(金澤会長)

 市当局としては、第1案で、さきほど話が出ました湧水対策や排水対策を十分して、また駐車場の問題を、それからイノシシなど周りにあるいろいろな障害への対応も含めた中でご配慮いただいて、立派な総合グランドに改修できるようにお願いしたいと思います。

(藤井政策部長)

 ありがとうございました。

(山本市長)

 ありがとうございます。

(金澤会長)

 それではこの件につきましては、これで終了させていただきます。
 みなさんの方から何かありますか。今まで説明を受けた中でも質問を受けてきましたが、もし何かありましたら、お願いしたいと思います。(1)~(4)の中で聞いておきたい、意見を言っておきたかったということがありましたらお願いします。

(青木泰孝委員)

 それ以外のことで、教育長さんへお尋ねします。
 赤城山分校の建物を壊すという話があったと思いますが、いつ頃から始めるのか分かりますか。

(塩崎教育長)

 赤城山分校については、地域の方々にいろいろと検討していただいて、本当にありがとうございました。もう、ご存知のようにかなり老朽化していて、周りが非常に危険な状況になっています。それなので、今年度計画をして、体育館以外のところを壊すことで今、進めているところです。また、青木さんにもいろいろとお話を聞きながら進めたいと思いますが、壊す準備をしています。

(青木泰孝委員)

 はい、分かりました。よろしくお願いします。

(金澤会長)

 何かほかにありますか。このあと、市長さんとの意見交換会があります。
 事務局から何かありますか。

(樺澤富士見支所地域振興課長)

 では、事務局から連絡を申し上げます。次の地域審議会ですが、開催が春と秋の年2回を基本としております。次回が、10月から11月頃に開催するということを予定しておりますのでお願いしたいと思います。また、具体的な日程につきましては、概ね開催の1か月程度前に通知させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

(金澤会長)

 それでは、本日予定した議事につきましては、これで終了させていただきます。議長の座をおろさせていただきます。
 どうもご協力ありがとうございました。

4 閉会

(樺澤富士見支所地域振興課長)

 ありがとうございました。
 以上をもちまして、前橋市富士見地区地域審議会の第18回会議を閉会いたします。

 

この記事に関する
お問い合わせ先

市民部 富士見支所

電話:027-288-2211 ファクス:027-288-2214
〒371-0192 群馬県前橋市富士見町田島240
お問い合わせはこちらから

更新日:2024年03月25日